久々、ファイバーボウ(Fiberbow)が新モデルを追加し、2017年ラインナップを発表しました。

fiberbow2017_fb69久々、ファイバーボウ(Fiberbow)が新モデルを追加し、2017年ラインナップを発表しました。最近新モデルを発表していませんでしたが、素材と内部構造の見直しを行い、久々の新モデルを発表しました。

今回発表されたのは2モデルで、使用されている素材の違いによって、FB6.9とFB6.9 TEXTREME(テキストリーム)と名付けられており、外側の形状はFB6.3と同じデザインです。前モデル(販売継続)との違いは内部構造とリムポケットの設計。内部の素材は位置を再設計し、より剛性を高めたうえで、10gの軽量化を達成しました。10gというと大したことないですが、ポラリスなどのウッドハンドルよりも軽い660gしかないハンドルを10g軽く(1.5%)するのは大変なことだと思います。

fiberbow2017_fb69_limb_pocketこれまでのFBハンドルでは偏芯リムボルトを使用してのセンター調整でしたが、新しいモデルでは今どきの、差し込み部分で調整するためタイプ設計に変更されました。
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そして、もう一つのTEXTREME(テキストリーム)モデルはスウェーデンのOxeon社製のTeXtreamカーボンファイバーを使用したモデルで、違いは素材だけです。その特徴的なカーボンファイバーはカーボン繊維ではなく、カーボンシートを編み込むことで、製造時に必要なエポキシの量を減らして、軽量化するとともに、剛性を高めたもので、上の写真のように実際にシート(というよりテープ??)を編み込まれた形状で納品されます。

自転車競技、テストラケット、ホッケースティックなどの軽量であるとともに剛性の高さが求められる商品に採用されています。過去には2013年シーズンにF1のボディ(モノコック)にも採用された実績があるようです。調べてみると現在ではどうも採用されていないようですが、現役でF1に採用されているような素材はとてもアーチェリーで出せる値段ではないので、4年経って素材の価格が落ち着いてやっと採用できるようになったということでしょうか。

FB6.9 TXはさらに30g軽量になり、現状25インチモデルでは最軽量の620gです。ノーマルモデルとの価格差は約1万円です。

すでに発注済みでともに11月の入荷を予定しています。

Fiber Bow シリーズ 2017年 ラインナップ (4モデル)