今後のアーチェリーメディアのかたち

先日、図書館に籠もって調べ物をしていたのですが、結構な成果がありました。後日報告させていただきます。その間、久しぶりに過去三年間の雑誌アーチェリーを読んでみました。この三年間で自分の知らない知識が載っていたりするのかなと少しは期待していましたが…。

気になったのは、五百蔵さんとイーストンのAaron Luckyさんの対談(2023年5月号)が全く噛み合っていなかったこと。全く違う業界同士のプロが対談するのだから、ファシリテーターみたいな、仲介者を入れればいいのに。どちらの主張もわかるだけに、話が噛み合うように調整する人がいたらと思わずにはいられません。

さて、アーチェリー情報を発信する立場なので、入手できる海外のアーチェリー情報誌はできるだけ読むようにしていますが、有名な雑誌の多くはオンライン化、Webと紙(&電子書籍)の2つでやっていますが、雑誌アーチェリーは未だに紙媒体だけです。これは構造的な問題で、雑誌の中身がほぼ選手の写真集である以上、個人情報保護の点からもオンライン化は非常の困難でしょう。

そのために日本のアーチェリー界の情報は、一元管理もされていなければ、検索性も非常に低いと思います。2000年代に私が読んでいた有益な情報を発信していたサイトの多くは、依存するブログサービスの終了とともに消滅しています。

以上、これまで、「古い記事を管理しきれないため12年を目処に古い記事は削除しています。」という方針を持って運営してきましたが、プロショップ部門を譲渡して、これまでよりもサイトの運営に時間をかけられるようになったので、今後は基本的に記事は削除せず、できるだけ管理したいと思います。図書館を最近利用させていただくことが多いのですが、古い・間違った情報であったとしても、それを保存しておくことには価値があるのだと思い知りました。

また、いろいろと悩んでいますが、プロショップの運営の利益でこちらのサイトを運営できましたが、今後は自立しなければなりません。ただ、収益のために(無料の漫画広告などの)雑多な広告を掲載するつもりはないので、何らかのかたちで、アーチェリーに関係する広告を獲得する方向で考えています。それまではアマゾンギフトなどで支援していただけたら幸いです。

今後とも宜しくお願いします。

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山口 諒

熱海フィールド代表、サイト管理人。日本スポーツ人類学会員、弓の歴史を研究中。リカーブ競技歴13年、コンパウンド競技歴5年、ベアボウ競技歴5年。リカーブとコンパウンドで全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は準優勝。

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