マシューズの2014年は

マシューズの2014年モデルは、2種類。

Chill(チル)とCreed(クリード)、それぞれの改良版の追加投入でした。

チルの改良版はアクセル間が3インチ広がった「チルR」を発表。

チルR

リムポケットの立ち上げ角度を若干おこして、ブレースハイトを低くし、矢速を稼ぐことに成功。

マシューズ・マクファーソンシリーズの流れをくむ2カム設計で、主に3D競技を主体とした目的で使うのがベストですね。

 

もう一つは、クリードよりもアクセル間が2インチ狭くなった「クリード-XS」の投入です。

クリードXS

クリードXSはもうすでにウッドグリップ搭載の時点でハンティングでの運用が第一目的なのが分かります。

趣味の1台、というか日本のマーケットではあまりその価値が見えないモデルですね。

 

・・・・・・え!?この2台で終わり?!

と言う事は、ターゲットモデルの新作は無いようですね。。。

うーん・・・・・・、ちょっと残念。

ま、コンクエスト4と、Apex7&8。このトリオで十分勝てる、と言う事ですね。


2014年に向けて動き出します。

IMG_20131101_160156
↑ JM2タブも入ってきました~。

2014年…2013年の自分の仕事はまだまだ終わりませんが…会社としてはそろそろ2014年に向けて、計画を立てる時期になっているので、11月から動き出す予定です。

先日、求人の広告を出しましたが、昨年は2名の正社員が入社し、今年はゼロでしたが、今後に向けて、1名追加新たに必要と考えています。よろしくお願いします。

まず、2013年末、今準備中ですが、テストに使用した商品や、販売終了した商品のメンテナンス用の在庫(もう作っていない商品が破損した時の交換用)などを、特価品として追加してお客様に提供します。新宿の本社は100平米あり、2011年に50平米の事務所から移転した時は、スペースが潤沢で、プロショップも併設していましたが、2012年にプロショップを近くのビルに移転し、それでも手狭になってきています。100平米以上の事務所はそう物件があるものではないので、新規移転ではなく、スペースの有効活用でしのぎたいと思っています。また、新しい人員採用のためには、スペースを空ける必要があります。随時、低価格の特価品で提供しますので、気にかけていただけたら幸いです。

次に、通販ページの設計を見直し、より使いやすい、通販で完結したページに変更します。

前から、プロショップを増えすことが業界全体の利益になり、アーチェリーをより発展させると考えて会社を経営してきました。現在、店舗を4店舗展開しています。

その兼ね合いで、通販のホームページは初心者の方には、決して使いやすくはなかったと思います。ユーザーとして、アーチェリー歴半年以上~ベテランの方にとって、使いやすいように設計し、また、組み合わせが複雑な商品は、ネット通販で完結する形ではなく、一度お客様から問い合わせをいただき、諸情報を案内したうえで、間違えのないようにしています。

消耗品と各店舗にそれぞれ在庫を持てない商品(サイズの多いハンドルやリム)を除けば、ネット通販で完結せず、店舗だったり、スタッフとのコミュニケーションをしてからの販売という設計にしていました。それ以外の買い物や、カスタムアイテム(完成矢など)は基本店舗で購入する、店舗対応の通販で販売する形を目指していました。

ただ、現状の競合他社さんのネットショップのつくりを見ると、情報を十分にネット掲載したうえで、細かいパーツ含めすべて販売しているものが多く、ネットだけで完結している設計のものが多いです。一度もお客様がスタッフと連絡を取ることなく、すべて揃う設計です。

また、店舗での店頭のお客様が増加しているために、ネットシステムだけで完結する自動化を進めないと、スタッフの業務が確実に増加しているという状況もあります。

よって、2014年の2月までには商品数を20%程度増やして、弊社の通販でも、初心者でも買い物でき、スタッフと連絡することなく、ネットだけで完結する形での買い物ができるように、設計を変更していきます。

現状、決まっていることはこれだけです。12月に全社ミーティングを行い、今後の方向性をよりはっきりさせて、2014年に向けて頑張りたいと思います。

今年も残り2か月ですね…頑張らんと!!!


イーストンのアポロシャフトはなかなか良いです。

SONY DSC

9月20日に発表されたイーストンのターゲット用のシャフトのアポロ(Apollo)のテストを現在行っていますが、なかなか良いです。矢づくりを数多く担当するスタッフからも、カットがカーボンワンよりもしやすいなどのポジティブな意見が多いです。反応は非常に素直なシャフトで、スパインも数字通りに出ますので、チャート表通りの選択でよさそうです。ちなみに、正式なチャート表が2014年のカタログとともに発表なので、カーボンワンのチャート表で選びました。

SONY DSC

テストが遅れた原因はアポロシャフト用のポイントの入荷が遅れたことです。写真は100グレインのポイントですが、かなり小ぶりです。競技用のカーボンシャフトから参入したイーストンは、近年低価格のカーボンシャフトの開発にやたらと積極的ですが、ポイントなどの価格が高いので、結局は完成矢で高くなってしまう傾向がありました。ほぼ、イーストンのシャフトしか流通していない日本では気にならないかと思いますが、カナダやオーストラリア・フランスなどでは、少しずつ他社にシェアを奪われてきているので、今回、ターゲット用のアポロはシャフトが低価格なことも特徴的ですが、ポイントがかなり安く設定されています。その分、ブレークオフなどではなく、25gr刻みのワンピースポイントです。

個人的な感想ですが、売りたいシャフトです。いいシャフトだと思います。安くても、矢の性能のほぼすべてを決めてしまうスパインは細かく設定されていて、妥協するポイントは矢の重心(AOC)の設定が細かくできないことだけ。それでいて、カーボンワンよりも、2,000円以上安く購入でき、スピンベインなら、10,000円を切る価格で完成矢を作ることができます。

ただし、やはり素直なシャフトだと思います。多くの国で最初のシャフトではアルミを勧めているのは安いからという理由があります。この点では、アポロは完ぺきな代替案となります。

ただ、もう一点、最初に買ったアルミ矢のスパインが、トレーニングによってリムのポンドが上がり、射形が定まってきたことで引き尺が変わったりして、適切なスパインでなくなっても、アルミ矢であれば、何とか飛ばせてしまうことも可能なのですが(望ましい状況ではないですが…)、やはり、この点では、軽量で重心が前方にあるオールカーボン矢は、スパインが適切ではなくなると、すぐに機嫌を悪くして飛んでくれなくなります。ポイントも100grまでしか用意されていないので、ポイントやシャフトカットでごまかして使うのも難しそうです。

状況が変わっても、最初に買った矢を長く使い続けたいのであれば、まだ、アルミ矢のほうをお勧めします。もちろん、ポンドや射形が定まっていればそんなことはないです。

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イーストンの新しい広告でも、カーボンワン、A/C/C、A/C/Gを押しのけて掲載されています。スパインがしっかりと決まっている方、常にフレッシュな矢を使うのが好きな方、成長期ではない初心者の方にお勧めです。


コンパウンド店 HOYTの2014年ラインに対応しました。

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JPアーチェリー あちぇ屋のコンパウンド店がホイット(HOYT)の2014年ラインナップに対応しました。

コンバウントに関しては価格がすべてそろっているので、価格を2014年のものに更新して、2012-2013年モデルで即納モデルとして在庫しているものの価格を15-20%ほど値下げしました。

販売方針としては、生産が終了したものの取扱い終了に加え、新規モデルではプロ・エリート・シリーズの全モデル、カーボン・スパイダー、フリースタイルの取り扱い、その他のモデルは取り寄せ扱い。

また、ラッカス・ジュニアパッケージをエントリーモデルとして追加しました。このパッケージは弓本体に加え、フィールドタイプのクイーバー・レスト・サイトと矢が3本付属したパッケージです。これで24,800円ですので、なかなかお得かと思います。

逆に、カーボンスパイダーの価格届き値付けしましたが、価格を考慮すると、2014年のボウテックのカーボンローズはかなりいいモデルです。同じハンドルにして(弊社価格で)カーボンスパイダーより2万円安く、10%も軽く、ドローレングスも広い範囲に対応しています。もちろん、高価なカーボンスパイダーの売りもありますが、日本での通常の使用範囲での耐久性以上に、ハンティングでの耐久性(車にひかれても、木の上から落としても平気)という売りは、一般のユーザーには必要ないように思います。

入荷は11月から始まります。昨年の請求書を調べると、同時期のホイット発表で、出荷は11月2日(入荷はその翌々日)になっているので、同じ感じかなと思います。スパイラルXなどの特注注文は早くいただければその分は約納品できるかと思います。


HOYT Archery 2014年 コンパウンドのラインナップ

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http://archery-shop.jp/catalog/HoytCatalog2014.pdf

カタログはこちらでダウンロードできます。サーバーのスピードの関係で国内のサーバーに移動させています。メーカーのページよりも早くダウンロードできると思います。44MB。

さて、ホイットの2014年のラインナップのうちのコンパウンド商品について書きます。

リカーブについての簡単なレビューはこちら

カーボンスパイダーなど予定通り発表されたものもありましたが、まず、一目見てよくわからなかったのが、ラインナップを増やしたのか???減らしたのか???

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bowspec2014

上の表がホイットの2013年の全モデル、下が2014年の全モデル。2013年は22モデル、対して、2014年は24モデルとスペック表ではモデルが増えているように見えます。

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しかし、競技用ハンドルとしては、アルファエリート・ヴァンテージエリート+・コンテンダーの3機種の生産が終了し、傘下のFUSEが販売していたフリースタイルが生産終了になり、本格的なコンパウンドボウとしてHOYTのラインナップに移籍しただけで、残りのモデルはすべてプロ・エリート・シリーズに集約されました。

実際のモデル数は増えていますが、製造するデザインは減っているように思います。

プロ・コンプ・エリートはなかなかの人気で、世界選手権でも、表彰台を独占したので、悪い判断ではないと思いますが、長くて安定性(ATA)があり、かつ、軽量なモデルがなくなってしまいました。2013年モデルではアルファエリートが36インチで4.4ポンドだったのに対して、プロ・エリート・シリーズでは、同じ重さ(4.4ポンド)の「プロ・コンプ・エリート・FX・ショートドロー」という弓があるものの、33.75インチしかなく、ドローレングスが23.5インチまでにしか対応していないので、使用できる選手はかなり限定されます。一般的なモデルでは5%ほど重く、ATAも1インチ短い「プロ・コンプ・エリート・FX」が軽量モデルに相当するのでしょうが、ターゲット用の全モデルの重さが4.6-5.0ポンドの中に限定されてしまったのは少し残念です。

プロ・エリート・シリーズでの新規モデルは、FXとエッジの2モデルです。エッジは50mラウンドとフィールドアーチェリー向けに開発されたモデルで、新規開発されたZ5カムが装着され、ドローレングス調整可能なカムでは、一番速い321fpsを得ることができます。FXはドローレングスの調整ではカム交換が必要になってしまうスパイラルXカムが装着でき、その場合328fpsというプロ・エリートシリーズで最速の矢速を得ることができるモデルです。現在のプロ・コンプ・エリートの矢速では満足できない人向けのモデルです。

スペックではエッジとFXは大きな違いがないのですが、写真のとおり、ハンドルのデザインが全く違います。FXがプロコンプを短くしたようなデザインであるのに対して、エッジはシュートスルー周りが全く違いものとしてデザインされています。実際のエイミング時の景色は全く違うものになると思われますが、入荷後に紹介したいと思います。

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また、もう一つの大きな特徴として、こちらもFUSEのAXIUMスタビライザーに使用されていたショック・ロッド・ダンパーが、ハンドルのリムポケット部分に標準装備されるようになりました。もともとのスタビライザーにも6本装着されているロッドですが、上下のリムポケットに3つずつ装着されています。劇的な効果があるとは思えませんが、振動吸収性能は向上しているでしょう。

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もう一つ最軽量モデル、新しいデザインのカーボンハンドルとして期待されていたカーボンスパイダーですが、新しいZ5カムの搭載に、AXIUMのショック・ロッド・ダンパーを搭載して、長さ(ATA)30インチで重さは3.6ポンド…ホイットの中で最軽量モデルになっていますが、少し前に発表されたカーボンナイトの31インチで重さ3.2ポンドに比べると、衝撃の軽さには全く言えない重さになってしまっています。矢速はカーボンナイトの330fpsよりも速い331fpsですが、誤差の範囲でしょう。同時に、ホイットの初めてのカーボンハンドルだったカーボンマトリックスと、カーボン・エレメントは生産が終わってしまいましたが、それらの弓にとってかわる新時代のモデルとしては…フルモデルチェンジではなく、マイナーチェンジ程度の差かと思います。

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新しいカーボンスパイダーの振動吸収性能が優れていることを示す実験データがカタログに掲載されていますが、なぜか、他社の”アルミ”ハンドルとの比較で意味が分からないです。イーストンのアルミ矢と、CX(カーボンエキスプレス)のカーボン矢を比較しているようなものですので…それでカーボンエキスプレスのほうが優れているといわれても困るでしょう。

他社からもカーボンハンドルが登場している状況では、自社の前世代のカーボンモデル(カーボンマトリックス)か、他社の”カーボン”ハンドル、同じカーボンハンドル同士で比較して、振動が少ないことを示せないと、何を比較しているのかわかりません。

残るは価格でしょうか。カーボンスパイダーの価格がカーボンナイトに比べて大幅に安ければ、お得にお客様に提供する商品としては価値がある商品だと思います。

リカーブ・コンパウンドともに、価格等は本日の発表される予定です。リカーブは来週には入荷しますが、コンパウンドの入荷は少し遅れるかもしれません。


HOYT Archery 2014年 リカーブのラインナップ

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http://archery-shop.jp/catalog/HoytCatalog2014.pdf

カタログはこちらでダウンロードできます。サーバーのスピードの関係で国内のサーバーに移動させています。メーカーのページよりも早くダウンロードできると思います。44MB。

さて、ホイットの2014年のラインナップのうちのリカーブ商品について書きます。

コンパウンドについての簡単なレビューはこちら

まず、7月から言われていたホイットの2014年の新しいリムですが、予定通り発表されました。新しいリムをテストしていたエリソン選手が、F3リムに戻し、カミンスキー選手も結局はF7リム(このリムで登場した試合でも決勝にF7リムに戻している)に戻しているために、2014年で発表しないで、もう一年寝かせるのかなと思っていましたが、スケジュール通り発表されました。

予想通りといえば、予想通りですが、少し意外でもあります。

hoyt2014_p40
hoyt_color
ハンドルのほうですが、フォーミュラータイプでの新しいハンドルはありません。そのかわりに、コンパウンドでも発表されますが、紫(パープル)色が新色アルマイトカラーで登場します。

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さらに、2013年後期モデルから、ホイットはミドルグリップを廃して、すべてハイリストグリップに移行しましたが、カスタムカラーのハイリストグリップが発表されました…在庫するの大変そう。。。

2014hoyt_gpx
一方GP(グランプリ)シリーズでは…これを新モデルと呼ぶのは、一生懸命に設計しているハンドルの設計者に失礼ではないかという思いが…というのはいいとしても、新モデルとしてGPXというハンドルが登場します。まぁ、写真のとおり、2013のION-XにGMXのリムポケットを移植したハンドルになっています。90gほど、ION-Xより重くなっています。

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リムでは、GP/フォーミュラーともに、新しいリムクワトロシリーズが登場します。フォーミュラー・クワトロリムとGP・クワトロリムの2種類で、かつ、フォームコアとウッドコアがあるので、4種類…お客様にとっては良いことですが、すっきりしたホイットのラインナップが、また一気に拡大して在庫のやりくり大変になりそうで気が重いです。

細かい点では…以前の記事で内部構造が丸見えのF7リムでは試作品のテストもできないと書きましたが、クワトロリムは両サイドがしっかりと塗装されています。これで、2014-2015年シーズンは都市伝説はもう産まれないことでしょう。

さて、リム自体の設計は、どうなっているのでしょうか。実際には届いてからテストして記事にしますが、2013年の世界選手権では、W&Wとホイットを使用している選手が最も多かったのですが、W&W使用の選手のほぼ全員が最新のリムを使用しているのに対して、ホイットの使用者のかなりの割合で古いリムを選択していました。エリソンもF3リムでした。

なぜ、このを調査したのかというと、ホイットはF7リムで大きな設計変更を加え、F7リムはとても良いリムですが、正直ホイットらしくないリムになっています。W&Wが作りそうなリムです。

かつて、ホイットの創業者はインタビューの下記のように答えています

「メーカーによってそれぞれが異なる特定の能力に力を入れているのが分かる。多くは精確性を犠牲にして、スピードに傾倒している。しかし、高いパフォーマンスから発生するストレスによって、弓の寿命は縮んでしまう。どの能力に力をいれるか、重要度はそれぞれ異なる。僕の場合、最も優れた弓とはこれらすべての要素のバランスが良く取れている弓で、かつ安定性に重きを置いているものだ。」
(Traditional Bowyers Encyclopedia P.191)

F7リムしか知らない方はびっくりするかもしれませんが、それ以前のホイットのリムは決して矢速の速いものではありませんでした。そりよりも安定性を追求した、とてもバランスの良いものでした。対して、ずっとねじれ強度と矢速を追求してきたW&Wは、2000年代は剛性を上げるためにリムを丸めた設計をして大量に破損を出し、矢速を上げるためリムの中を中空にして大量に破損を出したりして、失敗が続き、それによってさらにバランス・安定性を重視するホイットが評価されていましたが、イノ・EX・パワー(INNO EX POWER)で、ついに強いねじれ強度と、速い矢速を実現し、かつ壊れないリムの開発に成功し、そこから一気にW&Wの評価が高まっていきます。

そこに登場したF7リムは、ホイットのリムとしてはかなり軽量で、矢速も速いものの…破損が多いリムで、矢速を追求して折れていた昔のW&Wを見ているようでした。ホイットらしくないリムです。そして、2014年、クワトロリムの一番の売りは折れにくく、F7リム比で40%もねじれにくいそうです。路線をもとのホイットの設計方針に戻しつつあるように見えます。もし本当に広告通りの性能が実現できていれば、INNO EX POWERのように素晴らしく完成度との高いリムとして、他のメーカーを引き離すアイテムになると思います。楽しみです。

そのほかに2012年に発表して、ついには製造されなかった25インチハンドルに装着して64インチの弓を作ることができるエクストラ・ショートリムが、New For 2014として再度発表されました…今度こそ作っていただきたいです。ラインの状況からクワトロリムのエクストラショートは、すぐに出荷されそうですが、F7とカーボン720のエクストラショートの入荷には、まだまだ時間かかりそうです。New For 2015として再再度発表されないことを祈るのみでしょうか。

ということで、最大のポイントは昔のホイットの設計方針に回帰したっぽいクワトロリムでしょう。実物が宣伝文句どおりであることに期待です。

ハンドルはホイット・リムはW&Wがベストという評価が近年続いていましたが、このリムがカタログ通りの性能を発揮するものであれば、2014年はこれまでの評価がひっくり返る年になるかもしれません。面白くなってきました。


おそらく最も高価なハンドル

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昨日、イタリアのFB8.2を紹介したついでに、少し前ですが、イタリアで発表された、おそらく現状リカーブハンドルで最も高価なハンドル、Smartriser XM1を紹介します。

その驚くべき価格ですが、最上モデルの地元イタリアの販売店での販売価格は1,330ユーロ!日本円にすると、178,000円です。ちなみに同じショップで、HOYT HPXハンドルが79,000円なので、このプロショップが特別に高いわけではないことがわかるかと思います。

HFVD

このモデルの特徴はハンドルの4つのカーボンのサイドプレートの中に40ポンド前後で矢を発射した時に発生する振動を吸収するのに最適な粘度(粘り気)の液体が入っており、それによって発射時の振動を吸収します。

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デザインに関しては、かなりの選択肢があり、ざっくり計算すると2,000通りのデザインが可能です。

Smartriser
http://www.smartriser.it/index.php/

イタリアは消費税が21%なので、日本で販売すれば、2万円くらいは安く販売できると思いますが、それでも凄まじい価格です。ちょいちょい連絡はしていますが、なかなか販売する決心がつかないメーカーの一つです。なので、記事での紹介だけで。。。。


ボウテックが新モデルを発表

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かねてより予告されていたボウテック(Bowtech)の新しいモデルが発表されました。新しいカーボンボウということでしたが、ハンドルは以前に発表されたカーボンナイトと同じもので、位置づけとしては、カーボンナイトのショートドローモデルといったところでしょうか。

Cr上の画像は左側がカーボンナイト、右側が昨日発表されたカーボンローズ(Carbon Rose)というモデルのスペックですが、対応する引き尺が22.5インチからとなっています。40ポンドモデルも登場しました。その分、矢速が10%程度低下しています。

代理店にはまだ入荷しておらず、出荷も開始していないとのこと。9月に発表されたばかりのカーボンナイトに対して、販売店からショートドローモデルを出しいほしいというリクエストにメーカーが急ぎ答えたものかと思います。

セレクトモデルとして取扱い予定です。


まだまだあるよ、PSE 2014

  今回の「まだまだあるよ、PSE 2014」は、初心者・初級者の弓を紹介します。
まずは「Fever(フィーバー)」
エントリーモデルの代表格として長年親しまれてきたCAOS(カオス)がモデルチェンジとなり、
あらたに「Fever」となって生まれ変わりました。

*写真はPSEより提供されたもので、商品にはレスト、サイト、ボウクイバーは付属しません。
*写真の色はMossy Oak Break-up Infinityです。

2カムシステムに変更はありませんが、これまでのADカムからVSカムへと代わり、また、リムポケットのデザインが新しくなり、矢速のスピードアップに成功しました。
また、これまでの引き尺調整幅が、16.5インチから28インチだったのに対しFeverは11.5インチから29インチまでとなり、むしろ範囲が広くなりました。嬉しい変更点ですね。
ドローウエイトは、29/40/50/60の用意。老若男女、分け隔てなく楽しめる1台です。
*ちなみにワンカムモデルもあります。
次に、ゴリゴリの競技向けではありませんが、これからコンパウンドを始めようとする方にはピッタリの1台です。
「Elation(イレーション)」

まず、ドローウエイトですが、29ポンドと40ポンドの2種類。
そして引き尺が、「~30インチ」です。
ここで、なぜ「~30インチ」と言う表記なのか説明します。
通常一般的なCPボウは、設計者が考えるFx曲線とその効果を発揮すべくドローストップが働く為に、引き尺が決まっています。
ところが、このイレーションに搭載されるMZカムにはFx曲線やドローストップと言う概念が無く、引き始めから30インチまでドローウエイトが一定なのが特徴なんです。
つまり、15インチ引いても29ポンド*、30インチ引いても29ポンド*と言う事です。
*29ポンドリムの場合(リムボルトでウエイト調整が出来ます)
ご存知の方にとっては、マシューズのジェネシスと同じような構造です、と言えば早いでしょうか。
この構造の弓は射手にとって適正な引き尺とはなんぞや?と言う事を教えてくれます。
案外、ベテランさんでもこの弓を使って引いてみると、実際の使用中の競技弓の設定引き尺と違ったりしたりします。
一般的にコンパウンドを始めるにあたり、まずリカーブを経験しておく方が自分の適正な引き尺を知ることが出来、いきなりコンパウンドを始めるよりかは理解の進捗が早いと思います。
そこで、この弓です。
この弓は初心者にとって日々変わる引き尺に対して柔軟に対応し、やがて適正ドローレングスへと導いてくれます。
そういう意味で、この弓はクラブやチーム・アーチェリー協会に1~2本ぐらいはあるべき弓としてドンドンお勧めしたいと思う1台です。
(参考)この弓に用いるリリーサーですが、サムトリガー、インデックストリガー、トリガーレスでお使いになるのが良いでしょう。トゥルーバックテンションリリーサーではメカニズム的に反応しないのでお使いになれません。ご留意ください。
PSEの2014年モデル紹介。あともうちょっとだけお付き合いくださいネ (^_-)-☆


STAN(スタニスラウスキー)から新しいリリーサー「Just X」が到着。

 STAN(Stanislawski Archery Products)から新型リリーサーが届きました。
名前は「Just X」 
3本掛と4本掛、MサイズとLサイズでの展開です。

まずは手にした印象から。
細い!
先日発売されたスコットのエクサスに負けず劣らずの細身なデザインです。
サムトリガーリリーサーながら、トリガーレスと見紛うほどのシルエットです。

では4本タイプ・Lサイズと同じく4本タイプのMサイズで見ていきます。
 



最薄部とありますが、反対に最も厚い部分で人差し指の掛かる部分で12.7mmあります。

上の写真はTruBall HTリリーサーの4本-Mサイズを並べてみました。
さらに下の写真はカーター ターゲット4です。

同じサムトリガー式なのに、ボディーのゴツさが際立ちます。
ちなみにターゲット4の厚みは14mm。Just Xの最厚部12.7mm。
実際にそれぞれを手に持って比べてみるとその数値以上の差がJust Xには感じられます。

さて、Just Xはその細身ボディーばかりに目が行きがちですが、実はリリーサーヘッドも短いデザインなのです。
そこでリリーサーヘッド最短?!と呼び声の高いカーター・トゥーシンプルと並べてみます。

イマイチ分かりずらいので、重ね合わせてみます。

*分かり易くするためにわざとずらしていますが、人差し指と中指の“谷底”は揃えてあります。
最短のトゥーシンプルよりは3mm高いですが、充分短い部類に入ります。
ちなみにターゲット4と比べるとその差は歴然です。

では、他社のリリーサーとの比較はこの辺で、各部分を見てみましょう。

トリガーの先端にデベソのようなつまみが有りますが、これは・・・・

取り外して・・・・


リリーサーヘッドにブスッ。
・・・・フックを閉じたまま、このピンをヘッドに挿し込むと、物理的にフックの開放を抑えるため、擬似キャントファイヤーに早変わりとなるのです。
素引き練習や、チューニングの際に何度も引き戻しを行う時など安全に作業が出来ます。

トリガーバーの位置調整は矢印のネジで行います。必要があればバーを高い位置に変更しての調整も可能です。

次に下の写真の矢印が指す極小プラスネジ。これは青いアゴ状のパーツを取り外して、ヘッドの形状をクロースジョーからオープンジョーに変更が出来ます。
ただオープンジョーにすることで素早いローディングは出来ますが、ヘッドまでの距離が短いために、中指の外側が干渉してしまう恐れがあります。注意が必要です。
また、わりとこのフックのアールがきつくない為に、ちょっとでもコネたりネジったりするとストリングが外れる危険があります。
出来る限りクローズジョーでの使用をお勧めします。

最後にトリガー圧とトラベルの調節です。

まずはトリガー圧。
てっぺんにあるイモネジを一番締めこんだところから4回転以内で(5回転でもギリ行けますが、イモネジ脱落の恐れがあります)調節、トリガーの硬さを決めます。


そしてトリガートラベル。
矢印のボディー背面のイモネジです。
コッキングをONにしてからイモネジを締めこんでいきます。
やがてトリガーが落ちるのでその箇所をきっちり見極めて、そこをゼロ位置として好みのトラベル位置まで緩めながら調整します。
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全体的に、細身かつ小振りな印象を持つSTANのNewリリーサー「Just X」
大人男性の手のサイズでMが本当にギリジャストサイズのフィット感です。
かといって、Lサイズの方はカーターリリーサーでいう所のLサイズ程大きくはありません。
すこしゆとりを持ってリリーサーを握りたいならLサイズの方が良いでしょう。
指の配列はほんの少しだけ湾曲。かといってストレート形状でもない程よいカーブです。
ただ一つ、私個人的に気になるのは、トリガーの「そもそも位置」です。
サプライズショットをするにせよ、パンチングショットをするにせよ、サムバーに力が加わるべき方向と、トリガーパーツの移動方向になんとなーくズレが有るような気がして「おや?落ちない(硬い)?!」と思う場面が最初の方にありました。
しかし、この感じ方は個人差が有るので、サムバーの高さや角度、トリガーの圧やトラベルを好みに調節すれば解消するかもしれません。
個人的意見を挟みましたが全体を通して感じるのは、細身ボディーに短いリリーサーヘッドが、小気味良いテンポでシューティングを楽しませてくれるスマートなリリーサーとしてお薦めできます(^_-)。
お近くの方はぜひお店に見に来てください!

Just Xはあちぇ屋CPおよび店舗にて販売中です。