TRU.BallとAXCELサイトの2014年ラインナップが発表

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TRU.Ballとアクセルサイトの2014年のカタログが発表されました。アチーブサイトも、リリーサーも多くのトップアーチャーに愛用され、絶好調のメーカーで、2014年は商品のラインナップに大きな変更はなく、ほぼラインナップの補強です。

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新商品としてはファング(牙:Fang)というハンティング用のリリーサーが発表され、Dループを両側から噛むタイプのリリーサーなのですが、以前から噛むタイプ(ダブルキャリパー)のリリーサーはリリースのスピードが遅いといわれていましたが、可動するキャリパー片方だけにすることで、デザインと違い、実質的にはシングルキャリパーのリリーサーになっています。ハンティング用のリリーサーなので(設計を見た感じターゲットでも使えそうな気がしますが)、仕入れる予定はないです。

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ターゲット用のリリーサー用品では、ユース用のエントリーモデルを別とすると、新しいトリガーくらいしか新商品はないです。3軸で調整できるアジャスタブルトリガーがラインナップに加わります。

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アチーブサイトでは、先日、レオ・ワイルド選手がさっそく使っていてびっくりしましたが、カーボンエクステンションモデル・アチーブカーボンが追加されます。ホイットの新色に合わせた紫とオレンジのモデルが選択できるようになります。

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アクセルのスコープは今までレンズ別売りでしたが、フランスの大手レンズメーカーエシロール(遠近両用レンズを世界で初めて開発したメーカー)のハードコート技術を採用したレンズと合わせての販売を開始するようです。話を聞く限りではすごく魅力的な商品ですが、シュアロックのスワロフスキーレンズのように1枚2万円近い値段設定だったりすると…価格を確認してから再度評価したいと思います。

主だった変更点は以上です。入荷は1月の後半を予定しています。

AXCEL Sight / TRU.Ball 2014年カタログ
https://archery.co.jp/catalog_CP/2014 Catalog_Axcel.pdf


カーター・ハニー2が発表されました。

2013 Honey 2 Ad

カーター(Carter)が2014年モデルを発表しました。新しいモデルとして「ハニー(Honey) 2」が登場します。ハニーでは、安全装置の解除方法が異なるハニーDOとハニーという2つのモデルがあり、解除方法を変えるためには内部パーツの大幅な交換が必要でお客様個人でとてもできるものではなかったのですが、ハニー2では、簡単に解除方法の変更ができるようになりました。

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解除方法の設定をねじでのテンションの調整だけでできるようにしたこと以外では、リリーサー全体のデザインがより滑らかになり、より細身になっているとのことです。ATAが開催される1月に受注が開始し、1月末に入荷するかと思います。価格はハニー・ハニーDOよりも多少高いです。


2014年ウィンの新ハンドル発表 INNO AXTアルミハンドルと低価格カーボンハンドル

1496108_551455741615405_1837815495_o↑Bogensport Magazinのページより

 

毎年、W&Wアーチェリーの新商品が発表されるベルリンオープンが本日より行われています。この日までにどこかから2014年の新商品情報が出ない限りは、毎年ここでの発表なのですが、Bogensport Magazinから新ハンドルINNO AXTアルミハンドルの写真が届きました。

INNO MAX Carbon 思ったより早かった WIN&WIN 2013年モデル発表

また、INNO MAXに黄色・ピンク・緑が追加されることも発表されました。

1483479_551457481615231_928935301_oまた、SFアーチェリーの商品から2014年はカーボンハンドルがなくなりましたが、かわりにW&Wブランドで低価格のカーボンハンドル・Rapido(ラピード)が発表されました。

クアトロリムの実射テストで、ホイットの新しいリムがINNO EX POWER/PRIMEと同等の矢速、それ以上の安定性があることが確認されたので、W&Wが挽回するリムを発表するか注目していましたが、新しい最上位リムの発表はなかったようです。ちょっと残念。

毎年書いていますが、ウィンは12月発表ですが、ホイットなどと違って入荷するのは、3月の終わりごろです。1月のテルフォードで実物を見てきます。再度感想書きたいと思います。

また、SFアーチェリーの2014年カタログは、もらったものをスキャンしたものでしたが、PDF版が届きましたのて差し替えました。変更はないです。

 

追記 : 記事を書いて2時間後くらいに公式ページでも発表されました。

1482896_403559646444766_1479570373_n(1)ウィンの営業の人たちがベルリンでこのブースを出している最中なので、詳細のスペックは後日かと思います。


ArcTec ヘキサゴンドローストップ

ARCtecから新しく発売されました新商品「ヘキサゴンドローストップ」

色は4色での展開。色の違いによるスペック差はありません。好みでお選びください。

どの色も何とも言えない半透明感。あめ玉のような風合いです。

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内容は、ヘキサゴンドローストップ、ヘキサゴンストップ専用レンチ、六角レンチとなっています。

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六角レンチは抜いて使って下さい。

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さて、このドローストップですが、2つの観点から使うことが出来ます。

1つ目はレットオフ値を下げてホールディングウエイトを増やす目的に使う事。

2つ目は適正ドローレングスを探る目的で使う事。

 

レットオフを下げると、ホールディングウエイトが増すのでエイミング時の体にかかる負担は増します。その分しっかりと体幹を保持する意識が高まるのでアウトドアでのシーンにおいて、より安定したシューティングに期待が持てます。

一方で、少しでも気を抜くと“グイッ”と引き戻されやすくなるので、そこそこの体力が無いと意識の集中と維持が大変かもしれません。

HoytのRKTカムや新しいZ5カムはレットオフが75%で設定されているので、保持する身体の負担が少なくて済むので体力面で心配の方はこのドローストップは使わない方が良いかもしれません。

メリットとデメリットをしっかり理解したうえで導入を決めた方が良いでしょう。

 

次に適正なドローレングスを探る為・・・・ですが、このストップピンは写真の通り六角形状に留めネジが中心から外れた位置に通してあります。

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純正のドローストップピンは“純”円筒形ですから、当然ネジの中心から外側まで均等です。

ところがこのヘキサゴンはネジの中心から外側までの距離が4つ存在します。

1の位置にケーブルが当るようにセットすると、純正と同じパーセントのレットオフと引き尺が得られ、

2から4にかけて引き尺が短くなっていきます。最大の4で、1/4インチ(約7mm)短くなります。

*これは1つ目の使い道「レットオフを下げる(負担が増す)」と同時進行で変化します。

 

 

見た目で分かり易くしてみました。

*例)26インチの弓だった場合。

*矢印で引き尺を示し、色でホールディングウエイトを表しました。

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このドローストップを使う事で、レットオフを変化させることができ、同時に引き尺を短くすることが出来ます。

そしてどのポジションで使うかを決めたら、最終的には上下のカムタイミングを再調整してあげる必要があります。

下カムのストップピンが先にケーブルにあたるので(引き尺が短くなる)、上のカムは当然遅れます。

なので、適宜スプリットバスバスケーブルを巻き上げて(短くして)上カムのタイミングを合わせましょう。

 

と、ここで少しばかり疑問が生じます。

1)レットオフだけを変化させたいが、引き尺は変えたくない

2)引き尺は変化させたいが、レットオフの変更はしたくない。

という上記の場合はどうするのか?という疑問です。

単純に今のままでこのストップを装着すると同時進行で2つの項目が変化してしまいます。

その対策としてドローストップをどの目的で使うかによって装着後の微調整が必要になってきます。

 

1)の場合の対策

・短くなった分だけDループの高さを長くする。

ただこの場合はストリングのフェイスタッチが微妙に変わるので最大1/4インチ(約7mm)とは言え、気にする方はとことん気にするかもしれません。

・Dループはそのままでケーブル類を巻き上げる。

これはケーブル類を巻き上げる(短くする)事でストリングの巻出し量を増やすので引き尺が伸びます。ただし弊害としてピークポンドが上がるのでリムボルトを若干ゆるめてポンド調整を行わねばなりません。

 

2つの方法を比べると、Dループを伸ばす方が手軽で確実です。ケーブル類をいじるのは、ボウプレスが必要であり、かつ調整のノウハウをしっかりと理解した上級者でなければ手を出さない方が良いでしょう。

 

2)の場合の対策

もうこれは好みの引き尺が決まった時点で純正品に戻すか、「1」のハイポジションでセットして、後は・・・・・・

・Dループを短く作り直す

ただ、現状の高さから限界値に近い場合もあるのでこの方法は、Dループの高さがもともと有る場合に限られます。フェイスタッチの感触も変化します。

・ストリングを適宜巻き上げ(短くする)て、引き尺を短くする。

しかしこの時の弊害としてピークポンドが下がってしまうので、その分を取り戻したい場合は、リムボルトを締めてポンド調整を行う必要があります。

*リムを最大まで締めこんでいてもうそれ以上締めこめない場合はケーブル類をいじる方法が無くもないですが、手を加える箇所が多くなりすぎるので、本末転倒な結果になりかねないため、この場合はポンドが下がったままで使う方が良いでしょう。

 

いずれの場合でも最後には上下のカムタイミングのチェックが必要です。

また、使い続けているうちにケーブル類は必ず伸びて来るので、このドローストップの“面”がケーブルににきっちり真っ直ぐ当たっているかを随時チェックしてください。IMG_7516

ARCtecヘキサゴンドローストップは店舗およびオンライショップで販売中ですヽ(^o^)丿

 

 

 


レオ・ワイルド選手が新型のサイト使っている!!!

IWCS_DA1_3395-Lメーカーからは1月末の出荷開始で案内を受けていたのですが…レオ・ワイルド選手がもう使っている!!

 

carbonsight9日に行われたワールドカップ。ステージ2 – シンガポールで優勝したレオ選手。その弓には発表されたばかりのアチーブカーボンサイトが。世界最軽量の競技用サイトとして、多くのトップ選手に愛されているアチーブに、カーボンモデルが登場します。

アメリカのトップ選手にはもう手渡っているようですが、販売開始は1月末か2月を予定しています。ただ、やっぱり高いんですよね。アルティマのコストパフォーマンスに勝てるサイトはなかなかないです。


アークテックのヘキサゴン・チューニングドローストップ

banner_drawstopドイツ・アークテック社からCPRシステムに続く、ユニークなコンパウンド商品が登場しました。ヘキサゴン(Hexagon=六角形)チューニングドローストップは、ドローレングスのマイクロチューニングと、レットオフ(ホールディングポンド)の調整を可能にします。

SONY DSC2014年の新商品として発表され、本日午後にさっそく入荷しました。運用方法に関しては現在、大久保店でテスト中ですので、商品の特質に関して説明させていただきます。ホイット(HOYT)用が入荷し、価格も先日入荷したプロストップより気軽に試していただける値段になっています。

SONY DSCストリングが六角形のドローストップに当たる面を変えることで、ドローレングスとレットオフのマイクロチューニングを行います。ホイットの場合、12mm(0.5インチ)単位のチューニングはカムモジュールの交換で簡単に行えますが、より細かいチューニングにはボウプレスが必要です。手間ですが、リカーブアーチャーが1mm単位でドローレングス(クリッカーの位置)を管理していることを考えれば、12mmこどの設定では大まかすぎることは明らかで、少なくとも3mm(0.125インチ)単位でチューニングする必要があります。

draw_anleit_pseこのドローストップはボウプレスを必要としないで、ドローレングスを最大で3mmごと、最大で6mmの幅の中で調整できます。上が、フェノムでの調整例です。

SONY DSCただ、下カムでドローレングスを調整する中で、上カムのタイミングはズレていきますので、最終的にはカムのタイミング調整は必要です。ちょっとしたアイデア商品という位置づけではないかと思っています。

 

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弊社で調査したホイットのカムでのチャートは上記の通りです。ドローレングスとレットオフは他のカムでもほぼ同じように変化しますが、ホールディングウェイトはリムのサイズとカムサイズの影響を受け、同様にハイとローで3.4ポンドだけ上昇するとは限りませんのでご注意ください。


ホイットの迷彩色ケースの新しいデザインが入荷しました。

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ホイットの迷彩色ボウケース(Camo Bow Case)の2014年バージョンデザインのものが入荷しました。上が2014年デザインのケースで、下が2013年デザインです。デザイン以外で大きな変更はないようです。

どちらも1個在庫があり、2013年デザインの再入荷予定はないです。

 


HMC+とHMC22のウェイト、しばらくの間変更します。

HMC+スタビライザーとHMC22スタビライザーに付属するウェイトを特に定めていませんでしたが、販売当初からW&Wフラット型のウェイトを入れて付けて販売していました。それを期間限定でW&Wドーム型ウェイトに変更します。

フラット型ウェイトの入荷が順調ではなく、このままではロッドの在庫があっても販売ができなくなるためです。

フラット型ウェイトは発注をかけています。入荷日は未定です。フラットウェイトが十分な数、入荷するまでの措置です。

また、あわせてフラット型ウェイトの単体での販売も一時停止します。ご理解ください。

 


矢のディンプル効果がついにターゲットの世界に

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↑下記論文より引用

アーチェリーとディンプル効果についてご存知でしょうか。ディンプル効果とは、物体の表面にディンプル(くぼみ)を設けることで、より遅い速度で空気を乱れさせる(乱気流を発生させる)効果のことを指しています。

ディンプル効果が、結果として、どのようなメリットをもたらすかは、運動の状態によって違います。例えば、回転するゴルフボールでは飛距離が伸びるそうです。

アーチェリー業界ではどうかというと、2009年にディンプル効果により、横からの力から受ける力を低減することができるというレポートが発表されました。ポイントは、この実験が矢のような低速で動くものにも働くことを証明したことです。

Side Force Suppression by Dimples on Ogive-Cylinder Body(英語 – PDF)
http://www.texasarchery.org/Documents/Dimples/Side%20Force%20Suppression%20by%20Dimples%20on%20Ogive-Cylinder%20Body.pdf

横からの力ということで、さっそく2011年にはFUSEがスタビライザーにディンプルをスタビライザーに設けることで、横からの力(横風)から受ける影響を低減するカーボンブレードESスタビライザーを発表し、ある程度の支持を得ました。

NAP-Crossfire

アーチェリーにおけるディンプル効果がはっきりと実証される前に、アメリカのNAPアーチェリーが、おそらく経験則によって、矢のポイントにディンプルを設けることで、矢飛びをよくするというポイントを開発しました。

詳しくは時間ある時に読んでみようと思いますが、NAPは矢におけるディンプル設計の特許を持っていると主張しています(*)。

*原文 : The one-piece cartridge is packed with features starting with patented dimpling, similar to that on a golf ball, which prevents air from “Sticking” to the cartridge that in turn provides increased flight control.

コンパウンドから発射される、特にポイントの重いブロードヘッドにおいては、矢のポイントが左右に触れながら飛んでいくパラドックス運動を大きく考慮する必要はなく、矢はほぼまっすぐ飛び出します。

対して、ターゲット競技ではそれほど簡単な話ではないので、なかなかディンプル効果を利用した商品は登場しませんでしたが、いつに、ターゲット用のディンプルポイントが登場しました。

dimplespointイタリアメーカーのポイントです。メーカーの説明書がイタリア語で残念ながら読めません…。申し訳ございません。素材はイーストンの純正ポイントと同じステンレスですが、価格は約3倍です。

メーカー商品説明書
http://www.texasarchery.org/Documents/Dimples/Punta%20al%20vivo.pdf

少し前から販売されていて(確か2011年)、ちょっと不具合があり、一度マーケットから消えましたが、マイナーチェンジして再登場するそうです。よりパラドックスの大きいリカーブでの実績はほぼないですが、パラドックスの影響をほぼ受けないコンパウンド競技では使用アーチャーが国内記録を塗り替えるなどの実績を残しているそうです。

mike5コンパウンド用のみとしての取り扱いで現在検討中です。


超軽量ハンドル 580gのFB5.3ハンドルが入荷

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2013年世界ターゲット選手権の観戦記”その1″しか書いていないことに今気が付きました。帰国後、すぐに2014年のラインナップの発表が多くのメーカーからあり、その更新作業の中で忘れていたようで申し訳ないです。

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SONY DSCというのをこのハンドルの入荷で思い出しました。世界選手権でフランジィーリさんと話した時に、新しいファイバーボウのハンドルFB5.3を娘のカーラがこの試合で使用しているから、あとで見せてあげるよ言われ、予選終了後に何枚か写真を撮って感触を確かめさせてもらいました。上の写真は実際にカーラ選手が試合で使用した弓のものです。

そのことの記事を書いたつもりだったのですが…見つけられず。

軽量ハンドルという言葉を1,000g前後のハンドルで使ってしまっているので、このハンドルは超軽量といっていいと思います。基本設計はFB6.3ハンドルと同じです。FB6.3ハンドルが25インチハンドルであるのに対して、FB5.3ハンドルは23インチハンドル。25インチハンドルが630gで、新しく入荷した23インチハンドルは580gしかありません。

高剛性の高性能フルカーボンハンドルでありながら、重さはオプティモのようなウッドハンドルや、ローランのような樹脂ハンドルよりも軽いです。

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グリップは丸みがあるスタンダートなサイズのミドルウッドグリップです。

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リムポケットはファイバーボウ(Fiberbow)独自のシステムで、基本的には下リムのボルトだけを偏芯させてセンター調整をします。上のボルトもボルトを交換することで偏芯させての調整は可能ですが、別売りです。

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ハンドルは軽ければいいというものではありません。競技スタイルに応じ適切なハンドルの重さが存在します。この600gを切る超軽量ハンドルは、例えば、ベアアーチャーにとっては軽すぎてほぼ使用されていませんが、車いすで競技されているアーチャーの間ではかなりの人気を得ています。

高性能なハンドルです。ただ、とても軽いが軽すぎるになってしまうアーチャーにはおすすめできません。軽さを追求するアーチャーにとっては最適な選択肢だと思いますが、すべてのアーチャーに勧められるものではありません。とにかく軽いハンドルを買って、あとはスタビライザーなどで調整すればいいというものでもありません。重心はその作戦で調節可能ですが、モーメントの調整はかなり困難です。

また、出版日の古いアーチェリー技術ガイドなどで「軽いハンドルがお勧め」などと書かれていたとしても、著者の人が想定しているのはたいてい1,000g程度のハンドルのことであり、このような超軽量ハンドルをことを指しているケースはあまりないと思われます。ご注意ください。