この記事は2011年6月11日に書かれたものです。1年以上前の記事は内容が書かれた当時とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

100対101、昔の記事の訂正。

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バランスは難しいもので、100と101ではまったく違います。
需要が100で、供給が101の場合、価格がその分1%落ちるわけではありません。需要と供給のバランスが1%崩れただけで、価格が10%も、20%も下落する場合があります。難しいです。
さて、パソコンから、こちらのブログを読んで頂いているお客様には下記のような、表示が横に出ていると思います。


Google検索などで過去の記事がヒットする場合がありますが、古い日付の記事に関しては情報がすでに正しくない場合がありますのでご注意下さい。例えば、ハンドルなどでマイナーチェンジがあった場合、新しい記事で告知はいたしますが、過去の日付の記事までさかのぼっての情報の修正は行っておりません。一般的に6ヶ月以上前の記事を読まれる場合はご注意ください。


まぁ、この通りなのですが、5年近くショップにかかわって、根本的に考えが変わってきたこともあります。
今日は代理店さんについてちょっと。昔のブログの記事では、2008年ごろだと思いますが、弊社では代理店を通さないことで、価格を下げていますと書いたことがあったかと思いますが、現状では、80%程度の商品が正規代理店を通って納品されています。残りの18%程度がメーカー直納品、2%が代理店の経由納品です(メーカー→代理店→代理店→あちぇ屋)。
過去の記事は記録の為にある期間は残すつもりですが(ただ、5年程度経過した記事は消そうかなと思っています)、もう、メーカーから直に仕入れるのがベストだとは思っていません訂正します。
理由はバランスです。代理店のバランスが国内では崩れる一方です。例えば、WIN&WINがINNOヒットさせ、HOYTが上位機種の23インチハンドルを製造を、グローバル的な判断から撤退し、国内のパイが広がらない中で、HOYTの代理店数は依然6社です。
記事の最初に書いたように、供給は100が100のままで、(HOYTに対する)需要が100から99になった時、たった1の変化でも、価格が10%も20%も下落する事になります。
国内の代理店のバランスが大きく崩れたわけではありませんが、ちょっと崩れただけで、影響は大きく出ています。価格がこの何年間で20%程度低下したことも、取引を増やす一因になりました。
もちろん、代理店に関してはいろいろな意見があるとは思います。私個人は数が多すぎると思っていますが、まだまだ、少ないと言う人もいるかもしれません(業界内部にはいないと思いますが…)。
しかし、それはさておき、アーチェリーのフルタイムの店舗型のプロショップに関しては、もっとあった方がいいと意見が圧倒的だと思います。この点に関して、反論されたことはあまりありません。
ということで、2009年の後半から、取引をメーカー直ではなく、代理店さんをしっかりと中に入れていき、流通機能をお任せして、自分は日本にまだまだ数が少ないプロショップの立ち上げを専念する方向に切り替えました。
2008年から、店舗を立ち上げると言っていましたが、それぞれのメーカーとの直接のやり取りで、日々の業務がいぱいいっぱいになり、まったく、店舗の選定や契約をする時間がありませんでしたが、2009年から、すこしずつ代理店さんに流通業務をお任せすることで、2店舗のオープンにこぎつけることが出来ますした。本当に感謝しています。
また、2009年後半から任せる方向に進んでいますが、うまく運営すれば、仕入れ価格は上がっても、赤字になる在庫処分をしなくて済む分コストが減るので、お客様への商品価格の転嫁は無かったと思います。価格は、継続取引の年数が長くなると割引をしてくれる代理店さんもあり、そもそもの卸価格が代理店によって違うので、一概には言えませんが、取引2年目に卸価格から5%の割引、3年目から10%の割引を適用してくれている代理店さんもあります。
今後も、より一層、商品の流通に関しては、代理店にお任せする方向です。その分のパワーを、店舗にかけたいと思います。
ただ、譲れないのは昔の記事に書いたように、情報だけは正しくとると言うことです。
商品は納期と価格のバランスです。代理店さんから入れたSakerタブと、Fivicsから入ってきたSakerタブは、価格と納期期間こそ違えど、まったく同じタブです。
しかし、情報はたとえ細心の注意をしていても、メーカーの担当者が喋ったことと、伝言ゲームで入ってくる「メーカー担当者が喋った内容」は違います。情報だけは任せたりしないで、自分たちで直接”仕入れ”るように今後もしていきます。
基本的には大手の圧倒的なパワーが多くのゆがみを生んでいるのではないかと思いますが、しかし、大手のプロショップに行けば、HOYTのテクミチョフと直接連絡を取っている人が店舗にいて、生の情報が入ってくるのに、小さなプロショップでは、伝言ゲームの伝言ケーム(*)しか、情報が無いのでは、お客様が大手量販店に行くのも当然だと思います。
*海外担当者が国内卸担当者と同一ではないケースの場合
さらには、情報に関しては大手代理店は独占をしようという意図もなく、メーカーと直接取引していなくても、ATAやNimesのような国際貿易ショーのブースにいる担当者に聞けば、価格ような繊細な問題以外は、全部答えてくれます。HOYTの技術者はじめ、WINの社長も、SAMICKの社長も、多くのメーカーのトップと直接会話できます。それでも、2010年のATAに行った日本のプロショップは3社だけでした。
価格で大手に勝てないのは複雑な問題があるとしても、正確な情報についてだけは、お客様に選んでもらえないのは、プロショップ側の怠惰が問題と思います。
更には、フルタイムではなく、パートタイムの副業で、ネットショップをやっている人間たちにすら、情報面で負けているのでは、副業だから人件費コストがかからないで、ずるいと言う前に、本業でフルタイムで業務をしているのに、その程度の成果しか残せないことを、省みて欲しいと思ってしまいます。
この一点のみ、大手の独占ではなく、零細業者の努力の問題だと思っています。仕入れは大手が有利でも、メーカーにメール1通送るコストは、みんな平等ですから。
と。2008年ごろの記事を比べると考えが変わっている話題は、この他にもいくつかありますが、おいおい訂正していきます。


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Ryo

(株)JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、コンパウンド競技歴5年、2021年よりターゲットベアボウに転向。リカーブとコンパウンドで全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。次はベアボウでの出場を目指す。

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