マイナーチェンジした1600型と2300型が届きました。

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従来のものからマイナーチェンジしたFIVICSのアッパーが届きました。1500型(TNV1500)から1600型(TNV1600)になりました。違いはこのリングが新しくついたことです。重さとしては15g程度重くなっています。
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上の写真の左が従来のアッパー、右がマイナーチェンジ後のアッパーです。FIVICSのこのシリーズのダンパーは径が大きいので、アッパーブッシング部との接触面積が不十分で性能を発揮できないことがありました。今回、このリングが装着されたことで、細いブッシングを使用しているハンドルで起きていたそのような問題は解決され、全体の振動吸収性能も向上しています。
ただ、あくまでもマイナーチェンジです。以前の1500型アッパーから1600型アッパーに買い替えても、実感できるほどの差はないと思われます。
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また、接触面積の問題が解決されたので、今まで取り扱いしていなかったより径の大きいダンパーが搭載されている2300型アッパーの取り扱いも開始しました。
従来の1500型アッパーは特価品に追加しました。こちらは在庫限りです。


ソリッド・シュート

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4月のアチーブサイトの紹介の記事
>ソリッド感については、あまり聞きなれない言葉だと思うので、改めて記事を書く予定です(3時間書きましたが、
>わかりづらい記事なのでボツにしました…書き直し中です)。
なんて書き、いま世界で流行りの「ソリッド」についての解説を何度か書いては消したのですが…最新7月発売の海外のアーチェリー雑誌でトップアーチャーのLiam Grimwood氏が、がっつり「ソリッド・シュート」という記事を書いています。。。。
参考にさせていただきます。。。出遅れた…。


朝の二時間でこれだけ…

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昨日、無事に予定していたデータをとってきました。本日精査した感じでは、7割程度が有効なデータになりそうです。

試しに作ってみた動画です。こんな暗く写っていますが、上の写真の通りこのくらいの明るさの中でテストを行っています。さらにヒーターよりも熱くなる照明も持ち込んでいます。
データが50個程度、動画が25本手元にありますが、昨日休みを頂いた分、今日は仕事が増えているので早めに出勤して少しでも処理しようとしたのですが、驚きの1時間で1本の動画しか解析できないという…自分のやり方が原始的すぎるのかもしれませんが、動画等のクリエイターさんってこんな地味な作業はずっとコツコツこなしているのでしょうか。。。
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X軸が1~58とありますが、1コマ0.001秒ですので、1~10までで0.01秒を表現しています。この動画で比較しているのは、Vバーの90度水平と90度30度ダウンです。
グラフの上がハンドルの下への落下です。今回は自由落下にしていますが、実際はボウスリがあるので、ここまで下にハンドルが移動することはありません。
青が水平で赤がダウン角。どちらもほぼ同じであることが分かるかと思います。
対して、グラフの下が的方向へのハンドルの移動です。動画を見ていただくのわかるようにハンドルはたわむので、前後にぶれながら、飛び出していきます。ですので、グラフの値は、平均移動線です。
水平に比べると、ダウンセッティングでは全体では(0.058秒間)30%ほど飛び出しがよくありません。また一つの特徴して、ダウン角ではハンドルの飛び出しが遅れます。時間にすると0.012秒程度ですが、水平Vバーは0.01秒で飛び出しがはじまるので、120%手元に長い時間ハンドルが残ります。
と…2時間でここまでしかできません。動画が後25本もあると思うと…
ではここから通常業務に戻ります。週明けにすべてのデータを整理して記事を書くのは無理ですね。。。


屋外テストは明日行うことになりました。


明日の天気よさそうなので、屋外でのテストは明日(7月4日)行うことになりました。それに伴い明日は通販の発送がないのでご理解ください。
テストすることはいくつもありますが、メインの課題は弓具の比較と、飛び出しの数値化です。
正しい弓具の比較を行うためには、いくつかのポイントがあり、公平な設定をするためにはどのポイントに重点を置くのかが大事になります。それを割り出すための弓具テストなので、その結果は直ちに公開できるものにはならないと思います。
逆に、整理してすぐに公表できるのは弓の飛び出しの数値化かと思います。例えば、Vバーを下げた時と水平にしたときとでは、飛び出しが違い、また、アッパーの有り無しでも違うといわれていますが、実際にどの程度違うのか、軌道追跡機能を使って調査する予定です。動画の赤のラインを座標(CSV)として書き出し、どの程度の差が出るのか評価します。これまで、シューターの感覚で三つ星で評価している資料は見たことはありますが、では一つ星と二つ星の間ではどの程度の差があるのかはわかっていません。
*この動画は前日の機材テストのものです。当日はシューティングマシンで行います。
*HMI照明はフリッカー(明るくなったり、暗くなったり)ないって言ったやつ誰だよ…。
データはまとめて、来週中に記事にできるかなと思います。


プロユースのフォーム分析ソフトの紹介です。

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↑クリックすると拡大されます。
プロショップやトップチームで使っているプロユースのソフトの紹介です。無料のソフト(フリーソフト)で有志が開発していますので、時間があれば、日本語パッチの開発に参加しようと思っていましたが、どうも時間が取れそうにないので、英語版の紹介となります。いつか…時間が取れた時には日本語化のプロジェクトをやりますが…。
同様の機能があるものとしては、ダートフィッシュなどがありますが、このソフトが無料なのに対して、ダートフィッシュは有料でかなり高価です。ただし、ダートフィッシュは完全日本語化されているので、日本語じゃなければ触れないという方にはいいかもしれません。
*0.8.20という開発者版を使用しています。このバージョンで説明を書きます。PCに詳しくない方は、0.8.15の動作安定版の使用がいいかもしれません。
さて、バイターの開発用の射場の写真は見たことがあるでしょうか。記憶が正しければ、20年ほど前に今の撮影・解析システムが導入されたはずですが、何千万円単位での投資が必要だったと聞いています。
当時はすべての機能をハードウェアで実現させる必要があったので、すべてがカスタム品で、そのために大きな投資をしないと、フォームの分析ができませんでした。20年後の今、CPU等の性能が向上し。今では多くの機能をソフトウェアで実現できるようになっています。
それに伴い、ホイットやバイターなど数千万円の投資ができるメーカーだけではなく、数十万円の投資で分析装置を導入できるようになり、トップチーム・トップクラブ・プロショップの多くが動画分析ソフトを導入しています。
完璧なシステムを構築するには、今でも数十万円の投資は必要ですが、高いのは照明や高性能のカメラで、簡易なシステムであれば、市販されているような安いカメラでも、十分に役立つシステムになります。
ちなみに今回使用しているのはSONY NEX-C3という3万円しないカメラです。生産が終了しているので現在は3万円をちょっと超えているようです。
さて、分析に使える動画を撮るという話になると、記事を書き終えられそうにないので、今回はすでに撮った動画をいかに活用するかという話に絞ります。
紹介するのは、(フリーウェアとして)アーチェリー業界で最も有名なKinoveaという動画・フォーム分析ソフトです。ちなみに有料のもので最も有名なものは先ほども書いたダートフィッシュです。
Kinovea
http://www.kinovea.org/

ダウンロードすると、10以上の言語から自分が使うものを選択できます。残念ながら、日本語がありません。英語を選ぶのが一番無難だと思います。今回は英語のものを紹介します。
必要な環境は下記の通り。かなり低いですが、HD画質の動画をソースにするのであれば、メモリは2GBは欲しいです。
– Microsoft Windows (XP, Vista, 7) + .NET platform 2.0 or above.
– CPU : 1GHz.
– Memory : 256 MB
– Screen resolution: 1024×600 pixels.
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インストールし、起動させると、こんな画面になります。「File」で動画を開き、いじってみてください。難しくはないので、わかればこんなことができますよということを説明いたします。
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1.1%単位で再生スピード調整
2.動画切り取り
3.マルチビュー(トップの写真の様に2つの角度からの動画を同期して再生可能)
4.動画に文字を書き込めます。
5.動画にフリーラインで手書きできます。
6.動画に線を引くことができます。
7.角度の測定ができます。
8.グリットを設定できます。
9.拡大できます。
10.(右クリックで開くメニュー)軌道追跡できます。
11.作成した動画の保存

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それぞれを実行した結果は上記の通りです。いろいろと使えると思います。
さて、実はうちで一番使用している機能は10番の軌道追跡なのですが、この機能だけは市販のホームユースのカメラではうまく使えないことが多いです。理由はシャッタースピードです。動画はいくつもの写真をつなげたものから構成されていますが、シャッタースピードを速くすることで、動画に含まれるそれぞれの写真がブレずに、きれい写りますになります。シャッタースピードが遅いと残像が残ります。ただし、スピードが早いと副作用としてより光の量が必要になってきます。同じ光量なら画面が暗くなるということです。
ですので、管理された環境とある程度のノウハウがないと精密な軌道追跡ができませんが、3万円のカメラ(動画はシャッタースピード固定)での限界にチャレンジしました。

↑全画面再生でないとマウスカーソルの動きは確認し辛いかもしれません。
今回、撮影自体、カメラをきっちり固定して行っていないので、赤の軌道が示す動きの分だけシューターの坂本がブレているわけではありませんが、カメラをきっちりと固定すれば、意義のあるデータにとして、記録に残せると思います。
Kinoveaは無料のソフトですので、とりあえず興味を持っていただけたら幸いです。撮りためた動画を活用するきっかれになればと思います。