コンパウンドでACCシャフトという選択肢。

少し前ですが、ブレディン選手(braden gellenthien)が、ACCシャフトでのシューティングをテストしているとい話がありました。340番で130grでFOC13%(シミュレーション値)で使用しているようです。

コンパウンドでACCシャフトというよりも、実は私は28までしか扱ったことはなく、3-60(340番)がどんなシャフトか調べてみたら意外に面白かったです。以前に、ACプロフィールドというシャフトがあり、3年ほど生産され廃盤になったと記憶していますが、ACCの60番のシャフトの外径はACプロフィールドとほぼ同じで、自分が全日本で使用したウルトラライトともほぼ同じ中口径シャフトでした。

Ultralight PRO 400 0.291″
ACプロフィールド 380 0.281″
ACC 340 0.289″

正直、ACCがこれほど大きくなるシャフトだという意識がありませんでした。たとえば、ACGですが、670番が0.214″で、430番になっても0.229″と7%しか太くなっていません。対して、ACCは680番が0.231″で、340番では0.289″と25%も太くなります。

ACプロフィールド無きあと、2万円弱で購入できるできるACCは一つの選択肢として優秀なのかもしれません。今後、もう少し掘り下げてみたいと思います。

I thought, “why not go for a little extra diameter?” (by Braden Gellenthien)

== 少し口径の大きいのも使ってみたら?

【大まかな外径による分類】
極細 X10など 0.211″(410番)
小口径 ACG 0.229″(430番)/ Pierce 0.229″(400番) / 3DHV 0.227″(400番)
中口径 ACC 0.289″(340番) / Ultralight PRO 0.291″(400番)
大口径 X23 0.357″(391スパイン 2314) / X-Buster 0.360″(400番)

*外径情報はすべてArchersAdvantage.comより


アーチェリーシューズを選ぶ

アーチェリーシューズの選び方2015年11月の記事です。インドアシーズンに一度考えてみてはいかがでしょうか。


全日本ターゲットも終わり、これからいよいよインドアの季節です。インドアはもちろん非常の興味深い競技フォーマットでもありますが、来シーズンのターゲットに向けて射形・道具を見直す時期でもあります。

今年のインドアでは新しいシューズを考えているのですが、アーチェリーに使用するシューズはどのように選んでいるでしょうか。以前、アーチェリー向けシューズというものが販売されたことがあると聞きますが、それらはおそらく限定された状況向けだったと思います。すべての人に当てはまる理想的なアーチェリー用のシューズは存在しません。

上の写真は自分も参加した2014年のインドアワールドカップのバンコクです。シューズの写真は決勝に残ったトップ選手だけを集めたものです。全く同じシューティングラインでもトップ選手の中でシューズに対する考え方が違うのがわかるかと思います。

射場ごとの地面の違いとアーチェリーシューズ次にシューティングラインの違いです。上の写真は3つとも自分がよく参加する試合のシューティングラインですが、上から横浜の富岡、静岡のヤマハリゾート、東京の小金井です。全然違うことがわかるかと思います。それぞれの射場に合った選択が存在するのでしょうが、すべての射場に合わせてシューズを変えることもまた別の問題を引き起こすので、よく使用する射場と大きな試合で使用する射場との間で、妥協点を見つける必要があるでしょう、

シューズを選ぶときに不安定なものをあえて選ぶ人はいないでしょう。求めるものが安定性であるのは間違いないですが、どの靴が安定するのかは、人と場所によって変わります。結局どのシューズがベストなのかではなく、自分に合った、射場に合ったシューズを考えることが大切です。

その前にこちらの記事を読んでみることをお勧めします。内容はアディダスがロンドンオリンピックのために提供したシューズの一覧ですが、同じシューズでも競技によって求められる性能・設計がどれだけ違うかわかると思います。

【アディダス: 2012 年ロンドンオリンピックフットウェア】 (PDF – 1.1MB)

アーチェリー用シューズの一番の主流はアメリカチームのコーチ、リー・キーシクさんがお勧めしているのは、スケートボード用のシューズです。しかし、一言でスケートボードシューズと言っても、さらにその中で選び方があります。

SKATE SHOES スケートシューズの選び方
http://www.nollieskateboarding.com/skateshoe/

ナイキSBポールロドリゲス9エリートフラッシュシューティングラインが安定している場所(体育館や整備されたコンクリート)には接地面が広いこのシューズが最も合っていますが、ソール(靴底)が厚く、硬い、平坦なので、そこを嫌うアーチャーもいます。また、トレッドが少ないことも特徴ですが、自分はそのほうが好きです。上の写真はナイキ SB ポール ロドリゲス 9 エリート フラッシュです。

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つぎに韓国チームが採用しているのが、スケートシューズと逆の設計ともいえるウォーキングシューズ。それらはしっとりと足にフィットするように作られています。そのサポート巻を好むアーチャーもいます。また、多くのウォーキングシューズは、スケートシューズと違い防水性があるので、雨の試合でも安心して使用できます。韓国チームがアメリカチームと逆のタイプのシューズを採用しているのは何とも興味深いです。

kolonsport写真のジンヘク選手が使用しているのはKolonsportという韓国メーカーのウォーキングシューズです(efx5772)。日本で購入することは難しいようです。

SHG550_main足場があまり良くないときには、しっかりと地面にグリップするためにはゴルフシューズという選択肢もあります。通気性がよく、軽量で、ソールにグリップがあり、防水です。写真はブリッジストンのゼロ・スパイク バイター。

最後に汎用的な運動用シューズを選択するアーチャーも多いです。この場合、細かい定義をすることは難しいですが、細かく用途が特定されていない分、多くの射場にそれなりに適応します。選択する時によく言われるアドバイスはリラックスです。100m走のような激しいスポーツをする場合、練習用のシューズで少しきつめのものを選び、試合でもさらに人サイズ小さいものを選ぶ人もいます。かなりきついですが、より高いフィット感のためには仕方ありません。しかし、アーチェリーはそこまで激しい運動ではなく、競技時間も長いので、リラックスできるサイズ(少し大きめ)がよいでしょう。

アメリカチームと韓国チームが逆のタイプを採用していることからも、アーチェリーシューズに絶対的な正解がないことは分かっていただけると思います。ざっくり言えば、接地面の広さ(スケートシューズ)をとるか、足とのフィット感(ウォーキングシューズ)をとるか、地面とのグリップ(ゴルフシューズ)をとるか、それか汎用的な運動靴でその3つのバランスを探るかの4つの選択肢になると思います。

さて、みなさんは何を選択しますか?


【ビアンキ】振動除去機能の視える化。

先日、ビアンキ(自転車のフレーム)の新しい素材「カウンターヴェイル」のプロモーションビデオで面白いものがありました。

この素材は「振動を最大80%減少させる効果」があるとのことですが、素材に一定の振動を与えて、そこにピンポン玉を接触させることで振動(振幅が小さいということでしょうか)の少なさをアピールしていて、アーチェリーで多く用いられる波形よりよっぽどわかりやすく、伝えられているように思います。

スタビライザーなどのレビューにも採用出来たらなと思います(発射時の200G近い振動とその後連続する5G前後の2つの振動があるので現実的には難しいと思いますけど)。。。


インドア・アウトドアでの矢の長さ。

ちょうど今、インドアシャフトを新しく買おうと思っているのですが、多分Xバスターにしますが、長さ、難しいですよね。あ、でも、今シーズンからファットボーイとトライアンフにかわって、イーストンのインドア用カーボンシャフトになったスーパードライブ23にも興味が…フィールドでも使えないかなと。

以前、インタビューしたことのあるステファン・ハンセン選手がフェイスブックに現在のセッティングを投稿しました。

A little about my setup:
@psebows Perform-x 59 pound with 29” draw lenght.
@carbon.express Outdoor: nano pro RZ 25 3/4”. indoor: X-buster 28” WA rules, Tank 27, 30” NFAA rules. Soma Nock or Launchpad nock
@truball_axcel Achieve carbon sight and Abyss flex or fulkrum flex
@doinkerarchery Hero 30” front with 24oz and 12” side with 16oz
@shrewdarchery mini mag 7x .039 fiber
@aaearchery 2.0 max outdoor vanes and Freakshow arrow rest
thread-z bowstrings
@leupoldoptics binos

一番興味深いのは29インチドローの弓で、25.75インチのシャフトを使っていることでしょうか。

ただ、実際に使用できる矢の限界は26.5インチ強ですので、これはカット面での数値だと思われますので、実際の矢は27インチ程度あると思います(*)。

*プレッシャーポイントは、弓のハンドルのスロート部(ピボットポイント)から6cm後方(内側)以内の位置とする。というルールのため

対して、WAインドアは28インチの矢、ベガスルールでは30インチの矢を使用しています。どの長さで作るべきが毎回悩んでいます。すみません答えのない記事ですが、最適なシャフトの長さ考えてみてはいかがでしょうか。結構結果変わります。


PSE 2018年ターゲットカラー(CP)の展開について

PSE2018年ターゲットモデルの色展開が12色と多岐にわたります。
そのうち、どれがアルマイトでどれがペイントなのかのご質問を頂いたので、お知らせいたします。

*全12色のうち、青(BL)がスープラEXTのみの用意ですご注意を。

Pearl white(PW:パールホワイト)はペイント(塗装)で、Rose gold(RG:ローズゴールド)はパウダーコート(粉体塗装)です。
それ以外はアルマイト仕上げとなっています。

色の選択肢が多いと迷いますね(^_-)-☆


PRIME ONE STX 36 V2 初チューニング

セッティングが決まったので、本日は初めてのプライム弓のチューニングです。ただ、自分が使い始める前に坂本に一時貸していた(*)ので、箱から出した状態からのスタートではありません。

*それで全日室内の申請点をゲットしたそうです。

プライムはエリートと同じ上下対称のカムなので、この便利なエリートのチューニング一覧表を使用します。本日の目的は弓の初期状態を出すことです。

しかし、チューニングの理論と実践はやはり違うもので、測ってみると、ブレースハイトが0.125インチ少し高く、ATA(アクセル間)が0.142インチ標準から長い状態でした。これは相反するチューニングになります。ATAを短くするとブレースハイトは高くなり、ブレースハイトを低くするとATAは長くなります。つまり、この状態でもうすでにきっちりカタログ値の36インチ/7.75″にすることが不可能です。

ブレースハイトはカムの回転状態を決めますが、ATAはカムだけではなく、リムの初期状態も決めます。ということで、今回はATAの方を重要視して36インチにします。ブレースハイトはもっとカタログ値から離れますが、そこはあきらめます(*)。

*すべての状態でこの判断が正しいとは限りません。ブレースハイトが低い場合にはブレースハイトにももっと気を使うべきでしょう。

チューニングのの一覧表によれば、ATAを短くする(decrease)にはケーブルをツイストする必要があります。この時カムタイミングを確認すると、上下では少し違いがあったで、上カムのAポストケーブルを6回転、下カムのAポストケーブルを3回転することで、ATAを36インチ、カムタイミングを合わせることができました。

その結果、スタート時ピーク56ポンド/ホールディング12ポンド(79%レットオフ)だったのが、ピーク58ポンド/ホールディング12.5ポンド(同79%レットオフ)となり、リムボルトをいじることなく、自分が使用している58ポンドになってくれました。ありがたい!

ここからは動画で確認しながらチューニングします。チューニング用のスーパースロー機材をRX-100M5(960fps-1,244×420)に更新したのですが、高性能すぎてびっくりしました。これ以上の性能は必要ないくらいです。特に進化したのは、センサーの明るさで、室内の1000W照明でシャッタースピード1/12800秒でこの明るさを実現しているのにはびっくりです。

シャッタースピード1/12800の動画から切り取ったコマです。シャフトのロゴがクッキリとまではいきませんが、確認可能なほど映っています。この性能のカメラが10万円で買えるとは、いい時代になったものです。

今回、このカメラをいじって時間が無くなってので、ここまで、レストの位置高いっすね。明日やります。


ここまで来たらもうアーチェリーではないですね。

ATAにて展示されていたそうです。ここまで来たらもうアーチェリーでは…ないですね。

仕組みはエアーガンに、銃弾のかわりに、矢を装填して発射するというものです。

日本でも面白いかなと思いましたが、レビューによると430グレインの矢を480fpsで発射できるそうなので、220ftlbs(コンパウンドボウの約3倍) = 300Jのエネルギーを持ちます。

国内でだれでも所持できるエアーガンの規制値は6mm弾で1J(*)以下なので…規制値の300倍?!

*尖っているほど厳しくなるという規制なので実際にはもっと低いはず

日本では販売できそうにないです。


【意見保留中】グリッパー/AAEがぶち切れる

Doinker_AAE_Gripper発表してよいのかわからないので、詳しい数字は言いませんか、AAEから2015年のセールスはかつてない伸びだったというプレスリリースがありました。特に独自のコーン型ロックシステムを採用したグリッパーはこの1年間で世界中で使用されるようになりました。私も使っていますがかなり良い設計の商品だと思います。

DSC_14222016年にはクイックデタッチが搭載されたモデルも新しく発表され(後で記事にします)、グリッパーファミリーはさらに拡大していく予定です。

12471328_10153687909695622_7351111259731518780_o順調なのは非常に良いことですが、ドインカー(Doinker)から2016年新商品として驚くべきものが発表されました。現行のVバー、マウントをすべて廃盤し、そこに「コニクルボンド(Conicle Bond)」というグリッパーとほぼ同じに見えるコーン型のロックシステムを搭載して、ラインナップが一新。今回、ドインカーはATA不参加だったので、実物は見ておらず、見てから記事にしようと思いましたが、クリッパーから早くも「パクってんじゃねーよ」という主張が出されました。

まだ、実物を見ていないので、私の意見は実物を見るまで保留しますが、尊敬すべきメーカーであると思っているドインカーが…このコククルボンドがグリッパーに似ているように見えるだけで本当は全く革新的なロック機能であることを祈るばかりです。


ATA 2016参加してきました。

ATAアーチェリー2016アメリカのルイビルで行われたATAショーに参加してきました。ATAは世界最大のプロショップ向けのアーチェリー展示会で、入場するには正規代理店であることを証明することが必要です。

ATA入場証ほかの展示会(ニームとベガス)との違いはこの点で、一般の入場者はないので、どのメーカーのブースでも話が早く、すぐにビジネスの話ができ、ブースの上に代理店向けの価格表が普通においてあったりします。

DSC_1481とはいえ、ブースを出展しているメーカーは600社以上で、もらったカタログを積み上げるとこの量です(取引しているメーカーだけで)。ミーティングをしながら参加するのであれば2日は必要です。

locoutdoorz私たちはもう何度も参加しているし、仕事は基本日々メールでしているので、ATAには各メーカーの担当者との顔見せと新規メーカーの発掘という感じです。ビジネスの基本は人と人ですので、年に一度くらいはあっておいたほうがいいかなと思っています。今回は、HushpukLoc Outdoor Zという2社が取引はしているものの、直に会ったことがないメーカーさんで、両方ともいつもメールでやり取りしている担当者の方にお会いできました。これからもよろしくお願いします。
easton_prolink
easton_prolink2まずは、イーストンのブース。特に新商品はなく、新しく展示されていたのはプロリンク(Pro Link)という新しいエクステンダー。設計は特に新しいものではなく、両方のブッシングをつなげて安定させるというドインカーなどがかなり前から採用していた設計です。違いはこれを開放型ではなく、チューブの中に入れたことですが、近年イーストンがコンツアーなどで取り組んでいる空気抵抗の低減という点では、開放型のほうが良かったのではないかと思います…まぁ、そうすると見た目がドインカーのまんまになっちゃいますが。。

DSC_1389次にビクトリー(Victory)です。すでに発表されている新しいシャフトを見てきました。RIP-XSのほうが気になっていましたが、その名前ハンティング用で、ターゲット用としては、3DHVという名前で発売されるようです。性能としての違いはなく、シャフトにプリントされているロゴが違うだけです。それと付属するパーツがハンティング用とターゲット用と違います。なので、取り扱いは3DHVのほうにする予定です。

VAPターゲットと同じ精度で、特徴は軽いこと。500番スパインでGPIは5.0です。ブッシング(付属します)を装着後、ボーニングのFノック(付属します)を装着する設計で、Gノックやバイターインサート121と互換性があります。内径0.204″なので、ポイントなどはACC-04シリーズと互換性があると思われます。これは入荷後にチェックします。2月くらいに入荷予定です。

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最後にシャフトメーカーの新規メーカーさんのブラックイーグル(Black Eagle)というメーカー。2010年ごろの創業だったと記憶しています。気にはしていましたが、実績がないので紹介はしていませんでしたが(実績のないシャフトメーカーは大量にある)、先日、クリストファ・パーキンス(2011年世界チャンピオン)が使用して初めて大きな試合での実績を獲得しました。

Black_eagleアーチェリーターゲット向けとしてはXインパクトとPS23という2つのラインがあります。何もまだ決めていませんが、担当さんと面白い話ができたので、取り扱いに関しては今後検討してみたいと思います。

飛行機の時間が近づいてきたので、まずはここまで。


セッティングの参考になるかもしれない写真集4つ

ワールドカップインドア・バンコクステージ2もう11月からインドアの時期が始まっていますが、自分は昨日のフィールドがあったので、本日からインドアに切り替えです。10日後のワールドカップに向けて、準備を今日からしていきます。

さて、どんなセッティングにするのかはこれから考えていくのですが、体力が十分にある(*)のであれば、トップ選手のセッティングを参考にするのは一つのやり方です。

*まだ、アーチェリーを始めたばかりの方や、体力がまだついていない方にはお勧めできないです。

そこで、4つトップアーチャーの写真がたっぷりと掲載されている写真集を紹介します。

worldarchery写真集1. World Archery

dutchtarget写真集2. Dutchtarget

bowdocarchery写真集3. Bowdoc Archery

Ffoto4. FFOTO

いろいろと参考になると思いますよ。