この記事は2009年8月1日に書かれたものです。1年以上前の記事は内容が書かれた当時とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

第2回 アーチェリー用品価格調査

2009年に大幅な価格改定が行われたアーチェリー界ですが、これについて書かれている記事を見つけようとgoogleさんで検索しましたが、なにも見つかりませんでしたた…アーチェリースポーツについて書く人はいるのですが、アーチェリーショップについて書く人は少ないようです。

検索中、一年前に「アーチェリー用品価格調査」という記事を書いてました。記憶にない…ということで、これは第2回目。

古いアーチェリー業界の体質について書いてきましたが少しずつ変わりつつあります。去年の11月にこんなことを書きました。

業界団体の価格統制を無視する卸(元売り)が増えてくれば、ある時点で自然にこの馬鹿げたルールは事実上の崩壊をするはずです。その日は近いと感じています。

今年の4月~6月の各アーチェリーショップの価格改定で、どこのショップも同一商品・同一定価という馬鹿な伝統は消えたようです。

もちろん、この暗黙の伝統も最初(70年代くらいからですか?)から馬鹿げたものだったわけではないのでしょう。日本のアーチェリー界が右上がりで成長していた時代にはいいルールだったのかもしれませんが、しかし、昨日よかったものが今日もいいとは限らないでしょう。

ウェーバー的な意味での伝統主義(過去の行動様式を無批判的に繰り返すこと)はちょっと意味がわからない。それならと変えようとすると、突然、偉大な人が現れて叩かれますけどね…。

というこで、現在のアーチェリー用品価格を比べてみました。しかし、ネットショップはサービスで大型店に太刀打ちできない分、安いのは当たり前です。なので、大型店2店の価格のみを比較してみました。Aアーチェリーさんからはわざわざ価格表を送ってもらったのですが、手元にあるものが一般配布用かわからなかったので価格のアップはやめときました。

S社とH社のものはどちらもショップ向けではなく、一般配布用の物を使用しています。

写真を見ていただいた方がわかりやすいと思いますが、検索できるようにテキストデータはこちら。


メーカー/商品名/H定価/S定価

バイター リムゲージセット1,260 1,156
     プランジャー18,900 16,800
     Vバー6,300 5,775

カーテル Kサイト7,350 6,000
     CR1アームガード1,050 840

NEET 301クィーバー7,140 6,615

ボーニング フレッチングテープ2,940 2,310

キャバリア エリートタブ コードバン6,615 5,775

スピギャレリ ライトサイトピン3,360 2,940

Doinker ディンキー4,725 3,360
     Aボム3,990 3,150

SOMA ダンパー1,575 1,890

SVL QUAD リムセーバー3,675 2,940

という感じです。ポイントをまとめると、

・SOMAのV-ZEROダンパーのみH社の方が安い
・価格差が最も大きいのはバイターのプランジャーで2,100円
・価格比で一番差が大きいのはドインカー社のディンキードインカーで3,360円に対して、4,725円。
・S社はネットショップであまり競合していない商品(NEETなど)も値下げしている

S社とH社を合計すると店頭小売りでも日本のアーチェリー市場の1/3のシェアを持っています。この2社が価格の差別化に入れば他社も追随するしかないでしょうね。

こちらも参考にしてください。


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Ryo

(株)JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、コンパウンド競技歴5年、2021年よりターゲットベアボウに転向。リカーブとコンパウンドで全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。次はベアボウでの出場を目指す。

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