ベガスシュートから戻りました。

IMG_20130207_110451.jpg

ベガスシュートから戻り、たまっていた仕事をこなして、やっと少し落ち着いてきました。この1か月で15回も飛行機に乗り、さすがにちょっと体がきついです。。。頑張ります。
先日の記事の後、町から車で3時間ほどのところにあるマヤの遺跡(チチェンイッツア)に行ってきました。2012年で世界終了みたいなことを言ってる人いましたが、無事2013年を迎えられてよかったです。メキシコのカンクンは26度なので半袖です。
DSC01023.jpg
DSC01014.jpg

さて、ワールドカップ・ステージ3と同時開催となったベガスシュートですが、当然、開催場所はラスベガス…正直、ラスベガスは苦手です。それで、これまで一度もベガスシュートに行ったことがなかったのですが、まぁ、仕事ですから、一度は行ってみることにしました。でも、まぁ…やっぱりこの町は苦手です。こういう試合のいいところは、トップアーチャーを間近に見ることができて、交流できることですが、ベガスは…タバコ吸いながら酒飲んで、みっともないような姿勢でスロットやっている女性アーチャーの姿を見たりすると、間近というか、逆に残念な気持ちになります。
DSC01021.jpg
DSC01025.jpg

会場はNimes同様に2つに分かれていて、誰でも参加できる試合の会場(写真上)と世界戦が行われているメインの試合会場(写真下)があります。目的のメーカーのブースは世界戦が行われている会場の横のスペースにあり、出店しているメーカーの数はATAに比べるとわずかです。会場の広さもATAの1/20くらいだと思います。
DSC01035.jpg
ベガスシュートにしか出店していないメーカーもありますが、基本的に1月のATAがプロショップ向けの展示会で、ベガスシュートは一般のアーチャー向けの展示会になります。HOYTは一番いい場所に陣取ってアパレルを頑張って売ってました。
DSC01034.jpg

新商品はほとんどNimesで見てきましたので、新しいものはほとんどありませんでしたが、上は初めてお会いしたFIRST STRINGさん。急成長している完成弦メーカーです。
世界で最も評価の高い完成弦メーカーはウィナーズ・チョイスですが、ずっとここと契約していたコンパウンドの世界で現在一番勢いのあるレオ・ワイルド選手が、2012年にこのメーカーに乗り換えました。2013年に入っても結果を出し続けてるので、良い弦なのでしょう。取り扱うかは決めていませんが、継続的に話していこうと思っているメーカーの一つです。今後に期待です。
DSC01030.jpg

こちらの会社はアーチェリーのセミナーなどをメインとしているところで、最近はいろいろと面白いアーチェリー用品を作るようになっています。こちらも、取引はしていませんが、定期的にチェックしているメーカーさんです。すごい軽いのが売りのスタビライザーや、ユニークな形のVバーなどが展示されていましたが、生産量が少ないためか、値段はかなり高めです。今後に期待しています。
DSC01026.jpg

MKコリアのMKX10ハンドルの新色のペイントの白です。写真にはありませんが、1月に発表された新色のライムは発注していますが、この白はどうするか未定です。見た感じ、ちょっと心配なレベルの仕上がりです。HOYTでいうと、カスタムペイント(GMXなどに使われています)レベルではなく、パウダーコート(EXCELに使われています)レベルのペイントです。ただ、白は需要はある色なので、改善要求を出して、しばらく様子を見たら、取り扱いしようと思っています。
DSC01033_20130212192308.jpg

こちらは最近ちょっと元気がなかったSKYアーチェリー。ホイットを引退したホイットさんが、トラディショナルボウのベテランJim Belcherさんと立ち上げた会社です。
老舗のアーチェリーメーカーにありがちな、世代交代などの問題だったと思いますが、取引がないメーカーにはあまり裏事情は聞けないので…詳しくは知りません。
SKYアーチェリー
http://www.skyarchery.com/

ともかく、いろいろとあってあまり積極的な営業はしていなかったのですが、新しいスタッフを迎えて、もう一回頑張るようです。写真はTR7というハンドルです。
ハンドルの方がなかなか良い出来でした。ただ、リムは…2000~2004年あたりのモデルからどの程度進歩しているのか疑問です。引いただけで実際にうってはいないので断言はできませんが、リムも新しいものを開発してくれれば魅力的なリカーブメーカーになるのではないかと思います。
製造の技術力には業界の中でも定評があります。リムでは一般的なフォームコアやウッドコア以外にも、バンブー(竹)コアのリムなどを作っています。製造には定評がありますが、ホイットさんが90年代に設計したリムのデザインをずっと使っていて、新しい素材や技術は試しても、リムのカーブ(リム全体の曲線)はずっと新しくしていません。もう20年近くになるので…そろそろ、新しいカーブに挑戦してもいいころ合いではないかと思うのですが。
SKYも取り扱いはしていませんが、定期的にチェックしています。最近元気な会社の一つで、あとは、元気に頑張った結果を今後出せるかどうかです。後、取引先のJagerアーチェリーの社長が仲良くしているメーカーで、SKYアーチェリーにグリップを供給しています。
DSC01018.jpg
DSC01019.jpg

ここまで、取引していないメーカーの話でしたが、取引先ではSIMSが新しいリムセーバーを発表しました。
1997-Speed_without_the_Kick-247x300.jpg

振動の測定をすると、よく見るような振動のグラフを得ることができますが、さらにあるアルゴリズムを使用して、FFT解析をすると、どの周波数の振動が一番多いのかを知ることができます。ゆったりした大きな振動が多い弓なのか、細かい振動が多い弓なのか、いろいろなパターンがあります。
この分析から振動の大きい周波数に合わせて、その振動を吸収するために開発されたのが、ブロードバンド・リムセーバーです。
DSC01017.jpg

なんかちょっとすごそうな商品ですが、開発と製造のチューニングにはすごいテクノロジーが使用されていますが、完成された構造は簡単に言えば、柔らかいゴムダンパーと硬いNAVCOM素材(手触りはシリコンの様な素材です)を組み合わせたハイブリット構造のリムセーバーになっています。2つ以上の素材を使用しているリムセーバーは初めてではないかと思います。
リンクが着色されていて、このリングだけの交換も可能です。この2つの素材をうまく組み合わせたことで、ピークの振動をうまく吸収できるそうです。2月後半か3月初めに入荷する予定です。
と、新商品はこのくらいでした。あまり見ごたえがある会場ではなく、また、メーカーも一般アーチャーを想定してブースを出しているので、プロショップ向けの価格表なども用意されていません。ちょっと残念な感じでした。

試合の方はあまりじっくりと観戦する余裕がありませんでしたが、もう、ArcheryTVにアップされているようなので、どうぞ。


2012 Hoyt RKT-CAM&1/2

2012年ホイットの新作(コンパウンドに関して)に、おいては大きな動きが無かったのは既報のとおり。

その中での注目は、なんと言っても新作カム「RKT-CAM&1/2」ですね。

今日はそのRKTカムのお話をば。

まず一番の“ウリ”は、スピードアップ。
そこから進めましょう。

その前に、搭載されるモデルは、、、
カーボン・エレメントRKT
カーボン・マトリックスRKT
ベクター32・35・ターボ
そして、アルファエリートです。

新作のベクターシリーズは別にして、昨年モデルからあるカーボンマトリックスプラスやエレメント、さらにアルファエリートにはFUELカムが搭載されていましたが、それらがRKTカムに変更されたという事ですね。

大幅な?変更ではないですが、他社に後れを取っていた「スピード」に少しでも追いつこうという努力が見て取れます。

じゃあどれだけアップしたのか、です。

ATAレーティング数値*はこんな感じです・・・

・カーボン・エレメントRKT
323fps ⇒330fps

・カーボン・マトリックスRKT
318fps⇒325fps

・アルファエリート
320fps ⇒321fps

アルファエリートの上り幅が、1fpsって。。。
も少し欲しいところではないっすか。。。(苦笑)

それ以外は7fpsのアップですね。

ちなみに、新作の・・・
・ベクター32
330fps

・ベクター35
325fps

・ベクター・ターボ
340fps

ターボの340fpsは中々ですよね。

ベクター35とターボはともにアクセル間が35インチ。
ターボの方が、ブレースハイト3/4インチ低いハンドル設計になっています。

具体的な内容についてです。
今回ホイットはスピードを追求したカムを設計したわけですが、それに伴うデメリットも考慮した味付けとなっています。

エルゴドローシステムと銘打たれた、ハイスピードカムにありがちなハードな引き味・・・ほどではなく、なおかつ引き戻しの動作も比較的ラクになりました。

そして、ウォールは硬すぎず柔らか過ぎず、適度なフィーリング。
・・・これはもし、ウォールが硬すぎると、エイミング中に少しでも余分な力が加わるとサイトがブレがちになってしまいます。
また反対に柔らか過ぎたりすると、アンカーポイントが定まりにくくなります。

と言う事で、「そのあいだのちょーどイイ感じの頃合いで、なおかつスピードが速いよ♪」
とも言っています。

さて、このRKTカムは3つの大きさの違うベースカムで構成されています。
んで、それぞれドローレングスに関係なく、最大のパフォーマンスが発揮できるようにカムが回りきる設計となっています。
例えば、ワンサイズの直径のカムで幅広いドローレングスをカバーしようとすると、カムが回りきらず、スピードがロスを起こし、パフォーマンスが低下し非効率的になってしまいます。
ホイットが言うには「それをするのは簡単だが、安易にしてしまうと、必要なスピードが生まれない」とのことでした。

ふーん、なるほどね。

なので、ドローレングスの短い人のために小さなカムを、長い人のために大きなカムを設計したんですって。そうする事でカムのパフォーマンスを最大限に引き出せるんだよ、ってね。

カム自体の特長としては、ケーブルトラック(ケーブル溝)の肉厚化。
プラスチックパーツを一切使わない、ハイグレードな金属で構築されたベアリング類。

総合して、スムーズな引き味、ラクな引き戻し、そしてなりよりもそのスピードを体感してちょうーだい。

て、ホイットのスタッフさんは熱く語ってくれました。

RKTカム搭載のHoyt コンパウンドボウは、月内に入荷予定です♪

*ATAレーティング・・・矢尺・30in、重さ・350グレインの矢で、#70ポンドの強さにて計測する数値

 


ホイットHOYT 2012のまとめ

PDFで配布されているカタログはこちらです。

hoyt2012cover.jpg
ホイット 2012


詳細はカタログを見ていただくとして、要点を下記にまとめました。
<リカーブ>
以前の記事で書いたとおり、新しいHPXハンドルとF7リムでWIN&WINに負けていた矢速を追求。それ以外は、いいニュースなしなんです・・・・。新しいリムボルトくらいでしょうか。
・HPXハンドルとF4リムの発売
・その他のFormulaシリーズは継続で、2011年モデルと2012年モデルの違いはリムボルトとリム。2011年のリムは音を消すためのシールをリム側に装着しているのに対して、2012年モデルではハンドル側に装着していますので、異なる年度のモデルを組み合わせるときには注意が必要。
・また、リムボルトを加工して2012年のものを入れ替えことで、既存の2011年モデルを最新のモデルにアップグレードすることが可能。当店では30ペア予約しています。
今年一番の売れ筋のGMXアルミハンドルは…ショートハンドルの23インチモデルが廃番です…。こちらも、2012年モデルはリムボルトがリムに密着する新型のものにマイナーチェンジしています。当店の2011年モデルの在庫はショートが残り3本、ロングはピンクのみ。2012年モデルは10月末の入荷予定。
・既に大手代理店でも在庫処分が進んでいますが、ネクサスは廃番です。
・と言うことで、HOYTはExcelというセンター調整がないモデル以外では、ショートハンドルの製造を停止、23インチをお求めの方は韓国メーカーしか選択肢が無くなりました。
・なにも変更がないのは、HorizonとExcelとHDS(ILF)タイプのリム達。990TXなど変更がなかったリムについて、特に値下げなどはありませんでした。

<コンパウンド>

コンパウンドはハンドルに大きな変更はないものの、CAM&1/2plusが無くなる事が9月には決まっていて、だいぶ前から準備を進めていたのが、RTKというカムです。矢速面で他のメーカーに追いつこうとして準備したもので、大幅に矢速が向上しています。
Vector_Turbo_Black.jpg

・新しいハンドルはVectorというものですが、32/35/Turboの3つともハンティング用。
rkt.jpg

・カーボンハンドルの新しいものはなし、カムがRKTになり、名称もハンドルに後ろにRKTとついただけ。スペック的には両方とも、2.5%程度矢速がアップ
ターゲットモデルも新しいハンドルはなし、新色もなく、さらに、RKTを選べるのはアルファエリートだけで、かつ、引き味以外のスペック面では、矢速が1fps(0.3%)向上しただけ…
・カム&1/2が廃番になったために、バンテージエリートとコンテンダー(とコンテンダーエリート)で選べるカムはGTXとSpiralXだけ。もちろん、スペック面での進歩はなし。
・正直、Cam&1/2がなくなると聞いた時には、次世代カムにモデルチェンジだと思っていましたが、販売するモデルを絞り込んだだけでした。
・唯一のいいニュースはターゲット2012年のアルミハンドルは少し安くなります。
以上です。


ホイット2012年、新しいロケットカム(RKT Cam & 1/2)

19日はHOYTの2012年の新商品の解禁日です。現在、まとめ記事を書いているところですが、今日は家に帰るの何時になるんだろうっていう感じです…
2012年もコンパウンドの方はカーボンは既存のハンドル(チューブ構造)で、カムがロケットカム(RKT Cam)になります。矢速が他社に比べてHOYTは遅かった分、リカーブ同様、今年のコンパウンドラインはそこに力が入っているようです。
後は、Vectorという聞いたことあるような弓が。
また、更新します。


ついに、国内定価が海外の実売を下回る

あっと言う間に3月ですね。1月~2月のブログの記事でいろいろと新しい商品を紹介しましたが、そろそろ発注を出す時期です。メーカーの代理店に出す小さなオーダーはすぐに発送されますが、メーカーへの発注は納品までに3-4週間はかかりますので、2011年度になる4月の中旬までに確実に納品をしてもらうためには、そろそろ発注をしないといけません。発注担当にとっては、実質的にはもう2011年度が始まっています。昨日、最後まで価格表が完成していなかったSIMS(リムセーバーを作っている会社)から、価格表が届きました。これで全メーカー出揃いましたね。
SIMSからはカラーのリムセーバーが発売されます。色はPink, Green, Blue, Purple and Redの5色だそうです。楽しみです。商品は発注済みです(各色12個)。2-3週間で入荷すると思います。
ややこしいですが、現行のSIMSのリムセーバーはウルトラマックスです。ウルトラクワッドやウルトラは3-5年前に製造していた旧商品です。
2010年度を振り返るとお客様には見えない業界内の流通や価格付けのやり方などでかなりの変更がありました。見えるところですと、老舗メーカーの一部商品で国内定価が海外の実売を下回ったのはびっくりです。
例えば、イーストンのデジタルポンドスケールですが、海外のイギリスの有名な通信販売では15,300円(136ユーロ)で販売されています。当店でも同じくらいの価格で販売をしていましたが、イーストンの日本国内の定価(実売価格ではありません)が、なんと15,000円になりました。旧価格は25,000円でしたので…どんだけ高かったんだよという突っ込みはさておき。
何十年前の事は分かりませんが、イーストンやホイットといった老舗メーカーの商品の国内定価が、海外の実売価格を下回るのは、自分が知っている限りでは初めての事です。
・イギリスの通販実売価格
EASTON デジタルポンドスケール 税別 15,300円 税込(17.5%) 18,500円
・日本で定価で購入した場合
EASTON デジタルポンドスケール 税別 15,000円 税込(5%) 15,750円(定価で買っても17%割安)
*あちぇ屋では14,800円(税込)
*日本からイギリスの通販を利用した場合は1万円以下であれば課税されませんが、2万円以上の場合は5%(アーチェリー用品の場合)課税されます。
とはいっても、このような状態になった商品もあれば、例えば同じHOYTの990TXリムでは
・イギリスの通販実売価格
HOYT 990TXリム 税別 46,000円 税込(17.5%) 55,300円
・日本で定価で購入した場合
HOYT 990TXリム 税別 82,000円 税込(5%) 86,100円(定価で買うと56%割高)
*あちぇ屋では48,800円(税込)
と定価が実売価格からかけ離れた商品も多くあります。
以前の記事で、業界の最後の対立軸は100円ショップとプロショップだと書きましたが、イーストン商品は利益率を低くして販売し、HOYTで回収するという100円ショップ的なやり方をしないと生き残れないようになっていくかもしれません。この方向には行ってほしくなかったのですが。。。
このイーストンの新価格は2011年の1月後半時点で業界内に伝わりましたが、現時点でも通信販売しているプロショップでは、国内定価よりも高い価格で販売を続けているショップがいくつかあります。代理店間で調整が難航しているのか、抵抗しているのかは分かりませんが…しばらくはこの状態は続くのでしょう。
業界内で新しい問題が発生している一方、昔あったようなプロショップの新規出店に関しての妨害や困難は無くなりつつあります。おかげ様で埼玉に出店した私達は助かっていますし、2011年もどこかで新しいショップが開店するかもしれません(大型店を中心に競争が激化している東京と大阪以外であればまだまだチャンスはあります)。
不安もあり楽しみもあり…結論、ひたすら仕事に打ち込むべしということでしょうね。では、これから発注作りします!


(未確認)新しい”複合”2011 Matrix Xtreme

HOYTの2011年のモデル発表まで、あと3週間を切りまして、いろいろとありますが、コンパウンドの方では2011年は”Carbon Matrix Xtreme“が発売されるそうで、海外では盛り上がっています。以下、あくまでも未確認情報として。
**未確認情報もいろいろとありますが、こんなモデルが出るかもという情報は、メーカーにとっても発表がむしろ盛り上がり、風評被害の類の情報とは違うと思いますので取り上げました。
さて、個人的にはアルミハンドルが好きなのですが、トップメーカーはいずれもカーボンハンドルの開発に注力している現状で、”コンポジット(複合)”というのがキーワードになってきています。ここに、ホイットが新しい”複合”という概念を出してきそうです。

hoytmatrixxtreme2011pur.jpg

(ネタ元)http://www.archerytalk.com/vb/showthread.php?t=1309531&page=2
クリックしていただければ拡大しますが、構造的には、ハンドルを構成する3本のチューブのうち、2本のカーボンチューブをねじったものが弓の本体をなし、1本をHOYT得意のアルミTECブリッジとしてハンドルの剛性を確保しています。
WIN&WINはエキスパートハンドルで、カーボンとアルミを張り合わせて使用していましたが、このような構造でのアルミカーボンハンドルは初だと思います。貼り合わせる、混ぜ合わせるだけではなく、ねじり合わせるというのでしょうか。これをコンポジットと呼べるかはともかく、新しい形のアルミカーボンハンドルであることは間違いないですね。
正式発表は今月中旬です。どんな形で発売されるのか楽しみです。


HOYTは10月18日だそうです。たぶん。

6週くらいで連続の休日出勤。。少しは休みが欲しいのですが…月曜~水曜は出張。今日会社に来たところ、FAXにスコアノートの見積もりが届いていました。土日に仕事しているのは自分だけではないと印刷屋さんに元気づけられました。
大宮店オープンでの自分の仕事もあとは会計の方法を決めるくらいですが、今週後半からは現場で商品の納品やオフィス内装・配置・配線など。。大変そう…ではなく、もちろん自分もそっちまでヘルプに駆けつけますので、今週末の金曜日(17日)か、来週の月曜日(20日)はスタッフ全員出払って、あちぇ屋を臨時休業にするかもしれません。まだ確定ではありませんが、今週末の注文は若干納品に遅れが出ると思います。
また、先週はホイット社員が日本に来ていろいろと話して去って行きました。まず、発表できるところではHOYTのエクリプス(Eclipse)は生産が終了するそうです。当店では黒と赤が確か3週間程度在庫切れとなっており、3週間前から注文を入れているのですが、この注残分が手に入るかは微妙です。このまま二度と入荷しない可能性が7割。
新商品に関しては、当然、中身は発表できませんが、まだ確定ではないものの、今年の一般ユーザー向けの新商品発表、HOYTの2011年モデルの発表は10月18日になるとか。
後になって気付いたのは、これって何処の時間でしょうか。去年はHOYTいわく、10月15日だったものの、これは日本時間の16日。確認忘れましたが、たぶん、今年のHOYTの新商品は10月19日にリリースが出ると思います。お楽しみに。
それとKAYAに引き続き、ハスコさんの方でUUKHAのテストが始まります。(まだ届いていない様ですが)
http://hascoarchery.blog113.fc2.com/blog-entry-64.html
ハスコさんの方のテストではどのような結果になるか楽しみです。
あと、Ux100リム使用のフランス選手が世界フィールド選手権のジュニアの部で優勝したそうです。おめでとうございます。


初心者ハンドルについて

お客様からコメントがありましたので、返信を書いていたのですが、長くなってしまったので記事にまとめました。
ちなみに、友人の記事で知ったのですが、タイで行われた「ASIAN ARCHERY GRAND PRIX 2010」は、
男子団体
1位 インド
2位 イラン
3位 タイ(地元)
4位 日本

女子団体
1位 インド
2位 韓国
3位 カザフスタン

7位 日本

となった男女でインドが優勝した模様です。
(男子韓国/男子中国本土/女子中国本土は不参加)
-----–
いつも興味深く拝見しています。
もう少し詳しく教えていただけるとありがたいのですが、
>ウィンスターやミザール、アギュラなどがありますが、
>いずれもハンドルとしてとても評価に値するものではないので
具体的にどのような点が上級ハンドルに劣っているのでしょうか。
また、その性能差は点数にして何%ほどのダウンになるのでしょうか。
ご教授いただけえば幸いです。
-----------
>その性能差は点数にして何%ほどのダウンになるのでしょうか。
いずれもテストしましたが、何%ダウンではなく評価不可能という意味です。
加工後のバリをとらない状態で、さらに上に塗装をしたり
→検品でバリを取ってあげると傷のようになります。
センターブッシングがそもそもズレていたり
→センター調節が出来なくはないですが、
 とても初心者に教えてあげられるような簡単なやり方ではできません。
初心者用のハンドルであるのに全ラインナップの中で一番チューニングがむずかしかったり
→初心者のためのハンドルとはとても言えません。
 SAMICKウルトラのチューニングが時間を1とすると、
 SAMICKのミザールで同じ制度のチューニングを出すためには3~5程度の時間が必要です。
 
メーカーのレベルがその程度であれば良いのですが、
いずれのメーカーもトップモデルのハンドルでは世界トップの品質でので、
このような事態はあきらかに「手を抜いて適当に作って出荷」したからです。
このような商品は評価のしようがありません。
----------—
> 返信ありがとうございました。
>
> メーカーを擁護するわけではありませんが、
>
> >「手を抜いて適当に作って出荷」
>
> と、言いきってしまってはかわいそうな気もします。
> 「コストを重視し品質レベルを緩和して歩留まりをあげた」
> と、思いたいです。
>
> 質問の意図は、多少ブッシングやリムセンターがズレていても、
> 初級用としての許容範囲かどうかと言うことです。
> 調整の難しさや意匠外観の見てくれは重要視していません。
>
> ハンドル以外は全くの同一条件で、
> ウルトラとアギュラでどれくらい点数が違うか実験してみたいものですね。
-----—-
コメントありがとうございました。
> 「コストを重視し品質レベルを緩和して歩留まりをあげた」と、思いたいです。
私個人の意見ですので、客観的に絶対正しいとは思いませんが、初心者用=低価格という図式であれば、HOYTのように機能を省き(エクセルはセンター調節機能がありません)、シンプルな構造にし(リムポケットなし)、使用する材料を減らす(GMX比35%程度軽量)ことで、コストを下げるべきであり、「品質」は維持すべきです。その点ではホイットの最安ハンドルのエクセルは(18,800円)は模範となる作り方だと考えています。
> 質問の意図は、多少ブッシングやリムセンターがズレていても、
> 初級用としての許容範囲かどうかと言うことです。
> 調整の難しさや意匠外観の見てくれは重要視していません。
こちらもまた個人的な考えですが、指導者として多くの初心者を教えてきましたが、初心者用として”おもちゃ”的な使い方であれば十分だとは思いますが、多くの初心者はより高いレベルを目指しています。
そうなった時、1100~1200点程度で上位機種への乗り換えが必要になってきますが、グリップの形状が全く異なる(押し方の再習得)、チューニングの仕方が全く異なる(これも再習得)などでは、上位モデルに移行すること自体がリスクになってしまいます。望ましいことではありません。こちらもHOYT(なんかセールスっぽいなってしまいますが…)のエクセルハンドルでは、グリップは上位と同じ形で、かつ、チューニングの仕方も同じです。
> ハンドル以外は全くの同一条件で、
> ウルトラとアギュラでどれくらい点数が違うか実験してみたいものですね。
以前のコメントでSEされていたとおっしゃっていたと思いますが、PHPとCを比べるようなものだと思います。上位機種は点数を出すことを目的に作られるべきですが、初心者用のハンドルはそこから性能とコストを落としての引き算の設計をされるべきではありません。
初心者用のハンドルとして、点数ではなく、チューニングのしやすさ、ハンドルの軽さ、操作しやすいグリップなど、上位機種からの引き算ではなく、まったく別のアーキテクトで設計されるべきだと思います。初心者にとって必要な性能とトップアーチゃーにとって必要な性能は異なります。
そのような設計をするメーカーはなかなかありませんが、主要メーカーの現行商品をテストした上で、現在、当店では、HOYTのエクセルハンドルのみ販売をしています。
もちろん、いろいろな考えがあります。自分の考えが絶対的に正しいとは思いません。
しかし、このブログをはじめて3番目の記事で書きましたが、各社出ている初心者ハンドルをそれぞれ評価したうえで、当社とは別の観点からそれら(ウィンスターやアギュラ・ミザール)を初心者用ハンドルとして高く評価して販売しているのであれば、何も言うことはありませんが、”プロ”ショップと呼ばれる店で「大手のカタログに初心者用として載っているから売っている」という現状は…いかがなものかと思っています。
道具のプロとして、自分の店で何を売るかは一番大事なことだと思います。現状、売りたくても仕入れルートがわからない商品は、Jagar ArcheryのCustum Gripくらいですので、在庫して売っていない商品=評価していない商品ですね…。


ハスコさんのマルチアングルクリッカー

お客様の要望で取り寄せしたハスコのマルチアングルクリッカーですが、良い商品でしたので、在庫しての販売をすることになりました。当店販売価格は1,380円です。

P1030417.jpg

ネジはBeiterやWINのクリッカーと違い、ホイット規格(6-32)とサミック規格(M4)の両方のものが入っています。また、着せ替え用のカバーはBeiterでは300円近いですが、こちらも4色付属しています。黒のカバーが最初から装着されているので、黒はスペアもひとつ入っている計算で、価格が1380円というのはかなりのお買い得だと思います。
性能的にはBeiterのような錆止め塗装などはされていないようですが、雨試合に一度拭いてあげれば何の問題もないのですが、そのあたりはお気をつけください。
ハスコさんからのリリースはこちら
http://www.hasco-archery.com/img/maclicer-1.pdf


ATA ARCHERY TRADE SHOW 2日目

P1030338.jpg

2日目からの参加です。現在、現地時間は午後の6時。1日回ってホテルに戻ったところです。日本からは、アサヒ弓具さんと渋谷アーチェリーさんが来てました。ブースを回った後に少し皆さんとお話しましたが、アサヒの社長さんに「あちぇ屋さんは絶対あそこに興味持つって思ったよ」って言われちゃいました。傾向がばれてる…。
P1030364.jpg

会場内。たくさんのメーカーがブースを出していますが、ハンティングが中心です。
主要メーカーとはほぼすべて話をしました。EASTONだけは特に聞くこともなかったのでスルーしましたが、サミックの社長とは初対面。イメージとはちょっと違う寡黙な方でした。ウィンの社長さんとは世界選手権後2度目、一所懸命日本語で説明していただきました。HOYTの人もめっちゃ優しかったです。ブースは出していないものの、昨年はフランスのニームでお会いしたフランスの大手代理店のLASさんもJVDさんも来ていました。少しずつ顔馴染みが増えていっています。
P1030344.jpg

最近のサミックのエクストリームが入荷しなくなっていたのですが、それはこいつのせい。「EXTREME2.0」。カーボンのグレードと量を少し増やしたとのこと。
P1030339.jpg

ショートのラインについてサミックと以前に話したのですが、アスリートハンドルの23インチショートが発売されます。写真は新しいハンドルの「XENOTECH」。ウルトラを少し今風にした感じのデザインで、グリップもなかなか良かったです。どちらも販売予定、入荷は3月の予定。価格はマスターズより少し高いくらいだそうで、具体的な事は明日朝いちでミーティング予定。
P1030393.jpg

ホイットのブースではなぜかマトリックスカーボンが車に轢かれていました…頑丈さをアピールだそうです。その他の製品はおおむね予想どおりでしたが、エクリプスの塗装が改良されていたので、値段によっては取り扱いを販売しようかなと思っています。とりあえずこんな感じで。少し整理してから、また書きたいと思います。