レビュー 日本製の低価格カーボンサイト T-9 AR

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今年、FivicsとSFから低価格で、かつ、性能が高いサイトが発売されましたが、同じく、日本製でもKプロさんから高性能で低価格のカーボンサイトが発売されたというので、テスト入荷してみました。
日本製で、カーボンエクステンダーで、サイトピンとファイバーサイトピンが付属して、実売価格は16,000円前後(価格は21,000円)。3-4年前であれば、実売価格で2万円は確実に超えているスペックです。
ということで、本日入荷。

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(写真上がKバイメタル T-9 AR のケースで、下はFivics FV-100のケース)
ケース。。。。。。どこかで見たことがあるが…問い合わせをすると、ケースがどこで製作されたものかは把握していないとの事。。。。。。
うん…メーカーがそう言っている以上確定は出来ませんが、個人的にはFivicsと同じ工場のケースかと思われます。ケースが日本製じゃなくてもいいけど。
とおもいつつ、サイトボックスに。設計自体はオーソドックスなもの、精度は中国製と比較すれば、同等レベルですが、日本製の中ではあまり良くない方かと思います。
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ただ、なぜか、目盛り(▲)のあたりはすべてシールが貼られているだけ…これに関しては、11,800円のFV-100でもレーザーで入れているので、ちょっと日本製としてがっかり。
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…まぁ、国産ということで期待しすぎた部分があるかもしれませんが、極めつけはこの部分。矢印のネジに工具の傷がかなりついています。まぁ、こんなミスもあるかと思いましたので、せっかくの新商品レビューで不良品を取り上げても仕方ないので、販売用の正しい商品が届いてから商品のレビューを書こうと思いましたが、問い合わせしたところ、
「組み立ての際についてしまうキズです」
との事…えっ…。。。日本のモノづくりって、そんなもんだったかな。。。
ということで、このキズは不良品ではなく、検品を通った正規品という説明でしたので、このままレビューとして使用させていただきます
まとめると…プロショップの販売担当とすれば、日本で職人が組み建てたサイトで、国内サポートで、サイトピンとファイバーサイトピン付きで16,000円なら、高くも安くもなく妥当な商品です。ただ、これを中国製のFV-100に対して、日本の職人がこだわって作った逸品として販売していいものか分かりませんので、販売はしないことにしました。
入荷分は特価品として、限定1つで販売します。良かったら(もちろん、上記の傷つきですが…)


G5 PRIME セントロイド マニュアル

一足先にマニュアルの翻訳完了。さすが、アーチェリー本を4冊も翻訳した塩飽君!仕事がはやいですね。
大久保店は営業中なので、レビューなどのアップは後ほどになるかと思います。
G5 PRIME セントロイド 日本語マニュアル
http://archery-shop.jp/manual/Prime_Japanese.pdf


ブローネルの最新原糸 XS2のレポート

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京都店からのブローネルの最新の原糸XS2についての報告が届きました。
前に記事に書いたような気がしますが、今年のNimesの展示会にBCYは来ていたのですが、ブローネルがブースを出さない判断をしたので、8190はサンプルでいただいて詳細の説明も聞きましたが、XS2についてはほぼ情報が無く、いきなり代理店からサンプル原糸が届いた状態。
話を聞いてみると、8190と同じような細いダイニーマ弦のようです。今回は18本でBeiterのSノックがちょっときついと言っているので、8190より若干太いくらいですね。今までSノック用のダイニーマというと、ストランド数を増やしても16本位が限界でしたが、8190とXS2に世代交代していけば、今後は18本ダイニーマが主流になっていくかもしれませんね。
レビューはかなり好意的なものです。ただ、FF+もAstroも好評なので、原糸としてXS2の販売は開始しますが、完成弦で取り扱うかはちょっと時間を下さい。
とりあえず、上半期は
Astro – 太く安定感のある弦
8190 – 強く伸びが少ない弦
FF+ – 軽く高速な弦
8125G – スタンダードで平均的なHMPE弦で、かつ、耐久性を向上させたもの
Spectra – スタンダードで平均的なHMPE弦
の5種で行きます。あまりに種類が多くてもお客様も選びづらいと思いますし…。


レビュー 1
弦伸ばし 一晩、弦を張って放置 伸び 4mm
200射行射後 伸び 1mm未満
ストリングハイト : 225mm
ティラ― : +1mm
ストランド数 : 18ストランド
ループサービング : ナイロンサービング
センターサービング : 1Dサービング
実射における感想:
取りかけの感想は少し柔らかい感触がある。
実際にアンカリングまで持ってきても、柔らかく非常に行射を行いやすい。
かつての、ファーストフライトと類似した感覚を味わえた。
弦としては非常にいいもでこれからも使用したと考える。
レビュー 2
弦伸ばし 一晩、弦を張って放置 伸び 2mm
100射行射後 伸び 0mm
ストリングハイト : 240mm
ティラ― : 0mm
ストランド数 : 18ストランド
ループサービング : ナイロンサービング
センターサービング : 1Dサービング
実射における感想
非常に安定性のある弦です。
比較的扱いも楽で、かつ製作に関しても、弦に含まれるワックスが多くなく
FF+や8125のように製作時に手がべとべとになることもありませんでした。
今回の弦製作にあたり、製作時の弦のテンションをいつもと変わらぬ点所で
製作しましたが、弦の伸びも少なく良いものだと思います。
個人的な感想ですが、ファーストフライトの様な感じしました。


【要注意】WIN&WIN INNO AL1 ハンドルが入荷しました。

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WIN&WINのINNO AL1ハンドルが入荷しました。テスト入荷分の黒/金の1本のみです。良いハンドルだと思いますが、まずは注意点を先に。
こちらで各メーカーとの相性を確認しましたが、WIN&WINとSFのリム/UUKHAのリム/MKのリムとは相性は問題ないものの、SAMICKとHOYTの一部のリムは使用できません。
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問題はリムの根元の幅で、物理的に使用できないか、かなり力を入れてリムを装着する必要があります。この問題は事前にWIN&WINに指摘していますが、そのまま正式販売してきたということは、HOYTとSAMICKのリムと組み合わせて使うなと言う事でしょう。
正式販売開始時には、WIN&WIN/SF/UUKHA/MKのリムのみ装着可能と表記する予定です。ご注意ください
さて、本体のレビューに入ります。生産工場はINNO CXTと同じく中国工場です(韓国工場は主にリムの製造)。
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ちょっと暗いですが、リムポケットが差し込み式ではなく、一回中に入れてから装着する方式に変わっています。
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グリップはINNO CXTのものと共通です。ウッドグリップが現在在庫切れなのですが、CXTのカラーグリップ(赤)を装着するとこんな感じ。グリップの下に見える金色のブッシングが、新しくついたカウンターブッシングです。
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グリップの下にも、穴をあけています。こういう構造のハンドルはほとんどないです。この加工をしても、重さはかなり重めの1320g(同じくアルミのWINEXは1280g)です。
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写真は左から、AL1とCXTとGMXです。ハンドルの長さ(何ドルの端ではなく、リムボルトの中心で比較して下さい)は少しCXTより短いくらい、WINEXとは同じ長さです。正確にはこういう写真判定ではなく、異なるハンドルに同じリムをはめて、同じ長さの弦でハイトの変化を見るのですが、相性の問題で検品用に使用しているプレヴィレッジリムが装着できなかったため断念しました…。。
相性の問題等があるので、WINEXやINNO CXTのように、多く在庫しての販売はしない予定です。本日からすぐにでも正式販売しようと思いましたが、販売開始は少し待って下さい。
あちぇ屋のホームページでも、3月入荷から、4月販売開始予定に変更します。


本日入荷!

 ATAで発表され、沢山のお客様から、また個人的にも待ちかねていた、注目の「Theエッジ」レスト(Spott Hogg)が本日入荷しました!

特徴は、ランチャーブレード専用レストとして、チューニングが簡単・手軽に行え、セルフセンタリングブレードと称するネジが、ブレードの交換後の直立調整をなくしてくれました。

写真は以前に紹介したATAの時の写真です。

このエッジレスト、詳細なレビューはまた次回にお届けします。
お楽しみに!

まずは、「本日入荷しました!」のアピール♪・・・と言う事でヽ(^o^)丿

エッジレストは、あちぇ屋CP店にて絶賛発売中です!


KAYAコンパクトボウプレス、レビュー。

あらたに入荷した「KAYAコンパクト・ボウプレス」
写真を見ていただきながら、使用感や注意点を案内していきましょう。

まずは外観。

伽耶弓(KAYA archery)ってロゴが、なかなかオリエンタルチックです(笑)
重さはキャリーバッグ込みで、約5.2kg。
バッグの底辺は約109センチ。
高さは持ち手抜きで30センチです。

では、開けてみます。

ショルダーストラップがついています。
ちなみに紙の説明書は無いです。。。
バッグの生地には約5mmほどのウレタンが仕込まれているので、“布きれ”だけのチープな印象は受けません。
メインシャフトとなるバーは長さが105センチ。
リムを“抱え込む”アーム部分が35センチです。上の写真ではアームを中央に折りたたんで収納しています。
設置した時の高さは約12センチになります。

では具体的に。

Twitterで簡単に伝えましたが、軸間約40インチあるHoyt・ヴァンテージエリートやMathews・MR5(軸間33インチ)、さらにMission・メナス(軸間31インチ)でも使用することができます。
今回はHoyt・カーボンエレメント(軸間32インチ)でやってみましょう。

しっかりとした頑丈な机の上か、床で作業を行いましょう。
その際、写真向かって右、ちょうど僕の左腕で隠れてしまっていますが、このアームがずりずり・・・とメインシャフトに沿って、向かって左側へ動くので、あらかじめそれを踏まえた設置をしてくださいね。

商品紹介のホームページ動画などで使用方法を案内しているので、本文はそちらをご覧いただくとして、、、、

作業前の注意点その1。

アームの先端バー(直立している2本の棒)の間にリムを通すんですが、その際カムに近い方・・・指でさした先なんですがバーとカムの間を1~2インチ(オンラインマニュアルによる)離しなさいととあります。
言われてみればそうですね。
バーが内側へ移動してリムを絞るわけですから隙間を作っておかないと、です。

注意点その2

上の写真、2本のバーに通したリムの下側(バーの受側)に右上がりで隙間が出来ていますよね。
これ、だめです。
絶対やっちゃいけません。
下の写真のとおりにピッタリとおいてくださいね。

じゃ、絞っていきましょう。

僕が左手で握っている白いところをしっかりと握り、ハンドルをぐりぐりと回します。
このハンドルが若干曲者です。
持ち手の全長が5センチしかありません!!
僕の手では小さいのです!
もう少し太く長く設計してくれよぅ。。。

充分に絞ったら・・・

写真のように弦がたるんでいるのがお分かりいただけすでしょうか。
これだけ弛めばピープの交換などは楽チンですね♪
ストリング・ケーブル類の交換も適宜絞って作業を行いましょう。

で、作業を終えもとに戻す手順に入るわけですが、下の写真のストリング。
ま、ストリングだけでなく他のケーブル類もそうですが、
ちゃんとケーブルトラック・ストリングトラックに弦がそれぞれきっちりハマっているかを必ず確認しながら作業をしてください!

では、その他の情報を。
下の写真は、アームを抱えるバーの先端のアップです。
リムを挟むにあたり、おそらく「傷がいくんじゃね?」と思いましたよね?
はい、もし、むき出しの金属棒だったなら傷確定です。
が、ご安心下さい。
製品のバーにはご覧のとおり厚さ約1mmほどのビニール系と思われるチューブが仕込んであります。

いーや、これでも不安だ!とおっしゃるのであれば、DIYなどで手に入る相当のチューブやゴムホース!?で補強するなども良いかもしれません。ただし、あくまでも案ですので。。。
その辺は宜しくお願いしますね。

その他、バーの直径13mm。バー同士の距離、約6.5センチ。

最後に、このコンパクトボウプレスでできる事として、おおむね軸間33インチ以下なら、リム外し、リムポケット分解まで行けました。
反対に、軸間が40インチとちょっとあるヴァンテージエリートでは、ケーブル交換、カム交換まではなんら問題なくおこなえますが、リム交換、リムポケット分解はできませんでした。
メインシャフトが開ききってしまってそこから展開しないからです。
これは、当店で先に取り扱っている「ポータブルボウプレス」と同じことが言えます。

つまりパラレルリム、バーティカルリム、どちらにおいても、ケーブル交換、カム交換は問題なく行えます。
その先はめったに施すことのない作業ですので、マイナス評価にはならないと判断します。

ちなみにオンラインマニュアルには「過度なパラレルリムボウには使用しないでね」とありました。
念のためにお伝えしておきますね。

本格的に分解整備まで見据えていらっしゃる方は、ぜひプロ仕様をお求め頂きたいと思います。

個人でお求め頂く価格としては少しお高いかもしれませんが、プロ仕様までは用がなく、されどチーム・クラブに1台は欲しい!と言うニーズにバッチリ応えてくれるんじゃあないでしょうか。

この「KAYAコンパクトボウプレス(¥34,000円)」は、あちぇ屋CPにて取り扱っています!


2012年の向けて1歩目

2012年の新商品発表が一段落しましたが、どうでしたでしょうか?
個人的にはHPXの過激な方向性がどう受け入れられるか気になっています。正直、日本で爆発的な人気になるとは思っていませんが、しかし、他の世界の市場でRX/F4よりも売れれば、今後、HOYTが路線を変更して、次のリムも矢速と軽さを追求したものになるかもしれません。WIN&WINのINNO EX POWERがこの2年間世界中で爆発的な人気を得ているのは、安心してお勧めできるリムがあるという意味ではとてもうれしいことですが、しかし、それによって、競合メーカーのリムの味付けが皆同じ方向を向いてしまったら、ちょっと面白くないように思います。
Uukhaは間違いなく違う方向向いてますけど、メーカーのこだわりと特殊な製法のため、なかなか価格が…です。
リムという点ではMKにも注目していますが、こちらは大きな商談中(私達とではないです)をしていて、メーカーの方はその結果待ちと言う感じ。ただ、ハンドルもつくると言い出したのでちょっと心配です。OEMのメーカーに発注を出せば(前にも書きましたがどこで作っているのかは使用されている金具を見れば分かります)、100ロッド程度からでもNCのハンドルはつくることが出来ますが、みんな新しくハンドルに手を出して、結局売れているのは、WIN&WINとHOYTだけです。ハンドルの場合は商品だけではなく、営業やサービスを含めた販売網の構築が必要ですので…新しいリムもあることですし、うまく回っている本業の方に専念してほしいものです。世界大会でSAMICKのウルトラハンドルを未だに使っている選手は数多くいます(日本では2010年に販売終了)。代理店の要求もあるかもしれませんが、選手がそんなに早い商品のサイクルを求めていないことは分かってほしいですね。

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カーテルの2012年のカタログも届きました。「PDFはないです」ということでしたので、暇を見つけて全頁スキャンしてアップします。新しい商品はいくつかあります。サンプルでとってみましたが、カーテルの新しいプランジャー(NXプランジャー)はかなりいいと思います。納期確認中ですが、入荷次第販売を開始する予定です。この質感と機能で価格は3,000円前後で販売できます。
FivicsのFX-1の販売を始めます。詳細のレビューはまた書きますが、一言で言えば、正統派のアルミハンドルに、ちょっとしたアイデアを盛り込んでみた感じです。TF-Apecsハンドルのように設計の根本的な部分に斬新なアイデアを入れたわけではないので、ちょっと、守りに入っている印象もありますが、一作目としては評価できる仕上がりです。Fivicsと話しましたが、長く本腰を入れて開発を進めて行くことと、スタビライザーなどでも次々に新製品ではなく、大事に開発したモデルを長く売っていく姿勢を見ているので(今でも売れているCXE2は2007年の発売)、信頼してやってみようかと思います。
特価品には、2011年モデルのGMXの最終在庫をアップしました。2012年のニューGMXの入荷も順調になって来たので、2011年のGMXはこれが最後です。緑とオレンジの2色。価格は42,000円です。あと、寄付付きのピンクが残っていますが、これらは値下げが難しいです…45,800円のままです。。


あまり書く事がありませんが…弦とか。

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ご無沙汰しております。ちょっと長めの出張に出ていて、昨日戻ってきました。
話の中身は技術的な商品説明とか、新商品のスペックとかではなく、込み入ったビジネスの話でしたので、あまりここに書く事がないのですが、話が進めばいい事かなと思っています。
写真は現在韓国でテスト中の新しい弦(原糸)。原糸と言えばアメリカのメーカーでしたが、新しい素材で参入を考えているようです。リムの返りを見ていてわかるくらい違います。Spectraでも報告されていますが、ワックスの量でトラブルになる時がありますが、この素材は全くのノーワックスです。
ノーワックスの原糸でも、あとからワックスで入れればいいだけの話ですが、製作時にワックスが無いと、原糸がバラバラで(原糸はさらに1000~2000本の糸から出来ています)弦を作るのはかなり大変です。その点だけ製品になる時には改善されていると信じたいです。
出張してきた割に書ける中身が無くてすみません。。。昨日の午後に戻って、今日は試合に出場してきました。1,315点で自己新を更新しました~。出張で全く練習できなかったけど、よいコンディションに助けられました。
Vision2とFX1ハンドルのレビューなどについては明日書きます。


HOYTのHPXのレビュー その2。

今日いじった分です。もう、HPXとF7は京都に発送しました。明日から展示してくれるはずです。クマ、試射出るようお願いします(スーパーレストだけついている)。今年はあと2回ブースを予定していますが、持っていきます。
さて、まずは矢速ですが、全商品をマイクロチューニングして比較する余裕はないので、ざっくり設定したチューニングでの値です。実質40ポンド、引き尺28+1/4で202fps(*)でした。F4と比べて、6-7fps、3%程度速くなっています。同ポンドのWIN&WINのINNO EX POWERとほぼ違いはありませんが、ちょっとリムがばたつきます。リムの違いなのか、ハンドル(アルミのHPXとカーボンのINNO CXT)の違いなのかは評価の使用がないので…わかりません。
*スーパーレスト・Beiterプランジャー・ノッキングポンドテープ・ハイトはメーカー推薦中間値・弦はスペクトラ16本・矢はX10 500 110grポイント・ティラー3mm・フィンガーリリース
コメントで依頼があったリムの重さですが、
F7 182g (F7を100とすると)
F4 209g (115)
F3 216g (119)
F2 228g (125)

*いずれもS38の下リムの値。レンタルリムのEXCELは値がありませんが、たしか、260gくらいだったような。
でした。F7/F4でも54gの違いがあります。20-30g(AVANCEEのウェイトは17g、WIN&WINの中間は24g)の違いから実感できると思います。F4からの買い替えでも、ウェイト2つ分軽くなります。Vバーをお使いであれば、サイドロッドから1個ずつウェイトをとると、F7の軽さです。
グリップは昨日書いたとおりです。補足すると、グルーピングに関係があるのはあくまでも、ピボットの位置であって、グリップの形ではないです。ピボットの位置はプランジャーホールから離れるほど難しくなりますが、グリップの形はロウがいいか、ハイが良いかは個人の好みです。エルゴグリップにするとピボットの位置が標準位置に来て、コントロールが良くなるという話であって、(ピボットの位置が変わらないのであれば)エルゴグリップの方が押しやすくてコントロールが良いなるよと言う話ではありません。
意見は分かれると思いますが、エルゴと言う選択を用意したものの、グリップの形は好みがあるのでいろいろと用意があった方が選択肢が広がってうれしいですが、グリップを変えるとピボットの位置が変化する設計は理解できません。パテなどを使ってグリップを好みの形にに変える時でも、通常はハンドルの設計バランスを崩さないように、ピボットポイントだけには盛らないものですが…。
それと、やはり新しいリムボルト。正直心配です。性能に関しては、HOYTでテストしていますので、問題ないと思いますし、テストでうっていても問題はありませんでしたが、テフロンシールのせいでめちゃくちゃ滑ります
プルプッシュで張るのは危険です。HPXでは絶対にやめて下さい。更には、ストリンガーで張っていても、事故が起こるのではないかと言うくらい滑ります。もちろん、全ての準備が万全であることを確認し、全神経を集中させてストリンガーで弓を張れば(←まぁ、それが当り前なのですが)問題は起こらないと思いますが、部活で練習していても、外の射場で練習していても、会話しながら弓を張る人を良く見ますので、このリムボルトが大量に出回ったら、それなりの数の事故が起こると思います。。。。ちょっと困りましたという感じですが、当面は注意喚起をしていくしかないと思います。HOYTの新しいリムボルトには気をつけください。
また、張る時のに失敗してリムが破損した場合(知識があるプロショップなら見分けられます)はメーカー保証の対象になりませんのでお気をつけください…本当に。


HOYTのHPXのレビューです。

期待通りのF7リムに続いては、ちょっと心配なHOYTのHPXハンドル。ちなみに、評価はHPX 25″とF7のフォームコアM38で行いました。もう少しいじって、水曜日からは京都店で試射出来る状態で展示予定です。

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まずは、HPXだけではなく、GMXやRXでも行われたリムボルトの変更です。リムボルトの頭の部分が可動式になっていて、弓をはらない状態で触るとカラカラ音がします。それはいいとして、リムの異音を抑えるために、リムのU字部分に貼っていたシールをリムボルトの裏側に移動させています。ここで一点、入荷してきたリムはすべてシールが貼ってある状態です。古いリムボルトに対応できるようにでしょう。これを新しいリムボルトで使用するときはリム側のシールをはがして下さい。両方にシール(デルリン-テフロンみたいな素材です)があると、リムが非常に滑りやすくなり、力がかかった時にリムが抜けやすいため注意が必要です。
新しいリムボルトで弓を張る時はストリンガーの使用をお勧めします。ただ、既存のストリンガーではチップ部が大きすぎるものがあるため、対応できるストリンガーを現在取り寄せ中です。来週には販売を開始できる予定です。
シューティング感は実際に試していただくほかないですが、軽くなったことで、フォームカーボンの方の引きはかなり韓国系メーカーに近くなりました。Fx曲線も攻めた感じです(990TXなどと比べるクリッカーゾーンであまり下がってきません)。目をつぶって引いたら、クリッカーゾーンに入るまでは、少なくとも、自分はEX POWERとF7では差がわからないと思います。
クリッカーゾーンでは違いは鮮明になって、WINの方はいつものすぐに返る出だし(都市伝説でリリースが難しいと言われる速さ)で、F7の方はHOYTの伝統のちょっとゆったりした出だしです。
一番心配だったのは、グリップです。矢速を追求するがために、コントロールが難しくなったHPXですが、コンパウンドで言われるように「速い弓でもミスとミス」で、正直難しいです。自分は標準搭載のグリップはあいませんでした。写真のようにピボットポイントもプランジャーから大分離れた所に設定されています。押し手にかなり自信がある人でないと、この設定は難しいです。初心者~中級者の方にはお勧めできないとまで言いたいほどですが、そんな方のために、エルゴグリップに変えるとGMXと同じ標準設定になります。
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リフレックスは標準で(RX比で)18mmですが、エルゴにすると13mmになりますし。ピボットポイントもプランジャーの真下したという標準設定に戻ります。標準からエルゴにするとピボットが5mm的側に移動します。グリップコントロールもかなり良くなりますので、グリップを難しくしているのは、リフレックスというよりも、プランジャーホールより5mmも後ろに下げた標準グリップの問題だと思います。
エルゴグリップを装着した状態であれば、だいぶ扱いやすくなりますが、それでも、この弓を最初の1本としてお勧めしたくはないというのが正直なところです。あいまいな表現で申しをないですが「アグレッシブ」な弓で、無理やり言葉にすれば、リフレックスになった分、弓の重心が的側にいっていますので、通常のVバーセッティングでうっていても、アッパーを付けている時のようなシューティング感になります。ただ、前の記事通りのF2比でウェイト3つ程も軽くなっているので、アッパーがついているような飛び出しをするわりに軽いです。
最初の弓としてはRXの方が良いと思いますが、軽く、かつ、的方向に飛び出していくセッティングが好きなアーチャーの買い替え用にはいいと思います。いずれにしても、今までにないハンドルに仕上がっていて、この設計は間違いなく好き嫌いが分かれるでしょうが、グリップを変えると感覚がかなり変わるので、そこで自分好みに合わせる事が出来れば、手なずけられる可能性は大です。
こんな感じです。


HPX 標準グリップ
飛び出し ★★★
矢速 ★★★
グリップコントロール ★


HPX エルゴグリップ
飛び出し ★★
矢速 ★★
グリップコントロール ★★


RX 標準グリップ
飛び出し ★
矢速 ★
グリップコントロール ★★★


あと…ハイト低いため、腕当たります…自分の場合はですが。。。。矢が出た後にかする程度なので、的中には関係ないですが、アームガードは必須です。