WIN&WINアーチェリーのセミナーのまとめ


(追記)ショップでも連絡していますが問い合わせ先を一時info@archery-shop.jpに変更します。

WIN&WINのセミナーに参加してきました。WIN Archeryのパク社長が英語でしゃべって、セバスチャン(SF Archeryの社長)がフランス語に通訳していました。

内容を要約すると(あくまでもWIN Archeryの見解ですよ)

1.ヤマハから始まるカーボンハンドルの歴史について
2.ハンドルのブリッジ(WINの場合は前)はなくてはならない。デザインを犠牲にしても必要。
3.ハンドルの振動はリリースから始まっている(1/3くらいの振幅)
4.リムは数値的なスペックを重視したNanoFormモデルとフィーリングを重視したウッドモデルを用意。

と言ったところでしょうか。特に新しい話はなかったのですが、リリース後(リリースしてから弦がリムにあたるまで)からハンドルが振動しているというデータは興味深いものでした。

ダンパー類はエイミング時の振動と弦がリムをうった後に発生する振動しか吸収できないので、それをどう吸収するかが次のレベルのハンドル・弓具に与えられた課題とWIN&WINの社長は考えているみたい。ここの部分は納得でした。TFSにそれが出来ているのかは少し疑問ですが…。

今回のショーでほぼすべてのヨーロッパの代理店と名刺交換してきました。日本は系列で固定した代理店(Distributer)と取引するのが慣行ですが、海外の場合、系列という概念はなく、自由に良い価格を提示してきたところと取引をするのが一般的です。なので、別にいろんな代理店と話をしていても嫌な顔はされません。新しい価格とオファーは続々と届いています。

さて、2009年の新商品についていくつか。

・SOMA CEX5

価格はCEX2と同じ。性能についてはかなり硬いロッドです。CEX5はCEX2の上位モデルではなく、同一グレードで、ロッドの剛性を重視する人はCEX5を。重さとのバランスを重視する人はCEX2を。また、緑のMAXproは初心者用のモデルになりますが、当店では入荷しない予定です。

・EASTON NEW ACE/X10/X7スタビライザー

当店では4月の入荷を予定しております。まだ、価格すら提示されていないらしく、他の2009モデルよりも少し遅く登場するようです。

・Fiberbow S3スタビライザー

かなり高性能とのうわさですが、高いので1本サンプルで貰ってテストしています。他のサンプルともに郵送したので届くのに時間が…。現在、サイドロッドとエクステンダーはまだ量産段階になく、量産開始は2月の予定。良ければ、センター/サイド/エクステンダーセットで10セットくらい取る予定です。

・FUSE

今回ブースは出していませんでしたが、FUSEの代理店となっているところが3つほどあり話を聞いてみました。新商品は全部すでに大量に出荷しているそうなので、2月中には2009年モデルが全種類そろうのではないでしょうか。

 アーチェリーショーに日本のショップが参加するのは珍しいようで、いろいろと声をかけていただいて、FITAのおじさんにまでやさしくしていただきました。「よくもまぁここまで来たな」といったことろでしょうか。

 これからローカルのアーチェリーショップといえども、系列の代理店に頼って仕入れていたら仕事にならないと思います。今までは代理店が海外の情報を取り入れて、系列の地方のアーチェリーショップに情報提供していましたが、アーチェリーショーで来てたのはエンゼルさんとシブヤさんだけでした…。

 現在はどのメーカーもショップとの直接取引を喜んで引き受けてくれますので、価格統制を守っていないアーチェリーショップを叩くだけではなく、もっと積極的にメーカーにアクセスをしてみたらどうでしょうか…未来はそこにあると思いますけど。


HOYTのGMXの感想をいただきました。ACELのサイト届きました。



長かった一週間でした。日曜日も働きますけど…。

佐川急便さんは本日が2回目の集荷でしたが順調な感じです。本日の集荷は6時でしたので、それ以降に発送準備完了通知を受け取られた方の分については、明日の朝の発送になると思います。荷物が多く処理が終わらなかったので、夜に梱包したものを朝に一回取りに来てもらう予定です。
友人に使ってもらっていたGMXの感想を送ってもらいましたので、コピペします。かなりレベルの高い選手です。
主に、エアロテックよりセンターの取り付け位置がプレッシャーポイントに近くなった事の影響をかなり感じました。

まず、プラス面ですが、弓の重心が上がったことでポンドの割にドローイングと、取り掛けが楽になったと思います。また、エアロテックよりも弦音が静かになりました。これもセンターが弓の中心に近くなったことが影響しているのではないかと思います。

マイナス面はあまり感じませんでした。強いて言うなら、条件が重なるとグリップの下の平らな面が太陽光を反射して眩しい事が有ります。
とのことです。ありがとうございました。

SOMAアーチェリーの荷物は午後に届きました。少しずつアップします。ちなみに新しい商品はありません。

また、前に掲示板で話題になったAXCELのサイト見本が届いています。ダンパー付きの珍しいターゲットサイトです。ねじサイズは8/32のリカーブ用。値段も29,000円くらいで販売できそうな感じでお手頃ですが、しかし、一点問題があって、しっかりとサイトピンを固定できないのです。ねじが必要なのですが、そもそもついていないのか、それとも見本に入れ忘れただけなのか現在問い合わせ中です。

コアトル・ヘッドさんのEASTON2009についての記事には同感ですね…。(リンクさせていただきます。)

これから、商品の撮影ダー。

掲示板から転載。

新しい掲示板の方はいろいろな方が書き込んでくれています。ありがとうございます。面白いコメントがありましたので、こちらに転載します。
どのリムが優れているのかという議論は至る所にありますが、アーチェリーショップのあるべき姿や、どのショップがよいのかといった議論が少ないのはなぜでしょう。G3とINNOとではどちらの方が矢速が速いかを知るよりも、自分に合ったショップを見つけて付き合っていく方がよほど大事だと思うのですが…。
以下転載。
投稿者:*** 投稿日:2008/09/13(Sat) 22:17 No.26
HMCセンターの9500円という価格は衝撃的ですね。ショップによっては倍価を付けているところが多いのでは。
初心者が弓具を揃える時、「リム・ハンドル・矢は近くのショップで、それ以外のものは、貴店の通販で」というスタイルをとる場合が多くなるかと思われます。
そこでショップがすぐにアクセサリー類の値下げをしてくれれば良いのですが、そうでない場合、初心者に弓を勧める立場からすると、非常に難しい局面に立たされます。
あとのメンテナンスを考えるとお世話になっているショップで一式を買って貰いたいとは思うが、かといって無理に高い店で全てを買うことを勧める訳にもいかず。。。ショップと購入者との間に立たされると、どちらの側の信頼を重視するか微妙な判断を求められます。
また、結局ショップはリム・ハンドル・矢でしか商売が出来なくなり、それらからしか儲けが出ないので、初心者にも高いハンドルやリムを勧める傾向が生まれるかもしれませんし、やたら技術料を上げてくるかもしれません。これは弓を始める人にとっては不利益でしょう。
貴店が低価格で提供する→ショップも低価格になる→弓人口が増える→ショップの経営も改善されるの図式が目標のようですが、その過渡期には現場で様々な問題が発生するかもしれません。
投稿者:山口 投稿日:2008/09/13(Sat) 22:41 No.29
HMCの価格ですが、なぜあれだけ高いのか理解できません。当店がベンチマークとしているイギリスのショップではHMCは小売価格で6,100円(39ユーロ)です。ただし、これは海外向けの価格で、国内(イギリス)で購入する場合は 15%の消費税と送料がかかるので、合計金額は9,000円程度になります。
当店を利用しているお客様は合わせて海外通販も利用していますので、そちらよりも安い価格をつけるよう心がけています。
>やたら技術料を上げてくるかもしれません。
これは当然だとおもいます。たとえば、弓の初期チューニングは全部しっかりとやると1時間近くかかりますが、これが無料である現状の方が異常ではないでしょうか。3,000円から5,000円くらいはとってしかるべきだと思います。また、前のショップではサービングのまき直しを200円でやっていましたが、これも弦の販売時にたっぷりと利益を取っているからできることであり、実際は500~1,000円程度の実費を取らないとだめです。
>貴店が低価格で提供する→ショップも低価格になる→弓人口が増える→ショップの経営も改善される
そのように考えています。ただ、途中のステップが抜けており、あえて書くと
低価格になる→(弓人口が増える)→サービス(技術料)が値上げされる→技術のないショップが淘汰される→小さなショップの経営が改善される
ということではないかと思います。
以上、さらに詳しくは後日ブログに書かせていただきます。
投稿者:*** 投稿日:2008/09/14(Sun) 07:47 No.38
ご返答ありがとうございます。イメージを理解できました。
つまり、ゲーム機メーカーのように、原価ぎりぎりでハードを販売してユーザを増やし、ソフト(アーチェリーの場合は技術料)から利益を上げる、ということですね?
確かにこれが浸透すれば、他店やネットで購入したパーツを装着した弓のセッティングやリペアをショップに依頼するときの「後ろめたさ」がなくなり、非常にすっきりとします。
ただ、それが浸透するまで当面の間は初心者に弓を買わせる指導者の立場は本当に微妙ですね。
今までは、例えばSOMA製品を付けた弓をショップに持ち込んでも、「この店で置いていない物だから他で買っても仕方ないでしょう」という顔が出来ましたが。これからは「この店より安いところが有るから、仕方ないでしょう」という顔をしなければなりませんね。。。
また、より安く上げたいユーザが自分の技術力を上げようと努力する傾向が生まれれば、トータルでみるとこれも良い影響となるようにも思えます。ただし、お金のない学生さんなどが、コストをケチって未熟な技術で自己流にリペアしたりし、事故を起こすかもしれません。「こんな糸(サービング)のまき直しに500円も払うなら、自分でもう一度巻いてボンドで止めとこう」という姿が目に浮かびます。
投稿者:山口 投稿日:2008/09/14(Sun) 09:19 No.39
おはようございます。そうですね。
>つまり、ゲーム機メーカーのように、原価ぎりぎりでハードを販売してユーザを増やし、ソフト(アーチェリーの場合は技術料)から利益を上げる、ということですね?
それが正しい姿だと思っていますし、何よりも、一部のネットショップが物理的にソフトの部分をお客様に提供できないにもかかわらず、店舗と同じ値段で商品を販売しようとする姿勢を黙って見ていられなかったのが、あちぇ屋を始めた理由の一つです。
>今までは、例えばSOMA製品を付けた弓をショップに持ち込んでも、「この店で置いていない物だから他で買っても仕方ないでしょう」という顔が出来ましたが。これからは「この店より安いところが有るから、仕方ないでしょう」という顔をしなければなりませんね。。。

<di
v class=’wiki’>どのような状態かあまり分かりませんが、自分は多くのショップがある東京でアーチェリーをやってきたせいなのかもしれませんが、シブヤで買ったシブヤSSセンターのブッシングが駒沢の試合で取れてしまったので、帰り道、駒沢に近い別のショップに持ち込んで再接着してもらったりするのが、気が引けるということでしょうか(確かサービス料は500円だった気がします)。複数のショップを利用する人が多い東京では、ハードとソフトの切り分けは既にある程度できています。

>また、より安く上げたいユーザが自分の技術力を上げようと努力する傾向が生まれれば、トータルでみるとこれも良い影響となるようにも思えます。ただし、お金のない学生さんなどが、コストをケチって未熟な技術で自己流にリペアしたりし、事故を起こすかもしれません。「こんな糸(サービング)のまき直しに500円も払うなら、自分でもう一度巻いてボンドで止めとこう」という姿が目に浮かびます。
楽観的すぎると思われるかもしれませんが、前者(自分で努力して技術を学ぶ)のアーチャーが圧倒的に多いと信じています。基本的に性善説でビジネスをしていますので…。
また、店舗のショップが商品販売時にたくさん料金を取って、後のサービスをできるだけ無料で行うというやり方は間違っていないとおもいます。あちぇ屋が実店舗を出した時もそうする予定です。
以上です。別レスになると紛らわしいので、この記事はコメント不可にします。コメントなどは掲示板にお願いします。道具だけでなく、選手をサポートしていく大事な存在であるショップについても語りましょうよ。
*本来はブログで扱う課題ですが掲示板から始まったレスですので掲示板で。実際、自分で書いていても、ヤフーブログのコメント欄よりも、掲示板の方が使いやすい気がします。

今後の道具市場の見通し

今日、新しい道具のテストなどを行う予定だったのですが、一日雨だったので、書類の整理などの事務処理をしておりました。

ということで、まじめなことを書いて今日は終わりにします。明日は東京都の国体選考試合だ…。
自社製品。いい響きですね♪それについて書く前に、まず、現状を分析してみたいと思います。
どこのショップも大きくなると自社製品を作るようになる。ショップのオリジナル製品。もちろん、真面目に作っているショップもあるし、シブヤのサイトなどは世界でも評価される商品になったが、多くのショップはただ利益のため作っているにすぎない。某ショップは全部韓国メーカーに丸投げしてOEM生産…。

なぜ、そうなってしまうのか。前に何度も書いているのでブログの読者のみなさんは知っていると思いますが、日本の業界には独自の価格維持システムがある。抜け駆けして安く売ってはいけないのだ。

たとえば、HOYTの900CXなら12万円を定価に割引0~30%で販売しなければならない。その抜け道として使われてきたのが自社生産である。C社のサイトなら値段が決まっているが、C社にOEM生産させて、自社ブランドとして売り出した自社製品ならば、自分たちで販売価格を決めることができる。

だから、どこのショップもしょーもないものまで自社製品を出す。たとえば、スタビライザーやサイトならば機能や素材にこだわって、自社の思想・自社の理想を自社ブランドで世の問うことができるが、チェストガードやウェイトのようなグローバルなサプライヤーに任せとけばいいようなものまで、利幅を大きくするだけのために自社ブランドで出してみたりすることになる。

あちぇ屋はそもそも業界からは距離を置いていて、価格設定権を自社で持っているのでるので、利幅を大きくするために自社生産を必要はない。であれば、何を作ろうかと。

2007年のEastonの報告書(Annual Report)によると他部門も含めた年間の売上は763億円である。

それに対して、国内のアーチェリー用品市場はだいたい12~15億円程度で推移している。大手代理店でも年間売上は2~4億円程度だ。まぁ、その程度の業界です。

「小さいショップが革新的で大手のものよりも高性能な製品を開発して、大手メーカーを倒す」という物語は、とても理想的な話ですが、現実にはかなり厳しいと思います。

特に素材がその製品の性能を大きく左右するリム・スタビライザー・矢はもう無理といってもいいと思います。少し前にもWINの弓の納期がかなり長くなってしまったことがあったが、現状、製品のボトルネックとなっているのは開発(アイデア)よりも、原料の調達です。そして、調達が製品のボトルネックになっている限り、イーストンの1/100しかないショップが勝つ見込みは…ないんじゃないかと。

(リムの話は飛ばし)

それでも多くのショップはうちのスタビライザーはすごいんだぞと言って、自社製のものをセールスするのでしょうが(そして、初心者はそれを買うのでしょうが)、性能的な評価できるものはリムや矢で良質のカーボンを低価格で大量に調達しているイーストン/WIN/SOMAと、世界中のOEM基地となって大量に製品を作っているカーテルと、後は、素材ではなく独自の構造を売りにするバイター系のメーカーだけでしょう。(ちなみに、HOYTのスタビはただのライセンス生産なのでお間違いなく…)

と、ここまで書くと、じゃ、あちぇ屋は何ができるんだという話になるが…なんだろうなぁ。クリッカープレートとか? お客様を裏切ってまでセールスしないとが前提ならば、もう、ニッチな商品で戦うしかないでしょう。素材が製品の性能を大きく左右するものはやはり大手メーカーの方がいいんですよ。

自社のボウケースとかもいいなと思っているですが…100ロッドで作ってもらっても、うちの45平米しかない事務所にはとても在庫できないので却下かな。

ねじのサイズについて

*今週で3通もねじサイズに関する質問をいただきましたので、ショップのからよくある質問としてリンクしています。

当店で取り扱いをしているねじサイズについて

当店での取り扱い商品は特に表記がない限り「インチねじ」を採用しているものになります。これは現在の国際標準規格になります。ですので、ほぼすべてのメーカーで使えます。

ただし、古い弓や道具を譲ってもらった場合、使用できない場合がございます。国内規格のミリねじを採用していたメーカーは以下のものです。

-旧ヤマハ(2002年で撤退)
-旧Nプロ(2006年で撤退)
-旧ハスコ(新モデルはインチねじ)
-エンゼルのスタビライザーのウェイト側

以上の商品をお使いの皆様はご確認の上商品をご購入ください。ミリねじ規格の商品は取り扱いしておりません。ご不明な点がございましたらメールにて問い合わせください。よろしくお願いいたします。


アクエリアスのシルエット

4日は試合に出場しました。いい天気でとてもうちやすかったです。そして、隣的の選手に「きれいな弦音ですね」と褒められて、ちょっとうれしくなりました(射型はとてもほめられるようなものではなかったけど)。

3日前の記事で、アクエリアスのアーチェリー・バージョンについて書きましたが、某選手によれば、「あれは山本先生に違いない!!」とのこと。確かに、ボルトのシルエットをよく見ると、使っている弓はフォージド2に見えなくもない…うん、どうなんでしょうか。みなさんの意見をお聞かせください。

写真の方は画質が悪いので、実際買って確認してみてください♪


ついに元売りが参入 続編

アイコーポレーションの参入はどうなんでしょ?自分は立場的に年に4、5セット、ネットで弓を買いますが、ネクストは安いし、亀井さんの所は日本にあまり入ってこないものがおいてある、Nプロはリムを買えばチューニングしてくれるという利点それぞれある。対して、定価まんまで売っていて他にサービスの変化がないものが新規参入したところで、瞬時に価格比較ができるネット業界では特に惹かれるものがない。などと考えてしまうのですが、、、 sky99
コメントをいただきました。いつもどおり、返信を書ききれなかったので新しい記事にしました。

>sky99 様
亀井さんのところでしか買い物(ローランを大量に)をしたことがないので、他のショップについてはあまり分かりませんが、確かに、今のところアイコーポさんの価格を見る限りではあまりインパクトは大きくないかもしれません。

しかし、今までのアーチェリー業界の流れの中で今回の出来事をとらえれば、元売りの進出は大きな転機になると思っています。現在すでにネットショップを準備しているアサヒさんやメーカーとして(自社製品のみ)はネットに進出しているエンゼルさんなど、元売りでネット進出をうかがっているところはたくさんあります。ですので、今後雪崩れ込むように一気にネットに進出する代理店が増えてくるのではないか予想しています。(対抗策は考え中…)

この業界には、小売り(ショップ)、元売り(代理店)、メーカーが存在していますが、イーストンやエンゼル・Nプロなどのメーカーが直販・ネット販売に乗り出し、末端のショップがネット販売をしている現状で、元売り(代理店)だけがネット販売を始めていなかったのが4月までの状況。

冷静に考えれば、むしろ、今までの状況がおかしかったわけです。

そもそも、他の元売りもみんなネット販売に参入したがっています。その理由は簡単で、前にも書きましたが、アーチェリー人口が増えない現状では、売り上げの拡大は期待できません。であれば、経営側としては利益率を上げていくことで利益を拡大していくしかありません。そのひとつが自社製品を作ったりすることです。しかし、それも限界が見え始めてきました。クィーバーやサイトで成功したところもありますが、多くのショップは競争力のある自社製品を開発できずにいます。

となれば、残されているのは、ショップという中間業者を排除し、利益率を上げること。

しかし、元売りにはすぐにそれができない事情もあります。これは、いつも自分が言っているチューニングなどの点で問題があるからではありません。詳しくは書きませんが、アーチェリー界ではローカルなショップの顧客を資金力が勝る大手が奪ってはいけないという暗黙裡のルールのようなものが。

そこで、元売りはショップのいくつにネット販売を許可し、ローカルショップがローカルショップからお客を奪うネットショップという既成事実を作ってきたのが、この何年間の流れだったと思っています。そして、ついに元売りがその既成事実を利用して、自身がローカルショップからお客を奪う事に乗り出したのが今回。

元売りが利益をさらに上げるため、そのままではできなかったネット販売を

ネットで安く販売されてうちも最近は苦しいから進出しないとやっていけないんだよ

という既成事実を使うことで、元売りがネット販売に進出したというのは業界にとっては大きな変化なのです。(個人的には、それでも風当たりが大きくて、すぐに撤退する可能性も無きにしも非ずと思っているんですが)

ちなみに「ネットで安く販売されてうちも最近は苦しいから進出しないとやっていけないんだよ
」というのは嘘。他店のネット販売の影響で苦しいから自分たちも"仕方なく"ネット進出すると言っていた某ショップの売り上げを調べたら、前年比22%アップだった(平成19年3月期)。

…お店ぜんぜん苦しくないじゃん。

ということで、今回の出来事で、すぐにでもどこかのネットショップがお客をごっそりと持って行かれることはないと思いますが、大きな転機になると思っています。価格は確かにまだ高いですが、今後は攻めてくると思いますよ。定期的に価格をチェックしてみてください。そして、5年後には業界の勢力図が大きく変わっているのではないでしょうか。

あちぇ屋は生き残るぞー!!