日曜日のフィールドの大会が終わり、弓のセッティングを再確認し、インドア仕様に変更しました。最終確認としてペーパーチューニングを。
ペーパーチューニングの「やり方」の方は簡単です。ピンと張った紙に向けて矢を射ち、矢が通過するときの穴の形状を見ることで矢飛びを確認できます。距離は弓や人によっても違いますが、4-7mくらいがよいです。ベストの距離は矢が最も乱れる距離です。どの距離がよいかを見極める簡単な方法は、誰かの矢(スパインがあわない矢)を借りて射って矢飛びが最もおかしかったところにチューニング用の紙を設置します。
「やり方」は簡単ですが、わかることは矢がどのような飛んでいるかということだけで、どこを修正すべきかは自分が考えなければいけないので、チューニングの中では難易度の高いチューニングです。
例えば、1番の穴の場合、矢はポイントが左を向いた状態で飛んでいることがわかります。わかるのはこれだけです。これを修正する方法は、
(エナジー35の場合)
【弓の問題】
1.レストを移動される
2.ポンドを変更する
3.レットオフを変更する
4.ケーブルガードを回転される(トルクが変わる)
【矢の問題】
5.ポイントの重さを変える
6.スパインを変える
【アーチャーの問題】
7.グリップの押し方を変える
ざっとリストアップしただけでもこれだけあります。そして、この中のどれが問題なのかは自分で考えるしかありません。これがこのチューニングの難しいところです。過去、このチューニングに1か月かかった経験があります…
今回は矢が変わっただけ(去年と同じ矢)なので、レストの移動で調整することにしました。1射目はポイント大きく左に。レストを1.5mm程度左に出しての2射目。ほぼ良い結果だがもう少し。3射目で正しいと思われる結果に。あとは射場での最終調整です。