現在アメリカで行われている世界室内選手権で、河田選手と入江選手がともに、予選を一位で通過し、さらに、両方ともに日本記録を更新しました。
300点満点の598(旧594点で4点更新)と591点(旧588点で3点更新)で両方ともに大幅な更新となりました。リカーブの日本記録では初めての満点です。おめでとうございます!
先月のBow Internationalという雑誌に「Does arrow straightness really matter?」という記事が載っていました。真直度のために追加料金(精度が高い方が価格は高い)を払う意味はあるのかという内容の記事で、まぁ、結論は意味はあるというものでした。
それは経験則上みんな分かっている事かと思いますが、一点興味深かったは、精度の悪いシャフトはフレッチングに角度をつけてより回転させることで、グルーピングが向上したという内容です。
シャフトのグレード(精度)によって、羽根を変えるというのは、あまり知られていないアイデアだと思います。中古の摩耗したシャフトを手に入れた時など、試してみてはいかがでしょうか。
アバロン(AVALON)から新しく発表されたテックワン(Tec One)シリーズのタブが入荷しました。全体的なフォルムから、以前のクラシックタブ同様にファイビックス(FIVICS)のセーカータブと互換性があるのかと思ったのですが、
写真では上がセーカー1タブ用のバックスキンで、下がテックワンタブのフレームです。比較して、テックワンタブのほうがフレームが横方向に短く設計されていることがわかるかと思います。
拡大してみると、短いだけではありません。セーカータブが生命線に合わせて、若干突き出ているのに対して、テックワンタブでは完全に丸みを帯びた形になっています。
ですので、セーカータブのコードバンはそのままでは互換性がありません。装着には加工が必要になってきます。弊社含め、普通は加工されたものは返品できないので、加工を考えている方はご注意ください。
Tru Fire(トゥルーファイヤー)から昨年発売されたユニークな機構を搭載するリスト式リリーサー、PANIC-X(パニックエックス)の紹介です。
シングルフックのリリーサーヘッドが採用された一見いたって普通な外観のリリーサーですが、ターゲットパニックによる誤発射を防ぐ機構が採用されています。
インデックストリガー(人差し指トリガー)タイプのリリーサーでドローイング後、サイトピン(ドット)が的につくやいなや指先が意に反して“ビクっ”となってしまい想定外の発射を行ってしまう場面に頭を悩ます方にとってはそれを防いでくれる機能です。
Tru Fireの公式Youtuubeに詳しい案内が上がっています。
パニック状態にありがちな指先の不安定な動きが51秒~55秒あたりで再現されています。
もしそうなった時は一旦気持ちを落ち着かせ、引いてしまったトリガーをパチッと前方に戻して、再度トリガーに乗せた指は今度はゆっくりじっくりを引き絞るようにトリガーを操作します。そのあたりの操作は1分5秒から11秒あたりで示されています。
もちろんつけ根のダイヤルスイッチを「OFF」にすれば一般的なリリーサーと同じ操作になります。
*写真は「ON」の状態です。
リスト式リリーサーのトリガー感度を上げて使用している方でこのような悩みをお持ちの方は是非一度お試しくださいm(__)m
2018年のワールドカップファイナルとベガスシュート終了しました。ホイットのリムボルトの安定化の問題では、これまでアメリカチームを中心に行われていましたが、今回のインドアワールドカップ・ファイナルのリカーブ女子で優勝したリサ選手(Lisa Unruh)も、リムボルトを固定式のものに交換しています。女子でハンドルを改造する方は珍しいですね。
コンパウンド男子では、ジェシー選手が優勝しましたが、3Dプリンタで製造した特注のグリップを使用していました。調べましたが、特注の直販品ですので、弊社では取り扱いできません。気になる方はメーカーに直接注文が必要です。13000円くらいのようです。
Jesse Broadwater Signature Series – Mathews UltraGirp
11日に行われたベガスシュートでは、何年ぶりでしょうか、マーチンアーチェリーのプロシューター(AXON-40使用)、ボブ・アイラー選手(Bob Eyler)選手が優勝し、約600万円の賞金を手にしました!おめでとうございます。
国内は全日室内を残していますが、世界的にはこれから、いよいよアウトドアシーズンのはじまりです!
KSL(K&Kアーチェリー)のジェット(Jet)6ベインがテスト入荷しました。8パックの少数入荷のため、価格が若干高くなっています。今後、正式に取扱いすることとなったら、若干は安くなると思いますが、それでも非常に高価なベインになります。12月頃から流通が始まっていますが、シーズンがインドアの時期なので、実績はほぼありません。今シーズンのワールドカップ(4月)が始まってから、活躍することが期待されます。
特徴としては、気流によって矢を回転させる(表面=ベインの主目的)だけではなく、その反対側を流れる気流もコントロールして、その流れで矢の安定性を高めるというものです。
開けてみてびっくりしたのは、なんと日本語マニュアルが付属しています。別に直接的な関連はない思いますが、近年いくつかのメーカーがプロショップを省いて、直接お客様と関係を繋ぐことを試みていますので、こういった動きとリンクしていそうな気がします。通常メーカーは母国語か英語のマニュアルだけ入れて、後は、販売する国のプロショップで説明してねというスタンスでしたが、今後どうなって行くでしょうか。
中身はベインとフレッチングテープとラッピングテープです。独自に熱収縮チューブタイプのものが入っています。ただ、写真の通り、小さいもので、ACE/X10/ナノエクストリーム/ナノSSTくらいまでは問題ない思いますが、ACGからはスパインによっては入らない思います。ご注意ください。通常のラッピングテープは、巻くときにテンションに注意すれば一定に巻けますが、このタイプのものはドライヤーなので、一定に巻けるのか不安な気がします(そしてそれを確認する方法もないので…)。
実績が出るまでは大量販売はしない予定です。ちょっと試してみるには高すぎる気がしますので。
インフィテック(INFITEC)からフォールディングタイプのボウスタンドが入荷しました。2018年の新商品です。
このタイプの特徴は組み立てではスタンドの足を回すだけなので、構造上、スリムに設計することができることです。荷物の量をできるだけ少なくしたいタイプの方にお勧めです。
弊社では初めての取り扱いになると思いますが、弦ではなく、スタンドのグリップ力のみで弓を固定するタイプです。
2015年ごろから登場し、多少の疑問があったので取り扱いしないで見守っていましたが、4年間の実績で特に悪い評価も聞かないので、取り扱いしてみることにしました。