ワールドシリーズ2022ニーム始まる、全欧選手権に。。

ワールドシリーズ2022年の初戦(全2戦)のNimesが始まりましたが、この状況下ですので、アジアやアメリカの選手は出場しておらず、出場しているのはヨーロッパの選手のみで、ヨーロッパ選手権状態に。本日が決勝トーナメント。17時から順次ユーチューブでライブ予定です。

Live: Under-21 finals | 2022 Nimes Archery Tournament 17時より

Live: Finals | 2022 Nimes Archery Tournament 21時30分より


【訂正】ニーム・インドア2017、決勝ラウンドはじまる

昨日、予選がすべて終了し、決勝ラウンドが始まりました。

なかなか波乱のあるトーナメントになり、予選で世界新記録を出したエリソン選手がシュートオフの末に、ジンヘク選手に敗れました。また、女子リカーブでは予選は上位10名のうち、8名が韓国選手で独占する勢いでしたが、最終ラウンドに残った4名のうちでは1名だけとなってしまいました。予選ラウンドと決勝トーナメントとでは、また、違う戦略が必要なのかもしれないですね。

男子コンパウンドでは、マシューズに移籍したジェシー選手が594点で10位、ブラックイーグル使用のアレックス選手591点で24位、決勝は昨年インタビューに応じていただいたPSEのハンセン選手XSウィングの開発者であるデヤン選手。共同開発者のエリソン選手も3位決定戦に進出したのですごいですね。

女子コンパウンドは、24位通過のデンマークのタニア選手と2位通過で順当に勝ち上がってきたナタリア選手との戦いとなります。

最終ラウンドは今晩の夜です。

【訂正】 WAのリストに誤りがあり、コンパウンド部門のみ、決勝進出選手と3位決定戦進出の選手が間違っておりました。申し訳ございませんでした。15時公開、19時ごろに誤りに気付き、いったん取り下げて再公開しました。


エリソン選手、2か月でインドア世界記録を再更新 599点。

(Nimes 2017 Adrian Boyer © より)

前回の世界新から2か月、エリソン選手が再び世界記録を更新し、599点としました。

写真を見る限り、使用している弓は前回の記録から変わっていないようで、プロディジーシステムを改造して使用しています。この改造版の方をホイットが標準搭載してくれるといいんですけどね。。。


ギャレンティン選手、ハロンXでステージ3優勝

NIMES15_B16_3969ギャレンティン(Gellenthien)選手が1月に登場したばかりのハロンX(Halon-X)で名だたるトップ選手を倒して、ステージ3で優勝しました。

day3_pm(5)使い続けてきたコンクエスト4時代(写真上の右の弓)のセッティングに比べると重心(サイドロッド)を下に下げて、さらにスタビライザーのウェイトを少し軽くしているようです。弓自体が2オンスほど重くなっているのでそれに対応してのセッティングでしょうか。

ファイナルステージは1月29日(金)-31日(日)のラスベガスです。


【プロディジー問題】エリソン選手の弓の改造がさらに進む

NIMES15_B16_4349以前に記事にしたプロディジーの安定性の問題ですが、先週末のワールドカップインドア・ステージ3ニームに出場し、予選一位、決勝トーナメントで三位になったエリソン選手の弓で改造がますます進んでいるようです。また、ステージ2で直接話を伺った(リムシステムの改造についてはスポンサーであるホイットとの兼ね合いもあるだろうと思い直接は聞きませんでした)ハンドルのウエイト調節パテはそのまま使用してています。

写真の通り、リムボルトは可動ではないソリッドタイプなのですが、まさかの上リムと下リムで異なる固定方式を採用しています。上ではオリジナルよりも大きい幅のワッシャーをはさんでハンドルに固定し、下ではねじだけでハンドルに固定しています。

ハンドルの上下で異なる固定方式を用いるという話は聞いたことがありません。面白い発想です。今後の改造に期待です。