GASボウストリングから新作ライン「SystmX」を発表

GASボウストリング(Gas Bowstrings)が2025年の新しいシリーズとして「SYSTM-X」を発表しました。素材の特徴としては、BCYの新しい素材VX2を使用していることですが、「システム」と名前にあるように、それぞれのメーカーの150種類を超えるの弓に対してテストを行い、それぞれの弓に適した、「スピードノックの場所」「ねじりの数」「サービングの場所」「サービングの太さ」を独自に設計してカスマイズされた独自のストリングを提供するとのことです。

GASで独自設計のためのテストを行ったメーカーの一覧です。国内で流通する弓はほぼ網羅すると思います。具体的なモデル名は下記のサイトで確認できます。

動画で具体的に言及されてはいませんが、映し出されている数字を見ると、2-3%の向上の見込めるとほのめかされています。下記の動画で言及されているように、ホイットは付属するオリジナルの弦の性能向上のために、昨年に弦の製造プロセスを刷新していますが、他の長らく同じ手法で弦を製造しているメーカーだと、オリジナルの弦からSYSTEM-Xに交換するだけで、2%以上の矢速向上を得られる可能性は実際あるのではないかと思います。

今後のメーカー側の対応にも期待したいところです。

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山口 諒

熱海フィールド代表、サイト管理人。日本スポーツ人類学会員、弓の歴史を研究中。リカーブ競技歴13年、コンパウンド競技歴5年、ベアボウ競技歴5年。リカーブとコンパウンドで全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は準優勝。

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