Dループをどうセッティングしていますか?

たまにはコンパウンドのチューニングに関することを。リカーブのノッキングトラベルについて考えていたのですが、そういえば、コンパウンドでこの記事書いてなかった気がしたので。検索したら書いてないっぽいので。もし重複したらごめんなさい。

さて、みなさんDループはどのようにセッティング・チューニングしていますか? Dループにはいくつかのセッティングが存在していますが、リリーサー同様優劣はないように思います。上の写真はトップアーチャーの方のDループセッティングですが、それぞれ異なっています。1は下にノッキングポイント(または金属ノック)をつけるという方式で、自分の感覚では一番一般的なセッティングです。2はノッキングポイントをつけないでDループのみという方式です。3は上下ともにノッキングポイントをつけるというやり方です。手元の自分の資料では見つけられませんでしたが、1の逆の上にだけノッキングポイントというやり方と、全く異なってきますが、トルクレスDループが5番目のやり方です。

トルクレスDループ導入の場合のノッキングポイントについて

基本的な考えとしてはリリーサーのフックがシャフトの延長上にあるのが最もノッキングトラベルの安定化と、シャフトのパラドックスを最小にできると考えられます。これは軸間(ATA)やドローレングスと弓の設計によって違うので、必ずしも、1のやり方でそうなるとは限りません。また、リリーサーのフックとシャフトの延長線との位置関係が変わることで、矢飛びにも変化が出ます。1-5までのやり方に優劣がないのは、この部分で個人差があるためと考えられます。

今のセッティングがうまく行っていないなら、別のセッティングを試してみるのはどうでしょうか。下記、動画でいろいろなタイプのセッティングを見ることができます。

コンパウンド トップアーチャー アンカー集 - Youtube


2021年モデルかな??ホイットが新しいコンパウンドを発表、エリートも新モデルが出荷開始です。

なぜこの時期なのかわからないのですが、ホイットが新モデルTorrex/Torrex XTを発表しました。主にハンティングに使用されるスペックですが、アメリカのハンティングシーズンは10月なので、今買ってもしばらくは使えないと思うのですが。時期的には2021年モデルとします。在庫の予定はありません。

また、1月のATAで発表はされましたが、出荷が止まっていたエリートのEMBER(エンバー)の出荷が始まったそうです。スペックとしては、しっかりとした作りのエントリー~ミドルモデルで、ATA31インチ、310fps、ドローレングスが15インチから29インチまで調整でき、ポンドも10ポンドから60ポンドまで調整できます。こちらは1台在庫予定で発注かけています。近日中に入荷すると思います。5万強の値付けとなる予定です。


7月1日より、レジ袋を変更します。また、既存品を無料配布します。

7月よりプラスチック製買物袋有料化が始まります。有料化という名の制度ですが、既存のプラスチックの袋は配布できなくなるかわりに、それを有料にするか、バイオマスの袋にするか選択できます。弊社店舗では、上記の対象外のバイオマス25%の有料化対象外の袋に変更し、従来通り、無料で配布させていただきます。

また、この制度によって配布できなくなった袋が2000枚ほどあります。破棄するのは制度に反している気がするので、店舗にて無料配布します。商品を入れての引き渡しはできないので、そのまま渡します。家で使ってください。

・レジ袋 たて380mm 横180mm まち幅110mm 厚み0.012mm  残2000枚程度

・小判抜き手提げ袋(LL) 幅400mm 高さ510mm 厚み0.05mm   残30枚程度


フォワードオープンのリリーサーの方がリリーサーのねじれのブレに対して許容性が高いとの結果が。

リリーサーも製造しているAXCEL/TRU BALLから、リリーサーのオープン形式による違いについての検証動画がフェイスブックに公開されました。アクセルでは、ジョーの動きをサイドに開き、弦が飛び出すまで保持される方式をサイドオープン(写真右)、リリース後、弦が前方に動きながら飛び出していく方式をフォワードオープン(写真左)として定義しています。その両方で、リリーサーとDループに対する角度をねじっていくと、グルーピングにどのような影響を与えるのかという検証動画です。

上がサイド、下がフォワードです。明らかにグルーピングに大きな違いがあることがわかると思います。まぁ、それぞれの方式の物理的な原理を考えれば、このような違いが出るのは明らかです。

さて、違いがあることは実証されましたが、その意味を解釈すると違った姿となります。

実証されたこと : フォーワードオープンの方がリリーサーの傾きの差による、グルーピングへの影響を低減する

は正しいです。しかし、動画では90度ほどの差をつけてねじっていますが、初心者であっても、射ごとにこれほどの違いがある人は見たことがないです。この違いは主に引手のひじの位置の違いなどによって生じますが、初心者でもせいぜい20度ほど、トップ選手では2度もないと思います。そのため、上達すれば、そもそも差がなくなり、グルーピングに影響を与えないとも考えられます。実際、サイドオープンのカーターのターゲットシリーズは多くの実績を残しています(私も使用しています)。

では、差がある初心者、中級者にとってはどう評価すべきかという点では、考えの違いによって変わります。コーチがついている人であれば、指摘してもらえると思いますが、リリーサーに限らず、射形の違いによるブレを許容する道具の使用は、上達を阻害する一面も持ちます。

有名なところでは、金属レストなどは、レストダウンの症状があっても、高い保持力があるので、かなりわかりづらくなってしまいます。私は初心者にはスーパーレストをお勧めしますが、アームが柔らかいので、レストダウンの症状はほとんどの場合、実際にレストダウン(レストから矢が落ちる)の症状として現れ、すぐに問題に気がつくことができます。

このような問題と同じで、リリーサーのアンカーポジション(アンカーでの角度)が射ごとに違っていても、それがグルーピングに現れないことは、試合においては選手によっては、有利に働きますが、練習においては自分も問題点に気がつくことを困難にします。この部分をどう評価するかは、人それぞれですが、私としては、あるレベルに達するまでは、失敗の許容性がむしろ”低い”道具を使用する事が上達への道と考えています。

ショップでは表記はしていませんので、お客様が気になっているリリーサーの発射方式がどちらか知りたい方はお問い合わせください。


元の動画はこちらです(英語です)。


考えることが同じ!本日はFIVICSのFORNIX14シリーズが入荷しました。

昨日、渋谷アーチェリーさんが新宿から撤退し、自社ビルで再オープンするというニュースが伝わってきましてびっくりです。店舗の移転は珍しいことではないと思いますが、約1か月前の5月8日の私の記事で、弊社ではコロナ後に、固定費削減のため、事務所だけではなく、店舗も賃貸から自社所有に切り替えるという”弊社の”方針をアナウンスしましたが、当然、当時は渋谷アーチェリーさんの動向は伝わっていませんが、コロナショックから約3か月でさっそく自主物件への移転を決めるのはさすがです。

知る限りでは大手ではハスコさんも、アサヒ弓具さんも自社所有の店舗だと思いますので、これからは業界ではコストカットの方向に向かうのかもしれませんね。家賃を払っていては厳しい事業になるかもしれません。ただ、国からは6か月分の家賃補助が出るとのことですので、その期間中に私たちも方向性だけではなく、具体策を見出していきたいと思います。弊社含め、2021年にはアーチェリー業界は大きく変化するかもしれませんね。

アーチェリーショップとコロナと今後の展望について。


本日はFIVICSの最新モデルFORNIX14スタビライザシリーズが届きました。トレンドの14mmロッドで、剛性確保のため、エクステンダーだけは18mmに設定されています。

10年以上レビューを書いてきましたが、正直これ以上書くのが…2020年シーズンに向けて開発され、出荷は先月開始と聞いていますが、当然4月から国際試合は存在せず、実績はありません。また、練習の状の多くも再開したばかり、弊社でもスタッフが使用する予定となっていますが、そちらもいつ、練習・試合があるのか先週時点のヒアリングでは未定とのことで、ほぼ使用感を聞ける人もいません。ちなみに私が使っている練習場は再開もしていません。

ということで、まずは、興味あって欲しい方向けに販売します。使用開始した関係者や、国際大会でデビューしたら、また、記事にしたいと思います申し訳ございません。

対応するPX1500ディスクウェイトの2オンスだけ在庫切れですが、2週間ほどで補充予定です。よろしくお願いします。

FIVICS FORNIX 14 シリーズ スタビライザー


プロとしてボウガンとその規制についての知識提供です。

(グッディより)
昨日ボウガンによって死亡するという痛ましい事件が起きました。事件そのものに関しては、自分はコメントできるほどの知識は全くありませんが、この事件に関連して、ボウガンに関して、知識を有しているとは到底思えない人々が「マスコミ」にて発言しているので、私としては、ボウガンのプロとまで言わないものの、ある程度の知識を有していることから発言したいと思います。

*一般の方が読めるようにアーチェリーの知識がなくても読めるようにしています。

ボウガン(クロスボウ)競技の講習会に行ってきました。

グッディという番組で、安藤優子さんが「(モデルによって)そんなに性能が変わるのか、私、ド素人なのでわからないのですが…」と発言し、元警察の人が「非常に威力が高い」と何の根拠もなく発言していますが、なぜ専門家を呼ばないのか、勝手にしゃべるのでしょうか。

性能は変わります。殺傷能力も一律に高くありません。モデルによる違いはパワー(破壊力)です。エアガンはジュールによってレイティングされていますが、ボウガン(クロスボウ)はポンド(弓の重さ)、または、FPS(矢速)によってレイティングされています。競技においては、95ポンドという上限(*)が決められています。つまり、競技においては、95ポンド以上のボウガンは必要ありません。他国ではハンティングに使用されていて、つまり、今回使用され、今後、規制するとしたら対象になるのは、95ポンド、誤差があるので100ポンド以上のボウガンでしょう。

*競技用には他にも多くの規制があります


こんなものです。矢速は450FPS、パワーは180(Kinetic Energy)ft-lbです。ウィキによれば、9mmブローニング銃のパワーが200ft-lbなので、その9割のパワーがあり非常に殺傷能力が高いと言えます。規制するかは国の方針次第だと思いますが、規制されて困る人はほぼいないと思われます。


次には、上記のような競技用のボウガンがあります。本格的なものは20万円以上するオーダーメイド品ですが、このような5万円前後のエントリーモデルもあります。上記のものは、矢速が160fps、パワーは23ft-lbです。ハンティングモデルの約1/10程度のパワーしかなく、殺傷能力をどのように評価すればよいかわかりませんが、まぁ、実感では、成人男性が投げた手裏剣とかと同等程度かと思います。このあたりの規制に関しては必要かわかりませんが、競技用は多く見積もっても国内に100台程度しかないので、登録制で十分運用可能です。


プロの競技者向けのボウガンはこんな感じ。オーダーメイドで、1500-3000ユーロ程度です。

最後にはレジャー用のものになります。レーティング表示は存在しませんが、6メートル飛ぶとカタログにありますので、20ポンド程度と想像します。競技用モデルのさらに1/4程度です。まぁ、殺傷能力があるとは思えないので、こんなものを規制するのは馬鹿げているの一言でよいと思います。

以上、ボウガンには3種類あります。

ハンティング用: 弓を引くのに必要な力が95ポンド以上、多くは160-200ポンド。殺傷能力大。ハンドガン相当。
競技用: 95ポンド以下で多くは70-95ポンド。殺傷能力は高くないものの、当たれば怪我はする。
レジャー用: レーティングはされていないものが多い。スペックで判断する限り10-30ポンド(飛距離5-15メートル相当)、殺傷能力はないと考える。

マスコミの皆様、この知識を知ったうえでの議論をお願いします。

【追記】
ネット上で競技もあるから、規制が難しいという根拠のない意見が見られますが、規制は簡単です。国内でハンティング用のボウガン(クロスボウ)を製造している企業はありません。販売されている殺傷能力のあるハンティングモデルはすべて輸入品です。国内在庫をどうするかを別にすれば、100ポンド以上の弓の輸入を禁止すれば簡単に規制できます。競技用で使用されている弓、リカーブ・コンパウンド・ボウガンはすべて100ポンド以下です。競技者には何ら問題なく規制可能です。


【コンパウンド】2020年モデル特価販売します! 今シーズンも楽しもう!

コンパウンドのスケジュールでは、9月末にはPSEの2021年モデルが発表されます。あと3か月しかありませんが、2020年シーズンを楽しもうキャンペーンをスタートさせることとしました。プロショップとして販売体制は2021年にすでに向かっていますが、2020年も楽しんでほしい!

内容ですが、10万円以上の競技用コンパウンドボウをすべて一律に値下げしました。15万円以上のモデルで1万5千円、10万円以上のモデルで1万円の値下げです。割引ではなく定価をそのまま値下げしました。6月になり、東京ではアーチェリーショップ(スポーツ用品店)が自粛対象から外れました。アーチェリー場も再開されつつあります。もう少しで2021年モデルも出ちゃいますが、2020年モデルも触ってみてやってください!

【一斉値下げ】競技用モデル – JPアーチェリー

***キャンペーン詳細***

1.10万円以上の2020年モデルの定価(販売価格)の値下げとなります。

2.対象期間は2021年モデルの発表までです。そのため、キャンペーン期間はメーカーによって異なります。2020年モデルがそのまま2021年モデルとして継続された場合でも価格は元の定価に戻ります。

3.店舗引き取りの場合は1500円値引きします。また、6月中にペイペイで支払いいただければ、さらに5%引きとなります(国の政策分です)。

4.同時購入のアクセサリー類(*)は店舗支払い、代引きの場合には、すべて10%割引させていただきます。
*コンパウンド商品のみです。コンパウンド商品の定義はコンパウンド店で販売されているかとさせていただきます。掲載されていない商品(取り寄せのカムなど)は対象外です。

5.告知期間として、過去2週間以内に注文されていて、まだ商品が発送されていないお客様で、4の10%引きとなる場合、明日の20時までに申し出ていただければ、遡って10%の割引を適用します。お悩みの場合、申し出だけでも結構です。1週間程度じっくり考えてご決断ください。


アバロン(AVALON)スコープサイトピン 0.19″ / 0.29″ 比較

昨日届いたアバロンの新しい0.29″のファイバーのものとの比較です。違いが…ね。

Titanファイバーサイトピンなど、2000年代はファイバーを直接取り付けるものが多く、耐久性の問題から、0.29″(0.3″)や0.39″(0.4″)が一般的なサイズでしたが、AAE、アバロンやアクセルなど近年のサイトピンはファイバーをチューブの中に入れることによって、より細い0.19″(0.2″)サイズのファイバーを使用しています。

違いは光量と言われていますが、明ければよいというものでもありません。ということで、部屋の照明を消して、段ボールの中に入れて、極端に光がない状況においての比較です。ただ、通常の外での練習・試合でここまで光量がない状況はあまりないと思います。

また、B3からも新作のリリーサーが届いています。ご期待ください。


アーチェリーショップとコロナと今後の展望について その2

動画からの切り出しで画質が悪いのですが…素敵でしたね。さて、シーズンが残り少ない、かつ、季節性のあまりないコンパウンドに関しては、早々に2021年体制に向けて切り替えていくこととしています。

アーチェリーショップとコロナと今後の展望について。

前回の記事通り、30日(土)よりスタッフの出勤など含めすべて通常体制に戻りますのでよろしくお願いします。

現在6月から少しずつ関東圏ではアーチェリーができるようになっていくようですが、弊社のスタッフにも確認しましたが、日本のリカーブ競技のメインとなっている高校・大学の部活再開は見通しが立っていないところが多いようです。リカーブの需要というのは、4月入学した新入生が道具を購入する6-7月がメインとなっていますが、4-5月の失われた2か月がそのままスライドし、8-9月が需要とはならないでしょう。多くの学校は8月頃に夏合宿がありますが、夏合宿前に自分の弓の移行できるスケジュールを立てられる部活はまれだと思います。

となると、需要のピークは10-11月頃となると思いますが、新商品の発表は12月-1月となっています。お客様都合では、上達のため新商品まで待たずに2か月後に新商品が出るのを承知で、2020年モデルを購入する、または、新商品に期待して少し待つなど多様な選択肢がございます。しかし、私たちは2020年モデルを仕入れても、お客様が2021年モデルを待つという判断をされると在庫処分する必要がありますし、そうではなくても、今後第二波の感染で再度アーチェリー出来なくなっても同じことです。

通常、新モデル(2020年モデル)は定番の色やサイズを在庫しますが、2020年に限っては、いくつかのモデルで在庫せず、全色・全サイズ取り寄せとして販売します。まずは、MK SハンドルとARGON-Xハンドルを対象としました。

また、本日アバロンスコープサイトのファイバー0.29″サイズモデルが入荷しました。通常は0.19″ですので、通常のものより太く明るいです。比較写真をアップする予定でしたが、忘れて倉庫の定期消毒をはじめてしまったので、本日中は倉庫にはいれません…明日必ず。。

FIVICS ARGON X ハンドル
MK S ハンドル

AVALON スコープサイトピン