成長するベアボウ競技。

(USAアーチェリーより)

ベアボウ競技を始めてから、ベアボウのコミュニティにかかわることが多くなりましたが、アメリカやヨーロッパではベアボウ競技が大きく成長しているようです。競技人口も大きく増加しているとのこと。

それに伴い、例えば、アメリカでは2014年ごろからベアボウカテゴリーがナショナルターゲット(全日本ターゲット選手権に相当)に追加され、122cm的の50mwラウンドで競技されています。そして、先日ASA(3Dアーチェリーの競技団体)が、2019年より、ベアボウカテゴリーを競技に追加すると発表しています。

今年から始まるインドアワールドシリーズでも試験的にベアボウカテゴリーが追加されています(ファイナルには進出できません)。

日本でも盛り上げていきたいです(まず俺が上達しないと…)!


2018年からワールドカップインドアがワールドシリーズに。

昨年まで行われていたワールドカップインドアのフォーマットが変更されることが発表されました。今年の予選はルクセンブルク、マカオ、イタリア、韓国、フランスの5試合となり、その中でインドアファイナルに進出する選手が決定します。

また、新しくアマチュアランキングが導入され、参加した選手はすべてがランキングされるとのことです。バンコクステージがなくなりましたが、韓国とマカオが追加されたので、去年よりも参加しやすくなっているでしょうか。

ちなみに現時点でマカオが往復36,000円、ソウルが25,000円です(いずれも金曜到着、月曜帰国)。マカオではベアボウオープンもあるので出ようかな。

世界大会に出る


慎重にベアボウのタブをトリミングする。

今日は雨なので、タブのトリミングの準備を。ベアボウのタブは通常大きめのコードバン1枚で納品されます。ベアボウでは人差し指がアンカーポイントとなるので、指が唇につくように切ります。

さらに、好みに応じて指の間に切れ目を入れて、指が個別に動くようになど工夫をしていきます。ただ、当然切り過ぎたらもとには戻せません。コードバンは非常に高価なものですので、切る勇気がありません(笑)

ということで、今回は、15mmの牛革とバックスキンを生地屋(今回は新宿オカダヤ)で購入し、タブのプレートの形に合わせて切り、加工します。ねじ穴をあけるパンチャーはあった方が便利ですが、ナイフなどでも代用はできると思います。

牛革 1040円(8枚取れます)
バックスキン 560円(30枚程度とれます)
パンチャー 1000円くらい

3000円弱で8回実験ができます。実際作った感じ、今回購入した革は2-3回の練習には耐えられそうです。これでベストなトリミングを確定させてから、実際のコードバンを切れば、失敗する可能性はほぼゼロになります。これで遠慮なく切れます!

参考記事 BB世界の住人達 その3 ”手とタブ”


フィールドコース行ってきました。


初めてのフィールドコースを回ってみました。点数は118-131/249点(4射を3射換算)。2度も2/2/2/1を射ってしまい。全日の予選通過点は270点程度なので、足りなすぎます。反省すること大量です。

ただ、今週末に試合があるので、サイトを変えないために今週はいじらずこのまま試合に臨みます。晴れてくれ。

次はタブについて考えていきます。

*測定には Dioptra™ – a camera tool(アンドロイド) を使用しています。


ベアボウ用のサイトチャートを作る。

チューニングが固まってきたので、そろそろサイトチャートを作ることにしました。チューニングが変わるごとに作り直す必要があるので、これで当分はチューニングを変えられません。。

さて、コンパウンドと違いサイトがないベアボウはクリック単位でサイトを調整できるわけでもないので、あまり精密なものを作っても使えません。あくまでも、タブの目盛りをどのように見るかのガイドとなるものを作ることが重要です。

まずは、距離ごとにどの目盛りで射つのか、5メートルごとに的を移動させて、確認していきます。

そうして確認して各距離ごとのデータをエクセルのような表計算ソフトに入れてグラフを作ります。点は入力データ、直線は次のデータまでを繋ぐ線、つまり5mと10mのデータから導く、7.5mの時のサイト。点線は全体のデータを使って計算した近似直線です。つまり、全部のデータを平均した時、7.5mの時に取るべきサイトということになります。


このどちらのほうがより、実用的なのはフィールドコースに出て確かめたいと思います。1番差が大きいのは17mあたりでしょうか。また、コンパウンドと違って貼るサイトもないので、印刷して、ノートなどに貼ることになりそうです。


ベアボウ用の弓を組み上げる。社会人に優しいベアボウ。

昨日、弓を組だてて完成させ、射場で練習してきました。概ね、50メートルでターゲット80cm的で黒以内でしたので、フィールドコースに出られるくらいのレベルにはなっていると思います。
写真はアバロンが出しているベアボウ用のケースですが、デカいクイーバーを選択しない限り、一式全部これにコンパクトに入ります。持ち運びが楽なのは助かります(笑)

実際、私はコンパウンドから転向していますが、現実的に考えて、やってみたいと考えている方はリカーブの方のほうが多いと思いますので、リカーブから転向する視点で下記記事を書きたいと思います。また、書かれている知識は現時点での自分の理解です。正しいとは限りません。成長していく流れ含め、共有することに意味があると思いますので、そのまま書きます。また、本当の初心者がベアボウを始めるためのガイドではありません、ある程度のアーチェリー経験者を想定しています。

さて、ベアボウの弓についてですが、楽しむだけであれば、タブだけ買って、距離ごとの目盛り(引く位置)を射場で記録すれば、すぐにでも楽しむことは可能です。しかし、ここでは目標は全日本選手権大会ですので、競技用、勝つための弓を組んでいくこととします。

*Erik Jonsson(スウェーデン代表選手), john demmer(アメリカ代表選手), vittorio frangilli(ベアボウハンドルデザイナー)さんからの情報をもとに構成しています

ハンドル

まず、ハンドルですが、正直なんでも大丈夫です。世界のトップでもWNSのフォージドなどで大会に出ています。ただ、ハンドルにはスタビライザーなどをつけることができないので、ハンドルにウェイトをつけることが必要です。今回はそのウェイトオプションが豊富でベアボウのために設計されているGilloのG1ハンドルを選択しました。

ベアボウのための設計というのはセンターが写真の通り、反対側に1mmオフセットされていることです。リカーブでもセンターブッシングはスタビライザーを取り付けるためのブッシングとして考えられますが、ベアボウでは、ウェイトをつけるためのブッシングです。ここをオフセットすることで、ハンドルのウィンドウ側によった重心を真ん中に持ってくることができ、かつ、左右の重心ずらすことで振動吸収性を高めることを目指しています。また、価格も高くはありません。エントリーモデルのG2フォージドと同じくらい、塗装の仕上げは高め、オプションをつけたG1でWINEXと同じくらいです(今後販売予定)。ベアボウはお金がかからないのです!

リム

リムですが、基本何でも大丈夫です。選択のポイントは引きたいポンドと矢のバランスです。リカーブの方はびっくりすると思いますが、ベアボウでは高いポンドは基本的に使いません(使えません)。2016年の世界大会で優勝したエリック選手は36ポンド、今年の世界フィールドに選ばれたアメリカ代表のジョン選手は38-39ポンドです。

なぜ、高いポンドを使用できないのか。それは多くの選手が使用しているストリングウォーキングという射法にあり、高いポンドを使えば使うほど、アンカーと矢の距離が離れてしまいます。その距離は短いほどチューニングしやすく、また矢飛びもよいのです。ですから、多くの選手はこの距離がほぼない状態で50m(再長距離)を射ちたいと考えます。この距離を決めるのはリムの性能(高いほど離れる)、リムのポンド(高いほど離れる)、矢の重さ(重いほど近づく)の3つです。

つまり、リムは体力との相談というより、この3点とギャップ(矢と50mの時の引く位置)のバランスで各選手が決めます。私の場合、アバロンの600/90grの36ポンドで、1.5cm程度のキャップでした。

全日本選手権に出た時、リカーブでは44-46ポンド、コンパウンドでは59ポンドでしたが、ベアボウでは36-38ポンドで程度で行けると思います。3種目の中でベアボウが一番体力的には楽で、練習量のとれない社会人にはかなり適しているのではないでしょうか。

また、ストリングウォーキング(以下全部この射法前提)では、引くのは弦の真ん中ではなく、弦の下の方です。そのため、下リムが早くブレースに戻ってしまいます。基本両方のリムが同時に戻るのが望ましいので、逆ティラー(上リムを強くする)をつけたり、リカーブのためのリムで最初からティラーがあるリムの場合は、上下を逆に装着したりします。私は現在+6mmに設定しています。ブレースとノッキングポイントはリカーブ設定のままです。

レスト

よくチューニングされていれば金属レストで十分ですが、ベアボウの射法ではシャフトに上下のストレスが発生します。特にチューニング途中ではかなりのストレスがかかる場合があります。自分はゼロからのチューニングですので、上下のストレスがかかっても、破損の可能性が低い頑丈なバーを持つレストを選択しました。

タブ

タブですが、目盛りがついているものを使用します。みんな36ポンド程度を使うからでしょうか。ぴったり1目盛りで5mでした。こればかりは、新規に買うしかないのではないかと思います。

ストリング

これは射ってはじめてわかりました。太いものが良いとされているのですが、自分は弦の感覚を感じたいのでリカーブと同じSノックがはまる弦(8190)を選択しましたが失敗しました。太い弦が良い理由はチューニング・シューティングではなく、射つとき、引く場所を目盛りで決め、その位置に手を置いてタブをそこに移動させるのですが、弦が細いと滑る…。太い弦(Lノックサイズ)をお勧めします!!

プランジャー


3分15秒ほどからで、一番左の選手に注目してみてください。私は採用するか決めていませんが、ベアボウではプランジャーを試合中に調整するのです!!

というのも一定に引いた(ピボットから親指までの位置)場合、矢は短距離になればなるほど引かれなくなります(リアルドローレングスと呼ぶ)。そのため、短距離ほど、矢は硬くなり、左に飛びます。それに対処する方法はいくつかあるのですが、道具側で対処するには、試合中、距離が変わるごとにプランシャーを調整するという方法がとられます。自分がどうするかは決めていませんが、アバロンの調整可能なものを選択しました。

リカーブから移行する際にはリアルドローレングスの関係で、硬く振る舞います。自分は新しく作りました。また、ポイントをサイトとして使うことになるので、ポイントはタングステンポイントのような丸いものではなく、トップハットのような尖がっているものが適しています。

チューニング

結果だけアップしておきます。チューニングとは基本理論はありますが、そう簡単に終わるものではないので、全日本レベルまでもっていくには1-2か月かかります。

ベアボウチューニングの基本は妥協です。距離によって矢にかかるテンションの方向もリアルドローレングスも違うので、同じセッティングでと飛びを全距離でよくすることは不可能です。左右は試合中にもプランジャーのテンションを変更することで調整できますが、上下は妥協となります。一番よく知られた方法では5mから10mは捨てる(インドア同様短距離は矢飛びとグルーピングの相関は低い)、15m-50mの間の中間、例えば30mで矢飛びがきれいになるようにする方法です。

動画のように、短距離では矢はプランジャー上を通り、長距離では下を通ります。30mで真ん中を通る予定です。ということで、ここまでやって、射場に行きました。

以上、ベアボウ道具選択についてでした。

これからはチューニングと射形を固めていきます。


参考 世界チャンピオン(2016世界フィールド) エリック・ジョンソン(Erik Jonsson)選手の道具

ハンドル: Win&Win wiawiz nanomax
リム: WiaWiz ONE Foam M-36 limbs
矢: Easton ACE-520 / 100gr Tophat SL points / BJORN DragonFlight vanes #225 / Beiter nocks

自分の現在の道具

ハンドル: Gillo G1 ディスクウェイト6枚 + アルミベアボウカバー(270g)
リム: SF エリート+ M36
矢: Avalon Tec one 600 / 90gr Tophat ポイント / XS Wing / Avalonピンノック


ベアボウ編を開始します。

これまで、より広範囲のプロショップとしてのノウハウを獲得すべく、コンパウンドに挑戦(全日本2位)しフィールドに挑戦し(私ではないが一緒に練習していた坂本が)全日本優勝で世界代表になったので、新しい分野として、私がベアボウに挑戦することにしました。


これまで通り、振り返る形式ではなく、どのように成長していったか分かっていただけるよう、現在進行形で記事を書いていきます。ほぼ知識のない分野ですが、頑張ります。どのような結果となるでしょうか?!