カーターが新しいトリガータイプのリリーサー、ファーストチョイスを発表

IMG_0421カーター(Carter)が新しいトリガータイプのリリーサー、ファーストチョイス(1st Choice)を発表しました。

カーターファーストチョイス
資料を読む限りでは、トゥーシンプル(Too Simple)と同じ機構のまま、指がジョーまでの距離を長くしたモデルのようです。先日カーターに発注したばかりなので、次回入荷までには1-2か月はかかると思います。


WIAIWS ONEリムは間違いなく振動の少ないおとなしいリムだが、矢速は?

WIN_WINWIS_one_Wood_limb_2015ウィンの新しいハンドルについては前の記事で書きました。こちらの記事では、リムについて書きます。
ウィン&ウィンアーチェリー工場7
まず、ONE(ワン)という名前の由来から。以前、ウィンの工場がテレビで紹介されたという記事を書きました。この中でひずみゲージによるテストを紹介しました。これはティリングという作業で、ひずみゲージはそのセンサ部で自身がどの程度折り曲げられているのかを測定します。このセンサをリム全体に張り付けて、リム全体がどのように曲がるのか、全体が均一に曲がっているのかを測定します。今回、ウィンのリムでは全体が同じ様曲がることを基本設計として組み込んでいます。それでワンという名前になっています。

しかし、全体が同じ様に曲がるのがよいのかどうかという点は分かりません。メーカーによっては、チップ部分を強調して作り、その部分により高い負荷がかかるようにしています。以前には、ウィン自身もそのようなリムを作っています(WINACT Focus)。あとは入荷してから調べてみたいと思いますが、ここ言いたいことは、全体に同じような負荷がかかるという設計は、これまで競合メーカー含めできなかった設計ではなく、メーカーが選択してこなかった設計ということです。どちらかというと、リムチップ側に高い負荷をかけるという設計が一般的です。

vib_03(グラフは短いほど性能がよい)

クアトロのテスト結果を以前に何個か記事にしました。ここの部分は現時点での自分の予想ですが、INNO EX POWERリムはクアトロリムと比較して、矢速の点では決して劣っていません。クアトロリムはF7と比べても速いリムではありません。EX POWERがクアトロと比べて明らかに劣っていたのは振動の収まりという点です。なので、今回のこのリムでは矢速の強化ではなく、矢速を維持したままで、クアトロよりもおとなしいリムを目指してきたのではないかと思っています。

それを目指してウィンが行った設計の方針変更の一つはリム全体へかかる負荷のバランスの見直し(リムチップ側へかかる負担の軽減)と、もう一つ振動吸収に優れた”Flaxpreg”という天然繊維をエポキシを固めて、シート状にしたものをリムに使用しています。このFlaxpreg素材によって、リム全体の振動吸収性能を飛躍的に高めているようです。

ウィンの説明では、これらの設計によって、リムチップの動きが他のメーカーに比べて飛躍的におとなしくなっているとしています。ただ、これは当然のことで、リムチップにかける負荷を減らせば、その動きがおとなしくなるのは当然です。

ここからは入荷してからでしか評価できませんが、これらの設計によって、新しいWIAWIS ONEリムが振動吸収性に優れ、大人しいリムになっているのは間違いないと思います。このリムを評価するうえで大事になってくるのは、これらの設計変更を加えて振動の収まりをクアトロ同等、もしくはそれ以上にした結果、矢速がどのようになっているかという点に尽きるのではないかと思います。矢速がEX POWERと同じかそれ以上であれば、このリムは間違いなく2015年の競技で大活躍するのではないかと思います。

あとは入荷を待ちます。

あと、同時に発表されたスタビライザーについては資料はあるものの、径と重量の情報がありませんので、それらの情報がないと評価できないため、まずは記事にしません。追加情報を待ちます。


マーチン・アーチェリーの2015年発表日決定

10700775_10152545673007857_3556271187606540017_oウィンさんもプロショップ配布用の事前資料にこうやってイメージ自体に日付を入れていれば…と思ったり。

それはさておき、一時と担当にメールしても連絡が取れず、どうなっているのかと思っていたマーチンですが、2013年末からオーナーがかわって再建が始まり、時期的に考えて、2014年のラインナップはもう出すしかなかったはずなので、この11月20日に発表される2015年モデルたちが新しい経営陣たちにとっての最初の作品になるのかなと思っています。

10514282_10152842268403839_6002327144573518565_o写真もいくつか公開されていますが(スペックは非公開)、シルエット的には、これが一番ターゲットモデルに近いのかなと思っています。

しばらくお待ちください。


ボウテック(Bowtech)が新しいターゲットモデルFanaticを発表

Fanaticボウテックボウテック(Bowtech)が昨日新しいターゲットモデルFanatic(ファナティック-狂信者)を発表しました。シュートスルーハンドルで4色、黒、トパーズ、グリーン、紫となります。

bt15_FanaticBluefanatic_specボウテックの前作のターゲットモデル、スペシャリストと比べると、ハンドルがシュートスルーに変更され、重さが230gほど重くなっています。

より安定性を得るためにブレースハイトは7.75インチと高めに設定されており、その分矢速はスペシャリストと比べて5fps低下しています。まぁ、それでも十分なスピードがあり、325fpsです。ホイットのポディウム・スパイラルプロカムが322fpsなので矢速の低下は心配するほどではありません。
アクセル_ハンドル比較アクセル間は36.5インチはスペシャリストと比べて3%短くなっていますが、リムのデザインを大きく変更して、パラレルに近づけたことで、ハンドルは逆に約20%長くなっています。ですので、使用感としてはより大きな弓を使っている感じになると思います。
fanatic_ドローストップドローレングスは26インチから選択でき、ポンドは40ポンドから用意されており、レットオフは新しいドローストップによって、60%、70%、75%以上の3つで調整できます。

fanatic_ブッシング位置ブッシングは3カ所に用意されています。入荷は12月中旬を予定しています。予約受け付けます。ちなみに自分用に一本購入する予定です。
ボスとプロディジーまた、同時にハイスピードモデルのプロディジー(ホイットのリカーブと同じ名前です…)と、ロングドローモデルのボスも発表されました。

2014年モデルで「ピュアパワー」という名の元、ボウテック初360fpsを達成したRPM360を発表してから、ボウテックは扱いやすさにフォーカスしており、この2つの弓にはパワーシフトテクノロジーが搭載されており、1つのカムで3つの異なる引き心地を得ることができます。


Bowtechパワーディスクこの写真の金色のモジュールの位置を変更させることで、最速のパフォーマンスモード、(伝統的と言われているがどのカムの様なカーブを言っているのか不明)クラシックモード、そして、スムーズにドローイングを得ることができるコンフォートモードの3つの異なる感覚を1つのカムから得ることができます。
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ボスとプロディジー_スペックスペックは2015年水準ではどれも平均的な値に設定されており、優等生と言った感じでしょうか。何かに特化していませんが、カムをいじることを楽しみたい人にはおすすめできます。長く楽しめる一本ではないでしょうか。スペックは上記の通り、上がプロディジー、下がボスです。プロディジーは来週出荷開始(在庫するか決めていません)、ボスは11月中旬の出荷開始です。


ボウテックの2015年発表は今夜、それとFUELの特価を即納に追加

ボウテック発表_2015いよいよです。今夜、ボウテックの2015年モデルの発表があります。ターゲットモデルも発表されるのでご期待ください。

また、自分の発注ミスでFUELの迷彩モデルが2台入荷しました。完全に自分が色指定の番号を間違えたのですが、送り返すにも送料がいるので、2000円引きで販売します。少し売って売れなかった時は送り返しますが…迷彩が好きな方がおりましたら是非 ><


マシューズ(Mathews)2015 – 新しいターゲットボウが発表される予定

10689773_10154727218300529_8503897864341273738_n昨日、マシューズから連絡があり、公開してもいいよということだったのですが、下記のリストの弓が2015年のラインナップからは外れます。

Discontinued Bows:
– Creed
– Chill
– ZXT
– MR5
– MR8
– Apex 7
– Apex 8
– Heli-M

Apex7_2006
Apex7(↑compoundbowchoice.comより)
2006年に登場して2014年までの8年間実績を積み上げ続けた来た世界で最も実績のあるターゲットボウのApex7がついに終売となりました。さて、Apex7の後継モデルはどうなものになるでしょうか。11月の初めの正式発表を予定しています。


ホイットの2015年モデル、ポディウムXエリートの受注開始します。

ポディウムX_37本日よりホイットの2015年モデル、ポディウムXエリートの受注開始します。4モデルとも148,800円に設定しました。今年からフュージョンカラーがなくなったので、どの色でも価格は同じです。
ポディウムXエリート
2015年ホイットカラーオプション1
2015年ホイットカラーオプション2上記の12色から選択できます。納期は色によって異なるようですが、3週間-6週間を見込んでいます。一番早い納品は10月末発送され、11月の初めに到着予定です。

ポディウムグリップ1
ポディウムグリップ2
ポディウムグリップ3新しいグリップシステムですが、初期設定は0度モジュールで18度、そこから20度、22度、24度が設定できます。サイドから2つのねじで固定します。

スパイラルプロカム
新しいスパイラムプロカム。モジュール交換だけで引き尺を調整できます。

ホイット2015コンパウンドスペック
2015年のホイットコンパウンドのスペック表です。

【オンラインショップ】 ホイット ポディウムX エリート シリーズ

ホイット 2015年 カタログ
https://archery.co.jp/catalog/Hoyt_catalog_2015.pdf