ドインカー社スタビライザー製造を再開。

昨年スタビライザーの製造を中止したドインカーがスタビライザーの製造を再開するとの連絡がありました。まだ、出荷は限られたサイズのみとのことです。

最上位のチャンピオンは0.475″(12mm)の極細ロッドになるようですが、どんな評価をうけるのでしょうか。チャンピオンは30インチの出荷が始まったら、1本は仕入れる予定です。


FIVICS TITAN-NXハンドル、センター調整機構変更へ。

4月に予定されていたFIVICSの新型ハンドルTITAN NXがついに入荷しました。黒を在庫しています。

新しいハンドルは、ワッシャー式ではなく、昔にプラチナハンドルなどで採用していたねじ式に戻りました。同じ上位モデルのTitan EXも現行ラインですので、同じメーカーの上位モデルで別々のセンター調整機構を採用するのは面白い試みだと思います。一度固定したら理論上ずれるリスクがゼロのワッシャー式と、チューニングがしやすいネジ式と、それぞれにメリットがあります。

また、Titan NXはセンター調整を止めるためのネジがリム側ではなく、反対側にあるので、最終的に固定するためにリムの取り外しが必要がありません。出荷が6月になってしまったので、今期使用するトップ選手は少ないと思いますが、2022年に期待です。


アクセル(AXCEL)の2021年、新型のスタビライザー、CarboFlax 550 Acclaimを発表、アクセル史上最も剛性のあるロッド!

アクセル(AXCEL)が新型のスタビライザー、CarboFlax 550 Acclaimを発表しました。現行で最も剛性のある650タイプと同じ剛性を550径で達成しました。

また、アクセル史上最も剛性のあるロッド!

また、スライド式でチューニング可能のダンパーウェイトX-VIBEが標準搭載(別売りもします)されていて、シューティング感覚の細かい調整が可能です。価格もHEROのようにべらぼうに高いわけではなく、3月の入荷を予定しています。

昨日、RamRodsの最初の便が入荷しました。すでにいくつか売れ、予約も入っていますが、サイドは予想通りですが、センターは予想と違って、30インチではなく、27インチのほうが遥かに人気のようで。27インチの入荷は次回便(発注したばかりですが、1ヶ月後かと)となります。

また、WNS(SF)のビギナー用のネジ止め式リムのオプティモの販売終了の連絡がありました。10年以上販売してきただけあり、トラブルもほぼなかったので残念です。代わりに、ビギナー用のネジ止め式リムは、その前に販売していたサミックのポラリスに戻します。オプティモは在庫限り、ポラリスは3月の入荷を予定しています。


RamRods取扱開始します。

2016年頃に登場したメーカーだと思いますが、近年はヨーロッパを中心を多くのアーチャーに選択されている、アメリカのRamRodsの取り扱いを開始することとなりました。

調べてみると最初に発注をかけてテストしたのは2017年の頃です。S21が登場した頃か…あっという間ですね。

当時テストした感想は「手作り感ある」でしたか。まぁ、言いたいことはわかります。。

さて、あれから4年たち、販売数はもう当時の比ではなく、当時はアメリカのランカスターだけが代理店でしたが、代理店網も拡大しています。更に、成長に伴い、2021年には販売価格の見直しが決定され、これにより取り扱いを開始することとしました。もともと、トップアーチャーが選択するくらいなので、いいロッドではあったのですが、規模の経済で、コストパフォーマンスに問題があると判断していましたが、2021年の価格は十分に魅力的なものだと思います。

ロッドのしての性質は剛性の高い・極細径のロッドではありますが、エクステンダーロッドでの使用をあまり設計に考慮しておらず、カーボンエクステンダーも販売していません。中心となるサイズは30インチで、サイドは12インチから。基本的には上記のようなエクステンダーを使用しないセッティングでの使用を前提として設計されています。

もちろん、エクステンダーと合わせての使用もできますが、サイズがちょっとイレギュラーとなります。エクステンダーなしでの使用をおすすめしますが、使用する場合には、剛性の高いものを選択しないとパフォーマンスが低下します。

取り扱いするのは、2021年の最新モデルで両方(前モデルでは)実績のあるウルトラ(ULTRA)のバージョン3.1 とK2のバージョン2となります。入荷は1週間後を予定しています。

RamRods – JPアーチェリー

2020年はあまり新しいことできませんでしたが、2021年ターゲットシーズン開始に向けて、いろいろと仕込んでいきます!


イーストン(EASTON)2021年4mmシリーズ出荷開始について。

イーストンの2021年の部品の流通が開始されたとのことです。明日に確認用として少量入荷します。新商品の注意点についてのお知らせです。

まず、新商品はHLブレークオフポイントのみで、他は現行品のリネーム(名前が変わっただけ)です。4mmシリーズとして打ち出されたものは、過去にはACEブレークオフ、カーボンワンブレークオフといった商品で、ほぼ同じ中身でありながら、適合するシャフトに対して、価格差が存在していました。

それを4mmシリーズとして統合するときにどう差別化するかを見てみると、ACE/PROCOMP用のHLブレークオフが過去のACEポイントなのですが、これを130gr-80grまでと幅広い調整幅を持たせることで、ACEと同じ価格を維持し、カーボンワンポイントはこれまでの110/100/90のように3段階調整のままで、調整幅の少ないMLポイントとし、カーボンワンと同じ価格を維持しました。

HLポイントについてはイーストンから異なる2種類の宣材写真が公開されていて、どちらが正しいのかわかりませんが、サイズが判明しやすい下の方に期待しています。

ポイントとは逆に残念なのが、インサートピンの方で、これらはリニューアルに合わせて、販売価格で300円以上の値上げ(弊社価格で)となりました。しかし、X10ピンの方は2020年と全く同じものなので値上げされていません。AVANCEのような低価格シャフトのためのピンよりも、X10用シャフトのピン方が安いという変な状況になっています。

新価格ですので、4mmピンの値下げは考えにくいので、今後X10ピンの価格もあせての値上げがあると考えます。そのために、予想される値上げ前にX10ピンの在庫を60ダースほど発注しました。しばらくは値上げしないで提供できると思います。ACEピンも4mmピン移行しますが、同じものなのに高くなっちゃうので、20ダースほど現行でも在庫がありますが、こちらも多めに発注かけました。これらの在庫が、多分半年くらいはもつ量だと思いますが、無くなり次第、4mmピンのみの販売となります。

ですので、新商品(HL)と同価格でリネームしただけのポイントについては入荷次第順次移行します。リネーム時に便乗値上げがされたピンに関しては、在庫が持つ限り、現行品の販売に努めます。とピンとポイントで違う対応となります。ご理解ください。


FIVICS 2021年カタログと共に発表。

先週末にファイビックス(fivics)の2021年ラインが出ました。今年の発表としては珍しく、カタログと商品が同時発表です(例えば、10月のホイットの2021カタログはまだ出ていないです)。

ハンドルは新しくタイタン-NXが登場します。アルゴン-Xは以降の上位モデルのハンドルは取り扱いをするつもりです。現在、納期連絡待ちです。デザインはちょっとWINEXっぽいですね。

リムでは同じタイタン-NXとアルゴン-Xのリムにアップグレードされるとのことです。タイタン-EXシリーズはリム・ハンドルともに継続です。今年、ホイットが上位リムの1モデル化、ウィンが複数モデルの上位リムを数値での性能評価を出してくる中で、FIVICSの3モデルの違いはなかなか分かりにくいものになっています。リムの取り扱いは今年も見送ります。

スタビライザー・ダンパー・ウェイトラインでの変更は特になく、弊社で取り扱いするものに関しても変更はありません。ただ、PX1500ウェイト(ブラック)が値下げとなりました。

2020年のカタログにも載っていたTENFIXタブですが、昨年中には見ませんでした。私の周りだけかもしれませんが、2020年中に納品されたショップがあったでしょうか。すぐにコロナに入ってしまったこともあり、2021年中には出荷されることを願っています。発注はずっとかけてはいます。

アクセサリーではチェストガードの販売を終了します。明日、在庫を整理し、在庫品は特価品に追加して販売を終了します。今後は、アバロンとイーストンの2アイテムとなります。

評価が分かれるというか、年齢とかによって違ってくるのでしょうか。シューズプロテクターが上記のようなポップなデザインに変更されました。私(36歳)は前の方が良いと思いますが、学生さんとかは新しい方が好きでしょうか。旧デザインにも支持はあると思うので、旧デザインの在庫少し増やしておきました。在庫がある限り、両方販売します。

KROSSEN(クロッセン)も新商品はありませんが、取り扱いしているクイーバーの緑色が廃盤となりました。新しく黄色が追加されます。

まだ、新商品はどれも納期が来ていません。以上、よろしくお願いします。


使いやすい!2021年ウィンのリム性能比較表。

ハンドルは見た目・バランス・重さなどカタログでも選ぶことはできますが、リムの性能の可視化はあまり行われてきませんでした。カタログの順番に高いくらいでしょうか。それをWIN&WINは2021年のカタログから数字でわかりやすく表記してくれるようになりました。ちなみにハンドルでも同じ取り組みがありますが、重さの項目は重いと軽いの2パターンしかないなどあまり使い物になっていません。

まとめてみました。3つ最上位モデルの違いが分かりやすくなります。

NS-G – 矢速は最速だが、滑らかさに欠ける、安定性は普通、コアで違いなし

MXT-10 – 滑らかさも安定性の最高・矢速はフォームの方がすぐれている

MXT-G – 非常に滑らかだが、MXT-10の登場でいいとこなしに(MXT-10の販売が始まったら取扱い終了します)

という結果となります。

以上の結果からもわかるようにMXT-10もハンドルに続き、ある意味ベアボウに対応したリムと言えます。

リムの違いはもちろん素材にかなりの程度左右されますが、その形状(によって作り出されるfx曲線)にも影響を受けます。スムース・安定性を追求したMXT-10とNS-Gの違いは写真でわかるほどです。リムのドローイングの最終部(クリッリーゾーン)に快適さを導入することは、すなわちポンドの上昇を抑えることですので、初速を損ないますし、ポンドが上がっていけば、初速は上がるものの、スムースさを損ないます。ですので、売り文句で「最高のスムースさと矢速を」というのは何も言っていないのと同じです(笑)。

リカーブにおいて何を選択するのかは個々人の問題です。極端な話をすれば、引き尺が23インチで30ポンドリムで競技するなら絶対に矢速を重視すべきだし、30インチで46ポンドリムが引けるなら、安定性を重視したほうが良いと思いますが、安定性(衝撃・振動の少なさ)は全体のシステムですので、リムには矢速を稼がせ、安定性はハンドル・スタビライザーのセッティングによって獲得するという考え方も合理的です。

対して、ベアボウでは基本的にはハンドルとリムによって、弓の安定性が決まりますので、矢速以外にもリムには良い多くのものが求められます。また、ベアボウのターゲット競技では、ストリングウォーキングせずに、タブがシャフトに触れる時点ドローイングして、ちょうど50mに届くのがベストであり、その場合、引き尺が27-28インチなら、自動的に最適なポンド34-40ポンドのあたりです。また、クリッカーがないので、クリッカーゾーンでのポンドの上昇の低減は引きの誤差の影響を抑えます。すべての点において、ベアボウに最適なリムです。

と書きましたが、当然リカーブにも良いリムだと思います。個人的には、この2モデルで迷うなら、36ポンドくらいまではNS-Gをお勧めしますが、38ポンドから上は、自分に足りないもの、例えば、クリッカーのコントロールがあまり上手ではないなど、自身に合わせて選択されてはいかがでしょうか。

価格はまだ決めていませんが、NS-Gと同じくらいです。来年からの出荷になると思います。また、超ロングセラーモデルだったINNO EXシリーズは生産終了、在庫のみとなります。(比較的)低価格で性能の良いリムでした。お疲れさまでした。


ウィンの2021年、最上位モデルMeta DXハンドルは。

WINから2021モデルのカーボンハンドルのMeta DXが出ました。ホイットのように日本で特定の代理店がない場合はこちらで名前つけますが、WIN JAPANさんがいますので、メタDX(ディーエックス)と呼ぶのか、メタデラックスとなるのか、発表を待ちたいと思います(この記事時点では発表無し)。

さて、Meta DXですが、ラディカルPROを超える、かなり高価なハンドルです。価格は10万円近くになり、弊社で取り扱っているものの中では最も高くなります。実はラディカルPROが1台も売れていないので、売れるか心配です。

近年ベアボウが広がりを見せていて、弊社では2018年から対応できるよう進めていますが、最近では日本国内でも多くの方が身近にも広がりを感じるほどになっているのではないかと思います。ターゲット競技も始まりました。最近の東京都の試合では、リカーブ33人、コンパウンド22人、ベアボウ11人と3:2:1でした(すべて一般男子部門)。ちなみに個人的には来年からターゲットにも参加したいと思っています。

ホイットは2019年モデルからアメリカのトップアーチャーをGilloから引き抜いて、ベアボウへの対応を進めていますが、ウィンも2021年からベアボウへの対応をします。アドバイザーは2月にベアボウに参入したメダリストのカミンスキー選手でしょうか(韓国のプロベアボウ選手にはあったことがないです)。

最大の特徴がダンパーの内蔵です。ウィンがまだターゲット用コンパウンドを新規開発しているかわかりませんが、自社開発ではなく、コンパウンドではライバル関係にあるマシューズとコラボした、ハーモニックダンパーを搭載しています。

競技規則では「スタビライザーが取り付けられていない限り、弓の一部として、振動吸収用のダンパーを使用することができる。」

とあります。つまり、ダンパーはウェイトとの組み合わせでしか使用できません。その効果を最大化するためにハーモニックダンパーを選択したものと推測しますが、そのコストがそのまま価格に反映されてしまった感じでしょうか。

もう一つがウィンがずっと取り組んでいるトルクの低減。それがグルーピングに影響を与えることは間違いありませんが、他のメーカーはあまり前面に出していません。それはスタビライザーを装着することでも低減でき(*)、ハンドル単体で解決しなくてもよいという考えです。

*コンパウンドで発生するトルクとは違うものです。

対して、ベアボウではスタビライザーは許されていないので、ウィンのトルク低減技術はベアボウとの相性はよいと思います。

また、レストプレートにも何か新しい構造が取り入れられているよわうですが、どこにも発表されていません。おそらくはホイットのような可動式のレストプレートではないかと思います。

まとめとしてベアボウハンドルとしては良いハンドルだと思います。最新のウィンの技術で、ベアボウにも対応できるハンドルを作りましたというモデルです。

訴求ポイントは振動吸収能力・トルク低減ですが、そのコストとして一般的な上位モデルよりも2-3万円高いです。しかし、これはリカーブでは両方ともスタビライザー・ダンパー・アッパーで解決できる問題でもあるので、リカーブ用としてはやはりちょっと高い感じがします。1台は在庫しますが、取り寄せでの対応となると思います。


ウィン&ウィン(WIN&WIN)の2021年、まずはウィネックス(WINEX)が三代目に、価格は維持。

WIN&WINから2021年モデルが出ました。まずは、WINEXがWINEX2になり、WINEXに名称が戻りました。Winstormと同じ流れです。

こちらがWINEX(初代)とWINEX2(現行)ですけど…もう全くデザインが違うような、WNSのフォージド(MOTIVE FX)に近づいた気がします。スペックとしての違うは25インチが1250gから1140g、23インチは1190gから1080gにと、ともに110g軽量化されています。WINの新作は近年ずっと1300g台のものだったので、お客様の選択肢を広げる意味ではよい選択でと思います。

ホイットは10年前から基本全モデル同じグリップを搭載していますが、WINでもその流れを進めていて、グリップ7がスタンダードになっています。WINEXでも、再設計に伴い、グリップ5からグリップ7に変更されました。

価格は変更されていないので、その意味ではコスパのよい(世界大会で実績がある)競技用ハンドルWINEXを引き継いではいますね。

発注はかけましたが、納期見込みは出ていません。例年であれば、来年の2月前後だと思います。弊社でも価格を変更する予定はないですが、在庫しているWINEX2は在庫を整理して、少し値下げして売り切るので、価格差が発生します。


EASTON アバンス(AVANCE)の価格届きました。1月入荷予定。

WIN&WINがそろそろ2021年モデルの発表をするとのことです。シルエット(ハンドル下側)はCXTっぽい感じがしますが、どうなハンドルでしょうか。例年通りであれば、出荷は来年になります。

また、イーストンからアバンス(AVANCE)シャフトの価格が届きました。ほぼカーボンワンと同じ価格です。まぁ、スペックもカーボンワンと似ているので予想通りです。1月の入荷を予定しています。

ただ一点心配なのが、イーストンは4mmシャフトシリーズの部品を統一したので、現ACEポイント(3,200円)と現カーボンワンポイント(2,200円)は同じ商品となります。イーストンがどちらの価格に合わせるか、中間にするのか、まだ連絡はありませんが、高い方に合わせられたら、15%程度の値上げとなります。550番以降が在庫です。350-500までは在庫しません。

廃盤になったシャフトから乗り換える場合の注意点についは下記の記事を参考にしてください。

EASTON AVANCEシャフト - JPアーチェリー