ランカスターアーチェリークラシック2022

今週末はベガスシュートですが、先週末にシュートアップ(勝ち残り)システムを採用しているランカスターアーチェリークラシックが行われました。賞金金額的にもベガスの前哨戦といったところでしょうか。ベアボウ女子部門の優勝、仲いいですね(笑)

リカーブ男子部門では、先日のウィフラー(Wifler)プランジャーの愛用者として紹介したばかりのジャック・ウィリアムズ選手がフランジィーリ選手に勝利して優勝。完璧なタイミングです♪

インドアならではのセッティングの自由度の高さで、PSEが2年ほど前にロワーセンタースタビライザーブッシングを設計に採用してから、トップ選手でこの位置にセッティングしているのは初めて見た気がします。まぁ、コロナでトップ選手の試合を見ることすら殆どなかったというのもありますが…。しかも、ウェイトはフロントだけで26オンス、バックには27オンスと、ウェイトだけで1.5キロ??

シニア部門で優勝したTim Gillingham選手は、センタースタビライザーを2本横に並べたセッティングで登場。動画を見ると、発射後の弓の動きがほとんどなく、弓を空間に固定する意図のセッティングになっているようです。

また、最近Gillingham選手やベガスシュートでのKyle Douglas選手などが使用しているQ2iベインをレビュー用に発注してみました。よければ取り扱いしようかと思います。


リカーブ決勝は今年もX10対大口径シャフト。

インドアワールドシリーズ、一戦目のニーム(Nimes)が終了しました。前の記事通り、コロナの影響でほぼヨーロッパ選手同士での試合となりました。男子決勝は極細シャフトのX10対大口径シャフトのX23と、インドアでは慣れたシャフトがいいのか、口径で点数を稼げるシャフトがいいのかという問題は今年も決着がないようです(*)。

*女子の場合には柔らかくても500番の大口径シャフトという選択自体が困難、ほぼX10/ACE一択。

道具屋の目線でも見ましたが、この1年間新商品の数が少なかったこともあり、選手が使用している道具はほぼ更新されておらず、2021年の試合と言われても違和感はない感じでした。セラコートのホイットハンドルは、ベガスでも見られるのでしょうか?

次でもうファイナルですが、2月3-6日です。


ワールドシリーズ2022ニーム始まる、全欧選手権に。。

ワールドシリーズ2022年の初戦(全2戦)のNimesが始まりましたが、この状況下ですので、アジアやアメリカの選手は出場しておらず、出場しているのはヨーロッパの選手のみで、ヨーロッパ選手権状態に。本日が決勝トーナメント。17時から順次ユーチューブでライブ予定です。

Live: Under-21 finals | 2022 Nimes Archery Tournament 17時より

Live: Finals | 2022 Nimes Archery Tournament 21時30分より


世界室内選手権消滅してました。。

来年のWA競技スケジュールが届いたので、眺めていたのですが、世界室内選手権(World Indoor Archery Championships)が消滅したことを初めて知りました。みんな知っていることだったらすみません。

*2019年のお知らせなのでコロナとは関係なく世界室内選手権終了

全ア連は現在のワールドカップインドアには代表選手を派遣していませんが、世界室内には毎回代表選手を選考して、日本代表として送り出していました。今後はワールドインドアシリーズファイナル(ベガスシュート)が世界室内選手権の代わりになると思われますが、全ア連はどうするのでしょうか?

もう日本はインドアの大会には日本代表を出さないのですかね??

もちろん、自力で頑張れということも理解できますが、強化合宿とかはしないと競技力は落ちてしまうだけな気がします。


2022年からユニフォームの色が2種類。

前であれば、テレビ放送のためという表現になるかもしれませんが、今は多くのアーチャーはユーチューブ・動画配信サイトで世界大会に接しているかなと思いますが、柔道のように、対戦がわかりやすいように2022年のワールドカップ(ターゲット)から、対戦する選手は違う色のユニフォームを着なければならないというルールが導入されるようです。

柔道ではアナログ放送の時代に、640Pくらいの解像度でも選手の見分けがつくようにカラーの柔道着が導入されたと聞いていますが、今は最低限でもハイビジョン、今後は4Kの時代に、引きの画でも同じユニフォームで見分けつくような気はするのですが…あ、書いていて、解像度ではなく、見る画面の多様化ですね。4Kでも5インチの画面では、見分けつかないかもしれないですね。

ということで、来年からは2パターンの代表ユニフォームを楽しめるようになりそうです。国体に出たときも確かユニフォームは支給だったと思うので、選手にとっての負担増はないと思います。


ベアボウでのクリッカーは?

当然ですが、ベアボウにはクリッカーは使用できません。では、何を持ってリリースをするのか。11月にWAのルール解釈でシアータブが問題となり、結論としては、タブプレートに可動部がない限りは問題ないという判断となります。

シアータブとは、上の写真のようにタブに凹みを加工してつけて、そこに親指の爪のあて、伸び合いの中でのタブが動き、凹みから爪が外れるタイミングで射つことでクリッカーの代用として使うものです。

USAアーチェリーの説明では「引き手の親指の爪をタブの加工部分に置き、中指と薬指の圧力をゆっくりと下げていきます。これにより、タブがわずかに回転し、親指の爪がタブから上下に動くようになります。親指の爪がタブの上に移動して外れ、このタイミングでリリースします。このように無意識のうちにリリースする装置として使います(一部省略)」

まぁ、、やってみたことはありますが、まず前提として、クリッカーと同じで初心者が使ったらさらに意味不明になるようなものなので、上級者でないと使いこなせないと思いますが、とりあえずは、使っていいことになりました。

先程の30秒ルール同様ルールに追加されますが、先日、審判の方がベアボウルーラー(122mm)を弓の通すやり方もあまり分かっていなかったので、シアータブ正式に使えるようになりましたという伝達あるとは思いますが、多くの方は???という状態かも知りれませんね(・・)

また、試合で弓にサイトマウント(サイトを取り付けるためにハンドル側に取り付けるベース)を取り付けていたらベアボウではだめと注意されたという話聞きましたが…そんな事ある??

自分はMantisを取り付けるためのマウントをつけっぱなしですが、こういう解釈を防ぐためなのか、わざわざ、WAがマウントはつけっぱなしでもいいですよ、という解釈(電子機器がなければただのマウントは良い)を出してくれています。ありがとうございます。


3射90秒はしんどいのでは…。

書く前にネットで検索してみましたが、あまり情報が広まっていないようですが、来年から1射40秒が30秒に変更されました。決まったのはだいぶ前ですが、いよいよ来年から適応となります。

WAでは3月1日、日本では2月の全日本室内選手権がWAルール(WA公認試合=点数出たら世界記録に登録できる)だったはずなので、この試合が最後の40秒ルール、その次の選抜回大会(同WAルール)は30秒でやらなければいけないので、この間に変更されると思います。

6射180秒はともかく、3射で90秒は結構厳しい気がするのですが…。やってみないわからないですかね。


第22回アジア選手権でアジア記録更新の716点。

22nd Asian Archery Championships 2021. Dhaka

ナショナルチームの選考スケジュールとの兼ね合いでしょうか、日本チームは参加していない、第22回アジア選手権でコンパウンドのアジア記録が更新され716点。世界記録は718点ですが、自分がコンパウンドを始めた頃、10年前の弓と比べると各メーカー、もう改善点がほぼないくらいまでに進化している印象があります。

本日の深夜にプライムの2022年が発表です。ブラックシリーズの後続として、そして、数少ない2022年モデルを出すメーカーとして、楽しみです。


MEDELLIN 2021 WORLD GAMES予選会。

先週末、日本ではナショナルチームの選考会が行われ、コロンビアでは本来の来年行われる予定のワールドゲームズの予選会が行われました。

2022年モデルとしては17日にプライムアーチェリーの新作発表が予定されています。例年通りなら、韓国メーカーは12月から発表を初めます。

また、2022年のイーストンピンノック新色・スモークと紫がS/Lともに入荷しました。


ワールドマスターズゲームズ2021関西が2026年に延期?試合がない…

ワールドマスターズゲームズ2021関西はコロナの関係で2022年に延期されましたが、それが更に延期され、2026年になるという報道が出ています。5年も延期されるとエントリーしているカテゴリー(年齢)が変わってしまう人が半分ほどいそうですがどうなるのでしょうか。

そして、来年の2月に全日本室内が行われますが、そのための選考試合が東京都には1試合しかない(しかも定員超過で出られない人が出そう)という事態になっています。選考点は2つ必要なので、他県の試合に出場するしかないと思いますが、公正な選考とはなにか考えさせれます。

先日の試合が終了し、押し手を強化することで試合新となる点数が出たので、11月の試合までは押し手の強化に集中していこうと思います。まずは270g重りを追加しました。まだ当分はアウトドアになりそうです。