ホイットの新しいプロシリーズリムアライメントシステム。

新しいフォーミュラーXハンドル届きました。発表当時にも評価は難しいと書きましたが、実物見ても評価は難しいです。

評価できるのはリムボルト。これまでのボルト式のリムボルト(エリソン選手どが使用)、その後、騒音対策として導入された可動式、かつ、リムとボルトとの摩擦を低減するためにボルト裏にテフロンを貼ったボルト、安定性を高めるために導入されたコレット式と来ましたが、新しいものはテフロンを排して、リムとボルトとの摩擦を出し、もともとのソリッドタイプのボルトをコレット式にしたものです。

つまり、一週回って、これまでの”改良”とされたものをほぼ排して、コレット式のみ引き継いだということになります。また、リムボルトが装着されるハンドル側もかなり分厚く設計されていて、リムボルトの安定性という面での心配はなくなったと考えます。


しかし、今回はリムが装着されるベースも全面的に刷新されています。リムポケット全体が小さくなり(写真の通りぎりぎり)、シム式から、ウィンのようなねじ式になり、リムとの接点が点(●)から面(■)になり、その2点間の距離も2mmほど広げられました。悪い変更ではないと思います。

ただ、これまでのホイットのダボ(Dowel)では、リムと接する面の角度の調節をダボを回すことで調整できましたが、新しいシステムでは、あらかじめ設計された角度だけとなります。これはセッティングの幅を狭めることとなりますが、一方で、この仕組みを正しく理解せずに、正しく調整していないことによるパフォーマンスの低下を防ぐことになります。

リムポケット全体しては、良いと思いますが、逆に言うと、ウィンと差別化できるポイントも減りました。カーボンハンドのCXTでは最終的にリムポケットの精度を出すために、ハンドルを測定して金属のプレートを貼るという仕様ですが、これがそのまま、ただ、フォーミュラーXでは、その部分をユーザーが調整できるようにしたということでしょう。CXTで実績ある設計なので、問題はなくなったが個性が減ったのかなと。

そして、名前は同じプロシリーズリムアジャストメント…これは変えてほしかったです。プロシリーズ2とか、プロシリーズ+とか、区別してほしかったです。

今週販売始めます。


ホイットのエンジニアDoug Dentonさんが素直や(笑)

ランカスターアーチェリーにホイットエンジニアDoug Dentonさんが登場し、新しいハンドルの特徴を説明しています。新しいリムボルトについてですが、

2分15秒のあたり

Doug(ホイットの人): You don’t want that tiller bolt to cut to the left or to the right they can actually tweak your alignment of your limbs so this is really precise expanse throughout 360 degrees into the center locks that tiller bolt firmly in place.

John(プロショップの人): That part of the bolt is the same as before it’s perfectly alignmentbut you did say the top no longer pivots like the pro tiller bolt did in the past.

Doug: That is correct, you know we wanted to dial in a more precise locking fit and with that is came the new design of what we have with tiller bolt.

と会話しています。ざっくり訳すと、

ジョン:ティラーボルトは前と同じだけ正確ですが、過去のプロティラーボルトのようなピボット(可動部)がなくなったということですか?

ダグ: はい、ピボットよりも、新しいティラーボルトの方が確実性は高いです。

よく日本に来られるホイットの営業の方は、質問しても、日本慣れしてしまったのか、のらりくらりという技を獲得していますが、さらっと、この何年間、アーチャーの間で指摘されたことを、アメリカ人らしく素直に認めちゃうという。まぁ、営業じゃないし、大事なことです。

*聞いて書き起こした英語少し間違っているかもしれませんが、お許しください(ご指摘は歓迎です)


ホイット(HOYT)の2019年リカーブ、大改革ですが、謎も。

コンパウンドに続き、ホイットの2019年リカーブです。2017年以来二度目の大改革ですが、フォーミュラーモデルは2018年全廃盤で、新規モデルは1つのみ。また、チューニングシステムは新規のものですが、満を持しての登場であれば、GPモデルにも同じものを搭載すると思いますが、エピックには現状のシステムを残すという異例のラインナップ(*)となりました。アレーロを除くとすると、2019年のホイットのリカーブ競技用モデルはハンドルで2モデル、リムは1つのみでバンブーコアのみ、3つだけという、私がアーチェリーを始めて以来の限定されたモデル数となります。

*エピックも順次切り替えていく可能性はあります

タイトルには謎と書きましたが、正直、マーケットに出して、新しいシステムの評価を試して2020年(オリンピック)に向かう感じかなと感じています。なので、通常はホイットのリカーブ上位モデルは2年ごとの更新ですが、来年の2020年(19年秋発表)にも、フォーミュラーXを踏まえての何か出る気がします。

さて、新しいチューニングシステムですが、簡単に言えば、ウィンと同じ方式です。20年近くシムシステムを採用し、かつ、この部分でのトラブルもなく、一度セットしたら、理論的には絶対ズレないことで、評価されていたと感じていますが、ここをウィンと同じねじ式にしてきた理由が正直思いつきません。もちろん、ねじ式に欠点があるわけでもないので、シムシステムからの切り替えは悪いことではありませんが、変更する理由が謎という意味です。

リムボルトはホイット以外のほぼ全メーカーが採用しているソリッドタイプに戻されました。これで、エリソン選手始め、改造されないで使用されるのではないかと思います。ジオメトリーは結局GMXと同じです。ですが、いつものホイットであれば、同じ設計で、ジオメトリーだけ変更して、2-3モデル揃えますが、今回は1本のみで勝負。このあたりも謎です。

リムポケットにウェイトを追加できるシステムも廃止されました。現在、多くのトップ選手に評価され、生産が終了した1年後の今年のワールドカップファイナルでも半数以上の選手が使用していたウッドグリップも選択できません。ウッドグリップのオプションくらい、大したコスト・手間ではないと思うのですが…謎です。

さて、リムのベロス(Velos)ですがバンブーコアだけの選択です。ホイットがリードして来たフォームコアの流れですが、ホイット自身によって絶たれました。正直意味が…。矢速はホイット史上最速とのことで、まぁ、偽りはないでしょう。しかし、すべてのアーチャーが矢速のみを求めるものではなく、だからこそ、ウィンは6以上も競技用上位モデルをそろえていますが、矢速が速いというリムの一本勝負に最大手のホイットが打って出ます。なぜそんな必要がという疑問でいっぱいです。

カーボン840リムは継続です。なので、競技用はバンブーコア、低価格モデルはウッドコアの2モデル、フォームコアリムはホイットのラインから消えます。フォームコアの優位性を散々宣伝してきた、一時は上位モデルはフォームコアのみもやった、このホイット自身の自己否定は、個人的に理解ができないです。

ということで、

・なぜこれだけモデル数が少ないのか
・なぜウッドグリップを廃止するのか
・なぜフォームコアを排除したのか
・なぜセンター調整のシムシステムを廃止したのか

謎ばかりで正直ホイットらしさを感じられないラインナップとなっています。他のプロショップがどう思っているのかわかりませんが、戸惑っています。11月入荷しますが、現状、リムは言葉通り速いでしょうし、バンブーコアも評価はよく、成功しています。ベロスは良いリムとなるでしょうか。対して、フォーミュラーXはホイットの歴史の下でもアクシスのような非常に実験的なハンドルではないかと思います。

今後は実際の実物を見て、来たるインドアシーズンでトップ選手がどう向き合っていくのか見守りたいと思います。GMX使い続けている選手たちは…2019年も使うのかな??


デカット(DECUT)の新型多機能タブが入荷しました。

デカット(DECUT)の新モデルSUWINタブが入荷しました。最初のタブはクラシックなものが良いと思いますが、2個目のタブで、多機能型(セーカーやEZ/EZR)か、シンプルなもの(エリートやKSL)にするか迷った時、低価格で試すのにちょうど良いタブかと思います。

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パームレストの調整でセーカー1~セーカー2の間のフィット感で調節できます。プレートに幅があるので、セーカー3のようなスリムに形状には調整できません。

DECUT SUWIN タブ


数値で見るCarbon Paragon / Brixxon シャフト。

来週の後半に入荷する、SKYLONのシャフトですが、スペックでその性質を見てみたいと思います。Paragon(パラゴン)の方ですが、外径は市場で最も細いXtremeとほぼ同じ値です。一番差が大きい500番でも、その差は0.006″= 0.15mmなので、髪の毛1本分ほどですので、同じといってもよいかと思います。

Brixxonの方ですが、最も近いのはVAPです。コンパウンドで主に使用される400-550番はVAPのほうが細いですが、リカーブなどの600番以降で差がなくなります。

次に重さの比較です。この時通常はGPIを使いますが、それでは実感が難しいと思うので、左のグラフはシャフトにした時の違いです。軽さの比較ですので、軽い事を売りとしたACEとVAPを比較に使いました(X10などはそもそも軽いのが売りではない)。

Paragonは先ほど定義したコンパウンドスパイン帯では、VAPよりも20gr程度重く、ACEと同程度、しかし太さは先ほどグラフ通り、ACEより13%細い(400番)ので、その性質はX10やXtremeに近い「細く、かつ、重さ」のあるシャフトであると言えます。リカーブスパイン帯では、細く、かつ、軽いシャフトです。

Brixxonですが、こちらは太さはVAPと近いのですが、重さはあります。コンパウンドスパイン帯では軽くはないシャフトですね。ACEよりも60gr近く重いのですから。数字を見ていくとBrixxonはX10プロツアーと同じような数値となっています。

リカーブスパイン帯では一気に軽くなり、ACEと同じ程度ですので、低価格で、ACEと同じくらいの軽さを持ち、高い耐久性を期待できるシャフトであると言えます。

最後に細さを価格で割るという、細さコストパフォーマンスなの数値を掲載してみました(参考価格)。数値が高いほどコストパフォーマンスが良いです。

Brixxon 61.2
Paragon 38.0
VAP 27.7
Nano SST 16.2
Nano Xtreme 12.6
X10(参考値) 11.9

ダントツでBrixxonが高く、次いでParagonとVAP。このあたりが軽くてお買い得なシャフトです。

Brixxonは価格で選択される(予算あるならわざわざ選ぶモデルではない)と思います。アバロンのテックワンとの比較では、耐久性を欲しい方はこちらになるでしょう。インスパイアよりはかなり高いですし、対アポロではすべての点で優れていると感じます。イーストンのブランド力以外の観点でアポロを選択する価値はないかもしれません(*)。

*シャフトの話です。矢全体では、ポイントの方がアポロは安かったり、インサートノックvsピンノックといったように大きな違いはあります。

そして、SKYLONの最上位モデルParagonは、700番台以降では、かなり競技に適したシャフトだと考えます。700番より柔らかい、つまり、低ポンドでは、ほぼすべての場合において、細く、軽いことは絶対的な正義です。

中ポンド帯では最も軽いシャフトではないので、その圧倒的な細さに魅力を感じる方に適したシャフトであると言えます。低速で70メートル飛ぶリカーブでは、Paragonの方が多くのシャフトより風の影響を受けにくいと思います。高速で50メートルのコンパウンドでは、ちょっと断言は難しいです。

高ポンド帯では、その性質は安いX10と考えてよいと思います。ただ、全く違うのは安い分、ただのストレートシャフトであること。このことはコンパウンドでは大きな影響がないので、安いX10プロツアーと考えても、がっかりしないと思います。

対して、リカーブではその性能はX10やACEと競合することは困難でしょう。ただ、同価格帯のACCや、カーボンワンから移行する場合には、明らかに矢速と風の影響の少なさは実感できると思います。ACGクラスでは絶対的な矢速の向上は実感できるはずです(500番で約80grも軽いので)。逆に移行して違いを感じにくいのはSSTあたりだと思います。

X10もですが、多くのスパインではACEより重いですが、柔らかいスパインでは、ACEよりも軽いです。スパインによって性質が異なるシャフトは多くあります。以上の数値で、気になっているスパインでの、これら新しいシャフトの性質をご確認いただければと思います。

初入荷は全スパインで1ダースとなります。ご理解ください。

通常販売はこれを2回行った後の予定です。


1万円のグラスリムをどう評価するか。

2019年に向けてリカーブ販売ラインの評価をしています。が、やはり、低価格帯が一番難しいです。

正確には把握していませんが、WNS/KAP/CARTEL/KINETIC/CORE/SAMICK/KROSSENなど、1万円台の低価格のグラスリムは10モデルほど市場に出ています。今名前が出たメーカーはすべて取り扱いできますが、販売する以上、お客様にそれを説明できなければいけないのですが、この価格帯のリムには基本的に違いがありません(少なくとも私には)。また、リムはシリアルに工場の特徴が出るので、10モデル以上あっても、製造しているのは実際には4工場です。

さらに、基本的に初心者の方が購入するものですので、始めたばかりのお客様に求める性能を聞いても、例えば矢速を重視するのかなど、聞いても明確な回答を得られることは稀です。

-リムに大きな性能差がない
-リムに大きな価格差がない
-リムに違いがあるとしても、お客様側のニーズが明確ではない

以上の理由から、実際には今後AXIOM+αよりも1,000円くらい安く販売できるグラスリムはありますが、これまでの実績、モデルチェンジによる細部の調整、耐久性の高さの3点を評価して、2019年も販売する一番安いILFリムは、WINNESのAXIOM+αリムで行きたいと思います。

他にも面白いリムはあるんですけどね…カーボン入っていないとやっぱり大きな違いは出ません(特に低ポンドでは)。

【試入荷】低価格グラスリム
 (ありがとうございました)


MKアーチェリーのBeta(ベータ)ハンドル、文字通りの進化系。

MKアーチェリーのBeta(ベータ)ハンドル届きました。レビューの感想としては文字通りのAlpha(アルファ)ハンドルの進化系という感じですね。私のようなアーチェリー用品を評価している人間にとって、やはりうれしいのは、良いフィードバックがあることです。市場に出た時に高く評価した商品が、その後実績を出してくれると、この仕事にやりがいを感じます。と同時に、メーカーがそれに応えてくれることもやりがいの一つです。

以降の話を理解するためには、4年前のAlphaハンドルのレビューを知っていただく必要があります。

MK KOREAのアルファハンドルは極薄軽量ハンドル(2014-10)

さて、アルファハンドルはレビューの通り、調整範囲の狭いハンドルでした(耐久性が悪いという意味ではないがボルトの入っているねじ数をしっかり数えないとしないと危ない)。

それを理解したうえでベータハンドルを見れば、どういった設計が施されているかは一目瞭然でしょう。ハンドルのリムポケットに厚みを持たせ、調整可能範囲を大幅に拡大させました。(写真左がアルファ、右がベータ)

これによってMKアーチェリーが出しているハイブリッドハンドル(両方のタイプのリムが使えるという意味)は通常のハンドルと同じように調整ができると言えるようになります。


具体的な設計ですが、上の写真がダブテイルを合わせた時のグリップの位置です(上がアルファ)。リムボルトが前方に移動した分グリップのピボットポイントも的側に移動させているので、ハンドル全体としてのジオメトリは維持しています。ただ、それによってハンドル全体の重心は後方(フェイス側)に移動しましたが、触った感じでは、後ろというよりはベータのほうがクラシックな設計の重心位置に近いと思います。影響としては、そのままアルファから移行すると、飛び出し感が減ると思います。

重量もこの厚みを出すために190g増えていますので、軽量ハンドルを探している方には引き続き、アルファはよい選択肢だと思います。

アルファハンドルはハイブリットハンドルとして非常にユニークなものでしたが、その欠点(注意すべき点)をしっかりと解決した、文字通りの進化系となっていると思います。しっかりと改良してくるところはさすがです。

アルファハンドルは特にメーカーより終盤の連絡は来ていませんが、在庫品は特価品として販売し、今後在庫の予定はないです。

MKアーチェリー アルファハンドル

また、第一便のハンドルはほぼ売れました。在庫は1つだけです。カートでの色の選択肢は次回便の予定が決まってから追加します。あと、入っているマニュアルがアルファのものですが、数値は一緒とのことでした。そのままでお使いください。

MK KOREA Beta ハンドル


ホイット(HOYT)のアレーロ(Alero)ハンドルよくなりました。

ホイット(HOYT)のアレーロ(Alero)ハンドル、1月頃に入荷しました。全体的に期待通りの仕上がりで、5万円を切る価格ながら、塗装の仕上げもよい仕上がりとなっています。グリップはプラスチックですが、今年からは、エピックなどもウッドではなくなっているので、変わりません。2017年までのウッドグリップも装着することができます。


ハンドルのリムボルトもセンター調整機能も実績のある安定した形状のものを採用し、リムをねじる機能は搭載していません。

ただし、初期製造分では若干問題があり、一部のロットで、パーツの設計よりも過剰に加工されてしまい、リムの接合が緩いケース発生しました。リムを入れてもカチッという感覚がないという症状で、シューティング自体に大きな影響はないですが、せっかくの可動部の少ないソリッドなリムポケットという特性を生かせなくなります。

精度が良くないパーツはリムポケットの黒のパーツで、弊社販売分では精度が正しく出ているものに交換しました(*)。

*もしまだ報告をくれていない方がいましたら教えてください。新しいパーツ送ります。交換方法はねじを緩めるだけです。不安があれば案内します。

新しく出荷されるものに関しては問題はないと聞いていて、この問題のために現在出荷が遅れていて、弊社在庫も少なくなっていますが、4月には出荷が再開する予定だと聞いています。問題が無事に解決したので、解決した状態において、このハンドルはホイットの中でも信頼性の高いコストパフォーマンスの良いものとして評価できるかと思います。

HOYT GP ALERO 25″ ハンドル


ジェット(Jet)6ベインの取り扱い拡大します。

先日よりテスト販売しているJet6ベインの取り扱いサイズと在庫数を増やすこととしました。現在在庫3ですが、実際に在庫が入ってくるのは2週間後の予定です。また、詳細な情報も届いてきましたので、フレッチングガイドも作成しました。

新規には高ポンド用の50mmサイズの販売も始めます。

アメリカでの性能テストの結果、40ポンドを境に50mmのほうがより適しているという結果となりました。ただ、テストの内容(アメリカアーチャーとの引き尺の違い)を考慮して、弊社では国内には、42ポンドまでは現行販売している45mm、42ポンドより上で50mmを推薦することとします。

KSL Jet6 ベイン

また、エアロラップはスピンなどでも使用できると判断しました(流体力学的にどれだけの優位性があるかのテストはしていません)ので、単体での販売を開始します。

KSL エアロラップ

よろしくお願いします。


【4か月で入荷しました】サミックのウルトラ-Xハンドルが入荷しました。

10月に紹介し、発注したサミックの新しいハンドルウルトラX(Ultra-X)が入荷しました。発注してから4か月で入荷したので、今後は(も)受注生産ということですので、発注してから3-5か月での納品になるようです。

さて、4万円を切る小売価格から考えても、本格的な競技用モデルというよりも、近年、サミックは2万円前後のハンドルを製造してきたので、少し上を作ってみたという感じです。センター調整機構は新しいものや、これまでの競技用モデル(ウルトラ/マスターズ)搭載のものではなく、アバンテ/アバンテ2に搭載されていたものと全く同じです。

発表時はプラスチックグリップで設計されていましたが、届いたものではウッドグリップになっています。メーカーのホームページを確認したところ、メーカー側のカタログもウッドグリップに変更されています。搭載されているグリップは細身のものです。
挑戦的なところでは、ユニークで特徴的な曲線を持つリムポケットとなっています。中央部が直線的な、両端が曲線的な面白い構造ではないかと思います。

世界レベルの競技会で目にすることはないかもしれませんが、サミックの復活のきっかけとなればいいのではないでしょうか。

テスト入荷の2台は若干安く設定しました。今後、在庫の予定はないです。

SAMICK ウルトラ-X ハンドル

また、同時に発注していたマスターズプラチナムリムも入荷しましたが、前モデルと同じハードメイプルコアになっています。事前情報では、「バンブー/メイプルのハイブリットコア」を使用するとのことでしたが、ずっとサミックが採用してきたハードメイプルコアに修正されています。発表当時、すぐに何名かのお客様から注文したいという連絡がありましたが、生産されてからと断っといてよかったです(-_-;)

基本的には、前モデルのマスターズMAXを踏襲した設計です。使用しているさ素材を現在のレベルのものに見直し、リムのチップも最近の潮流である小さいものになっています。こちらは在庫商品以外は受注生産となります。

マスターズの方は非常に実績のあるリムですので、今年、世界大会で見かけることもあるのかもしれません。近年ホームページも全く更新されず、ディストリビュータとのみコミュニケーションをとる業態でしたが、2018年のサミックはやる気がありそうな感じで期待が持てると思います。

他にもエクストリームリム(フォームコア)なども新モデルが出ていますが、当分は最もサミックが得意としていたハードメイプルのウッドコアリムを販売する予定です。

SAMICK マスターズ プラチナムリム

追伸)
連絡をくださったお客様には連絡しましたが、一名、M様(メールアドレス/〇〇〇〇〇@ezweb.ne.jp)のアドレスが変更されていて連絡がつきませんでした。一度連絡いただけると幸いです。