競技・選考方法変更への対応を開始します。

昨日、全日本アーチェリー連盟より、「来年度主要競技会等予定及び連絡事項について」という連絡がありました。詳細は所属の協会からお知らせがあるかと思いますが、9月のWAの総会での決議に対応して、大会の競技方法が大きく変わります。

例えば、全日本ターゲット選手権では「2015年度以降はリカーブ部門、コンパウンド部門共シングルラウンドでの選考を行わずは、リカーブ部門は70mラウンド、コンパウンド部門は50mラウンドの記録のみで選考を予定しています」とのことです。

全日本ターゲット選手権での選考点は地元の試合で出す必要があるので、それに従って、地元での試合もその形式に従う方向に変わっていくと思います。

商品のレビューや説明で「競技」という言葉を使うとき、今までは、競技=シングルラウンドを念頭に置いて書いていましたが、今後は、競技=リカーブの70m・コンパウンドの50mラウンドを念頭に記事を書いて行こうと思います。過去の記事を見直して、内容の修正は行いません。ただ、通販ページの説明文等は、年内にすべて見直し新しい競技方法に合わせた適切な表現に変更します。

例えば、ガスプロのベインは修正力が高いものの、その分矢速(終速)がスピンベインに比べてわずかに劣るので、低ポンドでは90mでのサイトとのトレードオフの中で選択する必要がありましが、今後は90mで例え点数が落ちる可能性があっても、深刻に考える必要性はなくなります。リカーブで言えば、70mで当たればいいわけですので、サイトでは単距離に最適なボックスロック機能を搭載したアチーブRXLサイトの機能などはより優位性を持つでしょう。

年内には今後の「競技」に対応できるようにしたいと思います。よろしくお願いします。


【緊急】広島県廿日市市にて発送した火災、および、支援策について

広島県廿日市市のアーチェリー場にて、昨日早朝に火災が発生し、多くの弓具が破損する事態が発生しました。愛用していた弓具がある日突然なくなってしまう事態は本当に痛ましいものであり、けが人がいなかったことがせめてもの救いです。

その件に関して、プロショップとしてサポートしてほしいという連絡がいくつかあり、昨日より対応に関して相談してきました。

本来すべてのお客様に対して、個別に連絡を取り、各お客様の事情に応じてサポートをすべきであることは理解しています。

しかし、会員登録してくださっているお客様だけで抽出しても、リカーブ通販で95名、コンパウンドで10名と100名以上のお客様(発送先住所が火災の発生場所近辺で抽出)がおり、大変申し訳なく思いますが、弊社スタッフがすべてのお客様に連絡を取り、事情を確認したうえで個別に対応することが人員的に困難対であると判断しました。

そのため、通販サイト、ブログ等で告知として弊社対応策を発表し、申告をいただいたお客様に対して対応するという形をとらさせていただくことにしました。ご理解いただければ幸いです。

弊社としての支援策は下記の通りです。

 

○弓具の貸し出し - 弊社で用意できる範囲で、弓具を一時的に貸し出しします。ご相談ください。送料はすべてこちらで負担します。貸出期間は基本1か月とさせていただきます。特別な事情がある場合は相談ください。

○優先的配慮 - 突然にすべての弓具を失い、すぐに試合を控えている選手の方も多いようですので、完成矢の製作やチューニング後の納品といった発送以外の作業が発生するものに関しては、スタッフ一同、最優先で取り組みます。完成矢は1-2営業日で製作します。(**)

○商品代金の割引 - 弊社販売価格より20%割引きします。(*)

○支払いの延期 - 新規に買い替えをされるお客様に対して、今回の火災に対する補償が確定するまでの間、最長で半年間、代金の支払い期限を延長します。本日買い替えの場合、その代金は2014年5月21日までにお支払いください。

 

以上が弊社の緊急支援策となります。

 

*1円単位切り捨てで計算。代引き支払いの場合は、代引き手数料は無料とします。2,500円以下の場合でも送料は頂きません。特価品含むカタログにある全商品。カタログにない取り寄せ品扱いになるものに関しては、別途相談してください。

**完成矢に必要な材料がすべてそろっている場合。

 

 

緊急支援ですので、期間は2週間とさせていただきます。その後も、できるうる限りの支援を行いますが、「緊急」の支援は2週間とさせていただきます。

連絡方法は下記の通りです。

連絡先は 080-8029-9407 です。本社の前田がすべての取りまとめの窓口となります。弓具貸出しの場合、希望をお伝えください。現在、スタッフの私物含め、貸出できる弓具のリストが完成していないため、折り返しの連絡となります。早期に回答ができるよう努力します。

メールでの連絡は基本受け付けていませんが、電話をお持ちでない等の特別な事情の場合は考慮します。

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買い替えの場合、写真上がリカーブ店のサイト、下がコンパウンド店のサイトの決済画面ですが、赤丸のところで今回の被害者であることがわかるよう選択してください。

こちらのスタッフから折り返し連絡いたします。080-8029-9407からの電話連絡になります。

電話にて、被害状況について簡単に説明いただき、その後、20%割引き後、代引き手数料・送料を無料としてのちの支払い金額の連絡と、支払い期限をお伝えします。システムが対応できないため、金額の明細は手作りしますので、必要な方は請求書の発送を申付けください。

今回の支援にあたり、当分の間、毎日11時から19時間で、080-8029-9407の前田は出勤し対応にあたります。すぐに対応できると思いますが、個人的な事情により、11月24日のみ休みをいただきます。その日は対応ができませんのでご理解ください。

緊急支援の期間は2週間となります。その後は、すべて電話をいただいてからの相談とさせてください。「支払いの延期」と「優先的配慮」は緊急的な措置ですので、長期にわたり継続する予定はございません。

よろしくお願いします。


2013パラアーチェリー世界選手権・コンパウンド女子団体戦で日本が銅メダル獲得!

今月、1日から7日までタイ・バンコクで行われた「2013パラアーチェリー世界選手権」

この大会、コンパウンド女子団体戦において日本チームが3位となり、今大会日本勢では唯一のメダル、銅メダルを獲得しました!(金はロシア、銀はアメリカ)

選手の皆さま、おめでとうございます!!

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メンバーは・・・・・神谷千恵子選手、永野美穂選手、平沢奈古選手(アイウエオ順)

 

この時の銅メダルマッチが、YouTube・World Archery TVにてご覧いただけます。

当日は30度を超す暑さの中、選手の皆さんは緊張感を味わいつつも大会の雰囲気を楽しみながらメダル獲得へ向け全力で的にむかったそうです。

選手の一人、神谷千恵子さんによると・・・・・

『まったく調子が上がらず不安を抱えたまま大会をむかえ、一時は気持ちが滅入ったものの、東京から駆けつけてくれた友人やチームコーチ、また友人でもある他国の選手たちから多くの励ましの言葉をもらい、国の代表としてこの大会のシューティングラインに立つことが出来る喜びと沢山の感謝をかみしめながら矢を放ちました。メダルはそのご褒美です。』

と、喜びを語って頂きました。

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あらためて選手の皆さま、本当におめでとうございました!!そしてお疲れ様でした!!

*詳しい結果は大会公式サイトの結果ページをご覧ください。


ホイット・フォーミュラーの価値とは

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大久保店のほうでお客様から煎餅をいただいきました。ありがとうございます。やる気が出ますね!!

さて、クアトロリムのGP(グランプリ)リムのほうは販売を開始しました。さっそく購入いただいたお客様のうち、初期チューニング希望のお客様がおり、3度目のクアトロリムの検品・チューニングに立ち合いましたが、今のところ全部優秀な結果が出ています。益々、期待できるリムです。

ところで、フォーミュラーリムのほうですが、弊社だけではなく、国内で弊社以外ですでに販売用在庫を受け取っている他社でも販売がなかなか開始していないようです。

他社さんの具体的な内部事情までは分かりませんが、やはり、フォーミュラーの将来性について気になっている人が多いのではないでしょうか。

ヤマハがアーチェリー事業から撤退してから、国内で順調だったホイットは(2006年ごろ)G3リムでほぼ全量破損というトラブルを起こし、その次の900CXでは大量のねじれが発生しました。リムの生産がうまくいかない間に、ハンドルはアバロン以来大きなトラブルなく順調だったせいもあり、世界中でハンドルはホイット、リムはリムの品質が良い各地のメーカーという組み合わせのアーチャーが一気に増えました。そこで、2010年にホイットは他社と互換性のないフォーミュラーという規格を新たに発表します。

フォーミュラー規格が発表された当時には、多額の広告費がつぎ込まれて、この規格の素晴らしいさが宣伝されましたが、2013年ラインで既存の互換性があるグリンプリ(2009年までのHDS規格の呼び名を変えただけの旧規格)に再び尽力することになり、2014年にはION-Xハンドルの旧規格モデルGPXハンドルを発表し、フォーミュラー規格が「旧規格=のグランプリ」よりも優れているという宣伝をなくなりました。2014年モデルで、GPXハンドルとION-Xハンドルは同列の競技用最上位モデルとして宣伝しています。

ホイットは当時最新モデルのF7リムを開発した時には、フォーミュラーで優先的に販売を開始し、その一年後にやっとグランプリ規格でもF7リムを解禁しましたが、2014年は同時に2つの規格で発売を開始しました。ハンドルの設計においても、リフレックスデザインのハンドル・テックデザインのハンドルをグランプリで開発し、もちろん、お客様のお好みで選んでいただくのがベストですが、迷っていてアドバイスをもとめられた場合、積極的にフォーミュラーをお勧めする理由がなくなりつつあります。

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↑2014年のカタログでのホイットの旧規格(グランプリ)についての宣伝文句は、「Still the best and original = 私たちが開発した旧規格はいまだ最高である

 

今後も、ホイットが今年のようにフォーミュラーとグランプリと両方に最新の技術を使用した新モデルを投入するのであれば、フォーミュラーという排他的な規格を積極的にお客様に販売する理由がなくなり、グランプリという形で旧規格を復活させたホイットは、もはや以前のように旧規格に対するネガティブなキャンペーンはできないでしょう(上記画像参照)。それは、つまり、フューミュラーの優位性の宣伝もできないということです。

ホイットの2014年の商品力は非常に良いですが、今後の販売戦略は転換点にあるように思います。ホイットがフォーミュラーの生産をストップすれば、排他的規格ゆえにユーザーにできる対応はわずかです。UUKHAとMKのリムを特注することくらいでしょうか。

フォーミュラー・クアトロリムの「価格」を決められないという点では、申し訳なく思いますが、その「価値」に関しても、迷う点が多いのです。他社さんがどんな思いでその「価値」を判断し、どのような「価格」をつけるか見てみたいと思います。

 

*2-3年のうちにフューミュラーに何かあるとは考えません。5-10年単位先の話です。


舘林のアーチェリーケース値下げしました。

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ハードケースの老舗・舘林製作所のアーチェリーケース - 2013年モデルを値下げしました。新しい価格は16,000円です。

写真の2013年モデルは黒がすべて売り切れていて販売が終了しています。

また、店舗の展示品を安く提供しますので、興味のある方はお問い合わせください。

 

2014年モデルは現在開発中で、まだサンプルを見ていませんが、来年の3月に販売を開始できるようメーカーと相談しています。新色が登場する予定です。


JPアーチェリー大宮店が「モヤモヤさまぁ~ず2 大宮」に取り上げられました。

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大宮 モヤモヤ(する)スポットとして…。。。。。

「弓を引くと顔がおかしくなる」という取り上げられ方でしたが、バラエティをご覧にならない方に前もって説明しますと、バラエティはそういうものです。教え方下手だなとか、重いポンド引かせすぎとかは突っ込まないでおいてください。ご理解を。実際は、そんなにモヤモヤしないと思います★

大宮店長の村田から、収録の報告まではあったのですが、実質に放送されるかはわからないので、事前告知はしないで下さいということでした。まさか、こういうことになっているとは。

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これからもJPアーチェリー 大宮店をよろしくお願いします。

追記

さっそく、ファイバーボウ(明日入荷予定)の通関作業していたら、通関士の方から「昨日のモヤさま見ましたよ」といっていただけました。結構、影響力ありますね。


第18回アジア・アーチェリー選手権大会にてすべて10点で優勝

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男子個人決勝は1:31:30あたりから始まります。

今週末、台湾で行われた第18回アジア・アーチェリー選手権大会にて、古川選手が決勝戦すべて10点という結果で、相手を制して優勝しました。雨の中、すごいパフォーマンスです。

そのほか、男子団体で銀メダル、女子団体で銅メダルを獲得しました!!

 


マシューズの2014年は2機種

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マシューズ(Mathews)の2014年モデルが発表されました。10月に発表された傘下のミッション(Mission)同様に新規発表されたモデルで、ターゲット競技専用のものはないです。

新しく発表されたのはいずれも既存のモデルの後続モデルで、「CREED XS」(1Cam)と「モンスター CHILL R」(2Cam)の2モデル。

詳細の設計を確認しても、既存のモデルの改良が中心で、まったく新しい設計は組み込まれていません。

どちらも、アメリカのハンターには人気ですが、国内ではめったに見かけないモデルですので…ターゲット競技用モデルが大量に発表されたホイットの2014年ラインや、ターゲット競技モデルのショートドローモデルが発表されたPSEの2014年ラインに比べると…少し残念な感じがします。

ただ、2013年も新作ががなかった分、設計のトラブルで、何度か納期が大幅に遅れたホイット(コンパウンドの話です)などと比べると、マシューズはいつもきっちりと納期を守って納品してくれるので、頼もしいメーカーさんです。

特に通販サイトにはアップしません。興味がある方はお問い合わせください。2014年もApexとコンクエスト4ですね。

これで、ボウテック(2014)を除く、すべてのコンパウンドメーカーの2014年が発表されました。

コンパウンドだと、残るはレストメーカーとリリーサーメーカーの発表があります。

 

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スコット(SCOTT)とすでに2014年モデルを発表したエリートは同じアウトドア・グループの会社なのですが、そのエリート・アーチェリーのプロモビデオにて、新型のリリーサーが登場していると話題になっています。

いつ頃の発表かなとスコットのホームページに行ったら、サーバーダウンしてました…気長に待ちましょう。。


2014年に向けて動き出します。

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↑ JM2タブも入ってきました~。

2014年…2013年の自分の仕事はまだまだ終わりませんが…会社としてはそろそろ2014年に向けて、計画を立てる時期になっているので、11月から動き出す予定です。

先日、求人の広告を出しましたが、昨年は2名の正社員が入社し、今年はゼロでしたが、今後に向けて、1名追加新たに必要と考えています。よろしくお願いします。

まず、2013年末、今準備中ですが、テストに使用した商品や、販売終了した商品のメンテナンス用の在庫(もう作っていない商品が破損した時の交換用)などを、特価品として追加してお客様に提供します。新宿の本社は100平米あり、2011年に50平米の事務所から移転した時は、スペースが潤沢で、プロショップも併設していましたが、2012年にプロショップを近くのビルに移転し、それでも手狭になってきています。100平米以上の事務所はそう物件があるものではないので、新規移転ではなく、スペースの有効活用でしのぎたいと思っています。また、新しい人員採用のためには、スペースを空ける必要があります。随時、低価格の特価品で提供しますので、気にかけていただけたら幸いです。

次に、通販ページの設計を見直し、より使いやすい、通販で完結したページに変更します。

前から、プロショップを増えすことが業界全体の利益になり、アーチェリーをより発展させると考えて会社を経営してきました。現在、店舗を4店舗展開しています。

その兼ね合いで、通販のホームページは初心者の方には、決して使いやすくはなかったと思います。ユーザーとして、アーチェリー歴半年以上~ベテランの方にとって、使いやすいように設計し、また、組み合わせが複雑な商品は、ネット通販で完結する形ではなく、一度お客様から問い合わせをいただき、諸情報を案内したうえで、間違えのないようにしています。

消耗品と各店舗にそれぞれ在庫を持てない商品(サイズの多いハンドルやリム)を除けば、ネット通販で完結せず、店舗だったり、スタッフとのコミュニケーションをしてからの販売という設計にしていました。それ以外の買い物や、カスタムアイテム(完成矢など)は基本店舗で購入する、店舗対応の通販で販売する形を目指していました。

ただ、現状の競合他社さんのネットショップのつくりを見ると、情報を十分にネット掲載したうえで、細かいパーツ含めすべて販売しているものが多く、ネットだけで完結している設計のものが多いです。一度もお客様がスタッフと連絡を取ることなく、すべて揃う設計です。

また、店舗での店頭のお客様が増加しているために、ネットシステムだけで完結する自動化を進めないと、スタッフの業務が確実に増加しているという状況もあります。

よって、2014年の2月までには商品数を20%程度増やして、弊社の通販でも、初心者でも買い物でき、スタッフと連絡することなく、ネットだけで完結する形での買い物ができるように、設計を変更していきます。

現状、決まっていることはこれだけです。12月に全社ミーティングを行い、今後の方向性をよりはっきりさせて、2014年に向けて頑張りたいと思います。

今年も残り2か月ですね…頑張らんと!!!