この記事は2014年12月16日に書かれたものです。1年以上前の記事は内容が書かれた当時とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

MKコリア ベラシティ(Veracity)リム テストしました。

IMG_20141216_131355バンコクのワールドカップが終わり、やっとスタッフとMKコリアのベラシティ(Veracity)リムのテストをすることができました。

まずは重さから。軽いほど低いポンドでも矢速を得ることができるのですが、WAのルールが変わり、90mを射つことが必要なくなってきたので、今後リムに矢速を求める人は減ってくるかもしれません。実際、ルール変更後に発売されたクアトロリムは決して速いリムではありません(関連記事)。

(すべて M42ボトム)
ベラリム 2007年 183g
INNO EX POWERリム 2010年 180g
ベラシティリム 2014年 173g

MK_archery_vera_veracity(1)MK_archery_vera_veracity(2)
173gという値は現行のものの中でもかなり軽いです。ベラリムと比べて10g、上下で20g(308gr)軽いなった理由で一番大きいのては、リムのフォルムがかなり細くなったためです。見た目でも細くなったことがわかります。

MK_archery_vera_veracity(8)

MK_archery_vera_veracity(9)

MK_archery_vera_veracity(10)リム全体で測定するポイントはいくつかありますが、ここでは、引いたときにしなる部分としならない部分の境目あたりを測定して比較しました。ベラでは41.5mmだった幅は、38.7mmに変更されていて、7%程度細くなっています。厚みもいくつかの部分で測定しましたが、厚みに関しては変化といえるほどの変化はないです。リムの幅がこれほど大きく設計変更されるということは経験上あまりないことです。面白いポイントです。その結果のリムの引きですが、ベラと比べてよりスムーズに少し柔らかい感じになっています。

MK_archery_vera_veracity(3)リムのチップの形状は他のメーカー同様小型化(左がベラ、右がベラシティ)。

MK_archery_vera_veracity(7)リムのカーブのついては多少のカーブが緩やかになっているイメージはありますが、緩くなりましたと声を大にしていうほどの変化はないです。

ws_s2_RM_決勝_veracity
3本入荷し、現在はM38とM40の在庫があります(M42はテストで使用しました)。受注生産で入荷までは2か月程度かかりますが、今後、生産量を増やして納期が早まるという話はあります(確定ではないですが)。8月発表で予定通りに10月に入荷。12月初めに行われたワールドカップ・バンコクでは、韓国選手の多くが使用し、リカーブ男子決勝では、ベラシティを使用している選手同士の対戦となりました。面白いのはどっちもILF(グランプリ)タイプのリムではなく、ホイットのフォーミュラーハンドルに、フォーミュラータイプのベラシティリムを合わせているのが印象的でした。どっちも見れば見るほど、2014年のセッティングという感じです。

今のところ生産数は多くないものの、品質が確かなのがMKコリアの売りです。このまま実績をさらに積み重ねれば、来年に向けて生産量はさらに増えていくでしょうから、2015年も現在の品質のレベルを保ったまま生産を拡大し、納期をより縮められるかに注目したいと思っています。


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Ryo

山口諒 - JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、2014年コンパウンドに転向、2018年よりベアボウに挑戦中。リカーブ・コンパウンド両方で全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。

13 thoughts on “MKコリア ベラシティ(Veracity)リム テストしました。

  1. VERACITYは、QUATTROリムと比べると
    引き感は結構違いますか?
    性能面だとあまり変わりそうにないですが・・・。

  2. >引き感は結構違いますか?

    プレドロー後(10インチくらい引いた後からフルドローまで)の感覚では明らかにクアトロのほうが柔らかいです。柔らかいと書いたのはオリジナルベラとの比較です。

  3. Veracityの購入を考えていてSの40が欲しいのですが、もし取り寄せることになった場合はどのくらいの時間がかかりますか?

  4. quattroリムやinno exリムと比べて、このリムの振動吸収性能はどの程度なのでしょうか。

  5. >quattroリムやinno exリムと比べて、このリムの振動吸収性能はどの程度なのでしょうか。

    スタッフの実射テストでは(M42)、INNO EX > Veracity > quattro でした。参考になれば幸いです。

  6. ホイットのフォーミュラシリーズハンドルにこのリムを合わせて使用するときは、ストリングハイトと弦と長さはホイットが推奨しているもので問題ないでしょうか?


  7. 多少ずれるのでグリップではなくプランジャーホールから弦までの距離でMKの推薦値でチューニングを開始することをお勧めします。

    *添付の画像はMKのマニュアル

  8. リムの購入を考えている者ですが、MKmach xリムの性質(引きが硬い・柔らかい、返りが速い・遅い など)などの詳細を教えて頂きたいです。

  9. 現在どのリムをお使いでしょうか? またリムにはどういった性能を求めていますか?

  10. リムをポンドアップしようと思っています。今は「INNO EX PRIME」ですが、2017モデルも大手各社出揃ったようなのでどれにするか迷っています。「INNO EX PRIME」より新しいモデルだと
    •HOYT グランプリ カーボンXツアー/バンブーコア
    •WIN WIAWIS NSリム グラフェンフォームコア
    •WIN WIAWIS ONEウッドコアリム
    などがあります。
    もちろん誰もが最終的に求めるのはグルービングの良さだと思うのですが、(今使っている「INNO EX PRIME」より)振動吸収性が良く返りが速い(矢速が速い)のはどれになりますか?

  11. EX PRIMEは優れたリムですのです。経年変化(出た当時に買ったとか)でない限りは、買い換えて大きな違いが出るか微妙なところです。

    バランスではXツアーが良いと思いますが、バンブーコアの方はそこまで詳しいテストはまだしていません。WIAWIS ONEはすでに弊社のテストでEX PRIMEよりも遅い(その分大人しい)ことが確認されています。

    現状では、(次回入荷時期決まっていませんが)NSリムが最もお客様の希望に沿うものだと考えています。

  12. 早速の返信ありがとうございました。
    今までウッドコアばかりだったのでフォームコア(NS)は感覚が違いすぎそうで不安ですね。

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