近年、アーチェリー界で人気のテーピング、自己粘着包帯を使ってみました。自己粘着包帯とはWikiによれば、「自己接着性包帯(粘着性包帯)は、それ自体では粘着するが、他の表面にはうまく接着しないタイプの包帯である。これは人間にも動物にも使用される。動物用としては、3M社がVetrapなど様々な商品名で販売している。毛に付着せず簡単に除去できるため、馬などの動物によく使用される。」とのことで、毛や肌にはくっつかないので、人間よりも動物に人気で使用されているようです。
アマゾンでも販売されていますが、近所のウェルシアでは、くっつきホータイで販売していました。それ自体では、肌にくっつかないため、伸縮タイプである必要があります。伸縮圧力で肌に固定されます。1巻350円でした。
主な使用場所としては、グリップのスリングが掛かる場所、または、取りかけの指がメインです。
まぁ…白よりもカラーのほうが見栄えが良さそうですが、調べた限りでは、通販以外では色付きは販売されていなさそうなので、白で試して、気に入ったら、アマゾンなどでお探しください。1巻200円程度で販売されていますが、数巻単位での販売などでクラブでの導入を検討されるのがベストかも知れません。
使用した感想としては一言で言えば快適です。100射程度しましたが、正しく巻けば(強く巻きすぎると圧迫されるので巻くテンションが難しい)、位置がずれることなく、通気性もよく、また、肌にくっついているわけではないので、練習終了後に外すのも楽で、ベタつくことはありません。
指からズレないので、取りかけの指にトラブルがある場合、3枚革や革の分厚いタブに変更するよりもはるかに楽でおすすめできます。
一方で、押し手におけるスリングの緩衝材(こすれ防止?)として使用する場合には、ベアボウなので、弓は比較的軽く、回転したりすることもなく、そもそも負荷が低いので、正しく評価できませんでした。まぁ、違和感はなく使用はできました。
ウェルシアのPBでも問題ないと思いますが、トップ選手は3Mなどのブランド品を使用しているそうです。痛みを我慢してアーチェリーの練習を行うメリットはなにもないので、新しいテーピングとしてご検討ください。
山口 諒
最新記事 by 山口 諒 (全て見る)
- イーストン2025年、新商品はタングステンポイントです - 2024年12月3日
- Colt-Sahara National Open 1962 - 2024年12月2日
- 前方脱着ブリッジシステム BOSEN Ranger - 2024年12月1日