この記事は2010年9月4日に書かれたものです。1年以上前の記事は内容が書かれた当時とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

アーチェリーは視力じゃない。世界記録の更新とセバスチャンの努力

韓国のイム・ドンヒョン(Im Dong-hyun)さんがワールドカップ第四戦で自分が持っていた世界記録を更新したとのこと。新しい記録は70mWで345-346の691点!
うまいなぁ。以前持っていた記録は687点だったそうですが、その記録を調べていた時に、ロイターのインタビュー記事を見つけました。ロイター(230都市に支局がある通信社)ってアーチャーのインタビューもするんですね。
In land of archery, the “blind man” is king (2008/8)
http://www.reuters.com/article/idUSSP33971220080814

2年前の記事ですが、その記事によれば、的を見たときには的の色の違いもあまりわからないのだそうで、視力はわずか0.1(*)だそうです。2010.9現在、それを矯正したのかはわかりませんが、記事が出た当時の自己べ(=世界記録)が687点ですから。見えればいいってものでも…メガネ屋でわざわざ遠くがはっきり見えるように強い度の入ったメガネを作ってもらっている自分って…。。。
<追記>
予選順位1位で、そのまま個人優勝しました。おめでとうございます。日本は男子団体で準優勝でした。おめでとうございます。
*he can see at 20 feet what a person with perfect vision can see at 200 feet. → 20/200 → 視力 0.1

40fra.jpg

それと、SFアーチェリーのセバスチャン・フルートが頑張っています。去年、自分のブランドの弓を作ったのだから、それを使ってもう一度世界で勝ちたいとアーチェリーの競技の世界に復帰。現在、2012年のロンドンオリンピックを目指してトレーニングをしているそうですが、だんだんと調子も上がってきたようで、今度のワールドカップのランキング・ラウンドで662点(331-331)の26位、フランスチームではトップの点数。
On the day we will have enough money, our sport will become more professional and the worldwide level will improve.
セバスチャンがインタビューでこんなことを言っていました。あえて訳しませんが、日本にもこのような視点は必要だと思います。トーナメントでは、1/32で同じくベテラン・アーチャーのサイモン・テリー(TERRY Simon)さんに負けてしまいましたが、8年間引退していたとはいっても、まだ38歳。今後の活躍に期待しています。


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Ryo

山口諒 - JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、2014年コンパウンドに転向、2018年よりベアボウに挑戦中。リカーブ・コンパウンド両方で全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。

2 thoughts on “アーチェリーは視力じゃない。世界記録の更新とセバスチャンの努力

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    70メートルのオリンピックラウンドが初めて導入された、1992年のバルセロナ五輪では二十歳のフルートが一位、十八歳のテリーが三位でした。(実はこの時、テリーは失業中のプー太郎でした。)ちなみに二位のチュンジャイハンも18歳、四位グロフは十七歳でした。
    あれから約二十年経っても世界の高いレベルで頑張っているのはすごい。
    そう考えると、卒業後に弓から遠ざかっている社会人アーチャーの自分も中らない言い訳をしている場合ではないと反省。

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    > あれから約二十年経っても世界の高いレベルで頑張っているのはすごい。
    そうですね。トレーニングを再開してまだ2年でこのレベルというのは、まぁ、世界のトップ選手と比べるべきではないかもしれませんが。
    > そう考えると、卒業後に弓から遠ざかっている社会人アーチャーの自分も中らない言い訳をしている場合ではないと反省。
    自分の経験から言っても、就職という節目でやめた人間と自分で時期を決めてやめた人間ではいろいろと違う気がしますが、「アスリート」としてアーチェリーするのであれば、時間を言い訳にしてはいけないですよね。。。。頑張らなきゃ。
    > 70メートルのオリンピックラウンドが初めて導入された、1992年のバルセロナ五輪では二十歳のフルートが一位、十八歳のテリーが三位でした。(実はこの時、テリーは失業中のプー太郎でした。)ちなみに二位のチュンジャイハンも18歳、四位グロフは十七歳でした。
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    > あれから約二十年経っても世界の高いレベルで頑張っているのはすごい。
    >
    > そう考えると、卒業後に弓から遠ざかっている社会人アーチャーの自分も中らない言い訳をしている場合ではないと反省。

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