三利达(SANLIDA)アーチェリーの宗师X10(HERO-X10)

偽物を作る会社がある一方、まじめにいいモノを作る会社もあるのが中国の現状なのでしょう。先日、中国メーカーについて書きましたが、サンリダ(三利达/SANLIDA)のプロモが届きました。

台頭する中国メーカーたち。

2019年に向けて新しく開発されたグランドマスター(宗师/HERO)というモデルを使用した選手が先日のマカオで592点(日本記録は590点)を出したとのことです。予選は3位での通過、試合の方は9位に終わっています。メダルではないものの、世界大会での一つの実績ではあると考えます。数年前からリカーブボウで実績があるWIN&WINもターゲットコンパウンドボウの世界に参入(再参入)しましたが、自分の知る限りでは国際大会ではまだ実績がないかと思います。というよりも、今回のサンリダの結果は中国メーカーだけあって中国の選手が出した点です。先日世界大会でメダルを獲得したハンドルも中国選手ですが、ウィン(韓国)の弓はなぜか韓国自国の選手によってあまり使用されていません。いろいろとあるのでしょうか。アメリカ市場(ハンティング)も見ていますが、ハンターの方々は、クレストに南軍旗がいまだに使われる地域ですので、そのあたりで食い込めていないのかもしれませんね。

WINの新型コンパウンド、Dragonflyはフレックスガードを

やればできる!中国メーカーのハンドルが4か月で銀メダル獲得。

韓国にはコンパウンドを作る会社は自分が知る限りではウィンしかないですが、中国にはいくつかあります。コンパウンドの方ではもう中国メーカーが韓国メーカーを追い越しているのかもしれません。ままた、ウィンの弓は優に10万円を超えていますが、サンリダの最上位モデルはシュートスルーハンドルで10万円を切ります。直販価格で799USD(税込みで95000円)です。非常にコストパフォーマンスは高いと思います。

まぁ、新しいメーカーなので、実際に売り始めたらいろいろと問題もあるのかもしれませんが、リカーブと同様、初心者・中価格帯までは、実績があるモデルを中心にセレクトし、世界大会で活躍するレベルのモデルはできるだけ全部扱っていきたいので、取扱いに向けて話を進めていきたいと思います(レビュー用に1台取りますが安くするので興味ある方いたら連絡ください)。

スペックとしては、ブレースハイト7.5インチ、ATA 40インチ、矢速330fps、調整幅27-29.5インチ、4.6ポンド、レットオフ65-70%と、数字だけではプライムのONE STX 39みたいな感じではないかなという感じです。ハンドル素材は6061系アルミ、リムはアメリカのUSゴードン(マーチンなど多くのアメリカメーカーが使用しています)を取り寄せているそうです。弦もBCYからとっています。アメリカの素材を使って中国で組んでいるという感じでしょうか。

これまでコンパウンドボウは競技用としてアメリカ・イギリスメーカーのみ販売してきましたが、ここに中国を追加できるか検討してみます。リリーサー(Topoint)はちょっと残念でしたが、SKYLONは好評です。さて、新しいSANLIDAはどうなるでしょう。

TOPOINT サムトリガー・リリーサー – TP420~BLACK


台頭する中国メーカーたち。

選手末のマカオオープン、中国メーカーSANLIDAの上位モデルHERO X10が登場しましたね。使っている選手のスダライザーがとんでもなく高いドインカーHEROなので、予算的な問題で選択していなそうです(笑)

(アーチェリー業界外)一部のメーカーは「Made in PRC」と表記して中国であることを隠蔽しているようですが、中国のアーチェリーメーカー堂々としたものです。写真は先日、国際大会でメダルを獲得したPYTHONハンドル。めちゃめちゃ中国アピールです!

現在、中国メーカーの多くはOEMをメインとしています。個人的な理解で、理由としては、それが楽だからのようです。言われたとおりに作って納品して終わりという姿勢のところが多いです。単価も安いので、修理という概念もあまりなく、壊れたら新品に交換。それでも、利益は出ているのでOKといった感じです。

その中で、高価格帯の商品に挑戦するメーカーが出ており、当然価格が高くなれば、OEMで納品して壊れたら交換では、利益が出ない(もしくは管理できない)ので、少しずつですが、メーカーとして良いものを作って、故障率を下げて、そして、メンテナンスもするという概念が出ているようで、それに伴い設計もメンテナンス込みの一つ高いレベルのものに変わってきていると感じています。

さらに、自分たちの強みは製造する事だと理解したうえで、高価格帯のコンパウンドモデルでは、設計をアメリカのエンジニアに委託、ハンドルやリム(ゴードンファイバー)、弦(BCY)の材料も、それぞれアメリカの有名会社から仕入れ、製造・組み立てに特化するというメーカーもあります。

また、韓国もそうだったように、ナショナルチームのフィードバックによって国産ハンドルを開発するわけですから、中国の選手の技術の向上に伴って、開発力も向上すると考えれます。

近年、いくつか仕入れてレビューしていますが、競技レベルで、4-5年のうちには、自信を持ってお勧めできるようなものが発表されると予想しています。

低価格で高いパフォーマンスをたたき出すアローシャフトが増えたことで、イーストンも低価格の競技用シャフトを発表したように、競技用レベルのアイテムの価格の低下にもつながってくれるではないでしょうか。