この記事は2012年5月9日に書かれたものです。1年以上前の記事は内容が書かれた当時とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

ブローネルの最新原糸 XS2のレポート

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京都店からのブローネルの最新の原糸XS2についての報告が届きました。
前に記事に書いたような気がしますが、今年のNimesの展示会にBCYは来ていたのですが、ブローネルがブースを出さない判断をしたので、8190はサンプルでいただいて詳細の説明も聞きましたが、XS2についてはほぼ情報が無く、いきなり代理店からサンプル原糸が届いた状態。
話を聞いてみると、8190と同じような細いダイニーマ弦のようです。今回は18本でBeiterのSノックがちょっときついと言っているので、8190より若干太いくらいですね。今までSノック用のダイニーマというと、ストランド数を増やしても16本位が限界でしたが、8190とXS2に世代交代していけば、今後は18本ダイニーマが主流になっていくかもしれませんね。
レビューはかなり好意的なものです。ただ、FF+もAstroも好評なので、原糸としてXS2の販売は開始しますが、完成弦で取り扱うかはちょっと時間を下さい。
とりあえず、上半期は
Astro – 太く安定感のある弦
8190 – 強く伸びが少ない弦
FF+ – 軽く高速な弦
8125G – スタンダードで平均的なHMPE弦で、かつ、耐久性を向上させたもの
Spectra – スタンダードで平均的なHMPE弦
の5種で行きます。あまりに種類が多くてもお客様も選びづらいと思いますし…。


レビュー 1
弦伸ばし 一晩、弦を張って放置 伸び 4mm
200射行射後 伸び 1mm未満
ストリングハイト : 225mm
ティラ― : +1mm
ストランド数 : 18ストランド
ループサービング : ナイロンサービング
センターサービング : 1Dサービング
実射における感想:
取りかけの感想は少し柔らかい感触がある。
実際にアンカリングまで持ってきても、柔らかく非常に行射を行いやすい。
かつての、ファーストフライトと類似した感覚を味わえた。
弦としては非常にいいもでこれからも使用したと考える。
レビュー 2
弦伸ばし 一晩、弦を張って放置 伸び 2mm
100射行射後 伸び 0mm
ストリングハイト : 240mm
ティラ― : 0mm
ストランド数 : 18ストランド
ループサービング : ナイロンサービング
センターサービング : 1Dサービング
実射における感想
非常に安定性のある弦です。
比較的扱いも楽で、かつ製作に関しても、弦に含まれるワックスが多くなく
FF+や8125のように製作時に手がべとべとになることもありませんでした。
今回の弦製作にあたり、製作時の弦のテンションをいつもと変わらぬ点所で
製作しましたが、弦の伸びも少なく良いものだと思います。
個人的な感想ですが、ファーストフライトの様な感じしました。


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Ryo

(株)JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、コンパウンド競技歴5年、2021年よりターゲットベアボウに転向。リカーブとコンパウンドで全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。次はベアボウでの出場を目指す。

5 thoughts on “ブローネルの最新原糸 XS2のレポート

  1. ストリングに関して質問です。
    何個かありますが、回答頂ければ幸いです。

    1.ストリングハイトとブレースハイト?の違いについて
    →個人的な理解としては、ストリングハイトは、
    ピボットポイントからサービングまでの距離の事で、
    ブレースハイトは恐らくドローイングした状態の
    所謂引き尺の値を表した距離だと考えています。

    2.自身のストリングを適切に選ぶコツを
    ショップ側からのアドバイスが頂きたいです。
    →推奨ハイトというのはあくまで推奨であり、
    自身の感覚を頼りにハイトの値を
    調節するものだと考えています。
    (ハイトを短くして矢速UPを期待する等)

    また、弦の長さ68、66インチという長さと
    165cmや168cmという細かい値を注目すると、
    アバウトに、長め、短めで選んでも良いのでしょうか?
    (それとも、さらに推奨の長さがあるのか?)

    3.ストリングの原糸の新製品がほぼ毎年出ていますが、根本的に変わった所はありますか?
    →ダクロン弦からダイニーマ弦くらいの違いか等

    4.コンパウンドのチューニングの過程等を動画に上げていますが、リカーブのチューニングや、ストリング製作の動画は挙げられる予定はありませんでしょうか?
    (後輩等に指導する際の参考にしたいです)

    幾度の質問、多忙中大変申し訳ありません(汗)
    どれだけの時間が掛かっても構わないので、所謂ショップ側の何らかのレスポンスが頂きたいです。

    長文大変失礼致しました。
    個人的な感覚等で見難いかもしれませんが、
    どうぞよろしく御願いいたします。

  2. >1.ストリングハイトとブレースハイト?の違いについて

    ブレースハイトのほうが正式に呼び方ですが、ストリングハイトと呼ぶ人もいます。
    意味は”ブレース”状態(弓を引いていない状態)での”ストリング”の”ハイト(高さ)”で、
    どちらも同じ意味です。ただ、海外ではstring heightは通じないことが多いと思います。

    >2.自身のストリングを適切に選ぶコツを
    >ショップ側からのアドバイスが頂きたいです。

    基本的にはまず自分の道具を知ることです。そして、それを考えることです。
    よほど相手が初心者でない限り、その感想を元にこちらはアドバイスをしています。
    自分の道具(この場合は弦)のどこが好きで、どこが不満な点か、どのように改良したいのかなどを聞きます。

    絶対的な評価で硬い・柔らかい弦というのは存在しますが、
    ダイナゲンでも硬いと感じているのであれば、その感覚に従ってよりあうものをこちらはお勧めしします

    また、特に考えなしに気分転換で道具を変えたい場合は、今使用しているものとできるだけ個性が離れているものをお勧めします。

    >→推奨ハイトというのはあくまで推奨であり、
    自身の感覚を頼りにハイトの値を
    調節するものだと考えています。
    (ハイトを短くして矢速UPを期待する等)

    はい。感覚を大事にする人もいます。
    また、絶対的なグルーピングの大きさでハイトを決める人もいます。

    >また、弦の長さ68、66インチという長さと
    165cmや168cmという細かい値を注目すると、
    アバウトに、長め、短めで選んでも良いのでしょうか?

    申し訳ないですが、この質問は聞かれていることがわからないです。

    >3.ストリングの原糸の新製品がほぼ毎年出ていますが、根本的に変わった所はありますか?

    あります。どこが変わったのかはその素材をテストした記事に書いています。
    わかりにくい表現がありましたら聞いてください。

    >4.コンパウンドのチューニングの過程等を動画に上げていますが、リカーブのチューニングや、ストリング製作の動画は挙げられる予定はありませんでしょうか?
    (後輩等に指導する際の参考にしたいです)

    現状は予定がないです。コンパウンドは基本的にチューニングされていないと性能を発揮できず、
    そのチューニングの方法も確立されています。

    対して、リカーブでは絶対的に正しいチューニング方法が確立されているとはいいがたいです。
    理由としては、どうしても射形との兼ね合いで総合的に考えることが必要で、
    あるアーチャーの射形を抽象化して、基本的なチューニングは”これ”というのは難しいです。

    また、一般論としてのチューニングといったものをコンテンツとして提供したとして、
    個別のコーチ・指導者が指導しているアーチャーに提供している”特化された”チューニングと違うとき、
    現場に混乱を招きかねません。

    自分を見てくれる熱心な指導者がいるのに、ネットに転がっているような一般論のほうをなぜか重要視して、
    成長が阻害されてしまったアーチャーは何人も見てきました。
    そのようなことが起こらないようにしたいので、何か根本的な解決策が見つからない限りはチューニングの動画などを作る予定はないです。

    弦については検討します。

  3. >また、弦の長さ68、66インチという長さと
    165cmや168cmという細かい値を注目すると、
    アバウトに、長め、短めで選んでも良いのでしょうか?

    上記の質問の事ですが、大雑把過ぎました(汗)。
    センチ単位で弦を選ぶ意味とは何かをお聞きしたかったです。
    同じ66インチの弦であっても、さらに159cmや160cmと分かれて販売されていて、1センチ単位の違いは、何に影響を及ぼすのかが分かりませんでした。

    個人的な考えですが、単純に、ハイト調整の際に、初めから値が高くでるか、低く出るかの違いだと思います。

    ですから、そういう意味での長め、短めの弦を選ぶのは、最終的に、個人の感覚に任せて決めても良いか、と言う事をお伺いしたかったです。

    その他の回答は、すごく納得できました。
    特に、弓のチューニング(リカーブ)は、動画に挙げられない理由を拝見すると、確かにその通りだとも思いました。
    弦の製作動画に付いては、是非ご検討頂きたいです。

    ストリングを選ぶコツについては、これもかなりアバウトな質問でしたので、別の機会に、詳しくお伺いさせて頂きます。

    重ね重ねご多忙中、返信頂き有難うございます!!

  4. >また、弦の長さ68、66インチという長さと
    165cmや168cmという細かい値を注目すると、
    アバウトに、長め、短めで選んでも良いのでしょうか?
    >上記の質問の事ですが、大雑把過ぎました(汗)。
    センチ単位で弦を選ぶ意味とは何かをお聞きしたかったです。
    同じ66インチの弦であっても、さらに159cmや160cmと分かれて販売されていて、1センチ単位の違いは、何に影響を及ぼすのかが分かりませんでした。
    >個人的な考えですが、単純に、ハイト調整の際に、初めから値が高くでるか、低く出るかの違いだと思います。

    ネットに転がっている情報はどんなのかなとチェックしたら間違っている話だらけでしたので、
    弦の長さについては記事にします。

    少しお待ちください。

    追記

    記事にしました。

    https://archerreports.org/?p=17083

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