昨年からコードバンが高騰しております。各メーカー、苦労しているようで、確実に価格に反映されてきております。最近ではFITタブを販売・製造するハスコが交換用コードバンの価格最大で33%も引き上げました。
その中で、もともと価格の高いKSLタブを製造するアリゾナ(Arizona)社では、値上げではなく、人工素材(スーパーレザー)に切り替えることで対応するという判断をしました。装着されているレザー以外はすべて2013年モデルと同じで、パッケージも新規製作ではなく、コードバンと書かれた部分の上にスーパーレザーというシールを貼っての対応です。
手触りは滑らかですが硬いです。コードバンと比べるとメンテナンスが楽な分、しっかり馴染んでくるまでには時間がかかると思われます。
コードバンを使用した2013年モデルは在庫限りで販売中です。また、交換用のコードバンも在庫限りです。今後は、交換用スーパーレザーの取り扱いになります。現在コードバンタイプのKSLタブを使っている方も、いずれかはスーパーレザーに交換しなければいけない流れになっていくと思われます。
また、まだテスト中で販売開始は3-4日後の予定ですが、インナーウェイトシステムという変わった構造のアリゾナの新しいスタビライザーも入荷しました。スタビライザーのウェイト側のブッシングがねじ式で外れるようになっていて、その内側にウェイトを内蔵していくという変わった仕様です。アメリカでは一部のリカーブアーチャーも使用していますが、30インチモデルのロッドだけで260g程度あるため(一般的なスタビにウェイトを3つくらいつけた時の重さ)、リカーブでの使用はあまりお勧めできないです。コンパウンド用として販売予定です。
山口 諒
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正直効果があるかわからないですが…CXTのグリップ下部ウェイトのブッシングにオフセットバーを付けることは、カウンターバランスの代わりになりますでしょうか?
最近出たDCオフセットバーは取り付けられそうなので、ちょっと気になりました。
>CXTのグリップ下部ウェイトのブッシングにオフセットバーを付けることは、カウンターバランスの代わりになりますでしょうか?
同様の効果は期待できると思います。ただ、片側に重量が寄るので、カウンターとは違い水平方向の重心のバランスにも影響を与えます。
>最近出たDCオフセットバーは取り付けられそうなので、ちょっと気になりました。
どこかでフィットするねじを調達して工夫すれば取り付けはできると思います。
続けてですみません。
サイトがある分、反対側に付ければバランスが取れる気がするのですが、違うのでしょうか?
よくサイドロッドのウェイトを片方だけ増減している方をお見かけするので…。
あとCXTのグリップ下部ウェイトのブッシングのサイズは1/4でしたでしょうか?
>サイトがある分、反対側に付ければバランスが取れる気がするのですが、違うのでしょうか?
おっしゃる通りです。対処すれば、カウンターと同じ効果を得ることはできます。
>あとCXTのグリップ下部ウェイトのブッシングのサイズは1/4でしたでしょうか?
そうです。
スーパーレザーを御社から購入し使いましたが、どうもしっくりこないです。皮ならではのテンションのかかり具合が指に伝わりづらく、非常に分かりづらいです。
滑らかさではスーパーレザーのが上でしょうが、適度な滑りと抵抗、指に伝わる力の伝導率ではコードバンのが上かなと私個人思います。
また再販してほしいもんですが。
>滑らかさではスーパーレザーのが上でしょうが、適度な滑りと抵抗、指に伝わる力の伝導率ではコードバンのが上かなと私個人思います。
メーカーいわく、スペック(数値)ではスーパーレザーが上です。ただ、AAEのものは使用したことがありませんが、自分がリカーブをしていた時は、やはり、スーパーレザーは手になじみにくいと感じて、一度しか使いませんでした。
>また再販してほしいもんですが。
要望はしてみます。