動画はアフリカ選手権の決勝。ベアボウにはハイアンカー射法とローアンカー射法がありますが、先日の記事のUSオープンでも決勝で異なる射法の選手が対決しているおり、どちらの射法が優れているかの結論は現時点ではないと思います。
ベアボウの欧米のトップ選手に聞くと、アンカーなどのベアボウ独自の技術は存在するけど、体の使い方はリカーブと同じだとと言われることが多いのですが…一応私もリカーブでは全日本に出るくらいの技術はあるのですが、ベアボウの選手シューティングを見ていると、やはり、リカーブとは違う使い方をしているように感じていました…
と、思いついたのが、2000年シドニーオリンピックの世界王者のサイモン・フェアウェザー選手、リカーブのトップであり、現在はベアボウ用品の製造、試合にも出場しています。そのために違い時期にリカーブの射形とベアボウでの射形を見つけることができました。
下記がその動画ですが、明らかに体の使い方が異なっています。
(私には)ベアボウを射つとき、リカーブと比べて、背中の筋肉よりも、上腕三頭筋あたりの筋肉を使っているように見えます。前回の記事で書いたように、一旦、リカーブボウは背中の筋肉で引くという常識を捨て、腕で引くことに挑戦します…だめだったら、もとに戻せばいいだけですので。
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山口 諒
熱海フィールド代表、サイト管理人。日本スポーツ人類学会員、弓の歴史を研究中。リカーブ競技歴13年、コンパウンド競技歴5年、ベアボウ競技歴5年。リカーブとコンパウンドで全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は準優勝。
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