ワールドカップ・ファイナル 1日目

DSC007861.jpg
写真にも写っていますが、ワールドカップ・ファイナル観戦してきました、テクミチョフさん、真上あたりで★
トップ選手の白熱した試合素晴らしいかったです。
会社に戻り、たまっている業務を片づけたら、夜はアーチャーの方とご飯に行く予定です。いろいろと聞いてきます。
観覧席からずっとスコープで見てましたが、点数ではなく、選手の装備をずっと観察してました。いくつか、見たことのない商品がありました。月曜日、早速調査に入ります!!


ワールドカップ・ファイナル ガイドマップ

Map_final.png
先程。会場に行ってきました。到着が12時前、コンパウンドの練習が終わり、リカーブの会場テストが始まるくらいのタイミングでした。
練習会場では、イム・ドンヒョン選手やキム・ウージン選手などを見かけましたが、挨拶程度で(どちらも英語がほぼ話せない)。。。
初めて日本に来たというバイターのアンドレアスさんは、日本が綺麗だと褒めており、トラディショナルな日本はどこに行けば出会えると聞かれ、明治神宮と答えるようとした瞬間に、出番になってしまって(審判員)、言えずじまい。。

DSC00730.jpg

友人でご飯に行く約束をしているコンパウンドの世界記録(1419点)を持っているピーター・エルジンガーさんと話しましたが、昨日はぐっすり寝れて、コンディションは最高だそうです。明日が楽しみです。
さて、話をガイドマップに戻します。当然ですが、公式のものではないです。PDFファイルはここでダウンロードできます。
https://dp59305219.lolipop.jp/file/Map_final.pdf

DSC00723.jpg

マップの1番はクラブハウスです。両日ともに、貸し切りで、関係者、特に選手はこの中で食事をします。みんなが泊まっている東京プリンスホテルは戻るには距離があるので、みんなここで食事をするようです。出待ちをするのであれば、昼の時間帯にこの前にいれば、間違いなく選手に会えると思います。

DSC00744.jpg

2番は本会場です。最寄駅は日比谷と霞が関。日比谷駅の場合はA14番出口を出て左に歩けば、すぐにこの看板があります。この看板を左にまっすぐ歩けば会場です。

DSC00722.jpg

霞ヶ関駅の場合はB2出口です。これを出るとすぐに公園の入口があり、この看板の右の通路を直進すれば会場です。

DSC00736.jpg

3番は初心者体験コーナーです。写真のようにテントの中です。会場の後ろに設置されています。但し、土曜日は午後の14時から開始と聞きました。日曜日の方は午前中からやっているそうです。

DSC00762.jpg

4番は練習会場です。これは後ろ撮った写真ですが、東(地図だと右側)からは全く見えません。


なので、5番の西側(左側)が練習会場のビューポイントになります。コンパウンドの選手は奥なので、見ずらいですが、リカーブの選手ならこの距離で見ることが出来ます。明日は、コンパウンド競技のみの日ですが、リカーブの選手たちは日曜日を控えて、東京観光ではなく、ここで練習していると思われますので、練習風景を見ることが出来るのではないでしょうか。
当日は本会場で観戦し、時間がある時に1番のクラブハウスで選手の出待ちをして、サインや写真をゲットしたり、5番の所でトップ選手の練習を見学してみてはいかがでしょうか。
また、食事する青のポイントが食事が出来るところです。当日は混雑すると思います。特に、”C”の場所は今日でも、昼時には行列ができていたので、明日も大変に混雑するのではないかと。
本日は、”A”の場所で昼を食べましたが、メイン1品と野菜のビュッフェというスタイルで、2名で5200円でした。”B”と”E”は同じような感じのレストラン。ただ、”B”の方は予約が必要かもしれません。
“F”はパブに近い感じで、気軽にお酒が飲めます。その後初心者体験で弓を引くのでない限り、お酒飲みながら観戦するのも気持ちいいかもしれないですね。”D”は喫茶店です。
どれも混んでいる場合は近くに帝国ホテルもあります。。。ただ、どれも安くはないです。しっかりしたご飯を近くのお店で、1名2,000円以下で食べるのは難しいかもしれません。その場合は、お弁当などが良いかもしれません。
ちなみに、最寄りのマックは徒歩10分ほど、コンビニは徒歩5分です。

DSC00757.jpg
DSC00739.jpg
DSC00738.jpg
DSC00747.jpg
DSC00753.jpg

各店舗のメニューです。見づらいものはクリックすると大きく表示されるはずです。
上から、Aのメニュー、Bのメニュー、Dのメニュー、Eのメニュー、Fのメニューです。参考になれば幸いです。


予選終了時の選手コメント 一覧

World Archery(FITA)による予選終了時の主要選手のインタビュー
昨日の男子団体決勝の結果に興奮してしまい、順序が前後しました。72本終了時での選手のコメントです。原文はWorld Archeryのホームページに掲載されています。一部意訳ですが、より試合を楽しんでいただけたら幸いです。
http://www.archery.org/content.asp?id=2840&me_id=1370&cnt_id=7352


男子
ミケーレ・フランジィーリ 選手(Michele FRANGILLI イタリア代表 このインタビューの翌日に団体金メダル)
パフォーマンスについて:
前半は決して良いとは言えなかった。行射中、違和感があった。ただ、後半はうまく射つことができた。6本目をうったあと少しだけ緊張したが、そのあとは普段通りうてた。マルコと私は同点をうった。私たちは同じ10金数、X数だったのでコイントスで、個人トーナメントで誰と当たるのかを楽しみにしていた。個人的には対戦相手は誰でもよかった。
*コイントスの結果、一回戦の相手はHOYT FXリムを愛し続けるHRACHOV Dmytro選手(ウクライナ代表)に決定
自身の五輪記録を塗り替えられた件について:
16年間続いた自分の五輪記録を超られたが、いつの日かは必ず誰かに破られるだろうとは思っていた。新しい五輪記録保持者が韓国人であることに対しては納得している。彼らはうまいからね。
イタリア代表の順位について:
私たちは6位という順位で決勝に進んだが、非常に良いポジションだったと思う。初戦で3位のチームに当たる、つまり決勝で韓国と対戦することが予想できた。決勝まで韓国と当たらなければ、メダルは確実に獲れると思う。
彼の父親(ヴィットリオ・フランジィーリ)がコードジヴォワールのコーチとして同じ会場にいたことに関して:
気にしていないよ。父が同じ会場にいることは嬉しいし、自分のことを見ていてくれていることは知っていた。自分にとってなにかアドバイスをしてもらえると思う。
マルコ・ガリアッツォ 選手(Marco GALIAZZO イタリア代表)
ランキング・ラウンド(予選)について:
もっと良いパフォーマンスを発揮できたはず。実際はあまり満足できていない。だがイタリア代表はいいポジションにいるから、明日の結果が楽しみだ。
個人戦の際の課題:
自分がうちたいようにうてれば当たる
女子
JANG Yung-Sool (韓国代表コーチ)
CHOI Hyeonjuの残念な結果について:
*女子の予選順位は1位と2位…21位
彼女は初めてのオリンピックなので、とても緊張していた。頑張っているが、さすがに前半で38位はよくない。最も大事なことはオリンピックのプレッシャーによって多くのミスをしたこと。そして、これらのミスを気にしすぎて終始落ち着かなったようだ。
Carina CHRISTIANSEN 選手(デンマーク代表)
予選7位で試合を終え、デンマークの公式記録を破ったことについて:
自分ができることをやることができたことに関しては満足している。自己ベストも更新することができた。1射目で思うような射はできなかったが、途中からリズムをつかむことができた。
Denisse VAN LAMOEN 選手(チリ代表)
彼女のパフォーマンスについて:
もう少し頑張れたとは思うが、予選の順位は決勝ラウンドに直接的な影響はないから結果は特に気にしていない。私は出だしが遅い選手。だから後半に挽回する。
決勝ラウンドに向けて:
すごく落ち着いているし、準備もちゃんとしてきた。集中している。
開会式でチリ国旗を持参した件について:
自分の国の代表として出場できてとても嬉しいし、誇りに思う。
蟹江 美貴 選手 (日本代表)
決勝ラウンドに向けて:
今週はとても不安だった。だが結果に関しては嬉しく思っている。
彼女の順位について:
個人戦ではここまで高い順位につけるとは思わなかったから満足している。
Alison WILLIAMSON 選手(イギリス代表)
日曜日の女子団体戦について:
前向きに捉えているが、明日のプラクティスで日曜日に備えて準備したい。
金曜日のパフォーマンスについて:
前半は特に技術面でベストを尽くせなかった。2ラウンド目は楽しんで射つことができたが、風に悩まされた。強く射つことを意識したら、風の影響をあまりうけずに射つことができた。
あなたにとってロンドン五輪とは:
最高の場。日曜日は多くの歓声を受けることができることを楽しみにしている。「ゲームメーカー」でいたいし、みんなの歓声は今後いい試合ができるようになるおまじないのようなものだと思う。そのおかげでいい試合ができていると思う。国民と、家族同様一丸となって戦いたい。
Miranda LEEK 選手(アメリカ代表)
オリンピックに出場できることに対して:
とても驚いている。昔からこの舞台に立ちたいと思っていたし、実際自分その舞台に出れることに驚いている。オリンピックの公式記録にカウントされる立場で射って、とてもいい経験ができた。
Khatuna LORIG 選手(アメリカ代表)
金メダルに対して:
みんな金メダルがほしいと思っているし、それが出来なければ銀メダルを獲る。それが無理なら銅を獲る。どのメダルでもいいが、絶対にメダルを獲る。
Jennifer NICHOLS 選手(アメリカ代表)
ベテランのあなたとKhatunaが経験の浅いMirandaを支えるためにしたこと:
オリンピックは毎回違うし、経験は関係なくて、毎回冒険に出かけるような気持ちを持って全員で挑んでいる。経験が少しだけある私とKhatunaがうまくMirandaに繋げられるよう試合では努めたいが、彼女は十分強い選手。逆に私たちを励ましてくれる存在。自分と同じくらいの選手だと思うし。素晴らしいアーチャーだと思う。
Pia Carmen LIONETTI 選手(イタリア代表)
チーム順位について:
私たちは10位、決勝では中国とあたる。とてもいい相手だと思う。以前彼女らに勝ったことがあるし、日曜日も同様に彼女らに勝つ。(笑いながら)
Natalia VALEEVA 選手(イタリア代表)
パフォーマンスについて:
すごく悪いエンドがあった。特に3エンド目。5点を射ってしまい、それに腹が立ち、さらに3点を射ってしまった。そのときは最悪あった。それを機に集中し直したら調子を取り戻すことができた。結果にはとてもうれしく思っている。誰にでもミスはあるから。
Ksenia PEROVA 選手(ロシア代表)
パフォーマンスについて:
慎重になりすぎた。もっとできたと思うけれど、運が悪かった。
五輪出場について:
小さいことは五輪に対してすごいと思ったが、実際は思った以上にすごかった。
イギリスと対戦することに対して:
*団体トーナメント初戦の相手がイギリス
特に歓声などでうるさくなるだろうし、気になるとは思うが、私たちのための歓声だと思うようにする。


特別寄稿~全日本室内アーチェリー選手権~

今回行われました、「第21回全日本室内アーチェリー選手権大会」 男子コンパウンドの部に参加されました、ハンドルネーム「左衛門尉」さんからお寄せいただいた全日インドアのリポートを掲載いたします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

気温が0度、または1度という北陸の銀世界・・・その中に立地する、富山県黒部市総合体育センターにて、第21回全日本室内アーチェリー選手権大会が、開催されました。
開場直後は、やや寒くて暗いという、いかにも“体育館”というコンディションでしたが、やがて照明が全点灯されて、エアコンが全開となると、非常に快適な試合会場へと変貌いたしました。
 

久しぶりにお会いする方々、初めてお会いする方々とご挨拶しました。ジョークを交わすなど、和気あいあいとした雰囲気が漂う中で、周囲を観察すると・・・
黙々とセッティングをする方、メンタルを整える方、ストレッチを入念に実施する方・・・
弓具検査が始まるまで、各自がそれぞれの時を過ごしていました。 

雰囲気が昨年に比較すると、殺伐とした雰囲気があまり感じないのは気のせいなのか?CPだからか(RCの方は若干ピリピリしていたような気が・・・)?
それとも私自身が、全日インドアの経験者となったためなのか?
真相は分かりませんが、柔らかい状況下であったことは事実です。 

開会式の後、公開練習を経て、試合が開催されました。
CP側は特別問題なく、行射時間を目一杯使うシーンも僅少にて、淡々と試合が進行していきました。
自分の点数をコールし、相手の方に記録していただき、電子端末へ入力して送信。
そしてそのスコアが、後方に設置されたスクリーンに速報として現れて、自分の“位置”を確認・・・。
各自、心中では一喜一憂されていたのではないかと思われますが、外見的には淡々と射ち、静かに後方へ下がる選手が大半。 

内に秘めたる闘志を表に出さず、現実を受け止めて次射へ臨む光景は、まさに全国から参集した集団での試合であると、感じました。
と同時に、こうした中に自分が選手として参加できることは、何度経験しても良いことであり、場数を踏めば踏むほど、己を高める機会である試合なのだと再認識しました。
 
予選結果については、男子は昨年よりも、大きく変動する回数が多かったように感じました。一射一射の重みが年々増している・・・レベルが相対的に向上しているのではないでしょうか。
私自身は予選を通過できませんでしたが、今回選手として参加できたことに、喜びを感じました。
また同時にベストコンディションに自分自身を調整出来ていなかった自分の未熟さを痛感し、来年こそは予選を通過することで、トーナメントへ臨みたいという気持ちを強く持ちました。
 
皆さま、お疲れさまでした。ありがとうございました。 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

左衛門尉さん、貴重なリポート、ありがとうございました。
そしてお疲れ様でした!