ELITE 2020New  REZULT(リザルト)

ELITEアーチェリーの2020年NewモデルREZULTが入荷しました。
即納モデルとして届いたのは60ポンド右ハンドル、色名は「サワーアップル」。
さながら青りんごのようです。
ちなみにポンド展開は40/50/55/60/70ポンドとなっています。

2020年のNewモデルから新たに採用されたカムシステム「VERSA MOD SYSTEM」と「ASYM TRI-TRACK CAMS」
引き尺の調整幅は7インチととても広く、モジュールを移動させることにより24インチ~31インチの間で0.5インチ刻みで調整可能となっています。
(カタログでは1/4インチずつ変化できるとありますがその辺は後述します)
この弓は、フルドローの止め方が「ケーブルストップ」と「リムストップ」、いずれかの選択になっていますが、どちらを選ぶかでレットオフのパーセンテージ変化幅とモジュールが示す引き尺数値とは異なる引き尺になる面白い設計になっています。
これを文章で詳しく説明するととてもとてもややこしいのでザックリと言いますと、ケーブルストップ仕様にした時は4段階のレットオフ調整幅、リムストップにした時は5段階の調整幅になります。
そうなってくるとカタログなどに書かれているモジュール番号が示す引き尺の数値は意味をなさず、組み合わせによっては1インチ以上も変わってきます。
ましてレットオフが70%~90%の間で変化するので、今までこのような難しくややこしい調整をされてこられた方にとっては手軽にいろんな組み合わせの設定が簡単に確認できるのはとても魅力的に映るのではないでしょうか。

 
ケーブルストップ時の最大レットオフ位置(左)と最小レットオフ位置(右)
*レットオフ値が小さくなると言う事は引き尺が僅かに短くなるという関係性となっています。その変化する値が1/4インチと言う風になっています。

リムストップペグはここ(黄丸)にねじ止めされます。
そしてリムストップペグはぐるっと回ってここ(赤丸)に当たって止まります。

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スッキリとしたグリップです。


個人的にはこのリムダンパー好きです。自社ロゴが入っているダンパーはここ最近はあまり見かけませんので。


S2Sケーブルガイドバー
角度調整を付けることでケーブルテンションによるトルクの発生とライザーの“たわみ”を共に軽減してれるガイドバーです。

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と、ここまで書いていて、大事なことを忘れていました。
2020年モデルからカムモジュール方式と同様にリムポケット周りにも新機構を採用した事です。
「S.E.T.テクノロジー」
リムポケットの支え位置を変化させることで簡単にカムの姿勢をボウプレス不要で微調整することが可能となります。矢飛びに大きく関わってくる大事な部分ですね。
最近ではPSEのLASシステム、マシューズのTopHatワッシャー、Bowtechのデッドロックなどが同様の目的で採用されています。調整方法は「SET」のロゴがあるすぐ下(上)のフェイス面にあるナベネジ(ロックネジの役割)を少し緩めてから、サイド面のナベネジを「TAIL RT」もしくは「TAIL LT」側へ回すことでリムポケットを左右にずらしてくれます。

多くの方がてこずっていたペーパーチューニングがこれで簡単に行えるのはとてもありがたいですね。

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私個人的には玄人向けボウしかラインナップになかったEliteが“やっとこさ”おススメしやすい弓を出してくれたな、と思ったのが正直な感想です。
2020年をどんな弓で勝負するかまだ決まっていない方は十分検討に値するモデルではないでしょうか。


B3 ARCHERY リリーサー

Scott(スコット)から分裂し立ち上がったB3アーチェリー。ラインナップを見ますとスコットのアレやコレらとそっくり、あるいは殆ど違いが分からないと言っても過言ではない商品群。
そんな中、Braden Gellenthien選手が使用を開始したので当店でも取り扱いを始める事にしました。
入荷したのは「INFINITY(インフィニティ)」と「RANGER(レンジャー)」の2モデル。
どちらもトリガーレス(バックテンション)リリーサーです。

「INFINTY」


入荷したのはブラスモデル。
他にステンレス、カメレオン色調(ステンレス)があります。こちらに興味がある方はお問い合わせください。
薬指の部分がフレックスデザインになっているのでムーンを弄る以外のタイミング調整(ホット⇔コールド)が可能です。

「RANGER」


パッと見はブラスですが、実はアルミ製です。ご注意下さいね。
リストバンドの補助力が入るのでドローイングは随分楽になります。
ただ操作はトリガーレスリリーサーに違いないので安全なドローイングそして暴発は絶対に無いように充分注意してください。

それぞれのモデルにはクリッカー音の有り無が選択できる交換ムーンが付属しています。小さな部品なのでなくさないようにしてください。

B3のリリーサー「INFINITY」と「RANGER」は店舗およびオンラインショップで販売中ですヽ(^。^)ノ


SURE-LOCから新作レストが入荷

シュアロックから久しぶりの入荷です。
今回はなんとレストです。その名は「RHYTHM(リズム)」

重さ49グラム、結構軽めのレストです。マウントブラケット部分が前後可動式のレストは各メーカーいくつか存在しますが、リズムはそのフレームにカーボンロッドを採用。軽量化の役割を果たしています。

目盛りはレーザーエッチング加工によりスッキリと見やすい仕上がり。
前後のスライド幅は約35ミリ。

このレスト、ユニークなのが左右両用設計。
エレベーションブロックを上下逆さまに付け直し、ウィンデージブロックに差し込むバーを反対側から挿し直すだけで左用にスイッチします。

ブレードは専用のものが用意されます。

先端の幅は一般的なスタンダード・ナローの約5.5ミリ。厚さは.008、.010、.012が1枚ずつ付属します。現在のところはワイドブレードの話はありません。

気を付けたいのが他社のブレード。
同じような2つ穴ですが、ベストランチャーブレードは規格があいません、幅が少しだけ広いのです。ご注意を。


ちょっと強引ですがこんな方法も。

もし予備がすぐに準備できないときはこんな方法もアリかもしれません。

コンパウンドレストの包装って大ぶりなブリスターパックや化粧箱に入っていたりしますが、リズムはパッと見は何かの文具用品的な雰囲気を感じます。
お店の陳列でレストコーナーに並べても一瞬レストとは認識できなそうです(苦笑

カラーは黒だけ在庫しますが他に赤、青、オレンジ、緑が存在します。
取寄せ対応とさせていただきます。納期確認は店舗までご連絡ください。

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正直、調整の手軽さや再現性はイマイチありませんが、レストとしての役目は十二分に果たしてくれる内容だと思います。

シュアロックレスト「RHYTHM(リズム)」は店舗およびオンラインショップで販売中です。


キャッシュレス支払いで5%還元

今月からの消費税増税にともない「キャッシュレス・ポイント還元事業」がスタートしました。
JPアーチェリー大久保店ではスマホキャッシュレス決済「PayPay」を採用しております。

このPayPay利用時におけるポイント還元を行うサービスがいよいよ2019年10月21日からスタートいたします。
還元率は5%です。


まだ店頭POPキット等が届いていないので見てわかる告知は出来ていませんが、10月21日から始まることは既に決まっていますので店舗ご利用の際はぜひPayPayでお得にお買い物をしちゃいましょう!


【店舗限定】アウトレットコーナー始めました

本社倉庫には大して日の目を浴びる事もなく埋もれている用品がいくつかあります。
それらをアウトレット品として店頭限定で販売することにしました。
*「在庫一掃」と言う見方もなくはないです。

基本的には500円1000円の2種類(いずれも税込)ですが、たまに例外もある為それらは個別に値札を貼る事にします。

BOXの中身はお店に来てのお楽しみ。
また、中身の入れ替えや補充は不定期で行います。
是非お立ち寄りくださいね。


STAN Xtinction

STANから新しいインデックストリガー(人差し指トリガー)リリーサー「Xtinction」(エクスティンクション)が入荷しました。
エクスティンクション=絶滅、なかなか刺々しいネーミングですね。
リストタイプのリリーサーです。

最大の特徴はフックとトリガーの間にシアーと言う部品を1つ介することでトリガー負荷を1/30軽減してくれる構造になっています。
極端に言うと10ポンドの弓でも80ポンドの弓でもトリガーを引く力がほとんど変わらないと言う事です。
このためトリガーの「テンション調整」と「トラベル調整」の2つが可能になっています。
*一般的なこの手のリリーサーはトラベル調整しかできません。

トラベル調整ネジ

テンション調整

繊細なトリガー操作が可能なのはターゲット競技にも向いていますので、ありがたいですね。
STAN Xtinctionは店舗およびオンラインショップで販売中ですヽ(^。^)ノ


MATHEWS TRX36

マシューズ 2020年Newモデル「TRX36」のご紹介です。

TRXシリーズ初の36インチ。38や40で慣れているサイズ感からすると第一印象はコンパクト。
重さは手元の秤で4.7ポンド(約2.13kg)です。
新しくなった「C3Xカム」は、「Noカム」が「満月」なら、さしずめ「十日夜の月」。

TRXシリーズの中で最も最速の334fpsを叩き出します。

ちなみにこのC3XカムはTRX40と共通。TRX38とは異なるカムとなります。(CCTカム)
そうなると36&40と38では引き尺変更モジュールは共用できませんのでご注意を。
個人的に引き味はCCTからあまり変化を感じません。V-モジュールによってメリハリのきいたバレーとウォールになっています。

 

2019年モデルから新規採用となったエンゲージグリップは今年も標準装備。

また別売りグリップで「エンゲージサイドプレート」も用意されています。

これは標準のエンゲージグリップを外して“無垢”のグリップで使用したい時に、薄っぺたくなってしまう両サイドの厚みを補てんするプレートです。

このTRX36、眺めていて気がついた点。
まずはストリングの通り位置とハンドルの中心線の位置関係。

ハンドルの縦中心位置の目安になるリアブッシング(赤矢印)
そこにストリングの通りを重ねて視線を上に持って行くと、グリップの中心をストリングが通っていません(緑矢印)。かなり左寄りです。これはTRX7、8、38の時に比べてあえて左に寄せてきたんでしょうね。
38でペーパーテストを行うと右射ちの場合、矢が右向きに破れる結果が大勢を占めました。そこでトップハットワッシャでカム位置をフェイス面からみて目いっぱい左に寄せると解消されるケースが相次ぎました。

さらに36のカム位置を見るとなんと初めからトップハットが目いっぱい左に寄せれらている組み合わせです。

7や8、また38の入荷状態ではやや左のほぼ真ん中位置でした。
意見や要望を取り入れた結果こうなったのでしょうかね。
もちろんこのセッティングには相性があるので必要に応じて変更を。

試射はまだ行えていませんが、時間があれば真っ先に確認したい項目です。
他にもエンゲージグリップの有り・無しも試してみたいし、期待値はかなり高いです。

マシューズTRX36TRX40は絶賛販売中ですヽ(^。^)ノ


HOYT 2020年モデル INVCTA37(DCXカム)が届きました。

~訂正~
当初DCXカム搭載モデルの初回お求め時にはレットオフが65%しか選択できないと案内しましたが、正しくは75%との選択制であることが判明しました。訂正いたします。

HOYT2020Newモデル「INVICTA(インビクタ)37」のDCXカムモデルが入荷しました。X3カムが無くなりDCXカムへと引き継がれました。もう一方のSVXカムは継続です。


全体的に縦長く、また幅薄になった印象です。
ちなみに入荷した色は【スレート】です。

2020モデルからアルマイト仕上げの風合いが変更され、殆どのカラーが「サテン(しゅす)」と言う“ツルっとしたつや消し”仕上げになっており、タクティカル感まんまんの印象になっています。

インビクタにもモジュラーグリップ方式が採用されましたが、今モデルには3つのグリップ角度・・・0度4度8度に加え、1/8インチ(約3ミリ)グリップの厚みが増すグリップパーツもさらに同梱されるので、全部で6通りのグリップになります。「角度や厚みを試す」はもちろん良いですが、1/8インチ厚みが増す分それだけ引き尺が短くなるので注意は必要です。

Newカム「DCXカム」*下カム

引き尺変更はモジュール移動式です。入荷品のレットオフは65%。お求め時に65%か75%か選択ください。
DCXカムのモジュールポジションを確認するのにはこの“小窓”で確認します。(写真は「D」)

引き尺変更時に使用する工具は星形レンチ(ヘックスローブ)の「T-15」です。六角レンチではありません。絶対に間違わないようにしてください。誤って使用しネジ穴を壊してしまったという報告を何件か受けています。

ボウプレス作業はシンナム、ボウマスター共に「スタンダード」サイズで使用できます。
DFXカム搭載ボウのように上下でリム幅が違う、なんてことはありません。

シュートスルー部分の内幅は46ミリ。一時に比べほっそりです。

リアブッシングは5/16インチサイズネジで2か所。下側はハードロック対応です。

もはや定番となってきたケーブルガイドバー

テックハンドルブリッジの内側幅は約46mm。やや狭くなりましたね。

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今回のNewモデルはかなり振動吸収と静音性に優れたデザインとの事。
ここ最近は何となくマシューズのTRXに押され気味のホイットですが(私の主観200%ですが)、起死回生の一台になるでしょうか、楽しみです。

スッキリとグッドシェイプされたHOYTの新作「INVICTA(インビクタ)」(3740)は店舗およびオンラインショップで販売中ですヽ(^。^)ノ


AVALON  Tec-X Newコンパウンドスコープ

AVALONの新作コンパウンド用スコープが届きました。

前作のスコープは特価品に回しましたので、よろしければぜひ。

さて、新たに入荷したスコープは前作から肉抜きが施され明るく見やすくなりました。口径は29mm。

また光ファイバーピン(赤)をあらたに採用しました。ただしドットシールは付属しなくなりましたので、必要な方は別途お求め頂くことになります。

リテーナリングと一体型になったレンズは2倍、4倍、6倍、8倍の偶数倍率で用意。

在庫は4倍と6倍です。その他は取り寄せとなります。

別売りオプションとして、色違いの光ファイバー・緑が用意されています。
*径:0.4mm、長:13cm
またレベルも色違いのオプションとして赤、青、黄色がランナップ。(標準は緑)
*太:7.6mm、長:22.4mm

安価なスコープにしては結構カスタマイズできるので色々と試すことが出来ますね。

AVALON New Tec-Xスコープは店舗およびオンラインショップで好評販売中ですヽ(^。^)ノ


PSE2020 スープラフォーカスXL

でかい!!
カムの端から端で116センチです。ボウケース泣かせの大きさですね。

アクセル間40インチ、デフレックスハンドルならではの存在感です。
同じアクセル間であるTRX(マシューズ)とはまた違った面持です。

ブレースハイトは7.5インチながら、スリムな幅、23センチ。
ちなみにHOYTのプリベイル(37)は30センチあります。

新たに用意されたエヴォルブカムシステムの新種「EM」カムはIBOで327fps発揮され、このアクセル間とブレースハイトにしては矢速は速い方だと思います。
引きはじめがかなりきつい印象ですが後半は緩やかにバレーに向かう感触です。

バレー幅は広いとは言えませんが75%のレットオフの為、ホールディングで苦労することはなさそうです。(別売りで85%モジュールも用意されています*)

*通常のエヴォルブカムはレットオフが3段階で調整がきくのですが、新種のEMカムはその方式は採用されなかったようです。

ちなみに、、、タグにはなぜかレットオフ70%の記載が・・・。

入荷した弓の実測値は、ピーク60lbでホールドは15lbなので75%で間違いないようです。

ケーブルガイドバーはこれまでのフレックスタイプではなく、初めから4度程度の傾斜を付けたバーとなっており、この方式が採用されています。

フェイス面のブッシングは下側リムポケットそばの1か所だけ。穴は約20度ダウン角です。

サイド面はバックストップバーの付け根付近に1か所です。径は共に5/16インチです。

引き尺が24インチから30インチまでの為、新弓検討候補におすすめの1台です。
(ロングドローモデルは28インチから33.5まで)
惜しむらくは40lbモデルも用意してほしかったなぁ。

入荷したネイビーブルーは早速即納モデルとして販売開始です、ぜひ!ヽ(^。^)ノ