修正力の高さで評判のガスプロがハイスピードタイプの軽量ソフトベイン、オリンピックエフィシェント(1.75インチ)を発表しました。
この表は以前にレンジ・オ・マティックのスピンとガスプロのスピンを比較したものですが、ガスプロの羽根のその修正力に対して、終速が遅くなってしまうことが問題でした。ガスプロのラインナップにはそもそもハイスピードの設計のものがないので、軽いポンドでは自然にスピンウィングが選択肢になります。
今回、ガスプロでは2インチスピンよりも短い1.75インチの長さで、風に影響を受けにくく設計されているターゲットエフィシェントよりも背の低いオリンピックエフィシェントを開発しました。そして、ベインの固さはそれまでで最も柔らかく、かつ、重さをそれまでのベインの約半分、0.5grにまで軽量化しました。カタログ値通りであれば、1.75インチのスピンウィング(0.6gr)よりも軽いことになります。
正確な終速の比較には射場を貸し切って、的前にスピードメーターを置いてのテストが必要になるので、つぎいつ行えるかなんとも言えませんが、設計通りで実売されれば、間違いなく市場で最もハイスピードのベインになると思われます。入荷が楽しみです。
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山口 諒
熱海フィールド代表、サイト管理人。日本スポーツ人類学会員、弓の歴史を研究中。リカーブ競技歴13年、コンパウンド競技歴5年、ベアボウ競技歴5年。リカーブとコンパウンドで全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は準優勝。
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