会社としては、本日より業務開始です。2014年もよろしくお願いします。
さっそく、近くの当てる神様にて、絵馬を2014年バージョンに更新してきました。初詣でも、大吉のおみくじ引いたし、今年もウマくいきますように★
*絵馬は本社・前田由佳作です。
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山口 諒
熱海フィールド代表、サイト管理人。日本スポーツ人類学会員、弓の歴史を研究中。リカーブ競技歴13年、コンパウンド競技歴5年、ベアボウ競技歴5年。リカーブとコンパウンドで全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は準優勝。
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下の記事でハンドルの変更について質問した者です。
リムはG338ポンドがあるのでそれを使うつもりですが、追々引きやすいリム(出来ればイノEXパワーかマッハ)に買い替えたいと考えています。
その上で改めて返答お願いします。
>今の使用ハンドルはH25アイオンX(手前重心の感覚が合いませんでした)、SリムF740ポンド、矢尺26.5です。
>質問ですが、今ハンドルをイノマックスかMKX10に変更しようと考えているんですが、どういった基準で選ぶべきでしょうか?
>また、それぞれのハンドルを選んだ際のメリット、デメリットがあれば教えて下さい。
手前重心ということでは、どちらのハンドルも伝統的な設計で、重心の位置は両方とも大きな違いはありません。
2つのハンドルの違いは素材と重さとセンター調整機構になります。
すべての面で現在お使いのホイットのハンドルに近いのはMKX10です。重さは1250g(Ion-xは1224g)で、センター調整機能は調節後にずれが発生しないが、完璧な調整は難しいワッシャー方式。素材はアルミです。
逆に大きく違うのは、INNO MAXです。重さはウェイト3つ分ほど重い1300gで、高ポンドの場合、そこまでは気にならない違いですが、G3の38ポンドですと、実質35-36ポンドになると思いますので、80gの違いは大きく感じられると思います。センター調整機能は無段階調整です。
カーボンという素材ですが、アルミ素材であっても、ION-Xのような最新モデルからの乗り換えの場合、明らかな剛性の違いを感じるのは難しいと思います。重さの違いのほうが気になるはずです。
実質36ポンド程度で使用されるのであれば、まずは軽いMKX10ハンドルがお勧めです。選ぶ基準としては重さを考慮しないのであれば、現在の感覚に問題がなく、重心の位置と飛び出しの感覚のみを変えたい場合にはMKX10ハンドルを、ホイットのハンドルから遠く離れたものを試してみたいときにはINNO MAXをお勧めします。
返答ありがとうございます。
さらに質問なんですが、ハンドルの剛性は高ければ高い方が良いのでしょうか(スタビは必ずしも固い方が良い訳ではないと聞きますので)?
あと、カーボンハンドルは振動吸収性が良いから疲れにくい、身体に優しい…とありますが、実際のところMKX10などのアルミハンドルと比べて感覚が全く違うのでしょうか?
>カーボンハンドルは振動吸収性が良いから疲れにくい、身体に優しい…とありますが、実際のところMKX10などのアルミハンドルと比べて感覚が全く違うのでしょうか?
身体に優しい、疲れにくいというのは、同じ重さでの話です。振動吸収が優れていても、その分ハンドルが重いのでは、やはり疲れやすいです。
INNO MAXのほうでトータルでは振動吸収性が高いのは確かですが、低いポンドでは、その差よりもハンドル自体の重さのほうが感覚を左右します。お客様の実質ポンドが36ポンド前後と予想されたので、そのように書きました。振動吸収性能は重さとも関係があり、より重いINNO MAXのほうが、たとえ同じアルミ素材であっても、MKX10よりも振動を吸収します。センサーでの測定時には5-10%程度INNO MAXのほうが振動が少ないです。
INNO CXTハンドルの試射できるハンドルがありますので、近くに店舗があれば、試射できるように手配します。文書よりもカーボンハンドルの特質が理解できるかと思います。
>ハンドルの剛性は高ければ高い方が良いのでしょうか
全体のセッティングとの兼ね合いが大事ですし、一番大事なのは、お客様にとっての「良い」が何であるのかということです。
その人にとって「良い」が何を指すのかは、人によって異なります。
前のコメントの返信では「軽さ」に注目して返信を書きましたが、
お客様の求める「良さ」と違っていましたら申し訳ございません。
http://cache.cart-imgs.fc2.com/user_img/archery/804520b8b916f34ac8dcedfd9ed80117.jpg
高い剛性は大きな振動を吸収し、柔らかい部分は細かい振動を吸収します。わざと先端を柔らかくしているHMC+と大口径高剛性のHMC22の比較画像が参考になるかと思います。
まず、お客様がどのようなシューティングのイメージを考えているのかが大事かと思います。トップ選手は44-46ポンド程度を使用している方が多いですが、そのポンド台では、高い剛性のハンドルに若干柔らかいスタビライザーというセッティングが多いです。
参考になれば幸いです。