【追記】長谷川貴大選手に対する処分…介入スキーム。

(NHKより)

【追記 2021/8/25】

現場で何があったのかはわかりませんが、いろいろとやりとりしているうちに、今回の事件のスキーム(やり口)について、自分の中でなんとなく答えが見えてきました。おそらく正解だと思います。

今回の事件は練習中に起こっているようですが、競技規則は基本競技中にしか適用できません。例えば、練習中はその練習場が認めれば、どんな洋服でも練習できます。外部から隔離された場所であれば、上半身裸で練習することも可能です。また、試合中でなければ、スコアカード改ざんや、自分に甘く9点に届いてないけど、いいやと、9点としても処分されません。

ですので、今回の事件をそのままの意味では、連盟は介入、処分することができません。当事者で話し合ってくださいまででしょう。ただ、例外的に練習中の出来事でも連盟が介入できものがあり、それは危険行為とパワハラやセクハラなどの行為です。そのために、練習中の出来事に対して連盟が処分する大義名分のために、どうしても、この行為を重大な危険行為だと結びつける必要が発生し、練習中の行為を処分のためのスキームとして、あのような公式発表になったものと考えます。

しかし、本来は処分できないはずの行為を、処分できるようにするスキームは転び公妨のような、非常に危険なものでもあると思います。近年他のスポーツ界でも、当初はパワハラ案件として告発されたものが、よくよく話が進んでいくと、派閥争いだったりして、残念なことになったりしていますよね。

ただ、所属しているのは全ア連なので、私としてはこれ以上突っ込みません。

【追記ここまで】

コメントがあり、回答のために詳しく調べたら全然おかしなことになってたので記事にしました。報道されていること以上のことは知りません。

昨日仕事に行く前にこのニュースが入ってきて、やってしまったなという感じでいましたが、日本身体障害者アーチェリー連盟さんの公式発表を読み、全く理解できない、論点がすり替わったものにされていて非常に残念です。

(競技規則)競技者は、持主の許可を得ないでその弓具に触れてはならない。

に対して、連盟は「選手自身の怪我及び暴発による事故を招きかねない重大な行為です」とコメントを出していますが、正直意味がわからないです。マスコミはアーチェリーを知らないのでどこも突っ込んで取材していませんが、アーチェリーやっていれば、何を言っているのだとなると思います。

試合で新しい道具を持っていったときなどに、ちょっと触らせてよ言われて、相手に弓を渡したり、自分からもその道具見せてもらえますかといった行動をすることはあり、一般的なアーチャーの交流です。何も危険ではありません。

競技規則で禁じてるのは、「触れてはいけない」のではなく「持主の許可なく」の部分で、こっそり触れて、クリッカーやサイトの位置やプランジャーをいじって、相手の道具のチューニングを狂わせ、得点を下げて勝つという卑怯な行為です。

相手の許可さえあれば、何も問題のない行為です。矢を上に向けて射つといった危険行為ではなく、スコアカードの改ざんのような卑怯な行為でしょう。卑怯な行為をおなこった選手を、危険な行為とすり替えて発表したのは、武士の情けかもしれませんが、そこはいいとして、このような選手がまだ試合に出られる状態にしておくのは馬鹿げているとしか言えません。他のアーチャーになにも害のない飲酒問題でも資格停止したのになぜでしょうか(ただしこちらの全ア連)。


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Ryo

(株)JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、コンパウンド競技歴5年、2021年よりターゲットベアボウに転向。リカーブとコンパウンドで全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。次はベアボウでの出場を目指す。

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10 thoughts on “【追記】長谷川貴大選手に対する処分…介入スキーム。

  1.  ひとりの競技者として非常に気になったニュースでしたので、どういうことだったんだろうと思っておりました。発表された内容だけでは憶測の域を出ないので、アーチェリーに詳しくない一般の方の誤解を招かないためにも、関係者の正式なコメントの必要性を感じます。
     また、一部では当該選手の職業との関連、7月の練習中という時期や、オリンピック開催中、などから、メディア関係者として「絵作り」を重視し、勝手に内外の選手の弓具を動かしたのでは、という推測もなされているようです。他の競技者からの強力なアピールがない限り、このような理由で処分が行われる理由も?な気がします。
     いずれにしても、実際にどうだったのかを、本人、所属先、連盟が正式にコメントすることを期待したいです。

  2. 長谷川なる人のことは何も知らないから言ってしまいますが、日本代表になるために自分が努力したのにも関わらず、このようなことになったのは、礎になった他の選手がかわいそうです。もしかすると長谷川選手より努力した選手がいたかもしれません。病気や怪我ならまだ申開きの余地はあるでしょうが、大会直前の不祥事は他の選手に対する裏切りそのものです。本当に残念な事件です。
    山口さんに関係のないことを、失礼しました。

  3. 弓に触ることで違反に問われる行為は基本的に親告罪(告訴されない限りは犯罪ではない)だと思っています。

    試合の休憩時間でトイレやタバコで本人がいない時に突然雨が降ったりして、許可なく、友人・後輩の弓を屋根の下に移動させたり、風で倒れた知り合いの弓を起こして「射つ前にどっかずれてないか確認してね」ということは、「事前」許可なく自分もやりますし、よく見る光景です。競技規則でも「許可」を求めているだけで、事後でも「雨降ってきたから、こっちに移動したよ」と言って、持主に許可を得れば問題ないです。

    今回の問題は間違いなく、弓をいじられたほうが問題視し、事前・事後関係なく許可しなかったことが始まりであることは疑いようがないと思います、

    >メディア関係者として「絵作り」を重視し、勝手に内外の選手の弓具を動かしたのでは、
    >他の競技者からの強力なアピールがない限り、このような理由で処分が行われる理由も?な気がします。

    そのとおりだと思います。絵作りだとして、いじられたほうが「はーい」「いい写真撮れたら戻してね」で片付けば問題にはなりません。持主が許可しがたい行為があったことは疑いようがないのではないでしょうか。

  4. アーチェリーはメンタルの影響も多いスポーツです。例えば、(クリッカーなど)何もいじっていないとしても、持主が触れられたことで、自分の弓の状態に不安をいだいただけでも、点数が変わってきます。前のコメントでも書きましたが、信頼関係がない相手の弓を触らないのは、選手として、基本中の基本ですし、友人・後輩・配偶者など信頼関係があれば、事後許可でもとくに問題となることはありません。

    連盟は

    >なお、処分結果の重さに比例して、違反者が被る社会的な影響が大きいこと、

    など意味不明なことを言わず(何の処分をした??)、しっかりと発表してほしいです。

  5. 最初の匿名さんと同意見です。
    報道では弓具の危険性がことさら強調されていて、本来個人の問題として帰結すべきところがぼやけてしまっていて、オリンピックでのメダル獲得で盛り上がった機運に水が差されるのではないかと心配しています。
    最初の匿名さんの情報に私の推測を付け足すと、長谷川選手は事件当時「自分は一般人でよく知らなかった。」と釈明してその場を納めたのではないでしょうか?そして、8月20日の日本テレビ「スッキリ」の長谷川選手の特集をその場にいた人たちが見て「アーチェリー選手じゃないか!騙された!こんな人がパラリンピックに出場していいのか!」と関係各所に告発、調査の結果事実と認定したが競技中でないため具体的な処分は出来ず、かといって何もしないのは告発者が納得しないので本人に辞退を促し翌8月21日に公表、という流れだったのではないかと思っています。

  6.  今回のことで感じるのは、競技そのものではなく、個人の資質に関わる問題が「競技の危険性」に置き換えられた対応だという点と、この出場辞退によって失われた「出場機会」をどれだけの人が、どれだけの思いで「獲得したかった」のかを重く受け止めるべきものだと感じます。
     関係者のきちんとした説明がないと、ますます推測や憶測がはびこり、やがては「競技そのものが危険」だという評価が定着する怖さを危惧します。

  7. はい、おっしゃるとおり、他人の弓に触れる、触らせてもらうのか、信頼関係が成り立っているアーチャー同士では、健全な交流・コミュニケーションであり、それを危険性を全面に出されるのは、しかも、それが非アーチャーの方が読むマスコミに対してのメッセージなのはよろしくないと感じます。問題は他人の弓の触ることではなく、許可なく触る行為ですので。

    >そして、8月20日の日本テレビ「スッキリ」の長谷川選手の特集をその場にいた人たちが見て「アーチェリー選手じゃないか!騙された!こんな人がパラリンピックに出場していいのか!」

    この件が全くわからないので、返信できないので、この部分はそのまま掲載させていただきます。

  8. 発表されてしまったので、今後、連盟が追加情報を出したところで、アーチャーには伝わっても、もう大きく報道はしてもらえないでしょうから、このイメージを覆すのは難しいでしょうね。残念です。

  9.  雨を避けるためや、風で倒れた場合など、確かに知り合い同士なら「ちょっと、触ったから確認してね」という場合や、お互いに、セッティングの勉強のために、プランジャーの強さや弦を引いてリムの感触を確かめる、なんてことはありますが、そういうことを、知らない人が無許可で‥‥‥だとすると心穏やかではないです。
     推測にすぎないので、なんとも言えませんが、一歩間違えれば「危険な競技」だからこそ、個人の資質が問われているのだと感じます。
     この件が、関係者間でどのような「大人の話し合い」がおこなわれたのか気になりますが、報道によって一般の方に与えたしまった印象は取り返せないし、多くの競技者の憧れを奪い、失望させたことは否めないと思います。

  10. >そういうことを、知らない人が無許可で‥‥‥だとすると心穏やかではないです。

    はい、問題の全ては「許可なく」であるのに、話が他人の弓の触る行為にすり替わっています。

    発覚したのは、ルールを無視した行為、他の競技者に悪さ、迷惑をかける行為であるのに、それが「怪我につながる危険な行為」にすり替わって、マスコミによって広く報道されたことは、アーチェリー競技にとって良いこととは思えなく、残念に思います。

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