HAMSKEA サードアクシス・レベリングツール

HAMSKEA(ハムスキ)から、サイト・スコープの水平出しで必須アイテムであるサードアクシス・レベリングツールの最新版モデル「GEN2PRO」が届きました。

先代モデルから大幅に改善されての登場です。先代に比べ、よりコンパクトになり、上部にも水準器が取り付けられ、今回からストリングにも装着できるようになりました。

これにより、順を追って水平出し作業を行う事が分かり易くなりました。

また、先代モデルでは幅が広いエレベーション・バーには取り付けられなかった挟み口が今回から広がったことで、ほぼすべてのエレベーションに取り付ける事が叶いました。(メーカー発表による)

参考までにメーカーYouTubeもご覧ください。

英語再生ですが、自動翻訳機能で観られますのでおおよその内容が確認できるはずです。

これって実はけっこう大事な事なんですよ!

HAMSKEA GEN2PROは絶賛発売中ですヽ(^。^)ノ


GT ステンレスブレード

ESSENTIALS Archery(エッセンシャルアーチェリー/ドイツ)からステンレス製のランチャーブレードが届きました。

先端幅のバリエーションは4ミリのみです。

イーストン・X10、X10プロツアー、BlackEagle・Impact、CX・ナノプロ、SKYLON・パラゴン等のシャフトでの使用を前提とします。

一般的なブレードは水気の除去を怠るとすぐに赤錆びまみれになり、とたんに寿命が短くなりますが、ステンレス鋼を採用したおかげで基本的に錆びないため、耐久性は一気に向上しました。また、同じくステンレス製の皿ねじ2個も付属します。一緒に交換しましょう。

厚さサイズのバリエーションが豊富で、厚さを示す数値がそのままバリエーション名になっています。0.007インチは7番、0.010は10番と言った感じです。

完成矢1本あたりの重さから何番を選択するのかと言うチャートはメーカーHPを見た限り見当たりませんが一般的なチャートに当てはめると300gr台は9番、10番。400gr以上は11番、12番。300gr未満は7番、8番と行った所でしょう。

*多少の誤差はあると思いますのでその辺はご容赦ください。

メーカー推奨のブレード設置角度は28度から37度。この間で調整してください、との事です。

スポットホッグ、トロフィーテイカー(2つネジ穴)、バイターレストでお使いになれます。

GTステンレスブレードは店舗およびオンラインショップにて発売中です(^^♪


TRU ball 3軸トリガー

TruBAllのトリガーリリーサー、「GOAT」「ABYSS」「BLADEシリーズ」用のトリガーバレル&ポストが発売されました。

このデザインは既にSTANのトリガー式リリーサーではお馴染みのタイプですが、TruBallでは初めてです。

バレルの径は12.5mm、長さ(幅)は18mm(ギザギザの部分)です。

価格はややお高めですが、“完璧なポジション”が得られるとの評判ですので気になる方はぜひお試しください。

Tru Ball アジャスタブル3軸 トリガー


SANLIDA・X10リリーサーはコスパ最高

SANLIDA(サンリダ)アーチェリーからリリーサーが届きました。

「X10リリーサー」

ギラっとしたステンレスボディーがずっしりと手に収まり、武骨な印象を与えてくれます。

重さは約200グラム(4本掛け・ラージバレル)。

なんといっても色々なバリエーションが試せるセット内容がとても魅力的です。

2本掛けから4本掛けまで変更可能。ただ欲を言えば指掛けがTruBallの「FLEX」タイプのように自由な角度調整が出来ればなお良かったのですが。

トリガーバレルはラージ径とスモール径が選択可。(ラージ:16mm、スモール:12mm)

トリガースプリングは弱・中・強の3つ(中がセット済)。

イモネジとバネの間にある小さなボールは紛失しないように

トリガーポジション以外での調整箇所はトリガートラベル調整とトリガーテンション調整。それぞれロックイモネジ(黄矢印)を半回転程緩めて調整ネジ(赤矢印)を弄ります。

更にSTANでいうところの「トレーニングピン」も付属します。これは所定の穴へセットするとフックを開かないように固定するので「キャントファイヤー」的に使用することが出来ます。チューニング時や安全に素引きするのに最適です。

入荷サイズはMサイズ。Mサイズと言っても少し大きめの印象です。端から端で11センチ(黄ライン)、人差し指と中指の間隔が約3.5cm(赤ライン)。手が小さめの方や女性の方には大きいかもしれません。

SANLIDA X10リリーサーは店舗およびオンラインショップで間もなく販売です。


PSE Citation(サイテーション)40

PSE Citation(サイテーション)40のEMカムモデルが届きました。サイテーションには2つのカムが用意され、それぞれ引き尺調整の範囲とスピード等がやや異なります。

◆入荷したEMカムは24インチから30インチをカバーし、レットオフは75%。スピ―ドレーティングはATAで330fps、IBOに置き換えると322fpsとなります。重さは5.2lb(実測)、およそ2.35kgです。ブレースハイトは7.25インチ。ドローウエイトは50lbモデルと60lbモデルの2種類です。40lbモデルの用意はありません。

同時に入荷したHOYT ALTUS38と並べてみました(左)。差は2インチのはずですが、はし~はしで長さを測るとアルタスより10センチ(約4インチ)も長く、115センチとなっています。

ちなみに・・・SEカムは28インチから33.5インチをカバーするロングドローモデルでレットオフは65%~75%で調整可。スピ―ドレーティングはATAで314fps、IBOに置き換えると306fpsとなります。重さは5.2lb(カタログ値)。ブレースハイトは7.75インチ。ドローウエイトは50lbモデルと60lbモデルとこちらも2種類です。40lbモデルの用意もありません。

いたるところに5/16サイズのブッシングやネジが切られています。極めつけはセンターブッシングの2段攻め。これはまた新しいスタビライゼーションが期待できるのではないでしょうか。

グリップ幅は約19ミリ。また、一定の評価をうけているのかローラー式ケーブルガイドも4シーズン目に入りましたが、どうもバーの方が迷走しているのか?と言う印象で、トルクがかかると折れ曲がるフレキシブルタイプやカーボンのストレートバーでアングル付きになったかと思えば、アングルなしのストレートカーボンバーになったり。

で、今年は金属のストレートバーが搭載と相成りました。ご苦労様です。

現物は川崎店でご覧いただけます。ぜひお越しくださいヽ(^。^)ノ


HOYT ALTUS(アルタス)38

HOYTからコストパフォーマンスの良いターゲットモデル、アルタス(ALTUS)が届きました。(右・60lb・黒)

コスパを優先したのかXTリムのような質感はないですね。

単体の重量は4.7lb(実測)、およそ2.13kg。アクセル間は38インチ。カムの上面から下面(はし~はし)が105センチとなっています。(DCXカムの場合)

グリップを持った印象はそれほど重くなくバランスもよく、私の体感ですが35~6インチくらいのそれに近い感覚でした。

HOYTのターゲットモデルでシュートスルーではないライザーデザインは久方ぶりのような気がします。

カラーバリエーションは全部で5色。ピッチブラック、ラヴァレッド、エレクトリックブルー、スモークグレー、ホワイトライトニング。

全てペイントもしくはパウダーコートでホワイトのみツヤつやあり。他はツヤ消し仕上げです。

入荷はピッチブラック。言葉の意味は「漆黒」。

漆黒のわりに印象はダークグレー。。。

同時に入荷したPSEのサイテーションの方が全然漆黒です。ま、受け止め方は人それぞれと言う事で。

レストには「インテグレイト レストマウンティング システム」が採用されました。この両サイドに縦溝が切ってある箇所ですね。(下の写真)

上下のリムポケット付近

名称は「アルタス(ALTUS)」なのですが「アトラス(ATLAS)」と言う名称も他にあるので問合せを頂く際、それに引っ張られる方がちらほらいらっしゃいます。ご注意ください(^^;)

実物を見てい見たい!と言う方はぜひ川崎店までお越しくださいねヽ(^。^)ノ


AVALON Tec-X MAXX ブレードレストが入荷

アバロンから次々とCP向けアイテムが届いていますが、今回はブレードレストが入荷しました。

少し先んじて「Tec-Xレスト」が発売されましたが、今回は「MAXX」と言うシリーズ名を冠しての登場です。

マイクロ調整可能なレストで、さらにこのモデルにはオーバードロー用エクステンションバーが付属します。

エクステンションを装着するとこんな感じです。

オーバードローにもルールがあるのでご注意を。コンパウンド用具の規定において、「プレッシャーポイントは弓のハンドルのスロート部分(ピボットポイント)から6cm後方(内側)以内の位置とする」とあります。(競技規則から抜粋)

ここでいうプレッシャーポイントとはブレードの先端です。この位置がピボットポイントから顔側に向かって後方6cm以内でしか動かしちゃだめですよ、と言う事です。

このレストには専用ブレードが用意されています。

矢の太さに応じて3種の幅と、2種の厚みがあります。4mm-0.25、5mm-0.25、5mm-0.3、7.7mm-0.3 の4つです。4mm-0.25は装着済です。4mmはX10やACE、パラゴン、ナノプロ、X-インパクトなど。5mmはウルトラライト(プロ)や3DHVなどの中口径。7.7mはインドア用の大口径シャフトです。

さて、このレストにはカラーバリエーションがあります。

黒以外に3色

なお、左用(LH)は計画はありますが生産はまだされていません。続報を待ちたいと思います。

それにしても、この価格でこのクオリティーはイイですね。

オンラインショップ及び店舗にて発売中ですヽ(^。^)ノ


ホイット(HOYT)のコンパウンドはかなりいい感じで、コスパの良い・アルタス(Altus)

移転の関係で紹介が1日遅れましたが、ホイット(HOYT)より2021年ラインが発表され、コンパウンドでは、コストパフォーマンスの良いアルタス(Altus)が発表され、11月の初旬に出荷開始です。

個人的に非常に満足です(笑)

一つ目は価格です。まだ販売価格は決めていませんが、卸価格から判断し、おおよそ、現在のインビクタよりは2万円ほどは安くできます。マシューズでいえばコンクエスト4、PSEでのSupraシリーズ、エリートのビクトリーXのように、長い間ホイットに対して、最上位モデルの価格が高いのは当然として、その下により低価格で、かつ、世界大会レベルで結果を残せるようなコストパフォーマンスの良い弓を設定してほしいと要望してきましたが、やっと答えていただきまました(うちからの要望だけではないのは明白ですが)。

フェイスブックでは、さっそく世界ランキング8位のToja Ellison選手が使用すると宣言しています。フランスのDELOCHE選手もさっそくセッティングして、レビューしています。これで実績ができれば、ホイットでも10万円前半でトップレベルで戦える弓が揃うようになります。

PJ’s Archery Youtube チャンネルより

昨年、インビクタが出た時に、十分に高性能でよい弓であることは大前提として、しかし、前モデルのプリベイルも十分に高性能で、そこからの進化・差別化に乏しいので、ホイットユーザーのプリベイルからの買い替え需要はあまり見込めないのではという話を担当にあげました。同様にプリベイルに興味を持たなかった他メーカーのユーザーに、インビクタで新たに注目してもらうのも難しいと思います。

その後、コロナが来たことによって、本当にそうだったのか、どれだけのユーザーが買い換えたのか、弊社のデータであっても、検証のしようがなくなってしまいましたが、プリベイル・インビクタの設計から大きく差別化された、シンプルで手に入れやすい弓が出てきたことはとても評価したいと思います。これなら、今までホイットに興味を持てなかったユーザーにもアプローチできると思います。

アクセル間は38インチですべて新色です。パウダーコート仕上げになっています。カムはインビクタと同じDCXとSVXから選択できます。矢速は37インチモデルのインビクタより2fps遅いですが、アクセル間が1インチ長いことを考えれば、システム全体の性能(効率性)はほぼ同等でしょう。

詳細のテクノロジーはインビクタとあまり変わりませんが、先日、マシューズが採用したIntegrate Mounting Systemをホイットも採用しました。現状、3万円台の対応レストしかないので、すぐに普及するとは思いませんが、今後、他にメーカーから手に入れやすい価格帯のものが出れば、アイデアとしては優秀だと思います(Spot hoggのSwapシステムでも十分な気がしますが )。

いままでのホイットらしさと、新たに良いコストパフォーマンスのアルタス(Altus)にぜひ注目してみてください。

なお、出荷はすでに始まっており、11月中旬の入荷を予定しています。この記事書いている間に諸々の質問の回答があり、販売価格決まりました。

HOYT Altus 38 - JPアーチェリー


SANLIDA X10 コンパウンドサイトが入荷

中国のアーチェリーメーカーSANLIDAから新しくCP用サイトが届きました。

写真は黒の6in(インチ)エクステンダー・右用です。

サイズ展開は6inか9inのエクステンダー。色展開は無く(黒のみ)、左用は設定されていません。(現時点において)

重さ(実測)は216gグラム(カタログ値:226g)

カーボン製エクステンダー、本体は6061アルミニウムが採用され、軽量かつ堅牢性の高い造りになっています。

スコープ(10/32径)取り付けのための部品が2通り。

上のモノが一見RC用に見えますがネジ径は10/32です。

8/32であるRC用は取付できませんのでご注意を。

スコープロッドにはネジが切られています

取付しやすい方をお選びください。

サードアクシス調整はサイトブロックにあるネジで調整しますが、セカンドアクシスはエクステンションバーとエレベーションバーの接続ネジがその調整を兼ねています。

SANLIDA X10 コンパウンドサイトはオンラインショップにてまもなく発売ですヽ(^。^)ノ


イーストンの2021年と今後のリカーブアーチャー。

2021年イーストンの新モデルAVANCE / AVANCE Sport シャフト

2021年のイーストンのカタログは確か火曜日くらいに配布が始まったのですが、日本で売れている多くのモデルが削減されたのにはびっくりしました。それを脳内で2晩寝かせて。

(ここから話を分かりやすくするためにイーストンが強いリカーブ市場絞ります)イーストンの競争相手として、スカイロンが近年好調で、それまでイーストンしか販売してこなかったプロショップも次々に取り扱いを始めています。VAPやFivicsもそれぞれイーストンの競合シャフトよりも1万円以上、安い価格で競合しています。

私としては最大手のイーストンが競合しないで”逃げた”ことに驚いていますが、しかし2晩考えてみると、なるほどと思えます。イーストンのリカーブ市場での圧倒的な競争力の源は”実績”にほかなりません。近年ではCXやFivicsも少しは実績を残しつつありますが、何年にもわかり、リカーブに限って言えば、世界大会でメダルを獲得しているシャフトはほぼイーストンです。

実績に関して言えば、イーストンの圧勝ですが、しかし、逆に言えばそれをセールスポイントとして売れるのはX10とACEくらいのもので、A/C/G以下はただイーストンのブランドであるだけで、Paragon同様に国際大会で実績はありません。

リカーブの現状に対して、コンパウンドでは近年多くの大会でイーストン以外のシャフト、しかも、X10プロツアーよりはるかに経済的なシャフトが実績を残してきました。私が全日本で準優勝した時のシャフトも1万円台です。これに対して、イーストンはA/C/プロフィールドやA/C/プロコンプといった2万円台の比較的価格競争力のあるシャフトを発表してきました。それは性能的には一定の成功を収めていますが、プロショップの視点からは、それらを発表したことで、GT/VAP/BEなどのユーザーにアピールし、乗り換えしてくれたというより、既存のX10/プロツアーのユーザーを共食いし、イーストンユーザーの購買単価を引き下げただけに終わったように思います(ユーザーには良いことですが)。

リカーブマーケットにおいて、スカイロンなどの新興メーカーに対して、コンパウンド同様に、価格競争力のある新商品の投入や、ACEの価格引き下げなどで正面対決することは当然イーストンとして選択肢にあったと思いますが、Paragonの13,800円を考えると、相当の値下げが必要であり、その結果が、スカイロンユーザーからの乗り換えではなく、イーストンユーザーの購買価格の引き下げにつながってしまっては、勝った分だけ負けです。

マーケットシェアを捨ててでも、アイテム単価の維持のため、2021年イーストンは価格ではなく、実績で勝負できるシャフト以外の生産を終了したものというのがたどり着いた個人的な見解となります。

さて、イーストンのシャフト削減についてはここまでにして、新しいカーボンシャフト・アバンス(AVANCE)についてみていきましょう。精度は0.025のスタンダードモデルと0.05の低価格のスポーツモデルの2つとなります。多分スタンダードモデルしか扱わないと思います。

仕様としては非常に旧のカーボンワンに近く、1400番からはアバンスの方が軽量です。硬めのスパインでは10-20grと有意に差があります。外径はほぼ違いません。最大でも0.002″しか違わないので、重さと違って逆に差はないと考えてよいと思います。カーボンワンからの乗り換えではポイントの重さにだけ気を付けていただければよいかと思います。

イーストンでは換わりがなくなってしまうのが、A/C/GとA/C/Cとアポロです。A/C/Cに関しては設計されたのもかなり前の当時の技術ですので、これほど、スパインによって径が大きく変化するようなシャフト(1.5倍にもなる)は存在しません。お使いのスパインのデータから移行するシャフトを選択していただくほかないかと思います。

610番からが拡大されたスパインです。

A/C/Gの受け皿は、少し高くなります(理由は上記)、同じアルミコアのプロコンプシャフトが570番までにしかなかったスパインを610-1150番まで拡大されたので、同じ構造にこだわるのであれば、プロコンプです(610番以降の入荷日は未定)。

また、同じ構造のシャフトはありませんが、スカイロンのブリクソン(Brixxon)シャフトが同じストレートシャフトで、外径・重さが近似しています。一度確認してみてください。注意点としては、オールカーボンシャフトですので、ポイント接着時にシャフトを暖め過ぎないなど気を付けてください。

アポロは1400番まではInspire/Radiusに、1200番からはブリクソンをお勧めします。同じイーストンのInspireは1200番でガラッと仕様が変わるため、1200番より硬めのスパインではかなり重くなるのでお勧めできません。

*Inspire 1400 4.2GPI 1200 7.2GPI(71%重くなります)

以上、廃盤となってしまったシャフトのユーザーの参考になれば幸いです。

AVANCEの入荷日は未定、現行のInspireの硬めのスパインは11月後半の見込み、柔らかめのスパインは11月前半の見込み。X10/ACEは順次入荷してきます。遅れは特にありません。

X10/X10プロツアーに関しては変更は一切ありません。ACEについては一部部品の名称と仕様が変更される予定です。ただ、新しい部品の入荷日は確定していないので、入荷までは現行のパーツを販売します。

新しく低価格の新しいスタビライザーも出ていますが、こちらは取り寄せとして扱います。