RX7の正体は柔らかいインドア向けシャフトでした。

EASTON(イーストン)の新しいアルミシャフトRX7の詳細が出ました。正体はテーパーをつけることで、柔らかいスパインでも大口径を実現するシャフトのようです。

RX7でのスパインはそれぞれ下記のX23(X7)シャフトに対応するそうです。

RX7 420 = X23 2315 340 (80番柔らかい)
RX7 475 = X7 2214 425 (50番柔らかい)
RX7 525 = X7 2114 506(ほぼ違わない…)

書き出してみると、RX525に関しては、今発表されているデータが正しいとすると、また、価格が届き、計算してみると、1ダースでX7より4000円高いので、どれだけの需要があるか読めないところがあります。

なので、ここではRX7シリーズではなく、420番について書きますが、インドア制限ギリギリという観点から行くと、アルミシャフトでの選択肢は、X23 2315の一択となります。つまり、自分の弓に合うスパインを選ぶのではなく、スパインありきで、そのスパインをいかにして、自分の弓に合わせるかという作業となります。

現状、インドアチューニングでは、矢をものすごく長くする、それとポイントをかなり重くすることで、スパインを相対的に下げるという方法がとられてきました。今までの結果を見るとこの方法をそれなりに成功を収めていると思います。しかし、どちらも矢が重くなるので、矢速が落ちるという副作用があります。

インドアにおいて、矢速というものを不利になるという経験策はありませんが、しかし、矢離れの早さの好みはアーチャーによってあります。このシャフトは、矢離れが速い方が好みという方にぴったりのものになると思います。

こちらでシミュレーションしたところ、2315に比べ 約20% 矢速が向上します(*)。概算ですが、リカーブでもほぼ同じくらい矢速が向上します。

*コンパウンド 59ポンド 27インチ引き X23 2315 28.5インチ 200gr vs RX7 420 27.5インチ 80gr

9月に発売予定です。まぁ、インドア向けなので、急ぐ感じではないですね。また、これに合わせて、セレトクチャートを更新しました。来年がオリンピックで多くの選手がそこに目を向けて努力しているので、リカーブでは、今シーズンはX10のようなターゲットシャフトのまま、インドアシーズンに入っていくトップ選手が多いと予想します。

EASTON RX7 シャフト

ホイットのPrevailが出荷終了しましたが、Carbon 840リムも出荷終了です…売るものがないので早く2020年モデルを発表していただきたい…。