NolimitArchery(ノーリミットアーチェリー)の新製品、薬指トリガー式のRinger(リンガー)が入荷しました。
この薬指タイプのリリーサー、これまでは親指、人差し指、小指(*過去には中指)タイプのトリガーリリーサーが存在しますが、私の知る範囲では薬指は初めてかもしれません。(もし有ったらごめんなさい(苦笑)
*ちなみにリンガーとは薬指を指すそうです。(厳密には左手薬指に限定しますが)
第一印象はハンドヘルドで使うにはちょっと怖い(誤射)な、という印象ですが付属のリストストラップを組み合せばそのリスクは低減されるか、と言う感じです。
ドローイング時は親指・人差し指・中指+リストストラップで安全に引く必要があります。
また、薬指トリガーの感度(トラベル)と圧(テンション)の調整はしっかり行わないといけません。
そうしないと誤射する危険性が有ります。雑に薬指を乗せてしまって暴発、なんてシャレになりません。
疲れてきた時なんてなおさらです。
トリガーの調整は、ドローレングス長に合わせたひも輪を使って行うのが良いでしょう。
アンカー後、フランクに薬指をトリガーに乗せても発射しない感度(トラベル)と圧(テンション)を探る必要があります。
かといって硬く・深く調整すると今度は発射しません。
事前調整はしっかり行って下さい。
下の写真のそれぞれのイモネジを締め緩めして調整をおこないます。
感度(トラベル)調整は締めると感度が上がります。*トラベルが短くなります。
締めていくと僅かなトリガーの押し込み(移動量)で作動します。
ただし締めすぎると、フックがそもそも引っ掛からなくなります。
締めすぎには注意してください。
圧(テンション)調整はコチラのイモネジを締める事でトリガーが硬くなります。
ゆるめると、フワッと軽く押し込むだけで作動します。
このイモネジ、抜き取ると中にスプリングが入っています。ゆすると中からバネがコロンと出てきます。紛失にはご注意ください。
(予備バネが1個付属します)
このトリガー調整は、リンガーだけに限らず従来の親指トリガーでも同じことが言えますが、トリガー調整には「2つの軸」が存在します。
1つ目の軸は「感度(トラベル)」。
これはトリガーの移動量が「深い⇔浅い」という概念です。
2つ目の軸は「圧(テンション)」。
トリガーが「硬い⇔やわらかい」と言う概念です。
例えば、「浅くて硬い」や「深くてやわらかい」などと言った組み合わせです。
この2つの軸の組み合わせで確実に動作確認をしながらトリガー調整をして下さい。
ただ、ひとたび調整が上手く行くと本当に面白いくらいにバックテンションだけでスパスパ切れる好印象を持ちました。
意識してトリガーを落とすような行為に走らなくても十分です。
ただし、繰り返し言いますが事前調整は本当にしっかりと行って下さい。
内容物は、本体、サムバーパーツ、リストストラップ&ベルト、トリガー内部予備バネ(1個)です。
リストストラップはセットすることをお薦めします。リリーサーを落下させることもありませんし何より安全上間違いないでしょう。
サムバーは外向き・内向き、はたまた無し、と言う風にユーザーの使い勝手の良い位置(レイアウト)で取り付けると良いでしょう。
写真は右利き使用で内向きに付けて見ました。
コッキングレバーは存在しません。フックを指でパチっと起こすだけです。
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一般的な親指トリガーを操作する際、人差し指と親指の位置関係に初めは苦労するかもしれない事を考えると、このリンガーの場合はトリガー調整さえしっかししておけば、あまり余計な事を考えずにエイミングや押し引きだけへ注力を傾ける事に期待ができます。
このNolimitArchery リンガーリリーサーは店舗およびあちぇ屋CPにて販売中です。
Yamada
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