自分の思い違いと日本からの出席者数

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現地は朝の3時。時差ぼけで抜けず、記事を書くことにしました。ATAショーについての記事は前回3回分を参照してください。
ATA ARCHERY TRADE SHOW 2日目
ATA ARCHERY TRADE SHOW 3日目
ATA ARCHERY TRADE SHOW 私見レポート 
写真はすべてアップしましたので、興味ある方は。こちら(Google Picasa Webアルバム)にアクセスしてみてください。

ATA


基本的にATAはアーチェリー業界の事やアーチェリービジネスについて話し合う場なので、二日間フルに働きましたが、書ける話は前回2回に分けて書いたこと程度の事です。10以上のメーカーとミーティングをしましたが、お互いアーチェリーのプロフェッショナルとして商品情報はウェブでカタログを読めという話で、わざわざ顔を突き合わせて話し合うことといえば、価格・納期・契約・プライシング・広告についての話が中心です。硬派な担当者には何度も「私には理解できない」「私はそうは思うわない」と言われ、心が折れそうでしたが…ここはあくまでもコネや年齢ではなく、Buying Powerとロジックで勝負する世界でした。その方が助かりますが。
そのあたりは報告できるような話ではありませんので…「より適正な価格で、よりスピーディに商品を提供できるように奔走しました」とだけ書かせていただきます。
トップの写真は入場証。会社名の下に国名が書かれています。小さいのですれ違いにチラ見程度しかできませんが、やはり、アジアからは中国と韓国が目立っていました日本ではHOYTやEASTONのライセンスを持つ大手代理店が6社と、ライセンスはないが1億円の売り上げがある大手アーチェリーショップが2社ありますが、ほとんど顔を出していなかったのも印象的でした。ちなみにショップの規模と露出度は比例せず、当社含めネット販売をしているアーチェリーショップで売り上げが5千万円以上のところはありません。
ATAに出席するためには往復で30時間以上飛行機に乗らないといけないので、嫌になる気持ちはすごくわかります。個人店ならわかりますが、売り上げが1億規模のアーチェリーショップの従業員数は3~5人程度です(帝国データバンク調べ)。人手が足りないということはないでしょうし、費用も高くはありません。今回で2人で20万程度。売り上げが1億円ならば売り上げの0.002です。それでも来ないのは、アーチェリー用品はカタログだけ読んで買えばいいということでしょうか。正直、従業員がいる規模の大手ショップはみんな来ていると思っていました。今まで、日本でアーチェリー製品について正しい情報が流通しないのは、情報操作や各社のバイアスのせいだと思っていましたが、実際はただ単に知らないだけなのかもしれないです。
あちぇ屋はまだ1人でやってた時代には、時間を作って各メーカーに出向いて話し合いをしていました。人を雇い始めてから2009年1月に初めてニームの展示会に出席し、今年はATAに。今後はニームとATAに隔年ごとに出席する予定です。個人的には体力があれば両方に行きたいのですが…今年は1週間しか間がなく断念しました。(渋谷アーチェリーの担当者の方はニームにも行くそうです。素晴らしいと思います。本当に。頑張ってください)
何度も書きましたが、2010年度で日本のアーチェリー業界の価格水準は2007年比で20%程度下がります。特に当店が力を入れて販売している小物類は30%程度下がります。世界的に見てまだ若干高いレベルにありますが、業界構造からして、それなりに妥当な価格です(2006年はSakerタブが12,000円だったんですよ…)。
今回のATAに出席して話し合い、さらには、日本からの出席企業に少なさに驚きました。扱っている商品のほとんどが海外製・輸入品であるにもかかわらず、国内でカタログだけでビジネスをする状況が今後も続けば、日本のアーチェリー産業のレベルはどんどん落ちていくのではないでしょうか
*アメリカやヨーロッパでは代理店のシステム化が進んでいます。小売店が代理店のホームページにアクセスすると在庫状況が画面に表示され、どの在庫があるのか、どの在庫がないのかが一目瞭然です。たいして、日本では…週一で代理店から在庫状況がファックスで届く程度です。
**ウィン・ジャパンについての前回の記事ですが、ホームページが修正されました。ありがとうございます。
ウィン・ジャパンさんでは1月の24日に私営のアーチェリー場で試射会を行うそうです。なかなか面白い試みだと思います。詳細はウィン・ジャパンさんのホームページにて。


ATA ARCHERY TRADE SHOW 3日目

前日の資料をホテルに持ち帰って検討し、3日目は契約して回りました。今回は契約の内容や交換した情報よりも写真をメインに記事を書きます。

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まず、KAYA ARCHERYのスタビライザーの販売を開始することにしました。KAYA ARCHERYの方とMK KOREAの方が同じブースで出店していましたが、KAYAの方は大きな契約をいくつか結んだようです。ヨーロッパ方面ではまずFiberbowと組むようでかなり正解ではないかなと。KAYAはリムでFiberbowはハンドルとスタビライザーだけのメーカーですから、補完できるいい関係を築いてほしいです。
KAYAのリムに関して、社長さんいわく「日本市場の重要性は理解している。ただし、品質面では現行モデルはまだ日本人の顧客に満足してもらえるレベルにはなく、もう少しテストしたいので日本市場への出荷はまだ見合わせる。スタビライザーに関しては、世界記録もすでに持っているし、かなりの自信作なのですぐに販売を開始したいと思っている。」ということでしたので、いくつか注文してきました。2月には入荷できると思います。
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次は、ドインカーのブースで。Aボムの販売は在庫限りとのことでした。まだ、需要はあるようですので、少し注文しました。写真はドインカーの新型のスタビライザーですが、今後、汎用のダンパーは作らず、写真のようなドインカー製のスタビライザーでしか使用できないタイプの新型ダンパーに移行するとのこと。
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こちらは、ドインカーが昨年に発表したダンパー…何に使うんでしょうか。ちなみに、ネジは8/32(リカーブ用サイトピンのサイズ)です。こんなに小さいとは思わず。(これは注文していません。リカーブの利用方法が見つかり次第発注するかもです…)
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INNO CXTは最軽量の1,150gにするためにはウェイトを全部はずす必要があり、そうするとネジ穴がむき出しの状態に…微妙。
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HMC+(PLUS)のロゴはほぼHMCに+と付けただけですが、エクステンダーだけちょっと違うデザインになります。ウィンの社長さんと少しテクニカルな話をしましたが、日本語が上手ですね。HMC+に関して言えば、HMCより少し重く、内側のカーボンの厚みを2倍に、カーボン量を3倍にしたとのことです。INNO CXTのついてはスタッフの方が英語で熱心に説明してくれましたが…はっきり言って、INNOを改良したマイナーチェンジ程度の変更しかないと思います。INNOハンドルについては25インチは廃番、23インチと27インチは作り続けるということで、CXTはテスト入荷についても見送る予定です。
また、WINEXハンドルの入荷が決定しました。1月の終わりです。WIN&WINさんは今後カーボンハンドルを中心に開発を進めると言っていましたが、少し前のブログの記事でも書きましたように、今年も当店ではアルミハンドルのWINEXとWINACTのみの取り扱いになります。WINEXハンドルの価格は46,000円の予定です。WINEXリムの取り扱いは話をした結果、諸事情により見合わせます。
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アスリートハンドルはマットブラック(名前は勝手につけました)が新しく発売されるようです。個人的な評価ではこっちの方が数段カッコイイです。
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また、エクストリームの新作のフォームは黄色ではなく青になります。この辺りの評価は…特に書きませんが…黒のハンドルには青は似合っていたような。
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PSEはトラックで乗りこんでました。トラックの荷台でハンドルなどを展示。
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こちらがPSEの新しいハンドルのXアピール。重さは良かったのですが、グリップはやはり日本人には合わない大きなサイズで、以前のモデルでは旧ヤマハのグリップを付け替えて使用しているユーザーが多かったようですが、もうヤマハのグリップは入手困難なのでは…既に日本のディストリビュータには出荷しているとのことです。
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以前のXファクターではリムボルトを細いネジで固定していたために故障が多発していましたが、新しいハンドルではしっかりとしたネジで固定しているのでそのような故障はもうなくなるでしょう。安心して使用できるハンドルになりそうです。後はグリップの問題だけ修正しくれればかなりいいハンドルだと思うのですが。
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キャバリア(AAE)のブースでは巨大なタブが回転…なんと、タブ側はタブで使用しているレザーと同じもの…何たる無駄遣い。さすがアメリカ人です。渋谷アーチェリーの方もアサヒ弓具の方もお疲れ様でした。日本からコロンバスまで乗り継ぎで16~18時間。滞在3日。時差ぼけが抜けないうちに帰ります。
帰ったら、コロンバスでまとめた契約の整理と…支払いが…今年も一年頑張ります。
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SAMICKの新作のクィーバーです。でも中はフェルト生地(ぬいぐるみの生地)…雨が降ったら悲惨な事態になるのではないでしょうか。突っ込まないで帰ってきましたけど。
バスでタイのアーチェリーショップの経営者の方と仲良くなった話はまた次回書きます。7月は雨季なのでインドアの時期らしいです。いろいろありますね。では。
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「Invisible Hunter」=「見えないハンター」…大きすぎて目立ってました。


ATA ARCHERY TRADE SHOW 2日目

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2日目からの参加です。現在、現地時間は午後の6時。1日回ってホテルに戻ったところです。日本からは、アサヒ弓具さんと渋谷アーチェリーさんが来てました。ブースを回った後に少し皆さんとお話しましたが、アサヒの社長さんに「あちぇ屋さんは絶対あそこに興味持つって思ったよ」って言われちゃいました。傾向がばれてる…。
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会場内。たくさんのメーカーがブースを出していますが、ハンティングが中心です。
主要メーカーとはほぼすべて話をしました。EASTONだけは特に聞くこともなかったのでスルーしましたが、サミックの社長とは初対面。イメージとはちょっと違う寡黙な方でした。ウィンの社長さんとは世界選手権後2度目、一所懸命日本語で説明していただきました。HOYTの人もめっちゃ優しかったです。ブースは出していないものの、昨年はフランスのニームでお会いしたフランスの大手代理店のLASさんもJVDさんも来ていました。少しずつ顔馴染みが増えていっています。
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最近のサミックのエクストリームが入荷しなくなっていたのですが、それはこいつのせい。「EXTREME2.0」。カーボンのグレードと量を少し増やしたとのこと。
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ショートのラインについてサミックと以前に話したのですが、アスリートハンドルの23インチショートが発売されます。写真は新しいハンドルの「XENOTECH」。ウルトラを少し今風にした感じのデザインで、グリップもなかなか良かったです。どちらも販売予定、入荷は3月の予定。価格はマスターズより少し高いくらいだそうで、具体的な事は明日朝いちでミーティング予定。
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ホイットのブースではなぜかマトリックスカーボンが車に轢かれていました…頑丈さをアピールだそうです。その他の製品はおおむね予想どおりでしたが、エクリプスの塗装が改良されていたので、値段によっては取り扱いを販売しようかなと思っています。とりあえずこんな感じで。少し整理してから、また書きたいと思います。


WIN&WIN ARCHERY 2010ラインナップ発表

ATA直前、WIN&WINの2010年の製品が正式発表となりました。サイト準備等でアップが1日遅れました…すみません。価格面ではまだ決まっていないものがあるので、具体的な入荷はまだ少し先になります。

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カタログはこちらからダウンロードできます。
WIN&WIN ARCHERY 2010 / JP ARCHERY

ハンドルとリムについては事前にこのブログでもリリースしたとおりです。
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WIN&WIN CXTハンドル。1,150~1,300gでのアジャスタプル機能付き。
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WIN&WINのINNO EX POWERリム。ウッドコアとフォームコアの2種類。エイペックスリムと構造的に大きく変わったわけではないので、エイペックスリムを使用しているトップアーチャーは、ほぼそのままこのモデルにアップグレードするのではないでしょうか。
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また、新しいスタビライザーのHMC+(HMC PLUS)スタビライザーが登場します。値段はセンターでHMCより2,000円位高いくらいだと思うのですが、要はHMCを太くしたスタビライザーです。具体的な話はWIN&WINのATAブースでいろいろと話を聞いてから書きたいと思いますが、HMCがアルミハンドルでの使用を前提に開発されたモデルであるのに対して、HMC+は軽いWINのカーボンハンドルに付けて使用する前提で最適化されているのではないかと思います。ですので、アルミハンドルとのセットで使用する場合には既存のHMCの方がよいのではないかと思うのですが、うれしいことにHMCはカタログ落ちしませんでした。
事前のリリース通り、WINACT(ロングハンドルは日本名ウィンザー)の2トーンカラーは無くなりました。INNO POWERリム、エイペックスリムのフォームバージョンが廃番です。
HOYTとEASTONはカタログが出た時点ですでに初期ロッドが完成していますので、すぐに出荷になりますが、ショップ店長として3年目の経験的から言って、出荷は1カ月以内にはいないのではないかと…。あせらずお待ちください。HMC+(plus)スタビライザーは当店で販売する予定です。新しいハンドル・リムはとりあえずテスト入荷する予定です。


中日インドア2010ありがとうございました。

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スタッフから売上表が会社にファックスされてきました。多くの方にブースに来ていただいたようで本当にありがとうございました。
他県の試合にブースを出すのは初めてのことでしたが、温かく迎えていただきありがとうございました。愛知県アーチェリー協会の皆さま、スタッフ一同感謝しております。ありがとうございました。
次回は東京インドア、その次は選抜大会へのブース出店を予定しています。
ブログで色々と書いていますが、アーチェリーショップをやっていて、不可解な地雷でつらい思いをしたりこともありますが、多くの方に応援していただいて、やっていてよかった、もっと頑張らなきゃと思うことの方が多いです。
日本ではオーナー・社長レベルではいまだ無視されている会社はあるものの、社員・スタッフレベルではみな仲良くしていただいてますし、海外では、昨年、初参加のフランスのNimesでもヨーロッパのメーカーに歓迎していただき、優しくしていただきのした。食堂(?)でお昼を食べていたらFITAの方が話しかけてくださり、FITAの北京オリンピックのDVDも日本で最初に取り扱いましたし、今度のATAでも丁寧にいろいろと教えてもらっています。日々嬉しかったことばかり書くと、記事にならないので、業界の問題を書くことの方が多いですが、日々楽しく、感謝の気持ちで仕事しています。
先ほど、ブースを出すために一足先にアメリカに到着しているメーカーの方方から「寒くて雪だから気をつけてね」とメールをいただきました。アメリカはとても寒いらしい…アトランタ経由でオハイオのコロンバスに行ってきます。


雑誌アーチェリー 49号~69号

日曜日は国立国会図書館はお休み。ということで、東京都立図書館に行ったて来ましたが、こちらでは雑誌アーチェリーの49号(1980年)からしか所蔵していません。4時間で20冊読破してきました。
いろいろと新鮮でした。たったの30年ですが、アーチェリーは大きく変わりましたね。今の時代では考えなれないような…個人的な一番の驚きだったのはアメリカの選手、アメリカのルアン・ライアンさん(女性)は日本に招かれた78年の全日本選手権でシューティングライン上でたばこを吸って騒動に…処分を受けたのかは書かれていませんでしたが、シューティングライン上でタバコって…しかも、全日本の大会でって…想像できません。大物なのですね。

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弓具ではこのドイツOK社のマッハ1というハンドル。面白い構造ですが、輸入元によれば、高い過ぎて一般売りはできないとのこと。
ニュースでは、渋谷アーチェリーが代理店となり、1981年の雑誌アーチェリーから「SAMICK」の名前が登場します。82年までの雑誌を読みましたが、名前はまだ「サムイック」と書かれています。Horugelというハンドルが販売されています。
細かい話は全部読んでから書きたいと思っていますが、今の雑誌アーチェリーと大きく違うところがいくつかあります。どっちがいいのかという問題ではないと思いますが、以前の雑誌アーチェリーには議論がありました。現在、多くの記事は偉い人が一方的に話すか、読者の疑問に答えるという形式をとっていますが、80年代の紙面はトップ選手xコーチx外国人選手x外国人コーチx役員なとが入り混じっての対談や議論が中心でした。
「私にこう思う」
「いや、それは違う。こうすべきだ」
個人的にはこっちの方が面白いですね。議論が消えてしまったのは、論争を呼ぶ記事を雑誌アーチェリーが書かなくなったのか、それとも、表立っての議論が業界からなくなったのかはわかりませんが…どっちでしょうか。
近年の雑誌アーチェリーは、アーチェリーショップについてまったく触れなくなりましたが、80年代には頻繁に唯一(でもなかったようですが)業界紙として意見を述べニュースにしています。
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80年 「渋谷アーチェリー新宿に進出”新宿戦争”に発展か!!」
雑誌アーチェリー 51号
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アーチェリー界にとって新店舗、あるいは、新射場の出現は業界活性化のために歓迎すべきことである。これまでアーチェリー業界は、どちらかというとあまりにも助け合い的精神が多く、ぬるま湯的であり、活動的ではなかった。マイナーであればマイナーであるほど業界が活発でなければならず、それはひいてはアーチェリーの多少なりとも大衆化させることにつながる。
雑誌アーチェリー 68号(1982年)

「道具が高いのは問題だ。半分程度が望ましい」
(当時の全ア連指導部長さんの発言)
雑誌アーチェリー 63号

あちぇ屋ができた当時は業界全体で談合して価格を上げていく時代でしたが、当時は談合しないで独自の経営方針を貫く会社が多かったようです。1981年には業界全体で値上げがあいついたようですが、大手のエンゼルさんが、わざわざ雑誌アーチェリーに他社は値上げしても当社はしませんという「値上げ凍結宣言」をしています。
他社のお客さんに商品を売っただけで抗議が来るという今のご時世ですが、渋谷アーチェリーさんは、80~81年に、当時すでに4社のアーチェリーショップがショップを開いていた新宿に進出しています。これも今ではなかなか考えられないことでしょう。
みんなが元気な時代だったという事ですね。今と違い、日本のアーチェリーを作ってきた人たちがまだ最前線にいて、さらにショップでは店長=オーナーがほとんどで、雇われ店長が少なかった時代ならではかもしれませんが…。
(昔は良かった。昔に戻るべきだという記事ではありません)
(高校生アーチャーカップルを紹介いるページもあったりします…うん…お幸せに)


【1969年】100万人のアーチェリー 坂井一雄

自分はお留守番ですが電話で先ほど報告が来ました。中日インドアのブースにたくさん来ていただきありがとうございます。V-ZEROダンパーなどが売り切れてしまい申し訳ございません。本日、追加分を発送しました。ただ、今気付いたのですがGノックの追加を入れ忘れました。ブースに持って行った在庫の残りが少ないようで…明日なくなったらすみません。

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本日、図書館で入手しました。1969年出版の100万人のアーチェリー。著者は坂井さんという方で、プロフィールによれば、1937年にドイツ滞在中にアーチェリーと出会い、戦後はニューヨーク・アーチェリー・クラブに所属していたアーチャーの方だそうです。
国立国会図書館で検索した限りでは、日本語に翻訳された資料で一番古いのはビギニングアーチェリー(ロイ・K.ニーメィヤー著 小沼英治訳)ですが、日本人が書いたもっとも古いアーチェリーに関する本はこの本のようです。
「虚弱体質でもアーチェリーで劣等感を克服できる」等の時代を感じさせる表現もありますが、内容はかなり濃いものになっていて、現在、まとめているところです。明日は東京都立図書館で雑誌アーチェリーを読破してきます。


2営業日でハードケースが届きました。

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4日からハードケースの取り扱いを始め、早速5日にお客様から注文をいただいたのですが、取り寄せで2営業日で届きました。ありがとうございました。こちらの注文は今日の発送です。
今までの3年間で注文を受けてから発注する「カタログ商売」をした事はなかったのですが、今回は在庫スペースの問題がどうしても解決できず、注文受注後に取り寄せをお願いする形になってしまいました。ハードケース類は今後も取り寄せという形での取り扱いになると思います。他社の在庫をあてにして商売するのはいろいろと心配ですが、ケースもまとめて買ってしまいたいという意見が結構ありますので…できるだけ迅速に入荷できるよう頑張ります。ご理解ください。
うちみたいな零細には関係ない話ですが、大手企業の場合には新しい会計基準(IFRS)では在庫リスクを負わない取引は差額(販売価格-仕入価格)分しか売上にならないとか。まぁ、その方が妥当な気もします。


あちぇ屋新年会2010

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当店スタッフは皆様パートナーがいらっしゃるので、年末の忘年会は予定が合わずなし。かわりに先日新年会をしてきました。たまたま、S氏の誕生日が1月1日という事で誕生日会も兼ねて。新年とクリスマスと誕生日が一回にまとめられる元旦生まれは何かと損ですね…。
2010年、新しいことはあまりできないかもしれませんが、今やっていることを「より効率的に・よりしっかりと」をテーマにかんばってまいりたいと思います。


アメリカのアーチェリーショップ業界

ちょっと昔の話。子供の頃は祖父と一緒に住んでいて、ともて大きな影響を受けたのかなと。祖父は記者をしばらくして、その後に政府系シンクタンクで今や亡きCCCPの経済を研究をしていた。
その影響で子供の頃からいろいろな新聞を読んでいたが、ずっと理解できなかったのが「構造的問題」という概念。新聞にはそれなりの頻度で出てくる言葉だと思うが、その意味を解説する記事は見たことがない…。高校でも習うことなく大学に入学し、ミッシェル・フーコーの一連の著書を読んでやっとすこしずつ意味がわかってきたのですが、構造的問題の解決は難しいのでしょう。
アメリカのATA(Archery Trade Association)が出している調査があるのですか、それを見るとアメリカでは毎年コンスタントに一定数の人間・企業が業界に入ってきていて、業界全体のバランスは極めて良好な状態にあることが分ります。対して、日本では、新しいショップの参入が極めて難しく、また、既存のショップは70年代のアーチェリーブーム期に参入した会社が5割以上と、かなり歪んだ構造になっています。

・アーチェリービジネスを何年間してきましたか
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一方でアメリカのアーチェリーショップ業界の会社規模は極めて日本と近い。年商1億以上のの大手と年商1000万~2000万円の1人(+アルバイト1人とか)規模のアーチェリーショップで2つのグループを構成しています。
・会社の前年度の年商はいくらですか
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当然、多くの小さなアーチェリーショップは、大企業の卸元・メーカーの発言力は圧倒的であり、さらに、日本では概して閉鎖的で情報を外には出さない。海外ではメーカーの新商品説明会はアーチェリービジネスに携わっていれば参加できるが、日本では大手代理店のみが参加して開かれている。
大小の差によるいじめ構造はアメリカでも日本でもある程度同じだと思うのですが、アメリカではこのような構造的な問題を解決するために、小さいショップが団結して発言する組合組織が存在しています。
NABA(National Archery Buyers Association)
http://www.naba-archery.com/

ARRO(Archery Range & Retailers Organization)
http://www.archeryretailers.com/

NABAのミッションステートメントは、
The goal of the NABA is to combine Archery Pro-Shops “buying power” to achieve the best possible pricing and NABA is striving to achieve a minimum of 40% profit based on Manufacturers M.A.P.(Minimum Advertised Price) in an effort to provide our dealers with assistance on their overall Profit Margins.
と書かれています。ざっくり言えば「みんなでまとまって大手と交渉してより良い条件でビジネスをしましょう」ということだそうです。
現在、もっとも世代交代が必要なのは地方の一人で自営されているアーチェリーショップだと思うのですが、これに関して、そのショップが無くなってしまった場合は、それまでその地域に卸価格で商品を提供していた大手代理店が、今度は小売価格で通販する形態になることが多い。これでは、大手ショップに地方のショップを生かそうとするモチベーションは生まれないでしょう。
このような構造的な問題はアメリカも経験して来たものなのかもしれない。小さなアーチェリーショップが数々の苦しい思いをしてきた結果、生まれたのがNABAやARROだと思うのですが、実際のところはコロンバスで確かめてきたいと思います。
ちなみに、日本の電気製品の小売り業界では、アメリカと同様の取り組みが始まっているようです。詳しくはしらないのですが、アトム電器さんが「地域電器店の復権」をスローガンに、まとまって購買することでより良い条件でのビジネス、地域店の生き残りの道を探っているそうです。
以下、ウィキペディアの解説
仕入れに関しては本部が商品を一括仕入れする。当然メーカー系列店より仕入れ値が下がる。街の電器屋さんが持つ「小回りの利いたサービス」に着目。「地域店だからできること」を前面に押し出し、家電量販店にヒケをとらない価格設定を行いつつ設置工事や修理・取扱説明などのアフターケアも積極的にこなす電器店を追求している。
アトム電器は「地域電器店の復権」を掲げているため、組合的な要素が極めて強い。本来なら全国の系列電器店で組織される全国電機商業組合連合会および各都道府県の電機商業組合(商組)が提供すべきシステムであるが、組合はメーカーとの関係上、これといった方策も打ち出せておらず、組織の弱体化が著しい。