WIN&WINとBowtechのいくつかの新商品をご紹介です。

ウィン&ウィン(WIN&WIN)とボウテック(Bowtech)より新商品の情報が入りました。リカーブ用ではすでに販売されているCXシリーズがコンパウンドにも対応し、CX-SV(写真上)とマルチダンパーを装着したCX-DV(写真下)が発売されます。

共に1か月ほどで入荷予定で、コンパウンド店で販売させていただきます。

また、ボウテック(Bowtech)からは既存のカーボンアイコン(Carbon Icon)のアップグレードが発表され、G2モデルとなります。5fpsの矢速向上、ダンパーを装着した新しい設計により17%の振動減、カラーオプションも使用できない迷彩を除くと、黒、緑、グレー、アース(Flat Dark Earth)の4色となります。二代目の在庫の予定はなく、取り寄せとなります。出荷は開始されています。


ウィン&ウィン(WIN&WIN)2020年カタログです。

ウィンの2020年ラインの販売は結構前に始まっているのですが、なぜか、配布用のカタログ(PDF版)が届かないので、元に紙カタログをスキャンして、PDF版として配布します。

新しい商品ではマルチダンパーなどが新規に届いています。

WIN&WIN Archery 2020(PDF)


ウィン&ウィン(WIN&WIN\WIAWIS)の2019年が発表。

ウィン&ウィン(会社名)・WIAWIS(ブランド名)の2019年ラインが発表されました。今週末のJVD OPENと同時に行われている展示会に合わせた感じですね。ただ、毎年書いていますが、発表後すぐ流通するホイットと違って、ウィンは流通まで時間がかかるので、実際の登場の来年になると思われます。

さて、まずは、生産終了から。

・WIAWIS Nano MAXハンドル
・INNO AXTハンドル
・WIAWIS ONEリム
・WIAWIS ACS Nano スタビライザー

がなくなります。ナノMAXプラットフォームがなくなるため、2019年では全ハンドルで共通のグリップが使用できるようになります。今在庫確認しているところで、生産終了品のうち、スタビライザー以外は値下げして販売終了します。

新しいものでは、まぁ、出るだろうと思っていたのが、ACS15スタビライザー。イーストン、アリゾナに続いての流れです。15mmスタビライザー増えすぎですけど、こちらはリカーブ向けに特化して開発されているので、イーストンやアリゾナのものとは差別化できると思います。

ハンドルは2つ、カーボンタイプのものが登場します。アルミハンドルで好評のATFの製造がいまだ追いついていないのですから、アルミハンドルが出ないのは納得です。一つは新しいカーボングラファイト素材を使用したTFT-Gハンドル。塗装が難しいからか、ウィンにしては珍しく1色のみです。

もう一つはカーボンコンポジットハンドルのCX7(カタログではCXT-7と表記)ハンドルです。価格表まだですが、一つげ的にはRCX-100ハンドルと同じ立ち位置です。低価格のカーボンハンドルと思われます。ただ、重さは1300gもあるので、ちょっとカタログだけではターゲット層が想像できないです。こちらも1色のみ。

2018年のリムは出来が良かったと思います。ほぼ破損は起きませんでした。2019年はリムにグラファイト、プラス、コアにグラファイトフォームという新しい素材を採用しています。ホイットがフォームから撤退して、バンブーコアに移行したのと対照的に、ウィンはフォームコアの方を新しいモデルに選択しています。

その結果、ホイットは過去最速という売り文句でVelosを出しましたが、ウィンの新しいリムは矢速を損なうことなく、安定性、滑らかさ、そして強度を高めたことが売りのようです。リムが硬ければねじれ、破損の確率は下がりますが、硬いリム=高性能という認識は、あまりなく、柔らかいリムを好む選手もいます。このあたりは市場に出てから評価されるでしょう。

もう一つのCX7は情報が少なく、現時点では何とも評価できません。これで、ウィンはフォームコア5モデル、ウッドコア2モデルとなりました。

それ以外ではディスクウェイトと新しいダンパーが登場します。レインボー色凄いですね(笑)

以上、入荷を待ちたいと思います。また、INNO EXシリーズがどうなるか判断できなかったため、在庫を減らしていましたが、継続となったのでまた仕入れます。

WIN&WIN アーチェリー 2019


GMXのかわりとしてなのか、ウィンのATFが人気です。

GMXもう販売が終わりになり結構経ちますが、それがどれだけかかわっているのかわかりませんが、現在、世界的にウィンのATFハンドルが非常に人気で、納品が遅くなっています。先週に行われたワールドカップステージ3を見ても、使用選手が目立つ感じになっているかと思います。正確に数えていませんが、(予選を通過した)ウィンを使用している選手の中では一番選ばれているようです。

5月頃から入荷が絞られていて、現在在庫切れが発生しています。次回入荷は7月の後半を予定しています。生産開始時期(発表されてから1-3か月)はともかく、新モデルでもないハンドルがこの時期に生産が追い付かないのは結構な珍事です。


ウィアウィス(WIAWIS)ストレッチバンドが入荷しました。

ウィンの2017年商品が少しずつ入荷してきています。今日はウィアウィス(WIAWIS)ストレッチバンドが入荷しました。

まぁ、普通のストレッチバンドです。アーチェリー用に簡単なウォームアップのイラストが同封されており、また、グリップの形状によって、使い分ける事が可能です。

ちなみにS21やAFTの入荷はまだ決まっていないです。もう少し時間かかりそうです。

WIN&WIN Wiawis ストレッチバンド


ジェーク選手によるウィンの新型ハンドル・リムのチューニング解説。

ウィンに移籍したジェーク選手が新しいウィンのハンドル・リムの初期チューニングについて解説しています。方法として新しいものはないと思いますが、時系列(どれを先にやるのか)という意味では、参考になるのではないかと思います


全部で2時間程度の動画で、簡単な英語なので理解は難しくないと思います。ただ、全部追っていくと非常に時間がかかるので、重要な部分のみを記事として抽出しました。また、より具体的な質問に関しては、事情によりお答えできかねます(*)。

*ジェークのチューニングガイド(有料)を私が翻訳したので、より詳細なチューニングやその意図に関しても理解しているつもりですが、その資料は有料のため、こちらで無料でより詳細に回答することはできないです。あくまでも、ジェーク選手の無料公開のこちらの動画をベースとして記事を書きます。

まず、注意していただきたいのはこの動画はフロント・リアカメラの両方で撮影されています。リアカメラでは正しく映っていますが、フロントカメラでは左右逆に映っています。ジェーク選手がAAEのキャップをかぶっているので、AAEなら正しく、EAAとなっている場合には逆に映っていると判断してください。

最初の50分程度はセッティングです。センターショット(リムアライメント)調整して、ティラー調整して(4mm)、レスト貼って、プランジャー調整(センターショット)して、ノッキングポイントを作ってと、いわゆる弓を射てる状態にしていきます。その後ストレッチをして、裏庭の射場に向かいます。

ウォーミングアップを終え、まず行ったのは、ベアシャフトチューニングです。左が完成矢、右がベア。2本のヒットした位置を黄色ラインでつなげました。完成矢に対して、ベアは右に。シャフトが弱い(ポンドが高い)ことを意味しています。ここでのジェークのコメントは「私にとって多少のポンドの変化は気にならない(意訳)」ということで、プランジャーが矢のスパイン調整ではなく、単純にリムボルトで弓のポンドを下げていくことで、ベアシャフトをチューニングすることに決めています。写真では完成矢が10点に対して、ベアシャフトは青まで飛んでいます。

そこでまず、リムボルトを約1回転して、弓を約1ポンド弱くして、再度ベアチューニングを行います。その結果、完成矢が右側の9点、ベアシャフトは8点ライン上くらいまで接近しました。

ここでチューニングを切り替えます。プランジャーの具合を見るために、ウォークバックチューニングというものを行います。これは、赤の矢印の点から垂直に糸をたらし、10メートルで黒い点に矢がヒットするようサイトを調整して、その後、この点を狙い続けながら、後ろに下がっていくいうチューニング方法で、公営の射場ではやるタイミングが非常に難しいテストの一つです。

下がっていけば、当然矢は下に落ちていきます。その結果が一直線であれば、大体のチューニングはあっていて、直線でない場合は何らかの大きな問題があります。さらに、垂直の直線であれば、完璧ですが、右か、左に向かっている場合はプランジャーに正しくないことを示しています。

結果、1本だけ、下のグルーピングで右に当たっていますが、これはただミスっただけだとのことなので、それ以外の矢は直線で、かつ、垂直であることがわかります。なので、プランジャーに問題はなさそうです。

ここからはひたすらリムボルトでベアの一致を目指していきます。ただ、リムのポンドを変更することはブレースハイトにも影響与えるので、リムのポンドを下げたら、弦をするし長くして、同じハイトを維持します。

そこから、後2回リムボルトの位置を調整した結果、ベアと完成矢がほぼ同じ位置に当たる結果となりました。わずかに、1-2cmベアが右のほうに当たっているようなので、後はプランジャーを半回転すれば、初期チューニングは完成とのことです。

ということで、初期セッティング、ベアシャフト、ウォークバックというどれもメジャーなチューニングですが、おおよそジェーク選手にとっては、

1.初期セッティングをする

2.大まかや傾向を知る(最初のベアチューニング)

3.プランジャーの調整をする(ウォークバック)

4.細かくリムのポンドを矢のスパインをマッチさせる(後のベアチューニング)

5.最後の一押しはプランジャーの微調整

という流れで、初期チューニングを終えたようです。アーチャーにとって考え方はいろいろですが、チューニングの中身だけではなく、その順番も大事です。たとえば、スタビライザーのセッティングはハイトに影響を与えるので、ハイトのチューニングを先にして、後からスタビライザーをいじったら、先のチューニングの意味がなくなります。

チューニング中身だけではなく、その順番にも気を付けてみてください。


ウィン(WIN&WIN)の2017年ライン発表されました。

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まずは、カーボンハンドルではWIAWIS(ウィアウィス) NANO TFTハンドルです。1280gで同シリーズのNano MAXよりも40g軽い設計です。バック側に”H – Beam Torque Free System”というフレーム(写真赤)が挿入されています。トルクフリーはウィンが昔から一貫して追い求めてきた性能です。

TFS_TPApecsTFS(Torque Free System)という名称聞いたことある方もいるかもしれません。以前にはTF Apecsというハンドルで同様のシステムが採用されていました。的方向にウェイトと(ブリッジ構造により)剛性を追加することで、トルクの低減を目指していました。2017年、TFSが内蔵フレームという形で復活します。TF Apecsハンドルと同等のシステムであれば、飛び出しがよく、振動吸収にも優れている良いハンドルになるでしょう。TF Apecsはその重さ(フルで1330g)とユニークな形状(ケースに入りづらかった…)などの問題でそこまで売れませんでしたが、性能だけで評価すると結構よいハンドルだったと記憶しています。まだ値段が出ていないので評価できませんが、あまり高くなければTFTハンドルにはかなり期待できます。

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ですので、例えば、2000年に書かれたフォームコアとウッドコアについての文書はもう今の時代にはそぐわないと考えています(なので、このサイトでは古い記事には注意喚起をしています)。2017年、ウィンでは新しいグラファイトフォームコアというものが採用されるようです。もともと、INNO POWERまでは結構フォームの破損がありましたが、INNO EX POWER以降のウィンのリムでフォーの破損は劇的に減っています。この素材の特性を見ると、耐久性の向上よりも、リム自体の剛性(ねじれに対する強さ)を向上させる方働くようです。このテストは簡単(弦をはった状態でリムをねじってみてどれだけ抵抗を感じるか)にできるので、入荷後に見てみたいと思います。
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在庫にAL1が生産終了し、同じグリッドデザインを継承したWIAWIS ATFが登場します。同じフォージドアルミ合金を使用し、形状を少し直線的に、重さは20g軽くなっています。メーカー側ではグリッドデザインの見直しによって剛性が向上したとしています。AL1のリプレイスと考えれば大きくは違わないです。

また、写真の通り、ホイットの2017年同様にリムボルトの再設計がされています。これについては詳細待ちです。実はウィンではリムポケットの大幅に見直しをしているという話があるのですが、大幅に見直しはなく、リムボルトの再設計のみとなりました。

この他、ラピードシリーズ、RCX-100シリーズは生産終了となりました。

毎年より1か月以上早い発表となりましたが、入荷も1か月早くなるかは問い合わせ中です。入荷次第詳細のレビューを行います。


ウィン、WINACT-VT 2016デザイン(?) リニューアルします。

ウィンWINACTVT2016ウィン(W&W)のWINACT-VTリムですが、リムのデザインが変更されてリニューアルします。ただ、時期的には2016年として扱うのか、もうメーカーによっては2017年を出してきているので2017年デザインとして扱うのか微妙なところです。メーカー側では2016年モデルとなっています。

まだ、多くは出回っていないようで、評価はあまり入ってきていませんが、1つテストで入荷する予定です。

wiawisa1quiverまた、A1クイーバーについてですが、仕入れ価格(小売だと12000円程度になるクイーバーです)との兼ね合いで取り扱いしないこととしました。販売が始まっていないのは入荷待ちではなくそのように決定したためです。ご理解ください。

WIAWISのクリッカーは7月に入荷する予定です。

ウィンアーチェリー2016カタログ(写真は1月時点のもの。発表される公式のものとは違う可能性があります)
それにしてもウィンの2016年のカタログがまだ正式に発表されていないようで…メーカーHPは2015年(日本語ページはリンク切れ)。このまま、2017年の発表を迎えるのでしょうか。


ウィンからマットなHMC+とグロッシーなWIAWISが届きました。

HMCPLUS新色その2展示会などではとっくに発表されているのですが…ウィンの公式ページにはまだ2015年のカタログが載っていて、正式発表はいつかと待っていたら届いちゃいました。

WIAWIS新色HMCPLUS新色2016年の新色はWIAWISのゴールド(写真上)とHMC+のカーボンマット(写真下)です。まぁ、簡単に言えば、これまでグロッシー(光沢あり)しかなかったHMC+シリーズにマットカラーのモデルを追加し、マット色しかなかったWIAWISシリーズにはグロッシーモデルを追加したということです。

性能に変化はないので、デザインにピンときた方はぜひ。HMC+は予約していた分すべて届きましたが、WIAWASのゴールドのみ、サイドロッドだけが届いています。センターとエクステンダーはもうしばらくお待ちください。