ラリー・ワイズのコアアーチェリーについて

8275f68d515eab9822b76b27f9a37caf本日の出荷でラリー・ワイズのコアアーチェリー(シューティングフォームの解説)の在庫がかなり少なくなっていることが判明しました。2012年から販売を開始して3年。残り在庫は2-3か月程度になってきました。

なくなり次第再版を予定していますが、2012年からいろんなものの価格が上がってきていますので、再版時に本を定価を引上げらければいけなくなると思います。ご理解ください。


ウィンの2015年モデルのWIAWIS Nano ONE フォーム/ウッドが入荷しました。

DSC_0850ウィンの2015年モデルのWIAWIS Nano Oneリムのフォームタイプとウッドタイプ両方入荷しました。まだ、一部サイズのみですが、順次入荷予定です。去年は納品の遅れが立て続けに起こりましたが、今年の生産は順調そうです。春節前に間に合いました。
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簡単に見たところでは、予想通りのリムです。2014年に大成功したホイットのクアトロリムへ至る(F7リムから)進化と同様に、WIAWISリムもINNO EX POWERと比べて重くなっており、矢速を追わず、リムの安定性を追求しているように見えます。INNO EX POWERからの大きな変更点は少なく、チップの形、リムのカーブなどはほぼ同じです。INNO EX POWERとの違いは素材だけのように見えます。
DSC_0851写真はこれからセッティングしてテストする予定のフォームコアのM42ポンドですが、表面のデザインはウッド調…リムの内部に天然繊維由来の振動吸収素材が使用されていることのアピールだと理解していますが、ちょっとややこしいような気もします。

本日より販売開始、これをチューニングしての正式なテストは2月に入ってからになります。また、新しいハンドルやスタビライザー、タブの出荷開始の連絡はないので、まだ時間はかかりそうです。


カーターからファーストチョイスと限定生産のブラスモデルが入荷。

DSC_0846今日は多くのメーカーからの入荷がありそうです。まず入荷したのはカーター(Carter)。3つの新しいリリーサーが入荷しました。

DSC_0848ファーストチョイスは事前のお知らせ通り、トゥーシンプルをベースにジョーまでの距離を長くしたモデルです。

DSC_0847ブラスモデルはいくつか発注していますが、そのうちの先週時点で出来上がっているターゲット3とインセイシャブルのブラスモデルが届きました。限定生産で、予約分を除き、1個ずつ発注しています。ターゲット3のノーマル(アルミ)モデルは85gですが、ブラスモデルは191gで、インセイシャブルのブラスは221gとなっています。

DSC_0849新しく生産されたものはどちらもアルミモデルも以降予定のセットスクリューアジャストシステムが搭載されています。

また、在庫切れだったものも補充されています。


マシューズ、APEX7からTRG7から乗り換える

DSC_0824マシューズに発注していたTRG7が届きました!! 全日本選手権で入賞まで導いてくれた相棒のApex7としばらくお別れをして、3月の50mwに向けてこの子をいじってみようと思います。まずは、初期セッティングをします。Apex7と同じような状態にしてから、距離で感覚を確認しつつ、TRG7らしいセッティングを出して行きます。

DSC_0825届いて最初に見た感想は…デカい!!HTR/TRGを手に入れた人はみんな感じるのではないかと思います。コンパウンドボウの大きさの一つの基準としてATA(アクセル間の距離)が使用されるのですが、これまで使用していたApex7はこのTRG7と同じ38インチという大きさです。カムの部分では同じ大きさなのが確認できるかと思います。

このTRG7の一番の特徴は、これまでにないリム/ハンドルレシオであるのは11月に書きました。同じ大きさ(ATA)の弓と比べ、非常にハンドルが大きく、リムが短いのが特徴で、実物を手にすると思った以上の大きさです。

デフレックス_apex7-trg72次にドローレングス。ドローレングスとは引いた時のノック溝からプランジャーホールまでの距離(そのに1.75インチ足した値)なのですが、実際に引いている長さは、グリップのピボットからノック溝までの距離です。これまで使用していたApex7ではホールからピボットまでの距離が約0.5インチ(*)ありましたが、TRG7では0に設計が変更されています。このため、ドローレングスは全く同じではなく、少し長い28.0インチを選択しました。Apex7から乗り換える場合、同じ値だと少し短く感じるかもしれません。

*正確に0.5インチではなく0.4インチ強です。誤差はDループを逆に短くして修正しました。

Apex7-trg72次にハンドルのホールの位置を合わせてみます。ホールの位置がApex7よりも大きく下がっているのがわかるかと思います。Apex7ではグリップのピボットがハンドルの中心でしたが、TRG7ではホールがハンドルの中心になっています。この変更は二つのセッティングに影響を与えます。一つはノッキングポイント。以前の設計ではノッキングポイントは直角よりも少し上に作る必要がありましたが、ノーカムシステムではホールが中心で、かつ、上下対称のカム(ホイール)システムなので、ほぼ直角にノッキングポイントを作りました。

二つ目には、ハンドルの重心が下がった(ハンドルの上部がより重くなった)ので、Apex7と同じ重心にするためにはサイドをより重く、そして、サイドのスタビライザーをより下にする必要があるということになります。Apex7ハンドルは4.9ポンドでしたが、TRG7は5.3ポンドで180gほど重いので、スタビライザーをより重くするほうではなく、ロッドの位置を下げる方で対応しようと思っています。

trg7_apex7次に、セッティングには関係ありませんが、ローラーガイドが変更になりました。ケーブルがローラーに接触するサイドが変更になっています。ドローイングした時、引けば引くほどケーブルは矢印の方法にテンションをかけていきます。これまでのローラーではフルドローの時にもっともローラーにテンションがかかりますが、ケーブルが接するサイドを変えたことで、フルドローの時にもっともケーブルにテンションがかからない設計になりました。これによってトルクが減るのでレストの位置も変更が必要です。

apex7_trg7_centerApex7_-0.00.00.00TRG7_-0.00.00.00もう一つ注意すべき点は、センターブッシングの位置が変わったことです。以前では下リムボルトのたいして右側にあったものが、左側に移っています。以前のApex7(黄色の弦)は上はド・センターから弦が巻きだされ、下は左側から弦が巻きだされていました(そのためセンターは正面から見て若干右側に)が、新しいノーカムシステムでは、上下ともわずかに右から弦が巻きだされる設計に変更になっています。そのために、センターロッドの位置が変更されています。この変更によってセッティングがどのように変わるかは…リカーブの世界では経験したこののない変更なので、不明です。

このあたりを考慮に入れて考えて、大体のセッティングをしていきます。今日は射つところまで辿り着けなそうです…また明日。


ホイット、FUELカム・XTRカムのドローレングスモジュールの生産を終了

110912_131427ホイットが2012年まで販売していたFUELカム・XTRカムのドローレングスモジュールの製造を終了したという連絡がありました。ちなみに、2012年に搭載されていたモデルは、「CRX 32」「CRX 35」「Rampage XT/Rampage XT Long Draw」です。

弊社の在庫と、弊社が取引しているいくつかの代理店に在庫がある限りと入手できますが、在庫が完全になくなった場合、もう入手はできないので、これらのカムでドローレングスの調整は不可能になります。1-E#が既に在庫切れです。そんなに高いものではないので、必要な方は早めの入手をお勧めします。


イーストンがピンノックの設計を変更

5lhnV73o-1000-508以前の記事で書きましたが、2015年はイーストンのピンノックとGピンノックが新しくなります。新色、カラーバリエーションの変更だと思っていましたが、先日、イーストンが商品出荷とともに発表した内容によると、カラーだけではなく硬さも変更されるそうです。より硬いノックとして再設計されたようです。入荷は2月はじめを予定しています。

さて、これをノックの耐久性を向上させた改良ととらえるといろいろと間違えます。これは再設計です。メーカー側ではその理由をよりハイパワーになったコンパウンドボウに対する相性を向上させるためと言っています。

市販のノックで、最も柔らかいのはバイターノックです。指でも少し強い力を加えるだけで曲げることができます。次がイーストンのピンノック。そして、最も強いとされているのが、ゴールドチップのHDピンノックでした。が、2015年、ビクトリーがアルミ合金ノック(Vノック)を発表しました。まだ実物は見ていませんが、ゴールドチップのHDピンノックがいくら強い樹脂を使っていても、アルミ合金ノックより硬いとは思えないので、2015年、最も硬く耐久性のあるノックは、変わってVノックになると思います。 

では、市場で柔らかいバイターノックが売れていないかといえば、そんなことはありません。リカーブでも、コンパウンドでも多くのトップアーチャーが使用しています。特にヨーロッパ勢と韓国勢で愛用する選手が多いようです。
10450810_10204312958246698_8356173296644004227_n自分もずっとバイターのピンノックを使用しています。2時間の練習(50m)で大体はこのくらい壊れます。ただ、柔らかく、粘りがある素材なのでシャフトとポイントの両方を保護します。矢と矢が接触した時、その衝撃はどこかが引き受けなければいけません。ノックが硬すぎるとノックが壊れることでその衝撃を吸収できず、衝撃をシャフトに伝えてしまいます(*)。また、柔らかいノックは変化がはっきり出るので、試合などでエンドごとのノック・シャフトのチェックが簡単です。

*(的間違いしない限り)ノック同士の接触があり得ないインドア競技では柔らかいノックが有利な点が少なく硬いノックがより選択されるのはこのためです。

ノックの破損が簡単に行え、わずかに違いでもはっきりと出るので、自分は柔らかいノックが好きですが、もちろんイーストンのピンノック、ゴールドチップのHDピンノックも人気はあるので硬いノックにも良いところはあります。

最終的には個人の好みになると思いますが、理想論ではなくお金を絡めて現実的に考えれば、あまりグルーピングしない初心者のうちは硬いノックを(ノックが壊れにくいので経済的)、グルーピングするようになって、シャフトを壊し始めるようになったら柔らかいノックに切り替える(ノック代がよりかかるがシャフトを壊すよりは経済的)というのがよいかもしれません。

今回の変更でイーストンとバイターの違いがより大きく出るようになるのでしょう。このタイミングで硬いノックが自分合うか柔らかいノックが自分に合うのか試してみてはいかがでしょうか。

現行の硬さのピンノック・Gピンノックは在庫限りです。硬さが違うので混ぜて使用しないでください。


マシューズ(ゼブラ)からBCY-Xを使用したトロフィーXが登場

zebra_x_stringマシューズ(ゼブラ)からBCY-Xを使用したトロフィーXが登場しました。

これまで基本的にはメーカーと親密な関係を持ちいち早く新素材に対応したり、メーカーに特別仕様の原糸を製造してもらっているウィナーズチョイスの弦を販売してきましたが、マシューズ(Mathews)の2015年モデル No Camシリーズではケーブルに特別なパーツが使われている関係で、ウィナーズチョイスでは現在NO Camシリーズのケーブルを製造できない状態です。

そこでメーカーと相談してきましたが、マシューズの純正弦を製造しているゼブラブランドで、人気のBCY-Xを使用したトロフィーXという新しい商品ラインが登場することになりました。カラーのバリエーションはウィナーズチョイスと同等レベルだと思います。ウィナーズチョイスが対応できるまでは、No Camシリーズの替え弦はゼブラのトロフィーXで提供させていただきます。

Zebra® Trophy X
http://www.zebrastrings.com/product/zebra-trophy-x/


スタン(Stan)の2015年モデル入荷しました。

DSC_0805まだ郵便局の通関課仕事していたのですね。11月に発表されたスタンの2015年モデルが今日届きました

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一つはSX2リリーサーにトレーナーロック機能を追加したSX3リリーサー。リリーサーのボディのデザインも少し変更されました。
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トレーナーロック機能はジョーをロックすることで素引き時などに誤ってトリガーを押してしまっても、空射ちにならないようにするための機能です。
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もう一つはシュートオフのヘビーメタルモデル。ボディは銅(コッパー)を加工して製造されていますが、上の写真の通り、アルミのアルマイトボディとは違う独特の質感になっています。大久保店が閉まっているのでスタンダードのシュートオフとは比較できませんが、3本掛けで188gです。SX3が81gなので、2.5倍くらいの重さがあるでしょうか。非常にユニークなリリーサーです。重いとコッキングがしやすいですね。

また、本日G5のASDの再入荷が決まり、在庫追加と同時に再入荷お知らせ機能で希望されているお客様に連絡が届いているかと思いますが、6名の希望者(メール配信先)がいるというカートの表示がありましたが、代理店から納品されたのは2つだけです…なので、メールが届いても、カートにアクセスしたらもう在庫がない表示になっている場合が起こると思います。申し訳ございません。2週間後の再入荷をめどに再調達しているところです。


フォーミュラーリムはFシリーズ(タイプ)リム

mk_korea2015topイブと浮かれている人もいると聞きますが、私の夕飯は麻婆豆腐の予定です。

さて、MKコリアの2015年カタログも出ましたが、この間のSFにしてもそうでしたが、いよいよFシリーズリム(F-Serise)という言葉を韓国勢が本格的に使ってきたという印象を受けます。何かといえば、フォーミュラータイプのリムです。日本では、これまでのタイプのリムはホイットタイプのリムとか、HDS(Hoyt Dovetail System)リム、グランプリリムなどと呼ばれてきましたが、海外(英語)ではILFという言葉で統一されています。その理由は簡単で、他のメーカーがホイットが商標を持つ言葉をカタログに載せられなかったからです。

それと同じことが、現在のフォーミュラーリムでも起きており、MKやSF(W&W)は「Formula」というホイットが商標を持つ言葉をカタログなどで使用できないので(メーカーのフェイスブックでは何度か普通に使っています)、かわりに、これらのタイプのリムをFシリーズ(タイプ)リムという名前で定義し、Fシリーズという名称でカタログに掲載しています。

まだ、日本でも馴染みが薄い言葉だと思いますが、Fシリーズ=Fタイプ=フォーミュラーで、3つの呼び方をされるのは商標の関係とだけ覚えていただければよいかと思います。


PSEのDominator Maxで数量限定のRED-BLK-Fadeカラーの案内

2015_Dominator_Max-RED-BLK-FadePSEからDominator Maxで数量限定のレッドブラックフフェイド(RED-BLK-Fade)カラーの案内が届きました。価格は通常カラーと変わりません。

RH 27-31-1/2 inch draw (ME cam) 50lbs
RH 27-31-1/2 inch draw (ME cam) 60lbs
RH 24-1/2 – 30 inch draw (MD cam) 50lbs
RH 24-1/2 – 30 inch draw (MD cam) 60lbs

の4つのモデルで用意できます。いかがでしょうか。