早い時点で発表され、その登場が待たれていたイーストン史上最小直径スタビライザー「HALCYON(ハルシオン)」がようやく入荷しました。
直径14.7mm(実測)
重さ125グラム(30インチ/ウエイトなし)
初めに手にした第一印象は「軽い」。
同じ30インチで直径がハルシオンより1mm細い13.5mmの「B-Stinger Micro-HEX」よりも約30グラム程軽いのです。
ちなみに最も細い(はずの)AAE ADVANTE-Xで直径12.5mm。33インチの長さですが重さが112グラムとなっています。
使用選手の評判では一様に「硬め」と評されており私的にはイマイチ信じられなかったのですが、現物を見て納得しました。
ブッシングが一般的スタビよりも倍ほど長いのです。
その長さは10センチ以上。一方ドンカー、B-Stinger、AAEなどは殆どが5センチ以下です。
反対に先端部はインサートタイプのブッシングになっています。
*5/16インチ径のネジ穴。
今回の入荷は販売用なので実射は行えていませんが機会があれば試してみたいと思います。
ウエイトは付属しません。5/16インチネジ穴を持つイーストンヴァリウエイトやB-Stingerのウエイト、さらに1/4⇔5/16変換ネジを使ってアバロンウエイトを使用してもよいと思います。
付属品はスタビカバーと5/16インチ止めネジ(長さ1.5インチ)1本です。
EASTON HALCYONは店舗及びオンラインショップで販売中です(´▽`)
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Yamada
山田ヒロ - JPアーチェリープロショップ店長。主にコンパウンドを担当。元日本記録(コンパウンド70mW)保持者。
連絡先 cp_jp@archery-shop.jp
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同じメーカーのコンツアーと比べて振動吸収性は上がっているのでしょうか
>同じメーカーのコンツアーと比べて振動吸収性は上がっているのでしょうか
ロッド全体が細くなったため振動吸収性は上がるような印象を受けますが、実際はさほど差は感じられなかったのが率直な印象です。
何ならハルシオンの方が(積むウエイト重量にもよりますが)硬く感じるかもしれません。
理由は一般的なブッシングの倍の長さ(重さ)のブッシングがハルシオンの付け根側に採用されているからです。
さらに先端側のブッシングはインサートタイプを採用。一般的なアウトサートタイプのブッシングではないので明らかな軽量化となり、言い換えればノック側が重くなれはスパインは硬くなり、そしてポイントを軽くすればこれまたスパインが硬くなるという矢のスパイン設定理論に当てはめて考えるとわかりやすいかと思います。
なので、コンツアーと変わらない硬さ(振動吸収性)で、なおかつロッド全体が細いことによるウインドカット(横風抵抗の軽減)の効果が期待できるという観点からすると、ハルシオンの方に軍配が上がるのではないか、と思います。