SANLIDA TEAM-700スタビライザー

中国の新興メーカーSANLIDAからスタビライザーが届きました。
TEAM-700シリーズには3タイプのロッドが用意され、その中でCP用として「エクストラ・スティフ(ES)」を在庫する事になりました。

TEAM-700ESは昨今流行のスリムタイプ高剛性スタビ。ロッドの直径は14.3mm(実測値)

参考までにメジャーどころの数値がこちら。
*実測値
・AAE アドバンテ-X  12.6mm
・B-Stinger マイクロ-HEX 13.8mm
・ドインカー エストレモ・プラチナムHi-Mod 16mm
・アバロン インフレキシブル 15.7mm
・コンクエスト スマックダウン625  15.8mm

採用されているウエイトシステムは1/4インチ。付属ウエイトは4オンスが1個。ほかにロッドの締付レンチ「サムスプール」1本、接続ネジが5種です。

*4.7mm/7.4mm/12mm/15mm/25mm 各1個

厚めのクリア塗装が施されたグロッシーなロッド表面はカーボンメッシュ模様をより奥深く立体的に映し出しています。

在庫はロングが30インチとサイドが12インチ。他のサイズは取り寄せです。
価格と性能の両面でこれまでコスパ断トツだったアバロン・インフレキシブルにライバル登場といった感じですね。
まもなく販売開始です。


Flex PowerBall

Flexから販売されている「FLEX ターボ・ボタン2.0」の販売終了(在庫限り)を受け、その後継となる商品が入荷しました。
FLEX PowerBall(パワーボール)

C環状のウエイトは1つ約10gr前後*(9~11)。12個付属します。2カムモデルなら上下のカム付近両方に。ワンカムならカム側の片方に適宜個数を装着します。
*マニュアルには約8.5グレイン/1個とありますが、実測値を記しました。

装着には金属ノックセットプライヤーがあればきれいに装着できます。通常の平たい箇所しかないプライヤーでも可能ですが均等に丸くかしめるのにやや苦労するかもしれません。
また、黒およびカラータイプのヒートシュリンク(熱収縮チューブ)が付属するので、かぶせる際は一旦ストリングをカムから外さないとなりませんが通した後、ヒートガンで温めてカバーします。
黒のチューブは約8センチ、その他のカラーは約5センチです。
ただ、一般家庭にヒートガンなんてめったに無いので代わりにドライヤー…と、なりそうですが、最近のドライヤーは風量は強いもののあまり高温にはならずチューブが収縮してくれる温度(約70~80度)に到達しないのでやや苦戦するかと思います。

FLEX PowerBall(パワーボール)は店舗およびオンラインショップにて販売中ですヽ(^。^)ノ


【大久保店お知らせ】アルバイトを募集します。

新宿・大久保店で主に矢づくりを手伝ってくださる方を若干名募集致します。

・時給 1,050円~
・交通費支給

【条件】
・アーチェリー経験者(初心者~上級者問わず)
・手先が器用
・年齢性別不問*ただし高校生以下は不可(この春から大学生になる方は可)
・1勤務あたり4時間程度
・週1回~でもOK
・従業員割引あり(全商品10%引き)
・リーグ戦期間中の長期休み可(大学生)

アレコレかなり融通が利く職場です。
その他は面接時にお話いたします。
まずは大久保店までお電話ください。
080-2564-2181(木金以外11時~20時)


GAS BOWSTRINGS「SK99(ゴースト)」のご依頼について

先日のロケの際、現場でマット・スタッツマン選手がGASボウストリング(Ghost)を採用している事が判明したので、使用感などを聞いてみたところ「1年近く使っているけどピープは回転したりせず、伸びも無くて非常に安定しているからとても気に入っているよ」との事でした。
にわかに注目を集めだしているGASボウストリングですが、その中の「SK99(Ghost/ゴースト)」のご依頼を受けるにあたり選択肢には何があるのか?などをご案内します。

選択してもらう項目は3つ
・素材の色(2色)
・サービングの色(26色)
・スピードノックの色(10色)・・・装着条件あり*後述します

まず素材。
本来SK99とはBCYファイバーが出している素材の名称です。この素材を元にGASが特別にブレンドした素材が「Ghost(ゴースト)」と言う訳なんです。
色の選択は2色。
・Ghost XV・・・白(上)
・Ghost Camo・・・名前はカモですが単純に緑と茶の混色です(下)

なお、この2色はツイストできません。いずれかの単色となります。
*上のイラストはイメージです。サービング色、スピードノック色は適当です。

次にサービング。
62XSサービングを使用し、色は26色あります。注文時はとりあえずご希望の色を仰ってください。もしなければ相談ですね。
選べる素材が単色なので「色で遊べる箇所」がほぼないためサービングと後述するスピードノックと共にこの箇所で個性を打ち出すしかないですね。
ちなみにセンターサービングはBCYパワーグリップサービングが採用されています。

最後にスピードノック。
何それ?となると思いますが下の写真をご覧ください。

先日アップしたスタッツマン選手のGASボウストリングの接写です。スタッツマン選手はゴーストのXV(白)でサービングに蛍光オレンジを選択、スピードノックが白となっています。
つまりこのGASと書かれたチューブの色の事なんです。
この中身は金属ノックで、それぞれの弓に応じた最適な数が挟まれており、それをカバーするチューブとなっています。
スピードノックがメーカー標準装着されているモデルに限り、無料で取り付けして納品してくれます。(SK99・452X共に)
ちなみにスピードノックとは発射時のスムースな矢離れを促してくれる部品の事で、他にスピードキット、ターボボタンなどとも言います。
色は10色です。

これからも続々とGASボウストリングに乗り換える選手が現れるかもしれません。
ちょうど替え時かな?等とお考えの方、ぜひこの機会にご検討くださいヽ(^。^)ノ


G5 PRIME BLACKシリーズ

年末に入荷した「PRIME Black5」を元に改めての紹介です。

まずは改めて詳しいスペックを。

~データ(Black5)~
・軸間:35インチ
・重さ:1.990kg
・ブレースハイト:6インチ
・引き尺:25.5-31インチ(0.5インチ刻み)
・IBO:343fps
・レットオフ:65-90%

~データ(Black9)~
・軸間:39インチ
・重さ:2.080kg
・ブレースハイト:7インチ
・引き尺:27.5-33インチ(0.5インチ刻み)
・IBO:325fps
・レットオフ:65-90%

ポンド展開は、40、50、60ポンド。それ以上(65、70、80ポンド)もあり、全部で6種類の強さが選べます。


新カム「ROTO CAM SYSTEM」。
引き尺は0.5インチ刻みで変更がききます。ドローストップピンとモジュールでの変更です。
ポジションは1番から12番まで。ドローストップはポジション番号を目安に、モジュールはネジを緩めて位置を変更します。
直接的な引き尺自体はドローストップの位置で決まるのですが、決まった穴などのポジションが無い為にかなり自由度の高い引き尺調整になります。一方モジュールの方はパワーピークを正しく発揮できるようにネジ穴ポジションが決まっています。そのポジションの範囲内でドローストップピンを引き尺短め側にするとレットオフ数値が下がることになり、ホールディングウエイトが重くなります。反対に伸ばす側にするとレットオフ数値が上がり、ホールディングウエイトが軽くなります。ご自身のお好みで、またエイミングやサイティング時に重いか軽いかどちらが正確に体が反応するか確認するのも良いでしょうね。ドローストップはケーブルストップ方式となります。

 


リアブッシングは下部フェイス面に1か所のみ。サイドにブッシングはありません。
すっかり定番となった「FLEXIS AR」
ライザーに採用されている「82Xアルミニウム」はG5独自のブレンドにより高い強度と軽量性を実現したそうです。

 

ハンドルのカラー展開は3つのパターンに分類されます。
・ソリッド(SOLIDS)
・カモ(CAMO)
・ターゲット(TARGET)
そのうち「カモ」は公式戦では使用できないので当店では基本的に取り扱わない事にします。

・ソリッド・・・・

・ターゲット・・・

ターゲットカラーはBlack5で+6,000円、Black9で+7,000円の追加となります。


ヨークリングの大きさがかなり主張強めですね。

G5 PRIME Blackシリーズは店舗およびオンラインショップで販売中ですヽ(^。^)ノ


【大久保店お知らせ】近々の営業時間について

毎度大久保店をご利用いただきまことにありがとうございます。
むこう1週間の営業時間についてお知らせいたします。

1月12日(日曜)   17時閉店
1月13日(月曜・祝) 15時開店
1月15日(水曜)   14時半ごろ開店

となります。
ご利用予定の皆様におきましてはご不便をおかけ致しますがどうぞよろしくお願いいたします。


Carter NV

Carter(カーター)から新作トリガーレスリリーサーの入荷です。
「NV」

色は緑のみです。
NVはそれ自体は一般的なトリガーレスリリーサーですがムーンの調整方法がこれまでよりさらに進化しました。
調整は2つの項目で行います。
1つ目はクリッカー音「有り」にした時の鳴ってから発射までの調整。
2つ目は全体的な発射までのタイミング調整。

普段からクリッカー音を「無し」にして運用している人には無用の調整ですが「有り」の人にとってはとても分かりやすいメカニズムになっています。
調整には付属の六角レンチ(インチ)3本を使用します。
*ここでは便宜上「太」「中」「細」とします。

クリッカースピードの調整
*矢印は使用するレンチの種類を示します。

ロックネジは1/4回転程度の締め緩めで十分です。締め過ぎには注意してください。
調節ネジは、時計回り回すと鳴ってからの発射が早くなる方向、反時計回りに回すと鳴ってから出るまでのタイミングが長くなります。
レンチを回してタイミングを調整するので再現度が高いですよね。

この段差が広がれば長くなり、段差がなくなれば音は無くなります。

ムーン角度の調整

この角度調整で全体的な速さ遅さを調整します。
ネジが時計回りで遅くなり、反時計回りで早くなります。

調整がラクなのはいい事です。
NVは店舗およびオンラインショップで販売中ですヽ(^。^)ノ


G5 PRIME BLACK 5 入荷しました

G5 PRIME から2020年Newモデル「BLACK 5」が届きました。
モジュールスライド引き尺調整方式搭載の新カムです。

入荷したスペックは右ハンドル・60lb。
色は「BOULDER GREY(ボールダーグレー)」、直訳すると巨礫の灰。
簡単に言うとセメント色です。もちろんつや消しです。

~データ~
・軸間:35インチ
・重さ:1.990kg
・ブレースハイト:6インチ
・引き尺:25.5-31インチ(0.5インチ刻み)
・ドローウエイト:60ポンド
・IBO:343fps
・レットオフ:65-90%

詳しくは後日記事にしますヽ(^。^)ノ


AXCEL トライロック・Vバーとセンターロック・クイックディスコネクトが入荷

AXCELから「TriLock Adjustable V-Bar Mount(トライロック・Vバー)」と「Center Lock Quick Disconnect(センターロッククイックディスコネクト)」が届きました。

*「クイックディスコネクト」は「クイックデタッチ」と同義語なので以降は「QD」と表記します

センターロックQD
QDの詳細は既にあるイーストン製品やSHREWD製品と大差ないので割愛しますが1点だけ。
ラインナップに16度(取り寄せ)が存在します。
たいがいの製品は0度と10度の2種類ですが、16度はなかなかのダウン角度です。興味のある方はお試しあれ。

トライロック・Vバー

頑丈!そして重い!
260グラムあります。

増大するウエイトに対して支えきれないVバーではセッティングがキープされません。
そこでAXCELが考え出したロックシステムが「トライロック」と呼ばれるテーパー形状の嵌合部に、「アンカーグリップ」と言うギア形状の噛合せ方式を採用した2段構えのロックシステムです。
テーパー状嵌合方式は既存ですが、アンカーグリップは良く考えられた仕組みです。

調整はまず上部のネジを緩め・・・

次に横のネジを緩めます。
ありがたい事に上部のレンチ(9/64インチ)と横のレンチ(1/4インチ)が付属します。

45度の範囲で調整できます。

もしこの範囲を超えて調整したい場合は横のネジをいったん抜いてブラケットを引き抜き、アンカーグリップのギアを挿しかえてください。

挿しかえると以下のような位置になります。

サイドロッドQDはセンターロック方式。

デタッチパーツはツルっとした面と凹凸のある面とがありますが、サイドロッド装着側は凹凸がある方になりますのでご注意下さい。(そもそも間違えたとしても入らない設計になっています)

上下調整はダブルでロックしてくれますが、横調整はテーパー嵌合のみです。いったん締め付けて、再び調整しようとネジを緩めて動かそうとすると、テーパーがガッチリ嵌っているので最初は物凄く力が必要です。ご注意を。

SAボルトを挿しこむ両脇にイモネジがあります。これはリストスリングを通す穴&止めるネジとなっています。

使用できるのはこのようなリストスリングです。

ロープの径は6mm~6.5mmぐらいのものがジャストフィットします。

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とにかく強固にガッチリ固定したいと言う方にはうってつけのVバーです。260グラムの重さを気にされるかもしれませんがここまで堅牢なものを作り上げるとなると仕方ないのかもしれません。
そもそもウエイトをテンコ盛り装着する方にとっては全く気にならない重さでしょうね、きっと。

共に店舗、及びオンラインショップにて販売中ですヽ(^。^)ノ


ELITE 2020New  REZULT(リザルト)

ELITEアーチェリーの2020年NewモデルREZULTが入荷しました。
即納モデルとして届いたのは60ポンド右ハンドル、色名は「サワーアップル」。
さながら青りんごのようです。
ちなみにポンド展開は40/50/55/60/70ポンドとなっています。

2020年のNewモデルから新たに採用されたカムシステム「VERSA MOD SYSTEM」と「ASYM TRI-TRACK CAMS」
引き尺の調整幅は7インチととても広く、モジュールを移動させることにより24インチ~31インチの間で0.5インチ刻みで調整可能となっています。
(カタログでは1/4インチずつ変化できるとありますがその辺は後述します)
この弓は、フルドローの止め方が「ケーブルストップ」と「リムストップ」、いずれかの選択になっていますが、どちらを選ぶかでレットオフのパーセンテージ変化幅とモジュールが示す引き尺数値とは異なる引き尺になる面白い設計になっています。
これを文章で詳しく説明するととてもとてもややこしいのでザックリと言いますと、ケーブルストップ仕様にした時は4段階のレットオフ調整幅、リムストップにした時は5段階の調整幅になります。
そうなってくるとカタログなどに書かれているモジュール番号が示す引き尺の数値は意味をなさず、組み合わせによっては1インチ以上も変わってきます。
ましてレットオフが70%~90%の間で変化するので、今までこのような難しくややこしい調整をされてこられた方にとっては手軽にいろんな組み合わせの設定が簡単に確認できるのはとても魅力的に映るのではないでしょうか。

 
ケーブルストップ時の最大レットオフ位置(左)と最小レットオフ位置(右)
*レットオフ値が小さくなると言う事は引き尺が僅かに短くなるという関係性となっています。その変化する値が1/4インチと言う風になっています。

リムストップペグはここ(黄丸)にねじ止めされます。
そしてリムストップペグはぐるっと回ってここ(赤丸)に当たって止まります。

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スッキリとしたグリップです。


個人的にはこのリムダンパー好きです。自社ロゴが入っているダンパーはここ最近はあまり見かけませんので。


S2Sケーブルガイドバー
角度調整を付けることでケーブルテンションによるトルクの発生とライザーの“たわみ”を共に軽減してれるガイドバーです。

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と、ここまで書いていて、大事なことを忘れていました。
2020年モデルからカムモジュール方式と同様にリムポケット周りにも新機構を採用した事です。
「S.E.T.テクノロジー」
リムポケットの支え位置を変化させることで簡単にカムの姿勢をボウプレス不要で微調整することが可能となります。矢飛びに大きく関わってくる大事な部分ですね。
最近ではPSEのLASシステム、マシューズのTopHatワッシャー、Bowtechのデッドロックなどが同様の目的で採用されています。調整方法は「SET」のロゴがあるすぐ下(上)のフェイス面にあるナベネジ(ロックネジの役割)を少し緩めてから、サイド面のナベネジを「TAIL RT」もしくは「TAIL LT」側へ回すことでリムポケットを左右にずらしてくれます。

多くの方がてこずっていたペーパーチューニングがこれで簡単に行えるのはとてもありがたいですね。

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私個人的には玄人向けボウしかラインナップになかったEliteが“やっとこさ”おススメしやすい弓を出してくれたな、と思ったのが正直な感想です。
2020年をどんな弓で勝負するかまだ決まっていない方は十分検討に値するモデルではないでしょうか。