第10回花園カップ・コンパウンドオープン大会(熊本県)

今年4月に熊本県をはじめとする九州地方を襲った大地震のため、今年は花園カップの開催が危ぶまれましたが、関係者皆様のご尽力により今年も開催となり、弊社JPアーチェリーも景品協賛、ブース出店、さらに試合参加をさせていただきました。20161002_085318

今月2日(日曜)、ド晴天32度の猛暑の中、真っ赤に日焼けしながらの50mWそしてトーナメントでの試合形式です。(全ア連公認)

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毎回参加しております弊社坂本と、3年ぶりの参加となる山田の2人でお邪魔してきました。大会は今月末開催の全日ターゲット出場者も名を連ね、北は北海道・旭川から参戦の本多由美子選手をはじめ、そうそうたるメンバーとなっています。

なお同日、同じく熊本県菊陽町にて開催された身体障がい者アーチェリー大会「火の国杯」が開催されたこともあり、花園カップは例年に比べやや少ない参加者での大会になりました。

しかしながら、大会は実力者同士の拮抗した戦いになり、一発逆転もあり得るトーナメント戦では、島田隆之選手(シブヤアーチェリー)が15射マッチにおいて日本記録を更新(148点)するなど、大変盛り上がったゲームとなりました。

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弊社坂本はトーナメント準決勝戦にてその島田選手と対戦。先述の日本記録更新のスコアサインを書く事になり、本人は大変悔しい思いをしましたが、気持ちを切り替え3位決定戦では勝利。今回の経験を糧に、今後のジャンプアップを誓いました。

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私はと言うと、ぐぅの音も出ない悔しいスコアで予選を終え、トーナメント1回戦では早々に敗退。あぁ情けない。。。orz

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大変盛り上がった今回の花園カップコンパウンドオープン大会ですが、最後は、次回(来年)は大会規模をもっと大きく、さらに多くの選手の皆さんにご参加いただけるような大会にしたいと述べられ幕を閉じました。

参加されました選手の皆様、大会スタッフ・運営のみなさま、ありがとうございました。

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【テスト入荷】DECUTアーチェリーの新作ハンドル Basha Proハンドル届きました。

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decut%e3%83%87%e3%82%ab%e3%83%83%e3%83%88%e3%82%a2%e3%83%bc%e3%83%81%e3%82%a7%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%8f%e3%83%b3%e3%83%89%e3%83%ab%e3%82%b0%e3%83%aa%e3%83%83%e3%83%971それでも仕入れてみたのは新しいハンドルのユニークなグリップの設計で、一点目はグリップの奥行きがかなり狭いこと。1,210gのしっかりとした重量のあるアルミハンドルで37mmと設定されているものはかなり少ないです。非常に握りやすい感覚です。

decut%e3%83%87%e3%82%ab%e3%83%83%e3%83%88%e3%82%a2%e3%83%bc%e3%83%81%e3%82%a7%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%8f%e3%83%b3%e3%83%89%e3%83%ab%e3%82%b0%e3%83%aa%e3%83%83%e3%83%972もう一つは、グリップの形状で、コンパウンドのグリップのように横幅方向の変化が少なく、ボールグリップのニュアンスを少し加えて薄めたような丸みを持った形で、持ってみると予想以上にしっくりきます。まぁ、ここの部分は個人差が、または、コンパウンドタイプのグリップに慣れがあるかどうかも関係してくるかもしれません。いずれにしても、あまりなかった興味深い設計のグリップです。

今回は取り扱いしませんが、こういった挑戦はよいことだと思います。デカットの次の新商品に期待します。


エリート(Elite) 2017新色のみ - 弓はATAに合わせる予定

elite-_rhinodize2016年にも多くトップアーチャリーが加わり、絶好調のチームエリートですが、2017年カラーの発表が一足先にありました。色のバリエーションが増えただけではなく、これまでのPROKOTEよりも、より耐久性のあるRhinodize(ライノーダイズ)という全く新しい塗装コーティングのようです。

ちなみに、現在は現行のPROKOTEコーティングの弓を使っていますが、全く耐久性には問題ありません。満足しています。

エリート2017の弓の発表はATAの予定ですが、もしかしたら、他メーカーを見習って、ターゲットモデルのみ少し早く発表されるかもしれません。ご期待ください。


ホイット(HOYT) 2017年 10月24日(月)の予定です。

hoyt2017archery-10-24ホイットの2017年ラインの発表は通常今週の予定ですが、今年は少し遅れ10月24日の予定とのことです。

現在、いろいろと問題があったプロディジーハンドル(3モデルすべて)をいくつかのプロショップが大幅な値引きで販売を開始しましたので、このあたりでの変更が予想されます。

もうしばらくお待ちください。


プライム(PRIME)が2017年ターゲットモデルを発表、STXのマイナーチェンジです。

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prime_2016-2016_stx写真左が廃盤の2016年STXで、右が2017年モデルのSTX V2です。カムに変更はないですが、ハンドルのデザインが変更になっています。それによってブレースハイトが6.75インチから0.25インチ伸び、7インチとなりました。また、ハンドルに使用されている素材が82Xに変更され剛性は10%向上しています。

prime%e3%82%a2%e3%83%bc%e3%83%81%e3%82%a7%e3%83%aa%e3%83%bc2017%e6%96%b0%e8%a6%8f%e3%83%96%e3%83%83%e3%82%b7%e3%83%b3%e3%82%b0ケーブルガードにはダンパーが新規に標準搭載され、ロワーブッシングが1つ新設されました。また、カラーオプションも増えました。

prime_2016-2017_stx-39-v2STX39の方も2017年モデルではハンドルの再設計が行われましたが、ブレースハイトの変更はありません。下部のデザインの変更はブッシングを2つ搭載するためのものです。同様にケーブルガードにダンパーが搭載されます。

まぁ、マイナーチェンジとはいえ、ハンドルの再設計ですのPSEの2017年のように一部パーツのみでの2017年モデルへのアップグレードはかなり困難だと思われます。2016年ターゲットで特に不満なく使用されている方であれば買い替えの必要性がどれだけかるかは微妙なところだと思います。もともと、剛性の部分での問題は発生していないモデルですので、10%の剛性の向上(この部分が2016年との一番の違い)が実感できるかは難しいところです。

少し安くなりました(メーカーの卸価格とは関係なく為替の事情です)。


久々、ファイバーボウ(Fiberbow)が新モデルを追加し、2017年ラインナップを発表しました。

fiberbow2017_fb69久々、ファイバーボウ(Fiberbow)が新モデルを追加し、2017年ラインナップを発表しました。最近新モデルを発表していませんでしたが、素材と内部構造の見直しを行い、久々の新モデルを発表しました。

今回発表されたのは2モデルで、使用されている素材の違いによって、FB6.9とFB6.9 TEXTREME(テキストリーム)と名付けられており、外側の形状はFB6.3と同じデザインです。前モデル(販売継続)との違いは内部構造とリムポケットの設計。内部の素材は位置を再設計し、より剛性を高めたうえで、10gの軽量化を達成しました。10gというと大したことないですが、ポラリスなどのウッドハンドルよりも軽い660gしかないハンドルを10g軽く(1.5%)するのは大変なことだと思います。

fiberbow2017_fb69_limb_pocketこれまでのFBハンドルでは偏芯リムボルトを使用してのセンター調整でしたが、新しいモデルでは今どきの、差し込み部分で調整するためタイプ設計に変更されました。
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そして、もう一つのTEXTREME(テキストリーム)モデルはスウェーデンのOxeon社製のTeXtreamカーボンファイバーを使用したモデルで、違いは素材だけです。その特徴的なカーボンファイバーはカーボン繊維ではなく、カーボンシートを編み込むことで、製造時に必要なエポキシの量を減らして、軽量化するとともに、剛性を高めたもので、上の写真のように実際にシート(というよりテープ??)を編み込まれた形状で納品されます。

自転車競技、テストラケット、ホッケースティックなどの軽量であるとともに剛性の高さが求められる商品に採用されています。過去には2013年シーズンにF1のボディ(モノコック)にも採用された実績があるようです。調べてみると現在ではどうも採用されていないようですが、現役でF1に採用されているような素材はとてもアーチェリーで出せる値段ではないので、4年経って素材の価格が落ち着いてやっと採用できるようになったということでしょうか。

FB6.9 TXはさらに30g軽量になり、現状25インチモデルでは最軽量の620gです。ノーマルモデルとの価格差は約1万円です。

すでに発注済みでともに11月の入荷を予定しています。

Fiber Bow シリーズ 2017年 ラインナップ (4モデル)


PSEから2017年モデルが発表されました。マイナーチェンジがメインです。

pse_2017_topPSEから2017年モデルが発表されました。基本的にはマイナーチェンジがメインです。そのため、後述しますが、2017年のパーツを購入することで、アップグレード可能となっています。

pse_evolve_campse_evolve_cam2ターゲット向けではないですが、まずはPSEがイチオシしている2017年の新設計カムECSについて書くと、90%のスーパーハイレットオフを搭載したハイスピードカムです。システムとしてはマシューズのハイスピードモデルで採用されているハーネスタイプの4トラックカムになっています。PSEユーザーにとっては選択肢が増えますので良いことですが、同様のモデルがエリートやマシューズから出ているので、多くのメーカーを取り扱うプロショップとしては大きく押すような新設計カムではないと感じます。

pse_new_cable_gurde%e3%82%ab%e3%83%bc%e3%83%9c%e3%83%b3%e3%82%a8%e3%82%a2hd-air-glideさて、ターゲットモデルですが、フェノム(PHENOM)のハンドルが全くの新設計になったこと以外はマイナーチェンジです。まずはケーブルガードですが、直感的に調整可能フレックスバーとローラーガーが搭載されます。フルドロー時のトルクの低減とスピードアップの効果がありますが、メーカーによると0.5fps-1fps程度の矢速アップ程度とのことです。

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新しいアジャスタブルバー(TRSケーブルガード)はDominator / Supra / Beast / Xpressionに搭載可能で、購入していただければ、2017年モデルに近い性能になります。ローラーガードはPSEのすべてのケーブルガードにフィットしますので、PSE使用ユーザーはアップグレード可能です。カーボンエア(Carbon Air)についてはAir Glideのみが対応します。

liewire_tring_pse_2017また、2017年よりPSEの競技用ターゲットモデルにはLive-Wireストリングが搭載されます。この新しいストリングの特徴を簡単に説明すれば、

Unfortunately, humans are only so strong, and they get fatigued. Was your string made the first thing in the morning, or at the end of the day when the operator is tired?

直訳すると手作りの弦は人間のオペレーターによって製作されますが、一日の始まりと終わりでは疲労し、一日ずっと同じクオリティで製作することは困難です。というPSEの考えより、Live-Wireストリングは全行程クローズドされた機械の中で製作されます。そのため同一のクオリティをキープできるというのが特徴です。ちなみに素材は452Xで、サーピングはHALOが採用されています。

この弦の違いも2016年モデルと2017年モデルの違いですが、アップグレードを希望する方はこの部分は交換しなくてもよいと思います。Live-Wireの特徴は品質の高さ(性能の高さではない)ですので、現在のストリングの品質に問題がないのであれば、わざわざ交換の必要はないでしょう。

pse_phenom_sd_2017pse_phenom_xt_2017また、ミドルラインモデルのPhenomが全く新しく再設計されました。新規のフェノムXTは前モデルのDCをベースとしており、アクセル間がより短く、ブレースハイトも高く、弓は0.3ポンド軽くなりました。

全く同じ名前のフェノムSDもハイトが高く、アクセル間が短くなりましたが、こちらの方は重さに変化はないです。また、60ポンドモデルが廃止されました。

在庫しているフェノムSDの60ポンドは10000円引きで特価品に追加しましたので、希望と合う方にとってはお買い得だと思います。

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以上がPSE2017となります。また、PSEの価格改正と、為替の変化を考慮し、すべてモデルを値下げしました。1万円もかからないので、既存のユーザーはフェノムの方以外はアップグレードを検討されてはいかがでしょうか。

PSE 2017ラインナップ

PSE 2016 → 2017 アップグレードパーツ