2018年、インドアワールドカップ初戦はリカーブが大口径シャフト、クレイトン選手コーチに勝てず。

日曜日、モロッコのマラケシュで2018年のインドア世界戦初戦が行われました。ワールドカップ初戦はマッテオ・フィッソーレ(Matteo Fissore)選手が優勝し、大口径シャフトの使用選手が優勝しました。いつも使っているシャフトが良いのか、インドアは大口径のほうがいいのかというテーマですが、個人的にはいつものシャフトのほうが良いと感じています。

16歳のジュニアで戦っていたクレイトン選手ですが、ステファン選手と準決勝ではレオ・ワイルド選手に勝利し、決勝で自身のコーチであるブレディン・ギャレンティ選手に敗れました。

次回、ステージ2はバンコクで12月2日/3日です。


2018年シーズン最初のワールドカップ始まりました。

2018年シーズン最初のワールドカップ、ステージ1マラケシュが始まりました。リカーブは韓国やアメリカのトップが参加しておらず、女子リカーブは全員予選通過の最下位通過点が215点(600点満点)とワールドカップとしては少し寂しい結果となりました。

逆にコンパウンドは多くのトップ選手が出場していて、現在、準決勝までのメンバーが決まり、ほとんどがいつもの顔ぶれですが、16歳でジュニアで戦ってきたジェシー・クレイトン(Jesse Clayton)選手が、予選1位のステファン・ハンセン選手を破り、ベスト4に残っています。今後が楽しみな選手ですね。

道具の方ではPSE/マシューズ/ELITEともに2017年路線を引き継いでいる新モデルでしたので、新モデルへのスイッチングをためらっているようなことはなさそうです。


インドアワールドカップファイナル2017終了

ベガスシュートと同時開催のインドアワールドカップ・ファイナル2017が終了しました。ベガスシュートは2日目を終えたばかりで、まだ1日あります。コンパウンド男子では、25位までがパーフェクトスコア(600/600)です。

コンパウンドは男女ともにマシューズで、男子はマシューズに移籍したジェシー選手が優勝。また、リカーブでは決勝は韓国選手同士となったものの、両方がホイットのユーザーだったのは興味深い光景です。

韓国チームでも男子選手を中心にホイットユーザーが増えているという情報はそれなりに真実味がありそうです。ただ、女子選手に限りれば、ほぼウィンユーザー(またはハンドルのみGMX)です。


【訂正】ニーム・インドア2017、決勝ラウンドはじまる

昨日、予選がすべて終了し、決勝ラウンドが始まりました。

なかなか波乱のあるトーナメントになり、予選で世界新記録を出したエリソン選手がシュートオフの末に、ジンヘク選手に敗れました。また、女子リカーブでは予選は上位10名のうち、8名が韓国選手で独占する勢いでしたが、最終ラウンドに残った4名のうちでは1名だけとなってしまいました。予選ラウンドと決勝トーナメントとでは、また、違う戦略が必要なのかもしれないですね。

男子コンパウンドでは、マシューズに移籍したジェシー選手が594点で10位、ブラックイーグル使用のアレックス選手591点で24位、決勝は昨年インタビューに応じていただいたPSEのハンセン選手XSウィングの開発者であるデヤン選手。共同開発者のエリソン選手も3位決定戦に進出したのですごいですね。

女子コンパウンドは、24位通過のデンマークのタニア選手と2位通過で順当に勝ち上がってきたナタリア選手との戦いとなります。

最終ラウンドは今晩の夜です。

【訂正】 WAのリストに誤りがあり、コンパウンド部門のみ、決勝進出選手と3位決定戦進出の選手が間違っておりました。申し訳ございませんでした。15時公開、19時ごろに誤りに気付き、いったん取り下げて再公開しました。


【インドア】リカーブ・トップ選手のグリップ写真集

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先日のスタンスの写真集に続き、今度はグリップの写真集をアップします。

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その中でも興味深かったのは、LaNola Pritchard選手(561点 予選15位)のグリップの加工です。

Mackenzie Brown同様の加工を同じアメリカチームのMackenzie-Brown選手(567点 予選13位)もしています。グリップの親指側にパテをもって、親指の位置を下げています。なかなかユニークな加工です。

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【インドア】リカーブ・トップ選手のスタンス写真集

SONY DSCワールドカップインドア2015・ステージ2では、リカーブ男子は予選トップのエリソン選手がそのままの勢いで優勝、準優勝はジンヘク選手でした。去年のこと試合でも資料として大量の写真を撮りましたが、全体の写真では結局WAの写真やYoutubeのキャプションと大差ないことに気が付き、今年は細部の写真を大量に撮りました。

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まずは、スタンスとシューズの選択です。こちらは優勝したエリソン選手。コンパクトなオープンスタンスです。シューズはスケートシューズに近いものに分類できると思います。日本ではこのタイプがよいと考えている指導者が多いですね。

SONY DSCこちらは準優勝ジンヘク選手。スタンダードな肩幅程度のオープンスタンスを採用しています。シューズはエリソン選手とは反対のウォーキングシューズタイプです。このタイプをすすめる指導者は日本ではまだ多くないと思います。

SONY DSCこの写真は女子リカーブ1位だったアイーダ選手。1/4の8人中唯一の韓国以外の選手でそのまま優勝しました。スタンスはわずかに開いたオープンスタンスで、シューズはウォーキングタイプのものを選択しています。

SONY DSCリカーブ女子準優勝のイエジ(Yeji)選手。スタンスはストレートスタンスで、ラインを真ん中にまたぐのではなく、右足のラインをシューティングラインに合わせるようにしています(まっすぐにラインが横にあるので足の角度を一定にしやすい)。シューズはウォーキングシューズタイプのものですね。

他にも何枚か決勝まで残った有力選手のスタンスを載せておきます。伝えたいのは正解は一つではないということ。大事なのは自分に合ったものを見つけることです。

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ワールドカップインドア2015・ステージ1ではハンセン選手が優勝

MAR15__15_0680ワールドカップインドア2015ステージ1では、先週に入荷したばかりのPSEのエクスプレッションを使用しているハンセン選手が優勝しました(予選は2位の596点)。

現在、エクスプレッションのセッティングの参考になるトップ選手はハンセン選手だけですが、そのセッティングはなかなか面白く、表示装備のバックストップを取り外し、逆にリムにはついていないショックモッズリムダンパー(PSE CArbon Airに新しく搭載されたリムダンパー)を2ずつ上下に装着しています。それ以外のセッティングは以前使用していたPSEのドミネーターから大きく変化していません。

エクスプレッション…買うか迷ってます(Mathewsのターゲットモデルまでは待つ予定)。2台即納モデルの在庫があるので大久保店で手に取ってご覧いただけます。


バランスセッティングと飛び出しセッティングのスタビライザー

MAR_DA2_0816モロッコのマラケシュで行われたワールドカップ・インドア・ステージ1が終了しました。前回の記事の続きから、この試合でのトップ選手のセッティングを見て、どうするか考えようと思っていましたが、結局、相対する2つのセッティングでの対決になりました。上の写真は個人コンパウンド決勝。

リカーブではトップ選手のセッティングはもうほぼ同じようなものになっていて、飛び出しという点において大きな対立軸がないような状態ですが、コンパウンドでは大きな対立軸があり、トップ選手の間でも、バランスセッティングと飛び出しセッティングでスタビライザーを設定する選手にはっきりと分かれています。数でいえば、バランス型のほうが少し多いですが、飛び出し型の方でも大きな実績があります。

ざっくり説明するとバランス型は重さと重心のバランスを重視します。先端のウェイトの数を1とすると、サイドに3-4程度のウェイトをつけて重心がグリップに来るようにします(もしくは若干キックパック)。また、バーの引き角度を狭まめにして、弓の重心グリップにおいてニュートラルになるようにします。弓が素直に動くようにするセッティングです。重心に偏りがないので、ホールドすることが簡単で、エイミングもしやすいです。上の写真では、Brade GELLENTHIEN選手がこのセッティングです。 Brade_stbJesse他には、前回ポディウムのセッティングを紹介したジェシーもこのセッティングです。このセッティングでうつと、よほどハイグリップでない限り、リリース後も弓は水平のまま前を保ちます。

もう一つの飛び出しセッティングでは、全く逆に発想で、あえて、弓をアンバランスにします。先端のウェイトの数が1なら、サイドのウェイトの数も1にします。これによって弓の重心はかなり的側によります。サイドロッドの開き角度も大きくつけて、左右の重心もグリップの中心から若干ずらします。
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これにセッティングで射つと、リリース直後から弓は前方に飛び出し、回転を始めます。エイミング/ホールディングはバランス型よりも難しいですが、重心がニュートラルではなく、常に弓に一定の力がかかっているので、この力が毎射ごとのわずかなグリップの違いを中和して、発射後の弓の飛び出しはこのほうが安定(一定)します。写真のMike SCHLOESSERのほかに、レオ・ワイルド選手などが採用しています。

シューティングでは、エイミングと射形の2つの部分から成り立っていますが、エイミングという点では、バランス型の方が有利です。逆に、毎回全く同じように射つことができれば、バランス型が絶対的に良いのですが、そもそもアーチャーのグリップがニュートラルでなければ、重心をニューラルにおいても意味がないように、「自分は毎回全く同じようには射てない」という前提に立ってセッティングした場合には、ニュートラルなスタビライザーセッティングではわずかな違いで、弓があらゆる方向に飛んでしまいますが、弓には毎回同じ方向のテンションがかかっていれば、そのテンションがわずかなグリップの間違いを吸収してくれます。

飛び出し重視セッティングのMike SCHLOESSER選手は予選1位の595点(296-299)、バランス重視セッティングのBraden GELLENTHIEN選手は予選2の594点(297-297)。そして、決勝戦では逆にGELLENTHIEN選手が148-145点で優勝です。

リカーブと比べて、こうした対立軸があるほうがセッティングするのは楽しんですけどね。

リカーブですが、Veracityリム届きました。現在、価格設定で悩み中です。