ワールドカップステージ2でコンパウンド個人で優勝したセルジオ選手が使用していたガスプロ(Gaspro)の新型コンパウンド向けベインが正式に発表されました。6月の入荷見込みです。
コンパウンドラインとして発表されたのは3種類の樹脂ベインで、左からGP200、GS200、GS275です。
コンパウンドラインのベインもすべてイタリアで製造され、その特徴の全く新しい素材を採用したことによってえる精確性だそうです。セルジオ選手が使用しているのはGS200ベインです。200ミリのシールドカットタイプのベインです。形は一般的なものですね。
GP200の方は長年CX(カーボンエクスプレス)社の極細シャフトを使用しているディブ・カズンズ選手と共同で開発したモデルで、形は一般的なもののように見えますが、2インチのパラボリックタイプは少し珍しいですね。40枚パックで、5gの接着剤が付きます。
最後のGP275は3Dやフィールド用に風の影響最小限に抑えたICEなどと同じ発想の背の低い長距離向けロングベインです。
長らくスピンウィングが独占していたリカーブ向けフィルムベイン市場に大きな変化をもたらしたガスプロ(*)。コンパウンド向けの樹脂ベインでも市場の流れを変えていくのか楽しみなところです。さっそくの金メダルおめでとうございます。
*切り込み隊長だったのがガスプロ、その後にXs-wingsで、さらにスパイダーベインと続く。
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山口 諒
熱海フィールド代表、サイト管理人。日本スポーツ人類学会員、弓の歴史を研究中。リカーブ競技歴13年、コンパウンド競技歴5年、ベアボウ競技歴5年。リカーブとコンパウンドで全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は準優勝。
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