マーキュリー(Mercury)の原糸についてはすでに入荷しましたが、各メーカーの対応についても確認しました。
多くのメーカーでは、現在2018年モデルの開発が行われている状態で、2017年中の対応はなく、2018年ラインから移行するイメージで開発を行っているそうです。2017年年中にSK99を使用されたい方は原糸から自作したていただくことになります。SK90と比べ強じんとになり、かつ、細くなっているので、少数だとは思いますが、リカーブでLサイズのノック(0.98″)を使用されている方は、同じ程度のスペックをSサイズノック(0.88″)の太さで自づ現できると思われるので、同じ安定性で矢速を向上させることができます。
原材料段階のSK99は比強度でSK90(8190U)より7%、SK75(8125)より20%強く、弾性率はSK90より10%、SK75より35%高いです。ただ、SK99を100%使用しているとはいっても、製造工程やワックス入れなどでSK99とマーキュリーは同一のものではないことは理解してください。
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山口 諒
熱海フィールド代表、サイト管理人。日本スポーツ人類学会員、弓の歴史を研究中。リカーブ競技歴13年、コンパウンド競技歴5年、ベアボウ競技歴5年。リカーブとコンパウンドで全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は準優勝。
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すみません、記事とは全く関係のない事ですが。。。イーストンのピンノックとバイターのアウトサートノックを比較すると、柔らかめのアウトサートノックの方が、継矢した時シャフトに対するダメージが大きいのでしょうか?
>イーストンのピンノックとバイターのアウトサートノック
ノックというよりもピンが入っているかの違いで、ピンが入っている方が保護力は高いです。
マーキュリーの作成にあたって、実質40ポンドと想定するとストランド数は何本くらいになるのでしょうか。
今までのものよりも30%細いとのことでしたが、私の感覚では40ポンドに対してアストロフライトは14本弦、8190Uは20本弦で対応していました。
マーキュリーは22本から24本弦となると考えてよろしいでしょうか。
8190Uで20本であれば、マーキュリーは24本が良いではないかと思います。ただ、まだ評価がそろっていないので、そこまで自信のある回答ではありません。
リカーブ弦について質問です。毎回同じ種類の弦を使っているのですが、痛む(すいません表現がわかりません、ボサボサが出てくるやつです)ポイントが一定でありません。センターサービングより上のときもあれば下のときもあります。何故でしょうか
サービングではなく、原糸のワックスがすぐにとれてしまうということでしょうか?
一番の原因は、チェストガードや、フォロースルーなどの時にこすれてしまうことですが、センターサービングの上側で発生することは稀です。収納時にはケースなどに入れて保管していますか?
ファーストフライトで16本弦の人が
マーキュリーで弦を作る場合何本弦が適正だと思いますか?
アドバイスよろしくお願いします
16本弦は軽いポンド用のストランド数です(メーカー推薦は18-20)ので、メーカー推奨(24前後)より減らして20-22程度が良いではないかと思います。