2013年もありがとうございました。

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気がついたらもう12月30日でしたか…。明日も出勤の予定はありますが、今年一年の反省と来年の抱負は余裕がある本日に。

去年の記事によれば、今年の方針は、グレン・グラント5年の1979年を飲みながら考えたようです。今年の反省と来年の方針は…このカクテル(飲み屋が暗くて写真が撮れないので代用)、「午後の死(Death in the Afternoon)」を飲みながら考えてきました。このカクテルは当初、火薬(!?)のシャンパン割りとして考案されたそうで…現在では、火薬よりも飲みやすいアブサンをシャンパンで割って作ります。独特としか言いようのないカクテルです。1979年のボルトよりはるかに手に入れやすいので、お酒が飲める方はぜひお試しください。

2013年、個人的な一番の変化は、創業以来初めて休みを取りました。2007-2012年まで、年10日程度しか休みをとっていませんでしたが、作業をする時間よりも考える時間がほしくて、2013年は計20日は休みをとったと思います。ゆっくり考える時間ができたおかげで、迷いはなくなりましたので、2014年からはまた休まず仕事するモードに切り替えます。

2013年のJPアーチェリーを数字で見ると、円安が進んだことにより、仕入れ価格は上昇し、収益は悪化しました。その一方でより多くのお客様に来店していただき、本当にありがとうございます。2013年塁計で8,770名(前年比 1,708名増)の方が店舗にお越しくださいました。本当にありがとうございます。

売り上げ面では、千葉店の前年度比34%増を筆頭に、4店舗平均で前年比21%増加しました。本当にお客様に感謝です。他社が通販の増強をしている中、地域型の店舗でも努力すればきっと認めていただけるという営業方針をお客様が支持してくださった結果かと思います。今後も、地域密着型の店舗でお客様の支持を得られるようより一層努力します。

また、2013年は大きなトラブルもなく、大変だったのはINNO MAXハンドルの青の塗装リコールと、HOYTのエアショックスのアーム破損くらいでした。品質を正しく管理してくださったメーカーの皆様にも感謝です。

自分の仕事では、取扱いメーカー・代理店となっているメーカーの数は正式に数えていませんが、年始のB-Stingerに始まり、先日カンタピンチだけ入荷したブラックマンバ(タブは今日届いています)まで、10社程度は増加したのではないかと思います。また、問い合わせシステムの更新、ブログシステムの更新、新しい社内情報共有システムの導入など、管理系システムの増強に力を入れてきました。

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管理系のシステムはお客様が見えない裏側の業務ですが、将来に備えて早めに更新したものもあります。これで2014年は安心して新しいことに取り組めます。

2014年に向けては、11月に社員の募集をしましたが、さっそく1名、1月に入社が決まりました。落ち着いたら紹介したいと思います。それと合わせて、現在研究機関の専門家の方と話し合いを進めており、正しい弓具の性能評価と情報の提供について、2014年にはさらに新しい取り組みを開始します。

何度か書いていますが、弓具の性能がここまで向上した時代にあっては、弓具を研究し、よりそれぞれの個人にあった弓具をお客様に提供することがプロショップに最も求められている仕事だと思います。弓具を購入するところが限定されている部活の部員全員が、男女、体格・身長・ポンド関係なく、みんなが同じメーカーのスタビライザーを使っている学校を見ると、本当にかわいそうになります。そういう悲しい状態を減らしたいです。

2014年は新しいスタッフ迎え入れるとともに、新しいサービス・豊富な情報を提供します。国内のアーチェリー業界全体が通販にシフトしていく中で、来年も今年同様に店舗を利用していただけるよう、また、通販では流れに乗って、ヤフー・アマゾン・楽天の3強が競争しながらも、共に成長している構図をイメージに、大手の競合の皆様のと共に成長していけるよう競争していきたいと思います。

このブログも今週で累計者アクセス数が220万回を超えました。ありがとうございます。

2014年でアーチェリーショップを初めて、7年目になりました。新しいプロショップが誕生するところも目にしましたし、力尽きたプロショップも目にしてきました。営業を続けて行くためには、8年目を迎えるためには、お客様に評価される成果を生み出していくことに尽きると思います。2014年もよろしくお願いします。

さっそく、ブラックマンバの荷物をあけましょう。


WIN&WINの2014年コンパウンドのティーザー広告

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クリスマス後から続々と新商品の発表が続いています。ちょっと処理しきれないくらいに…。。。少しずつ記事にしますので、お待ちください。

さっきのウィンのリカーブ2014年に続き、ティーザー広告ですが、ウィンのコンパウンドの2014年モデルのエクリプスが発表されました。

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上の写真はイギリスのアーチェリーショップですが、2011年に発表され、2012年から販売が開始されたWIN&WIN製造のコンパウンドボウはヨーロッパを中心に売れています。日本でもWIN&WINのコンパウンドを販売するかという話をしたときに、カーボンハンドルなどの技術があっても、リカーブのリムに相当する部分はコンパウンドではリムではなく、カムです。そのカムのデザインが進歩しないと日本では販売が難しいのではないかというのが、その時の感想でした。

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今回の新しい2014年のWIN&WINのエクリプス(Eclipse)では、センターシンクロカムという新しいカムが搭載されます。その一番の特徴はリカーブ同様にカムの中央から弦を送り出すことを特徴としています。

この話で思い出したのが、プライムのこのカムの傾きを比較した広告ですが、確かにびったりリムの中央から弦を送り出している弓は多くはありません。ただ、弦がセンターから送り出されることでどのような利点があるのかは不明です(プライムのようなカムでない限り、カムは傾いているので)。

1月のテルフォードの展示会で確かめてきたいと思います。


ブラックマンバ・アーチェリーのハイブリッドカンタピンチが入荷

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最近、赤いカンタピンチで話題のブラックマンバ(Black Mamba)・アーチェリーのカンタピンチが入荷しました。メインの商品であるタブは次の荷物で届く予定です。コンセプトはハード・ソフトの2種類のゴムが使用されている独特のフィーリングを持つカンタピンチ(特許出願中)と、フィンガーコードをカンタピンチの中を通すことで、リリース時にタブが弦に引っ張られず、手の中にしっかりタブが残るという設計です。

少しわかり辛いですが、上がブラックマンバのタブ、下が競合他社のタブです。リリース時にタブが弦に引っ張られていないことがわかるかと思います。ちなみに、セーカータブのピンキーレストも同様の効果がありますので、セーカータブをお使いであれば、すでにこの効果は得られています。

さて、なぜかカンタピンチのほうが先に届きましたので、本日はカンタピンチの紹介です。カンタピンチを固定するねじが3.4mmで、すべてのセーカータブ、JMタブ、SF カーボンタブ、W&W パーフェクトタブで使用できることを確認済みです。

axios-finger-spacers-6カンタピンチはロングとショートの2種類あります。ただ、深がけで手が小さい場合、ロングタイプのカンタピンチでは先端が矢に接触する危険性がある位置まで来るので、ショートタイプをご使用ください。

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写真はAAEカンタピンチとの比較ですが、ブラックマンバのカンタピンチでは先端に行くほど幅が広くなっており、弓がノックと接触するのを防ぎます(接触すると矢飛びに影響します)。

タブの到着はおそらく来年です。タブについて届き次第、再度報告します。


Bowtech カーボンローズが入荷!

先日の記事にて紹介したBowtechのカーボンナイトのショートドロー版「カーボンローズ」が入荷致しました。

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最軽量のこの弓は、手に持つともちろん軽く、そして思った以上に綺麗なパープル(紫)です。

女性向けボウの位置づけになっていますが、男性でも全く問題なく、むしろカッコイイぐらいの印象です。

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そして、購入特典のキャップですが、通常のモッシーオーク(迷彩)柄のキャップではなく、「カーボンローズ」に合わせた紫色の刺繍をあしらったこじゃれたキャップが付いてきます。

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ストリング・とケーブルはFlo Purple Speckled(蛍光紫混)。

カムの発色も良いです。

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あらためてスペックを。

———DATA——–
2カムモデル(バイナリーカムシステム)
アクセル間:30インチ
ブレースハイト:6-3/4インチ
重さ:1,450g
ドローレングス:22.5~27.0インチ
トローウェイト:40/50/60
矢速:302(IBO)
レットオフ:80%

————————

今回は、40ポンドモデルと60ポンドモデルの入荷です。


ArcTec ヘキサゴンドローストップ

ARCtecから新しく発売されました新商品「ヘキサゴンドローストップ」

色は4色での展開。色の違いによるスペック差はありません。好みでお選びください。

どの色も何とも言えない半透明感。あめ玉のような風合いです。

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内容は、ヘキサゴンドローストップ、ヘキサゴンストップ専用レンチ、六角レンチとなっています。

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六角レンチは抜いて使って下さい。

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さて、このドローストップですが、2つの観点から使うことが出来ます。

1つ目はレットオフ値を下げてホールディングウエイトを増やす目的に使う事。

2つ目は適正ドローレングスを探る目的で使う事。

 

レットオフを下げると、ホールディングウエイトが増すのでエイミング時の体にかかる負担は増します。その分しっかりと体幹を保持する意識が高まるのでアウトドアでのシーンにおいて、より安定したシューティングに期待が持てます。

一方で、少しでも気を抜くと“グイッ”と引き戻されやすくなるので、そこそこの体力が無いと意識の集中と維持が大変かもしれません。

HoytのRKTカムや新しいZ5カムはレットオフが75%で設定されているので、保持する身体の負担が少なくて済むので体力面で心配の方はこのドローストップは使わない方が良いかもしれません。

メリットとデメリットをしっかり理解したうえで導入を決めた方が良いでしょう。

 

次に適正なドローレングスを探る為・・・・ですが、このストップピンは写真の通り六角形状に留めネジが中心から外れた位置に通してあります。

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純正のドローストップピンは“純”円筒形ですから、当然ネジの中心から外側まで均等です。

ところがこのヘキサゴンはネジの中心から外側までの距離が4つ存在します。

1の位置にケーブルが当るようにセットすると、純正と同じパーセントのレットオフと引き尺が得られ、

2から4にかけて引き尺が短くなっていきます。最大の4で、1/4インチ(約7mm)短くなります。

*これは1つ目の使い道「レットオフを下げる(負担が増す)」と同時進行で変化します。

 

 

見た目で分かり易くしてみました。

*例)26インチの弓だった場合。

*矢印で引き尺を示し、色でホールディングウエイトを表しました。

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このドローストップを使う事で、レットオフを変化させることができ、同時に引き尺を短くすることが出来ます。

そしてどのポジションで使うかを決めたら、最終的には上下のカムタイミングを再調整してあげる必要があります。

下カムのストップピンが先にケーブルにあたるので(引き尺が短くなる)、上のカムは当然遅れます。

なので、適宜スプリットバスバスケーブルを巻き上げて(短くして)上カムのタイミングを合わせましょう。

 

と、ここで少しばかり疑問が生じます。

1)レットオフだけを変化させたいが、引き尺は変えたくない

2)引き尺は変化させたいが、レットオフの変更はしたくない。

という上記の場合はどうするのか?という疑問です。

単純に今のままでこのストップを装着すると同時進行で2つの項目が変化してしまいます。

その対策としてドローストップをどの目的で使うかによって装着後の微調整が必要になってきます。

 

1)の場合の対策

・短くなった分だけDループの高さを長くする。

ただこの場合はストリングのフェイスタッチが微妙に変わるので最大1/4インチ(約7mm)とは言え、気にする方はとことん気にするかもしれません。

・Dループはそのままでケーブル類を巻き上げる。

これはケーブル類を巻き上げる(短くする)事でストリングの巻出し量を増やすので引き尺が伸びます。ただし弊害としてピークポンドが上がるのでリムボルトを若干ゆるめてポンド調整を行わねばなりません。

 

2つの方法を比べると、Dループを伸ばす方が手軽で確実です。ケーブル類をいじるのは、ボウプレスが必要であり、かつ調整のノウハウをしっかりと理解した上級者でなければ手を出さない方が良いでしょう。

 

2)の場合の対策

もうこれは好みの引き尺が決まった時点で純正品に戻すか、「1」のハイポジションでセットして、後は・・・・・・

・Dループを短く作り直す

ただ、現状の高さから限界値に近い場合もあるのでこの方法は、Dループの高さがもともと有る場合に限られます。フェイスタッチの感触も変化します。

・ストリングを適宜巻き上げ(短くする)て、引き尺を短くする。

しかしこの時の弊害としてピークポンドが下がってしまうので、その分を取り戻したい場合は、リムボルトを締めてポンド調整を行う必要があります。

*リムを最大まで締めこんでいてもうそれ以上締めこめない場合はケーブル類をいじる方法が無くもないですが、手を加える箇所が多くなりすぎるので、本末転倒な結果になりかねないため、この場合はポンドが下がったままで使う方が良いでしょう。

 

いずれの場合でも最後には上下のカムタイミングのチェックが必要です。

また、使い続けているうちにケーブル類は必ず伸びて来るので、このドローストップの“面”がケーブルににきっちり真っ直ぐ当たっているかを随時チェックしてください。IMG_7516

ARCtecヘキサゴンドローストップは店舗およびオンライショップで販売中ですヽ(^o^)丿

 

 

 


レオ・ワイルド選手が新型のサイト使っている!!!

IWCS_DA1_3395-Lメーカーからは1月末の出荷開始で案内を受けていたのですが…レオ・ワイルド選手がもう使っている!!

 

carbonsight9日に行われたワールドカップ。ステージ2 – シンガポールで優勝したレオ選手。その弓には発表されたばかりのアチーブカーボンサイトが。世界最軽量の競技用サイトとして、多くのトップ選手に愛されているアチーブに、カーボンモデルが登場します。

アメリカのトップ選手にはもう手渡っているようですが、販売開始は1月末か2月を予定しています。ただ、やっぱり高いんですよね。アルティマのコストパフォーマンスに勝てるサイトはなかなかないです。


超軽量ハンドル 580gのFB5.3ハンドルが入荷

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2013年世界ターゲット選手権の観戦記”その1″しか書いていないことに今気が付きました。帰国後、すぐに2014年のラインナップの発表が多くのメーカーからあり、その更新作業の中で忘れていたようで申し訳ないです。

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SONY DSCというのをこのハンドルの入荷で思い出しました。世界選手権でフランジィーリさんと話した時に、新しいファイバーボウのハンドルFB5.3を娘のカーラがこの試合で使用しているから、あとで見せてあげるよ言われ、予選終了後に何枚か写真を撮って感触を確かめさせてもらいました。上の写真は実際にカーラ選手が試合で使用した弓のものです。

そのことの記事を書いたつもりだったのですが…見つけられず。

軽量ハンドルという言葉を1,000g前後のハンドルで使ってしまっているので、このハンドルは超軽量といっていいと思います。基本設計はFB6.3ハンドルと同じです。FB6.3ハンドルが25インチハンドルであるのに対して、FB5.3ハンドルは23インチハンドル。25インチハンドルが630gで、新しく入荷した23インチハンドルは580gしかありません。

高剛性の高性能フルカーボンハンドルでありながら、重さはオプティモのようなウッドハンドルや、ローランのような樹脂ハンドルよりも軽いです。

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グリップは丸みがあるスタンダートなサイズのミドルウッドグリップです。

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リムポケットはファイバーボウ(Fiberbow)独自のシステムで、基本的には下リムのボルトだけを偏芯させてセンター調整をします。上のボルトもボルトを交換することで偏芯させての調整は可能ですが、別売りです。

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ハンドルは軽ければいいというものではありません。競技スタイルに応じ適切なハンドルの重さが存在します。この600gを切る超軽量ハンドルは、例えば、ベアアーチャーにとっては軽すぎてほぼ使用されていませんが、車いすで競技されているアーチャーの間ではかなりの人気を得ています。

高性能なハンドルです。ただ、とても軽いが軽すぎるになってしまうアーチャーにはおすすめできません。軽さを追求するアーチャーにとっては最適な選択肢だと思いますが、すべてのアーチャーに勧められるものではありません。とにかく軽いハンドルを買って、あとはスタビライザーなどで調整すればいいというものでもありません。重心はその作戦で調節可能ですが、モーメントの調整はかなり困難です。

また、出版日の古いアーチェリー技術ガイドなどで「軽いハンドルがお勧め」などと書かれていたとしても、著者の人が想定しているのはたいてい1,000g程度のハンドルのことであり、このような超軽量ハンドルをことを指しているケースはあまりないと思われます。ご注意ください。


ホイット クアトロリムのフォーミュラタイプ販売開始しました。

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大手代理店が価格を決めて販売を開始したので、本日より弊社でも販売を開始しました。お待たせしました。

今の日本のアーチェリー用品の価格は異常な状態です。今回も大手さんの通販サイトでは、クアトロリムがF7リムよりも実質安い価格で販売されています(フォーミュラーシリーズのみ)。

新製品の上位モデルを安売りしなければいけない内部事情があるのでしょうから何とも言えませんが、小さいところは大手に振り回されるしか…とは言いたくないので、弊社ではホイットの正規の位置づけ通り、クアトロリムを上位のモデルとして、F7リムよりも高い価格で販売させていただきます。まぁ、大手さんのほうが信頼があるので、弊社の値付けのほうが真っ当とは信じていただけない方もいるかもしれませんが…グランプリシリーズではクアトロのほうがしっかりと高く設定されていることを見れば、少しは納得していただけるかもしれません。

それと、去年から出るとかでないとか言っていたXSサイズのリムが2ペア入荷しました。フォーミュラークアトロ・フォームコアのXS38/XS40です。

上位モデルで23インチハンドルを製造することをやめたホイットが、ショートドローアーチャーが必要とする64インチの弓を組み上げるために特別に製造しているサイズのリムです。

入荷していない分でXS42も発注をしていますが、XSサイズリムは発注したらどの程度で届くか知りたくて発注しただけなので、在庫品が売れたら今後は基本的に取り寄せで注文を受けます。

おおよそ取り寄せの注文を受けてから、4-6週間での納品となります。

HOYT Formula クアトロリム
http://archery.cart.fc2.com/ca86/939/p-r-s/

 


ハーモニックダンパー搭載の新しいハンドルVanquish(ヴァンキッシュ)

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1月に紹介したスカイアーチェリーのハンドルに続いて、また、新しいハーモニックダンパーを搭載したハンドルが登場しました。現状で取扱い予定はなく、紹介のみとさせていただきます。

メーカーは2000年前半に創業されたドイツのStolid Bull Bowsというメーカーさんで、主にベアボウにフォーカスした設計をしてきたメーカーです。

よく知られているてハンドルは、通常単体だけでなく、スタビライザーを装着した状態をあらかじめ想定して設計されています。ただ、ベアボウ競技ではスタビライザーは使用できないので、ベアボウに合わせたハンドルは、上の動画のように何も装着していない状態でも、弓がきちんと飛び出します。HPXハンドルなどで同じように射つと、アッパー側が頭の方に回転し、まっすぐは飛び出しません。

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ベアボウの世界では知られているメーカーでしたが、そのメーカーが満を持して発表したハンドルがVanquish(ヴァンキッシュ)ハンドルです。Vanquishは打ち負かすという意味です。26インチで1,800gとかなり重いハンドルになっています。

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そして、このハンドルでもっともユニークな点は、ハンドルとレストとプランジャーホールが独立しているというところです。高い剛性を実現するために、ハンドルに大きな穴をあけずに、ねじによってレストとプランジャーホールがある独立したプレートをハンドルに取り付ける構造になっています。そして、このプレートには種類があり、これによって細かいグルーピングのチューニングができます。
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以前、、同じような発想のプランジャーホールの高さを調整できるハンドルがありましたが、固定が甘く、プランジャーホールの位置がずれてしまうトラブルが多く発生して、結局他機種に広まることはありませんでした。ただ、プレートを取り換えるこのタイプの設計であれば、一度調整した位置がずれてしまい心配はまずないでしょう。

価格は、以前に紹介したスマートライザーに負けないほどの130,000円ほどです。直接メーカーから購入することができます。

Stolid Bull Bows
http://www.stolid-bull.com/