マスコミって…アーチェリーしかわかりませんが

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トランプが勝利した米大統領選挙。その結果はアメリカ国民の選択ですので、私がどうこう言える立場ではないですが、それよりも気になったのがマスコミの報道です。事前報道と全然違うと言いますか…。

どれだけの”偏向”報道があったのかプロではないのでわかりませんが、少なくともアーチェリーに関してはプロです。本日、携帯が私にお勧めしてきた記事を読んでびっくり。報道がどれもこのレベルだったら怖い。訂正します。

—(引用 朝鮮日報日本語版より)
2020年の東京五輪を前に、日本が韓国のメダル貢献種目・アーチェリーに目を付けている。日本は「第2の朴柱奉(パク・ジュボン)プロジェクト」を始動させ、東京五輪でアーチェリーの金メダルを狙う戦略を立てた。日本の共同通信は12日、「全日本アーチェリー連盟が理事会を開き、2020年東京五輪に向けた選手強化の一環として、ナショナルチームに韓国から初めてコーチを招くことを決めた。韓国の技術習得のため来年から代表チームなどに2-3人の指導者を置くことを目標としている」と報じた。

中略

日本のアーチェリーは1970年代半ばまで世界のトップクラスにあった。むしろ、そのころアーチェリーに目覚め始めた韓国の指導者が日本語の書籍を見て技術を学んだほどだ。アーチェリーの弓の製造も、米国のホイヤーと日本のヤマハが二大メーカーだった。

しかし、韓国が「神弓」キム・ジンホとキム・スニョンの出現と共に目覚ましい成長を遂げ、日本のアーチェリーは停滞期に入った。ヤマハは市場占有率が低くなると2002年初めアーチェリー市場から撤退、これを韓国メーカーのWIN & WINが買収した。現在、日本の登録選手の80-90%が韓国WIN & WIN製造のアーチェリーを使っているという。

—(引用ここまで)

・米HOYT(もっとも一般的な読み方はホイット)社、いろいろな読み方はあると思いますが”ホイヤー”にはならないでしょう

・ヤマハが撤退した時に、その設備をいくつか”購入”はしたが、ヤマハのアーチェリー事業を”買収”したわけではない

・正式な統計はないが「日本の登録選手の80-90%が韓国WIN&WINのアーチェリーを使っている」という情報は当のメーカー営業からすら聞いたことがない。OEM(SF/KAP/CORE/KINETICなど)を入れて、贔屓目に見積もっても65-70%程度ではないかと思います

まぁ、アーチェリーに関する報道はこちら側もプロですので騙されませんが、他の自分が詳しくない業界でも報道がこのレベルだったらと思うと怖いです。

アーチェリー:東京で金メダル狙う日本、韓国人コーチを招聘へ - 朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 (2016/11/15 08:26)