小物あれこれ

新たに入荷した小物をご紹介します。

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≪CBE サイトスケール≫
CBE(CUSTOM BOW EQUIPMENT)から、コンパウンドサイト用サイトスケールです。
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サイトエレベーションのサイドにネジで留めるプレート上の“ものさし的”なパーツです。
コチラの箇所に取り付けます。
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CBEのサイト購入時は付属として#1~#10までは付いていますが、このセットは#1~#15までがセットされています。

また違った使い方として、CBE以外のサイトでも、30と60(50でも可)の2か所の実射サイトの線の幅にいずれかのスケールをあてがって、そのスケールから30と60(50)以外の距離のサイト位置を導くという使い方もあります。

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≪OCTANE(オクタン) カーボンピープ≫
オクタンから新製品であるオールカーボン製のピープが届きました。
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入荷したのは1/8インチ(3.17ミリ)サイズ。

サイズ展開は他に、3/16インチ(4.76ミリ)、1/4インチ(6.35ミリ)があります。

最大の特徴は、頑丈かつ超軽量。
重さは4.2グレイン。
これは当店で販売している「ジムフレッチャー/Truピープ(9グレイン)」の半分以下、「スペシャリティー/ウルトラライトピープハウジング(7.8グレイン*インサート抜き)」の半分近くの重さです。
これにより、わずかではありますが矢速のアップに期待が持てます。

光の散らかりを防ぐために色はつや消し黒となっています。
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≪mybo シングルVバー≫
mybo(マイボ)のシングルVバーです。
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SAボルト付きのこのVバーは、サイドロッドの接続部分が「テーパーフィット形状」と呼ばれ、精度の高い加工によりオス部分とメス部分が“面”でガッチリ止まり、無段階調整範囲ながら、緩むことがありません。
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重さは118グラム(SAボルト込)。
SAボルト中心軸からサイドロッド取り付軸の中心までで、5センチの距離となっています。
サイドロッド調整のための六角レンチ(3/16インチ)が1本付属します。
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それぞれの商品は間もなく店舗およびあちぇ屋CPにて発売致しますヽ(^o^)丿


SCOTT ANCHOR(アンカー)

SCOTT(スコット)からNewリリーサーANCHOR(アンカー)が入荷しました。

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ボディー素材にステンレスを採用したヘビーウエイト・リリーサーです。
機能面においては特に目新しい機能を搭載しているわけではありません。
ただ、これまでヘビーウエイトリリーサーと言えば、素材にブラス(真鍮)を採用したモノがおもだっていましたが、ステンレス素材を採用することで重量感を損なうことなくコストを抑える事が可能になりました。

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重量は3本掛フィンガーで156グラム。

ちなみに・・・
TruBall フルクラム 142グラム(Mサイズ)
TruBall HBC 140グラム(M-3本掛)
TruBAll HT プロブラス 140グラム(M-3本掛)

となっています。

アンカーのボディーサイズは1種類のみ。(ただしフィンガーバリエーションは2本、3本、4本掛です)
私の主観もありますが、このアンカーはTruBallサイズで言うと、MとLの中間ぐらいのサイズ感となっています。
詳しいサイズは以下の写真をご参考になさってください。
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また、このアンカーは最近のスコット製リリーサーで採用されている「交換フィンガーデザイン」となっています。
2か所のネジで止まっています。 *交換用フィンガーはコチラ
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ブラス(真鍮)は使用につれ、サビや黒ずみが出て来るのでたまには“磨き”が必要だったりしますが、ステンレスはその心配が無いので気持ちよく使い続けられます。
派手すぎない無垢なシルバー感がなんとなく“職人的”で好印象です。

スコット/アンカーはあちぇ屋CPおよび店舗にて販売中です。


Chicken Wing!

TRU FIRE(トゥルーファイヤー)からリストストラップ式のインデックストリガー・リリーサーが届きました。
「CHICKEN WING」(チキンウィング)と銘打たれたこのリリーサーは、トリガーの先端が交換式になっており、人差し指1本掛け、中指も含めての2本掛けと、射手の好みに応じて変更できるおもしろい設計のリリーサーです。
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人差し指1本掛けなら従来のインデックストリガーリリーサーと同様に、また、中指も含めた2本掛けタイプにするとバックテンションリリースがしやすい設計になっています。
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1/16インチ六角レンチで作業します。
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このテのリリーサーは基本的にパンチングショット(自らの意志でトリガーを引く)でお使いの方がほとんどかと思いますが、ちゃんと指先の置き方さえ理解していればバックテンションで撃つことが出来ます。
ただ、人差し指1本だとその動作イメージがつかみにくく、多くの人が実践できずにいるのが現状です。
このチキンウィングは中指も含めてトリガーに指を掛ける事で、より容易にバックテンションがもたらす必要な力がトリガーに伝わるようになっています。

これをマスターできれば、基本的にはバックテンションショットで、そして場面場面に応じてパンチングショットが出来れば風対策にもなり、結構なアドバンテージになるでしょう。

*個人的には、これに近いリリーサーとしてSCOTT「ロングホーンHEX」が挙げられると思います。

リリーサーヘッドは若干硬めにスイングします。
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スクリュー式のレングスアジャストメント設計ですので、手首付け根からリリーサーヘッドまでの長さ調整がとても簡単。
長さが決まればイモネジで固定です。
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トリガーチューニングですが、このリリーサーはトラベル調整(発射作動までの浅さ⇔深さ)のみ。
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トリガー圧は調整できません。
弓の引っ張り強さ(ポンド)によってトリガーの引く為の力が変るので、事前にしっかり調整~確認を繰り返してください。
締めこむと「浅く」なり、緩めると「深く」なります。
決して浅くし過ぎないようにだけ守って下さい。うかつに操作すると暴発します。
安全なトラベルを守って下さい。

ベルトは厚手の革と厚手のフェルトで構成されていて、がっしりと手首に装着でき、さわり心地のよい仕上がりになっています。
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リリーサー部分とリストストラップの連結には、太めのOリングが用いられており、リリーサーを使用しない時は内側に「バチンッ」と折りたたむことができます。
ヘッドが「ぷら~ん」と垂れ下がる事もなくスッキリとします。
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それにしてもパッケージの3面には、Chicken! Chicken! Chicken!と、これ見よがしにニワトリが猛プッシュされています。
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一般的に「チキン」って言葉は“臆病”などと揶揄した意味合いもあったりしますが、このリリーサーには微塵も感じさせない開き直り感に満ち溢れています。
むしろガンガン攻めていく感じすらも。

TRU FIRE「チキンウィング」が店舗およびあちぇ屋CPにて発売中ですヽ(^o^)丿


FULKRUM専用クリッカー

先日入荷したTruBallのFULKRUM(フルクラム)トリガーレスリリーサーですが、このリリーサー専用のクリッカーパーツが入荷しました。
このパーツは、クリッカー音が鳴ってから発射までのタイミングを3段階で選ぶことが出来るパーツとなっていて、標準搭載(初回お求め時)は「スタンダード」となっています。
このスタンダードから、音が鳴ってから「早い(ファステスト)」発射が好みか「遅い(スロー)」発射が好みか、パーツを取り換える事で変更することが可能となります。
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写真は「SLOW(スロー)」です。手前面に3点のドットの印が入っているのが目印です。
ちなみに「スタンダード」が2点ドットの印です。
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通常まずクリッカーが鳴るまでは一般的にどのリリーサーもムーン調整を行ってタイミングを得るのですが、音が鳴ってから発射までを調整出来るモデルはカーターの「2Moons」か同じくカーターの「トータルコントロール」を除くと基本的には存在しません。
これ以外で(おそらく)TruBAllのトリガーレスで初めてこの調整を可能にしたのがこのフルクラム・クリッカーパーツとなります。

本当に僅かな差ですが、下の写真の赤黄の矢印で示した箇所の“段差”が広いと「スロー」、狭いと「ファステスト」となります。
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ファステストとスローの見分け方は、ドット印の数です。
1つが「ファステスト」
3つが「スロー」
です。
*スタンダードは2つです。

音が鳴ってから発射までのタイミングは好みが分かれる要素なので、一概におすすめし難い部分ではありますが、スタンダードのタイミングに変化をもたらせたいときは、試す価値があると思います。
タイミング調整が気になる方は、ぜひどうぞ。

TruBall FULKRUM専用クリッカーパーツは、店舗およびあちぇ屋CPで販売中ですヽ(^o^)丿


TruBall HBCの4本掛けが入荷 

TruBallから発売中、レオ・ワイルド選手のシグネチャーモデル「HBC」に4本掛けが追加されました。
MサイズとLサイズの入荷です。
*3本掛けMサイズは今回入荷しませんでした。ご容赦ください。
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4本掛けMサイズの重さは150グラム(4Lで167グラム)となっています。

人差し指の外側から小指の外側までで8.0センチの私が4本掛けMサイズを持つとこうなります。
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持った瞬間、窮屈な感じを受けましたがそれは一瞬で、すぐにジャストフィット・・・特に小指の“はまり具合”はバッチリでした(私的主観が大いにありますが)

4本掛けリリーサーにおいて小指の“滑り”を気にされている方にとっては一考の価値あり、となるでしょうね。

TruBall HBCリリーサーは店舗およびあちぇ屋CPにて販売中ですヽ(^o^)丿


CARTEL ALCONコンパウンドサイトが入荷しました

Cartel(カーテル)から新しいコンパウンド用サイトがリリースされました。
「ALCON(アルコン)」サイトです。
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*付属品はサイトピン(10/32インチロッド)、ファイバー

これまでのミダス2ハンターサイトと大きく違うのは、サイトボックスが本体から分離収納できるようになりました。
しまう時、結構不便でしたよね。
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また、上下のエレベーション調整後のロック機能も搭載されました。それも2か所。
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注意すべきは、それぞれ締めこんだ状態で上下の調整を行わない事です。もし締めこんだまま調整をしてしまうと上下に駆動するためのサイトボックス内のメスネジがバカになってしまいます。
ご注意ください。

そしてもう一つ知っておきたい点が。
それはジャンプボタンが搭載されていない事です。上下調整のダイヤルのクリックが細やかになったのは良いのですが、ガバっと上下に移動させてたい時にそれが出来ないという事です。
例えばフィールド競技において、ポストが変わり、サイトを大きく上下移動させたいときに調整ダイヤルをコチコチ回して目的の位置にしなければなりません。
50mターゲット競技やインドア18mならそれぞれ単一距離なので、殆ど問題ないかとおもいますが、フィールドアーチェリーで使用をお考えの方は一考が必要のようです。

エクステンションバーは6インチサイズ。
ノブを固定する為に溝が切ってあり、この溝は3段階となっています。それぞれの溝の間隔は約1.5センチとなっています。
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細かい変更点がいくつか。
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使用しているとやがて上下移動のサイトボックスに“ガタツキ”が生じてきますが、矢印で示した樹脂パーツを押えているイモネジを微調整してガタツキを解消することが出来ます。ただ、ロックしてくれるツマミもあるので、さして気にするほどではないかもしれませんね。

そしてアクシス調整機能が付きました。
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スコープの水平を取るのに必要な調整箇所だけに、この搭載はありがたいです。

最後に重さです。
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282グラムあります。
これは「SHIBUYAアルティマCPX365-6in」の204グラム、「AXCELアチーブ(Noダンパー)6in」の217グラムからすると重いです。
これを重いと取るか、あるいは許容範囲内と取るかは好みが分かれるところです。

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カーテル・アルコンサイトは基本的に右用・黒のみの販売です。
カラー展開や左用は?と言う部分は今の所未定だそうです。ご容赦ください<m(__)m>

Cartel ALCONコンパウンドサイトは店舗およびあちぇ屋CPにて販売中ですヽ(^o^)丿


G5 PRIME ONE-STX

納品用に入荷した弓を検品がてら写真をパチリ。

G5プライムの2015年Newモデル「ONE-STX(シュートスルー)」です。
11月に正式発表がされ、年末には当店へ入荷すると思われていたものが3月になりました。。。。
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写真のカラーは「ガンマグリーン」。写真ではなかなか伝わりにくいですが、とてもきれいな深みのある発色のペイントです。(写真からは黄色の印象を受けますが、実際は鮮やかな黄緑です)

まずは旧モデルのONEと並べてみましょう。*左:旧モデル(黒)、右:ONE-STX(緑)
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スペック表上では、旧モデルに比べアクセル間が0.25インチ(約6ミリ)短くなっていますが、ほとんど変らない印象です。
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ところが、ハンドル同士を向い合せてみると随分小さくなった印象に変ります。
アクセル間はほぼ同じなのに、また、リムも変らないのにハンドルが小さくなったのはリムポケットがそれだけ“立っている”からです。当然ブレースハイトは低くなりました。
そのため手に持った印象が小さいので「え?これでアクセル間39インチ?!」となります。

アクセル間が38インチのマシューズ「TRG」がとてつもなく大きく見える錯覚の真逆に有りますね。
*マシューズ「TRG」はハンドル部分がすごく長く、リムポケットはかなり寝ていて、おまけにリムが短い・・・と言う外観の特徴があります。

今回入荷の弓には「Cカム」が搭載されています。
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カムにはA、B、Cと3タイプのカムが用意されていますが、「Cカム」はショートドローレングスをカバーし(24.5~28.5in)、3つのカムの内で最も矢速が出る設計になっています。
ドローストップ方式は旧モデルから引き継がれている「ケーブルストップ」と「リムストップ」の切り替え可能式。
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上下のリムの内側には1個づつ「SVL ブロードバンドリムセーバー」が搭載されています。コーディネートを考えれば、リング部分をカラーに変更するのも良いかもしれませんね。*写真は下リム

今回のモデルから「I-GLIDE」に代わる新しい「新型フレックスローラーガイド」が搭載されています。
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グリップです。ここは旧モデルを踏襲したデザイン。
これまた極めてスタンダードでシンプルな設計になっています。
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ブレースハイトは7インチですが今回もバックストップが付いています。
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最後に、今回入荷した新型をみておお!と思ったのが、旧モデルで唯一残念な箇所であった“エンブレム”です。

旧エンブレム
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薄っぺたい印刷シールという、とてもチープ感満載なモノでした。
ところが、多くの苦情?があったのでしょうか、立派なエンブレムに生まれ変わりました。
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これなら所有感も満たされますね。

G5プライム ONE-STX(MX)はあちぇ屋コンパウンドで販売中ですヽ(^o^)丿


Gravityのダイナゲン(Dynagen)のテスト結果

DSC_0963ダイナゲン(Dynagen)のテスト結果が出ました。

競技用完成弦ではBCY-Xが最も矢速が速いのですが、今回はバランスの良い8190弦と比較しました。テスト結果からダイナゲンの特性を簡単に説明すると、ファーストフライトのように伸びる(クリープ)ことはなく、矢速はブレンドされたダイニーマベースの8190よりもほんのわずかに(0.3%)劣りますが、100%ダイニーマならでは柔らかい引きを持ちます。

柔らかい弦の中では抜群の性能を持っていると思います。

今回は2色だけ作ってもらいましたが、今後、取り扱いサイズ・色を増やしたいと思います。また、ファーストフライトは価格面でのメリットがあるので、今後も取り扱いは継続します。

Pro 8190完成弦 99,4gr

平均矢速 198.56fps

Gravity Dynagen完成弦 103.0gr

平均矢速  198.03fps (0.3%)

*GMX Quattro41ポンド 28インチX10 550、シューターシューティングで測定しました。


BowtechからFanaticが入荷

Bowtech(ボウテック)の2015年Newターゲットモデル、FANATIC(ファナティック)が入荷しました。
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まずは基本データです。
———DATA——–
2カムモデル
アクセル間:36.5インチ
ブレースハイト:7.75インチ
重さ:2,086g
引き尺調整幅:26~31インチ(0.5インチ刻み)

ボウテックのターゲットモデルに新たに追加されたファナティックは、アクセル間がスペシャリスト(もう一つのターゲットモデル)より1インチ短い36.5インチとなっていますが、ハンドルレングスが2割長くなりました。
また、リムはスペシャリストはソリッドリム(1枚リム)ですが、ファナティックではスプリットリム(2枚リム)を採用。
全体的なイメージとして、なんとなく「INSANITY CPXL」に近いものを感じます。
*右がスペシャリスト
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ハンドルが長く、リムポケットの長さも広くなったことで、全体のシルエットがボリュームアップした印象です。
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グリップの幅はスペシャリストに比べ0.4ミリ細くなりました。(19.2ミリ⇒18.8ミリ)
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カムはスペシャリストと同じく「オーバードライブバイナリーカム」(2カム方式)
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ケーブルアレンジメントもスぺシャリストと同じですが、カムアクセル軸のマウントパーツとドローストップピンを留める穴のレイアウトがファナティック用に変更されています。
また、ファナティック専用のドローストップピン「ファナティック・ドローストップ」が搭載。
これはピンの形状が三角形になっていて、ケーブルに当たって止まる面を「ハイ」「ミディアム」「ロウ」のいずれかでセットすることで、レットオフ値を変更できます。
ハイで約75%、ミディアムで約70%、ロウで約60%(いずれも概算値)
*写真は「ハイ」ポジション
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そして、ハイからミディアム⇒ロウになるにつれ、引き尺は2ミリずつ短くなります。ご承知置き下さいね。

下はフルドロー時の上カム写真で「ハイ・レットオフ」にしている時のケーブルが当っている様子です。
このように広い面でケーブルに当るので、フルドロー時のウォール感はかなり「ガチッ」としたフィーリングになります。
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それではハンドルの細部を見ていきましょう。

ボルトオンによるパーツでシュートスルーデザインになっています。
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ホイットやG5プライムのような削り出しではないので、あくまでもフレーム強度アップの補助程度に思っておいて良いかもしれません。

今やおなじみとなりましたケーブルテンションを軽減する「FLX-ガード」も搭載されています。
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グリップです。
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スペシャリストに比べて0.4ミリ薄くなりましたが、奥行きは変わらず、程よく角の取れたすっきりとしたグリップになっています。

ハンドルはストレートのデザイン。“じゃじゃ馬”なこともなく、とても素直な反応を示してくれます。

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フェイス面のアッパー側に1か所、ロウ側に2か所の5/16インチ穴があります。
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引き尺調整は、モジュールの位置変更とドローストップピンの差し替えで行います。
行う際は必ずモジュール位置の番号とドローストップピンの挿す番号が同じになるようにしてください。
また、ピンのレットオフ面も上下同じにそろえてください。
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1番の位置で31インチ、11番の位置で26インチ。1穴移動で0.5インチ変化します。

今回入荷した入荷した【即納モデル】は右ハンドル・50ポンド・青ですが、
展開は他に、40ポンドモデル、50ポンド、60ポンド、70ポンド。
色は、青(トパーズ)、緑、紫、黒の4色です。

BowtechのNewターゲットモデル FANATIC  店舗および、あちぇ屋CPにて販売中ですヽ(^o^)丿


TruBall ABYSSが入荷!

TruBallから、シグネチャーシリーズとしてジェシー・ブロードウォーター選手が開発協力した2モデルのリリーサーから
続いては「ABYSS(アビス)」の紹介です。

FULKRUM(フルクラム)と同じくボディーはブラス(真鍮)製。
ずっしりとしたサムトリガー式のリリーサーです。
3本掛けのみのデザイン、サイズはMサイズとLサイズの展開です。

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そして、「FULKRUM(フルクラム)」同様、リリーサーヘッドの位置を上下に調整できる機能(LAS/レバー・アレンジメント・システム)を搭載しています。

では、その変更方法と仕組みです。
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全部で5本のネジを抜き取り、リリーサーヘッドパーツ以外にダストカバーと呼ばれる黒い“フタ”(大小2個)も外します。

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移動できる範囲はフルクラムと同じく4段階。
自身にとって最適なポジションをさがしてまずリリーサーヘッドを取り付けます。
そして、リリーサーヘッドパーツを取り付けた上下のあいた箇所にダストカバーをはめ込んでネジで留めます。
その際注意したいのは、このパーツには左右があるようなので(左右を示すような明確なマークなどはありません)、一度はめてみてネジが通らなければ向きを変えてみて取り付けます。

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このダストカバーはリリーサーヘッドの位置が決まれば、必ず取り付けてください。
本体溝内側にある可動パーツにもしゴミなどが入り込むと、正常に作動しなくなります。
次に、「テンション・アジャストメント・システム」について。
このアビスは、3段階でトリガーの押し込む硬さを調節できます。
出荷状態は、ライトウエイト状態。
そして、ミディアムウエイト、ヘビーウエイトへと変化できます。

調整方法です。
下の写真に写っているボディー横の「スプリングスペーサーズ」とプリントされた箇所に、テンション調整用のスペーサーが収納されています。
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開けるとこんな感じで、黄色(金色)と赤色の凸形状の本当に小さな小さなパーツが1個づつ出てきます。
紛失にはくれぐれも注意してください。

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このスペーサーを本体上部のトリガー圧調節用穴のイモネジを外した中に挿入します。
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イモネジを外すと、中に赤色に着色されたスプリングが見えますね。
この状態のままが、「ライトウエイト状態」です。
ここに、黄色(金色)のミディアムウエイト用スペーサーを入れて見ましょう。
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本当に小さなパーツですので、作業時には紛失しないように注意しましょう。
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パーツの凸状の先を下にしてスプリングの穴に挿し込むように挿入します。
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赤色のヘビーウエイト用スペーサーを入れた様子。
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このパーツは全長2ミリ程度の小さなパーツですのでなくさないで下さいね。
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しまう時はこんな感じで“ポトン”といれます。

では次の調整箇所です。
先の調整はトリガーの押し込み圧の調整ですが、次の調整はトラベルアジャストメント・・・トリガーの押し込み作動距離の調整です。
緑の矢印は先のトリガー圧調整のフタネジですが、ここでは青とオレンジの矢印のイモネジをいじります。
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青の矢印は調整ネジをロックする役割のイモネジです。
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このロックイモネジを緩めてから、トラベル調整に入ります。
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オレンジの矢印箇所の調整イモネジです。
このネジを締めこんでいくと、トラベルが短くなります。つまり少しの押し込みでトリガーが作動します。
緩めるとトラベルが長くなるので、深く押し込んでトリガーが作動するようになります。
この箇所は短すぎては、触れただけで作動してしまう恐れがありますし、長すぎてはなかなかトリガーが落ちません。
自身にとって安全かつ適切なトラベルを見つけてください。
最後に、調整が終ればロックイモネジを必ず締めてください。

さて、これまでのTruBallのサムトリガーリリーサーは、コッキングする動作が中々の煩わしさをかもしていましたが、このアビスで採用されたコッキング方式は飛躍的にその動作が向上しました。
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トリガーの真下にコッキングレバーがあります。これを上方向に滑らすように押し込むとスムーズにコッキングされます。

付属品です。
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トリガーバーの位置を好みのポジションに持ってこられるよう、エクステンションバーが付属されています。
またサムバーも「細」以外に「太」も付属しますので、お好みの方をお選び下さい。

最後に、MサイズとLサイズについて。
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フルクラムの紹介でも記述しましたが、MサイズとLサイズの2サイズ展開ですが、見かけ上の差はそんなにない印象を受けます。
サイズ的にも人差し指穴はフルクラムと同じ、M:22.5ミリ、L:24.5ミリ。
全長もフルクラムと同じ、M:87.5ミリ、L:89ミリとなっています。
重さは、M:134グラム、L:137グラムで、こちらはフルクラムよりほんの僅か(8グラム)に軽い設計となっています。

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最後に、フルクラムとアビスを並べてみました。(それぞれMサイズ)
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フックまでの距離、指どうしの間隔、サムバーの位置に至るまで全て同じ設計となっています。

TruBallのNewサムトリガーリリーサー ABYSS(アビス)は店舗、およびあちぇ屋CP店で販売中ですヽ(^o^)丿