低価格ハイスピードの最高スペックがソニーのRX-100M5で更新

rx-100m5そろそろ会社でチューニングなどに使用しているハイスピードカメラの更新をしようと考えているのですが、まさにというタイミングがソニーが新型を発表しました。

家庭用のハイスピードカメラは8年前、2008年に発表されたEX-F1が最初だと思っています。そのスペックは1200fps(1000fps前後が最適な数値)で画素数はたったの3万画素でした(336×96)。その後、弊社でレンタルで使用した400万円のカメラは700fpsで92万画素とさすがでしたが、たびたびレンタルはできない金額でした。その後は計測時にはFS700をレンタルして(これなら3万円くらい)使ってきましたが、これは960fpsで41万画素。

本日時点で、家庭用カメラで最高性能はRX-100M4で960fpsで、43万画素(1136×384)でこれでも十分なので買おうか迷っていましたが、後続モデルのM5でさらにこれを引上げ、960fpsで 52万画素と5年前であれば、400万円もしたカメラと同等の性能を有します。普通の家電で技術進化を実感することはないですが、カメラはすごいですね。

RX-100M5 – <センサー読み出し有効画素数>画質優先:240fps(1,824×1,026),480fps(1,824×616),960fps(1,244×420)

ここまで来ると、今後の性能向上はセンサーというよりも、書き込み速度の向上になりそうですが、RX-100M5少し値段落ち着いたら購入します。これまで提供してきたものよりもさらに鮮明な動画となるはずですので、ご期待ください。


ホイット(HOYT) 2017年は月曜日にいっせいでの発表です。

14572992_10153773528762735_7368301073265334384_n今年、いくつかのメーカーがターゲットとハンティングで発表日をずらすという対応を取っていますが、ホイットは例年通り、ターゲットとハンティング同時での発表となりました。月曜日の朝ですが、日本時間では火曜日の早朝の発表になります。

かなりの商品が生産終了になりましたので、その分、かなりの商品が新規発表されます。GMXはなくなりますが、似たものが出るのか楽しみです。


イーストン(EASTON)の2017年カタログが出ました。

easton2017topイーストン(EASTON)の2017年カタログが出ましたが、大きな変更点はなく、ポイントと新色とケースくらいです。カタログの順番に見ていきます。

easton2017protour_newまず、プロツアーに新しいサイズ340が登場します。そして、タングステンポイントに140gr-100grという選択肢が増えます。

次にカーボンワン/アポロ/インスパイアに1400/1600/1800/2000という柔らかいスパインが登場します。これで、CXのメダリオンだけではなく、2000番手台でイーストンのカーボンシャフトも選択できるようになりました。

easton2017nock_newカタログのミスなのか、本当か確認中ですが、カタログによれば、ピンノックのピンクがなくなります。ノックカラーに関してはあまり変えてほしくないんですけどね…

easton2017micro_flexスタビライザーでは流行に乗った設計の小口径ロッドMicro Flexが登場します。0.600″=15.2mmなので、FUSE XスリムとDoinker ヒーローの間です。デザインは今までのイーストンのスタビライザーらしくないかなり派手な感じです。

*ウィンドドラゴン・プロX 12.3mm / Doinker ヒーロー 14.5mm / FUSE Xスリム16mm

easton2017quiverクイーバーに関しては新色です。蛍光グリーンとティールです。

easton2017caseコンパウンドケースは新しくWorld Cup 4517、Work horse 4118、Bow Go 4118、Micro Flatline 3618の4つが登場します。すべで在庫する予定なので、詳細は入荷後に。

配布用のPDFファイルはまだ届いていないのでカロタグは下記のサイトで確認してください。

イーストン | ダウンロード ページ
https://eastonhunting.com/downloads/

坂本が今週末の全日に出場するため、金曜日-日曜日は発送がありません。ご理解ください。急ぎのものがあれば、私の方で対応できるか確認するのでメールください。


2017 イーストン(EASTON)新チャート出ました。

easton_chart2017年イーストンの選択チャートが出ました。

オンラインショップの方は更新しました。セレクトチャートは常に最新のものを使うことをお勧めします。ダウンロードして使っている方は更新してください。

EASTON アローセレクションチャート 2017(PNG 1.2MB)


【紹介だけ】ライフルのようなクロスボウが登場。

14468269_1771833493104418_8172871275598954475_o14608752_1775356972752070_3219116768399061198_oもはやライフル…というクロスボウがアメリカで登場しました。

10%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%81%e3%82%af%e3%83%ad%e3%82%b9%e3%83%9c%e3%82%a6コッキング時(フルドロー時)のアクセル間はわずか6インチで、ライフルのようにスリムです。

日本ではクロスボウのプロショップとアーチェリーのプロショップとでは交流がなく、別のものとして認識されていますが、アメリカではアーチェリーショップでも取り扱われます。

スペックではなく、スリムさでの勝負ですかね。なかなかユニークな発想です。


マーチン(Martin)アーチェリー2017が登場しました。

martinarchery2017取り扱いはしていませんが、チェックは続けているマーチンが2017年モデルを発表しました。最上位モデルは昨年と同じものですが、カーボンハンドルモデルではカーボン・ミスト(mist)というショートドローボウが発表されました。

martinarchery2017carbonmist23.5インチから対応する超軽量のカーボンハンドルモデルで、重さは1500gを切ります。

他にもファイアキャット(Firecat)というモデルも出ましたが、迷彩色しか選択肢にないので…今年から日本でも迷彩柄の公式試合使用禁止のルールができたので、今後は紹介してもしょうがないかなと。

特に目新しいものがないマーチンは2018年に期待といったところでしょうか。


ボウテック(Bowtech)が2017年ターゲットモデルを発表、3代目にモデルチェンジ。

fanatic3_white-flat-newボウテックが2017年のターゲットモデルを発表しました。2016年のワールドカップで実績を残したファナティック(Fanatic)2.0がさらにモデルチェンジし、3.0となります。価格は新モデルの出荷価格は同じですが、為替の変動のため、販売価格は値下げしました。

den16_a16_1152(ワールドカップファイナル2016)

ハンドルは10%剛性が向上し、アクセル間は0.25インチ長い37.75インチ、ブレースハイトは0.13インチ短く、7インチに。重さに変更はありません。ケーブルガードが変更されます。弓のキネティックエナジーは8%向上し、それに合わせて矢速は4%(12fps)向上し、320fpsに。

他にも多くの変更点があり、2.0で寄せられた意見からグリップの形状を再設計。ハンドルの下には新しくスタビライザーマウントが追加されます。標準搭載のストリング/ケーブルはより太いものに変更されます。

以上ですので、剛性向上・スピードの向上・グリップの形状変更の3点と値下げが3.0の違いとなります。本日より取り扱い開始します。同時に2017年モデルのフュエル(Fuel)、カーボンローズ、カーボンアイコンの3モデルも値下げしました。

ベースとなっている性能に関してはこちらのファナティック(初代)のレビューを参考にしてください。

BowtechからFanaticが入荷


ベア(Bear)アーチェリー 2017年 突き詰めた2モデルが登場

bear2017archeryベア(Bear)の2017年モデルが発表されました。6モデルが登場します。

bear_legend_series_ls6_oliveターゲット向けは2つ。写真はオリーブ色の355fps、ブレースハイト5インチのLS(レジェンドシリーズ)6というハイスピードモデル。見たことあるようなデザイン…。今回の新モデルもそうですが、ベアは上位モデルでも低価格なのが特徴で、定価は899ドル(9万円強)となっているので、355fpsのハイスピードモデルでは最も安く購入できる弓です。

APAアーチェリーが370fps+のキングコブラを公式発表

bear_legend_series_lst_blueもう一つはブレースハイト7.5インチ、アクセル間37.5インチの安定性を重視したモデル、LST。こちらもデザインがあまりベアっぽくありません。しかも、現在色は銀と青の2色のみが選択できるという謎仕様です。LS6とLSTの間くらいのスペック(36インチアクセル、ブレースハイト6.5とか)が最も人気あるよな気がするのですが、ハイスパートと安定性の2つの要素をそれぞれ突き詰めたような新モデルとなりました。

価格はまだ届いていませんが、アメリカでの定価は昨年のBR33と同じなので、販売価格も同じで行こうと思います。2017年モデルは在庫せず、取り寄せのみでの対応としたいと思います。よろしくお願いします。


弊社スタッフの坂本が第37回全日本社会人フィールドアーチェリー選手権大会で準優勝しました。

%e5%9d%82%e6%9c%ac_%e7%a4%be%e4%bc%9a%e4%ba%ba%e3%83%95%e3%82%a3%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%8920163位だった社会人ターゲットに続き、弊社スタッフの坂本が社会人フィールドで準優勝しました。おめでとうございます。

%e7%ac%ac37%e5%9b%9e%e5%85%a8%e6%97%a5%e6%9c%ac%e7%a4%be%e4%bc%9a%e4%ba%ba%e3%83%95%e3%82%a3%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%89%e3%82%a2%e3%83%bc%e3%83%81%e3%82%a7%e3%83%aa%e3%83%bc%e9%81%b8%e6%89%8b%e6%a8%a9今年は自分が試合に出られていない分坂本が頑張ってくれていてうれしい限りです。

今年2度目のボーナスの用意をせねば!

第37回全日本社会人フィールドアーチェリー選手権大会  決勝ラウンド 【最終確定成績】(PDF 101KB)


初めの弓を購入する方へのアドバイス(リカーブ向け)

%e3%82%ab%e3%83%81%e3%83%a7%e3%82%ab%e3%83%90%e3%83%ad_%e7%a5%9e%e6%a5%bd%e5%9d%82週末行われた社会人フィールドに出場した弊社の通販スタッフの坂本が好成績を収めたようです。おめでとう!!

この半年間、自分は試合に出場・練習はお休みして、料理ばっかり作っています。先日は珍しい形のチーズ(カチョカバロ)を焼いてました…しかし、これはアーチェリーのための練習ですので頑張ります。料理とアーチェリーがどうつながるのかは後日記事にします。まだ、いい書き出しが思いつかなくて。

今日は初めて弓を購入する方で予算が決められない方向けの記事です。弊社では幅広い価格の弓を扱っていますので、見積もりを依頼されるときにいつも予算を確認しているのですが、逆にいくら必要なのですかと逆質問されることが多く、今回の記事では、初めて弓を買うときにどう予算を決めるべきかについて書きます。

*一式の場合、3万円~30万円くらいまでの幅があります。

6月に書いた記事をお客さま目線で書き直したものです。

低価格帯商品をいかにして日本で売ればよいか

アーチェリーは趣味・余暇であり、弓は嗜好品の一つだと思っていますので、予算がある方は自由に購入をしていただければよいと思います。最初から最高級の弓を買って塗装の美しさを楽しむのも、ベテランの方がエントリー向けの弓を使って当たらなさを楽しむのも、楽しむことが大事ですので、人が口を出すものではないと考えています。


要約
・弓はバランス重視
・ハンドルとリムの値段から決める
・人によって変わるのはケース

さて、予算が決まらず、「程よい」セットをそろえたい場合、アーチェリーにおいては一点豪華主義というものはあまり一般的ではなく、その効果も確認されてはいません。バランスよくそろえることをお勧めします。高い弓と安い矢、安い矢と高い弓など、ほかのパーツの予算を削ってても、一つのパーツにお金をかけるべきという意見はあまり一般的ではなく、弓は全体で働くので、競技向けの弓はバランスを重視で選択されるのが一般的です。

そのバランスの中心はハンドルです。まずはハンドルの予算を決めましょう。ハンドルは安いもので1万円、高いもので10万円弱です。しかし、値段が変わることでの変わるものと変わらないものがあります。例えば、チューニング性(簡単にチューニングできるか)はどの価格帯でも大きくは変わりません(*)。

*以前にチューニングすることは大変困難なミザールという弓がありまして…苦労したのはいい思い出です。。。この弓、センター調整機構が外からはアクセスできず、リムを外さないとインジケータすら見ることができないという恐ろしい仕様でした。

初心者としてのハンドルの評価(*)を大きく分けると、性能、品質、メンテナンス性、仕上げ、塗装、補修の6個かと思います。このうち、予算をあげていっても大きく変わらないのは、品質とメンテナンス性、3万円(実売)を超えると大きく変わらないのは性能、予算を上げれば上げるほど変わるのが仕上げと塗装と補修です。

*経験者であれば、この部分は変わり、グリップの形が自分に合うか、重さ、剛性、重心などと異なりますが、初めての弓を買う方にそれを提示して選択していただくことは困難だと思います。

まず、品質とメンテナンス性。これは高いほど良いということはありません。特に品質に関してはそうです。よく誤解されている方がいるのは品質の部分で、高いハンドルのほうが耐久性が高いと勘違いされていますが、これまでの10年近いプロショップ勤務での経験でいうと、むしろ低価格モデルのほうが故障が少なく耐久性が高いです。上位モデルではコストがかかった最新の技術が採用されているのに対して、下位モデルでは何年、何十年前の実績あるローコストの技術が採用されるからです。

100km当たりの故障率と価格が軽自動車とF1では反比例するのと一緒です。最新技術を使用したF1仕様の車のほうがはるかに価格は高いですが、故障は実績ある車台を採用する軽自動車のほうが少ないです。

次に、性能ですが、これは一般論とすることが難しいものの、10年ほど前にナショナルチームの選手の方が実売2万円後半のサミックのアスリートハンドルでシングル(WA1440)で1330点近くを射ち、近年の世界大会(ターゲット)でのメダル実績があるハンドルの中で最も安いハンドルがウィンのWINEXで、4万円台であるので、3万円台前後から上では性能は大きく変わらないというのが個人的な意見です。もちろん、上位モデルではハンドルの重量が簡単に調整できるなどの付加機能があり、これを性能の一つとしてとらえれば別です。

最後に仕上げ、塗装、補修(部品)ですが、この部分は大きく差が出ます。塗装はハンドルの価格に応じた手法が採用されていて、低価格モデルの場合は質があまり良くない場合もあります。これも3万円台が目安で、これ以上高いモデルでは見栄え(発色等)が大きく変わることはないのですが、コーティングの違いにより、耐久性・傷のつきにくさが変わってきます。塗装に関しては製造時のミスを除き、メーカーの保証対象外ですので、気にされる方は上位モデルを検討してください。

仕上げに関しては、ここでは見えない・性能に影響しない部分への配慮です。低価格のものでも、もちろん見える部分は塗装はされていますが、リムポケットの内部(リムを装着すると見えない部分)や、グリップが装着される部分(グリップを取りはずした時に初めて見える部分)のバリ取りや塗装は、されていないか、適当なものが多いです。対して、高いものはこの部分もしっかりとしているものが多いです(すべてではありません)。ただ、性能には影響しないし、使用時には見えない部分なので、見えない部分も丁寧に作られたかどうかという…メーカーの気持ち、心意気の差といったところでしょうか。

%e3%82%a2%e3%83%bc%e3%83%81%e3%82%a7%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%83%88%e5%90%91%e3%81%91%e8%a3%9c%e4%bf%ae%e3%83%91%e3%83%bc%e3%83%84
最後の補修については故障したときの対応の違いです。この部分は価格差というよりもメーカーの規模が反映します。グリップが故障したとき、ホイットやウィンであれば、10年程度前のモデルくらいまでであれば、入手はできます。逆に小さいメーカーでは、生産が終了したら、1年程度でもう交換用のパーツが手に入らなくなることもあります。

長く使用し保証が終わっても、補修パーツを手に入れてメンテナンスしていきたいという気持ちがあれば、ホイット、ウィン(KAP/SF)の2大メーカーのものを選択することをお勧めします。

初心者の方で、予算が決まらない方は以上の観点で選択することをお勧めします。

ハンドルが決まれば、次はリムの選択です。リムは単純に高ければ性能が高いと考えていただいてもかまいません(*)。それ以外で低価格帯のモデルと高価格帯のモデルの違いはほぼありません。

*上達し、自分の好み、相性が良いスペックがわかってくれば別です。

ただ、ハンドルと違い、リムはサイズとポンドで同じリムでも多くの種類があり、最初のリムが自分のぴったりでずっと使っていくというケースは稀です。2-3年のうちに買い替えるケースが多いので、最初のリムは低価格でも全く問題ないと思います。また、リムを買い替える場合、同時に矢も買い替える(リムのポンドが変わると矢のスパインも合わなくなる)ので、結構な出費となります。基本的にリムは初心者の方にとっては消耗品です(**)。最初のリムは矢とセットで考えて、2年以内にまるっと買い替えても痛くない程度の金額で考えていただくのが良いかと思います。

**上達し、自身の引き尺・体力(ポンド)が決まってくれば、3-5年は使用できるようになります。リムが消耗品なのはリムの寿命が来るからではなく、自分に合わなくなってくるからです。

一式購入時にケースの購入する場合は事前にご自身でどうするか決めておいてください。基本的には4種類の選択があります。自分で用意するのが一番安くつきます。アーチェリー用でも他のスポーツ用でもメーカー原価はほぼ変わりませんが、大量に販売されるメジャースポーツ用のケースはコンテナ輸送で送料が非常の抑えられているので、アーチェリーショップでは到底対抗できない価格となっています。こればかりは企業努力ではどうしようもないので…安くしたい方は自分で用意することをお勧めしています。

次に、プロショップで販売されるソフトケース。ソフトケースは非常に軽く、電車移動などで段差が多い移動手段で射場に通われる方に最適です。価格は1万円前後です。

最後はハードケース。電車移動時の段差が弱点ですが、保護能力が高く、収納量も多いです。ジャージくらいまでであれば、どのケースでも基本的には入りますが、シューズやスコープも全部収納したい方は大型のものを選択してください。2万円前後です。

ケース類に関しては店舗側からのお勧めというよりも、お客さまがどのような環境での使用を予定しているかによって最適なものが決まるので、お客様の希望をお伝えください。

ハンドルとリムの合計額が決まれば、その金額をプロショップに伝え、残ったアクセサリー類にハンドル・リムに見合う程度のもので見積もりをとれば、初めての見積もりは完成です。あとは、財布の具合と相談しながら詳細を詰めていけばよいでしょう。1万円安くしたいなどの希望があれば、ショップの方にそのまま言えば全体のバランスから考えて調整してくれると思います。

以上、参考になれば幸いです。